- 伝わる文章力を身につけたい
- 『伝わる文章を書く技術』の書評を知りたい
- 『伝わる文章を書く技術』の口コミ、評判を知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『伝わる文章を書く技術』印南 敦史【著】の書評【グッときたところベスト3】
- おすすめの人、おすすめしない人、目次、口コミ8つ
本記事の信頼性
- ブログ歴:2019年1月にブログ開設
- ブログ実績:過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)
「伝わる文章力を身につけたい」という気持ちでした。
私は読まれないブログをたくさん書いてきたからです。
しかし本書の「伝わる文章を書く技術」を少しずつ実践した結果、月間6万PVを超えるブログに成長しました。
本記事は、アクセスアップに役立った「伝わる文章を書く技術」の書評です。
この記事を読むことで、伝わる文章力を身につけるにはどうすればいいか、わかります。
なお著者は年間250本の書評を書いています。
書評家の「伝わる文章力を身につける本」なのです。
Contents
【書評】読ませる文章に必要なセンスの磨き方『伝わる文章を書く技術』グッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:”刺さる”を考える
- 2位:時間をかければいいわけではない
- 3位:「読ませる」文章に必要なセンスの磨き方
1位:”刺さる”を考える
読者は忙しいです。
つい忘れがちです。
読者を逃さないためにも、次の2つが大事です。
- タイトル
- 見出し
「タイトル」で刺さなければ、読まれません。
タイトルと文章の面白さは比例するからです。
「見出し」で刺さなければ、離脱されます。
読者はまず見出しを読んで、読む読まないを決めるからです。
タイトルと見出しで「読んでみたい」と思わせなければならないのです。
作家の中谷彰宏さんも「読者は忙しい。文章はつねに1秒が勝負のサドンデス」といいます。
1文でも面白くなければ、離脱していくのです。
著者は「タイトル」を「お店の看板」にたとえています。
たとえ、お店に良い商品が置いてあったとしても、看板がないと興味を持てないのです。
2位:時間をかければいいわけではない
「よく書けた」と思ったブログ記事でも、あまり読まれず、 逆に「速攻で書いた」ブログ記事が意外と読まれたりするのは、あるあるです。
要するに「速攻で書く」のが最適解です。
- たくさん書く
- たくさん読み返す
- たくさん書き直す
文章力を上げる最速の方法です。
読まれるかどうかは、時間に比例しません。
時間をかけたからといって、読まれるとは限らないからです。
最適解は、一気に書き上げることです。
あとで読み直して、修正すればいいのです。
- 書くときは一気に書く
- 時間を置いて、読み返し、書き直す
伝わる文章力を身につけるコツです。
ライフハッカーの書評は2,000文字、執筆時間は30分〜1時間
通勤時間などにサラッと読んでもらうために、たどり着いた文字数が2,000文字です。
著者は下記のように言い切ります。
- ネットに長文は適さない
- スマホで読むのは疲れる
- 紙に比べ集中力も落ちる
2,000文字は読者にストレスを与えないギリギリのラインです。
驚くべきは執筆時間の短さです。
2,000文字を30分〜1時間で書き上げます。
本書には執筆にあたり「著者の4つの作業工程」が解説されていますが、1番重要なのは「推敲」といいます。
他の工程は時間短縮なのです。
3位:「読ませる」文章に必要なセンスの磨き方
3つです。
- ポイント①:読む習慣を身につける
- ポイント②:他人の視点に立つ
- ポイント③:好きな書き手の真似をする
ポイント①:読む習慣を身につける
浴びるように読書をする必要があります。
読んだ量、書いた量で文章は決まるからです。
著者は「学ぶ意志がなくとも、読む習慣さえ身につけば、必要なことは自然とインプットされていく」と言います。
ポイント②:他人の視点に立つ
文章のセンスを磨くために「他人の視点に立つ」とは、どういうことか考えてみました。
「他人の視点=客観的」であれば、センスは磨かれる。
文章を客観的に読め、修正できるからです。
著者は「自分目線では見えないものが見えてくる」といいます。
とはいえ「書く前は客観的になる必要はない」といいます。
頭でっかちになって書けなくなるからです。
大事なのは一気に書くことです。
読み直すときに、客観的になれればいいのです。
ポイント:③ 好きな書き手の真似をする
考えたことは以下です。
好きな書き手の文体は、真似しやすく吸収しやすい。
好きだからです。
頭の範囲を超えて、語彙、文体を身につける良い機会です。
著者は「真似た文章を書き続けると、飽きたり、恥ずかしく感じるときが来る」といいます。
「その時点で、自分らしさを表現するにはどうすばいいのか考えればいい」と。
まずは真似をすること。
飽きたり、恥ずかしくなったら自分色を出せばいいのです。
伝わる文章力を身につけたい人におすすめの本
おすすめの3人、おすすめしない3人
こんな方におすすめ
- ビジネスパーソン
- 伝わる文章力を身につけたい人
- 日常的に文章を書かざるを得ない人
本書は「伝わる文章を書く技術」にフォーカスされています。
- 伝えるための文章表現
- 読ませる文章に必要な5つ
- 「つかみ」と「まとめる」テクニック
おまけとして、以下も書かれています。
- 時間術
- 夢中になった10冊の本
- 読書術(新しい本を手にしたときにすること3つ)
文章を書き続ける勇気をもらえました。
下記の人にはおすすめしません。
- 文章の型を知りたい人
- 稼げる文章力を身につけたい人
- セールスライティングを知りたい人
文章の型は「文章構成のパターンがわかる本/150字、300字、800字の書き方」で解説しています。
WEBライティング、セールスライティングは以下が有益でした。
✔︎ WEBライティング
✔︎ セールスライティング
✔︎ セールスライティングが学べる無料動画
4つの章の目次【ライフハッカー編集長との対談もあり】
STEP1.プロ書評家が教える読書術・時間術
STEP2.読み手の視点に立つ
STEP3.大切なのは伝えること
STEP4.「読ませる」文章の書き方
対談.「ライティングで大切なことって何ですか?」
書名 | 『伝わる文章を書く技術』 |
---|---|
著者 | 印南敦史 |
単行本 | 191ページ |
出版社 | KADOKAWA/中経出版 |
発売日 | 2014/11/27 |
著者はビジネスパーソン向けウェブメディア「ライフハッカー」で、ビジネス書を中心に書籍を紹介しています。
書評の数は年間250本で、読書量は1日1冊以上。
本書はそんな著者が「書くこと、読むこと」について書いた本です。
「書評の書き方」の注意ポイントも書かれています。
- どこを引用するのか
- 引用文と地の文の割合
- 書評の書き方での注意ポイント
「読み書き」の量をこなせる、プロ書評家の本です。
口コミ8つ
Twitterの口コミ4つ
- 本は隅から隅まで読まなくて良い、書くときも時間をかけない
- 「カラダでリズムを刻みながらキーボードを叩いていた時期もありました」が印象的
- 読者イメージを持つことで、文章に強さ説得力が加わる。「表現する」のではなく「伝える」
- 「書くこと」「伝えること」について答えをくれる本
Amazonの口コミ4つ
- インプットからアウトプットまでシンプルに学べる
- 新しい視点がなかったから残念
- 大量にあふれる無料のテキストの残骸の中でいかに、読者に読んでもらえるかに神経を注ぐ
- わざわざ買う価値はない。役に立つものはなかった
まとめ:たくさんの本を読み、伝わる文章力を身につける
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:”刺さる”を考える
- 2位:時間をかければいいわけではない
- 3位:「読ませる」文章に必要なセンスの磨き方
読ませる文章に必要な5つ
- センス
- 文法
- リズム
- 簡潔さ
- 削ぐ力
「良い文章を書くにはたくさんの本を読むことが大切」
ライフハッカー編集長・米田智彦さんとの対談にある言葉です。
以下のようにいいます。
- ネットばかり読んでいる人は表現力が足りない
- 深みのある文章を書く人は、ほとんどが読書家
1日1冊以上を読んでいる著者と編集長には説得力があります。
以上です。
P.S「書くことも大事だけれど、もっと本を読まねば」と思ったのでした。