想定読者
- バスドライバーnavi「どらなび」の口コミ評判を知りたい
- どらなびを使うメリット、デメリットを知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- どらなびの口コミ、評判
- どらなびのメリット、デメリット
本記事の信頼性
- どらなびに「履歴書、職務経歴書」を登録
- 他サイトの「検索回数と求人数」をチェック
- 筆者は回送ドライバーの仕事をしている
バス乗務員への転職手段として転職サイト(リクナビNEXTやdodaなど)が思い浮かびますが、バス専門サイトはまだまだ少ないです。
検索すればネット上は広告だらけ、どれが正しい情報かわかりません。
バスドライバー専門の求人サイト「どらなび」もしかり、ネット上には口コミ評判が1つもないのです。
本記事は「どらなびの使い勝手や信頼性はどうなの?」という疑問から、実際にサイトを使ってみた経験談のまとめです。
この記事を読むことで、どらなびとはどんな転職サイトなのか、実体験から得た「メリットとデメリット」がわかります。
- 日本バス協会に登録されている
- どらなびEXPOが予約できる
- 求人数が多い(10サイト比較)
- バス会社の情報が多い
- 別途、専門サイト2つあり
- サイトが使いやすい(学べる)
- バス会社紹介サービスあり
- 求人内容は他社と変わらない
- 大型二種免許がないとバス会社紹介サービスが使えない
- どらなびを使った転職者の体験談がわからない
バスドライバーへの転職活動の近道
バス会社の情報を得るなら、どらなびEXPO(合同説明会)が早いかもです。
無料で参加できて「QUOカード500円分」もらえるので、足を使ってコスパ良く、一次情報を集めるのもありですね。
» どらなびEXPOの公式サイトを見る
Contents
繰り返しですが、前提としてWeb上に第三者による「どらなびの口コミ」はありません。
確認した情報源は3つです。
- Twitterで検索
- Googleで検索
- どらなび公式サイト
Twitter:口コミ評判なし
Twitterで「どらなび」で検索してみましたが、口コミはありません。
» 検索結果を見る
考えてみれば、どらなびで転職に成功した人がわざわざTwitterに投稿するとは考えにくいです。
バス乗務員に転職する人が、転職体験談をツイートするのか想像しにくいからです。
なお口コミではありませんが、Twitterに参考情報はありました。
- バス営業所見学ツアー:東京新聞で掲載
- どらなびEXPO:バス会社からの宣伝
公式サイト:口コミ評判なし
「どらなびの公式サイト」にも口コミの掲載はありません。
どらなびは転職サイトの側面(情報を自分で取りにいく)が強いです。
転職体験談の掲載を期待して、サイトの隅々を探しましたが皆無でした。
どらなびEXPOの「参加者の声」はありました。
なお「どらなびブログ」にも口コミはありません(2019年で更新ストップ)。
他サイト:口コミ評判なし
「どらなび 口コミ評判」で検索し、上位10サイトを確認しました。
- 公式サイトや転職訴求がラインナップ記事
- 「口コミ評判はありませんでした」の回答
- どらなびEXPOに参加してみた感想
どらなびを実際に使ってみた「口コミ評判」はないのです。
参考:会社名の検索回数
どらなびの口コミ評判がわからないため、7社の「会社名の検索回数」をキーワード検索ツール「Ubersuggest」で調べてみました。
会社名の検索数が「知名度」に影響していると考えたからです。
「検索回数が多い=評判が良い」ではありません。
月間の検索回数の多い順に、まとめました。
口コミ評判についての情報は以上です。
次の項目では筆者が実際に使ってみた一次情報(メリット、デメリット)をまとめていきます。
なお筆者の前提は、以下です。
- どらなびのエージェント機能は未使用(Web履歴書は登録済)
- 2024年3月24日どらなび運営の企業説明会(葛飾区)予約済
- 2024年5月11日「どらなびEXPO(東京都・浜松町)」参加済
「どらなび」のメリット
どらなびのメリット7つ
- 日本バス協会に登録されている
- どらなびEXPOが予約できる
- 求人数が多い(10サイト比較)
- バス会社の情報が多い
- 別途、専門サイト2つあり
- サイトが使いやすい(学べる)
- バス会社紹介サービスあり
1.日本バス協会に登録されている
「日本バス協会」に登録されている求人サイトは4つです。
バス協会に登録されていることが「信頼性」につながるわけではありません。
単にどらなびがバス協会に「うちの広告を掲載してください」と営業し、承諾されただけかもしれないからです。
ただ、他の登録サイトは「マイナビ」や「doda」など大手転職サイトです(バスギアターミナルは不明ですが)。
「大手転職サイトと肩を並べて、掲載されている」を、信頼性の1つとして考えました。
なお「どらなび」は下記登録されている唯一のバスドライバー転職サイトでもあります。
2.「どらなびEXPO」が予約できる
「どらなびEXPO」とは、どらなびが企画・運営するバス運転手専門の就職イベントです。
自由に企業ブースを訪問でき、採用担当者や先輩社員から一次情報(仕事内容、社風など)が得られます。
企業ブース以外にも、転職サポート「どらなび講座」やキャリア相談コーナーもあります。
1日参加すれば、盛りだくさんの情報が得られ、次のアクションにつながる転機になります。
「どらなびEXPO2024」の開催予定は、以下です。
出展数は8月8日時点です。
どらなびEXPOに参加するメリット
- バス会社の情報が一度に得られる
- バス会社の担当者の話が、聞ける
- 無料で参加(入退場自由)
- 未経験者OK、履歴書不要、服装自由
- 特典のQUOカード500円分がもらえる
「どらなびEXPO」が予約できるのは公式サイトだけです。
詳しくは「どらなびEXPOの公式サイト」でチェックできます。
体験談は「【どらなびEXPO体験記】5社参加してわかったメリット、デメリット」にまとめました。
3.求人数が多い(10サイト比較)
バスドライバーの求人数を10サイトと比較しました。
どらなびの求人件数は「2位」のです。
バス運転手の求人数の多い順です(2023年3月)。
- 1位:ドラEVER(639件)=求人応募のたびに個人情報入力が面倒。動画があるのは良い。無いもの(説明会情報、フリーワード検索)。求人掲載料が安い
- 2位:どらなび(162件)=新着求人が多い。全国エリア対象。フリーワード検索あり
- 3位:リクナビNEXT(153件)=求人は多く、更新性、信頼性もある(自力で転職したい人向け)
- 4位:ドラピタ(86件)=フリーワード検索なし
- 5位:ドラプロ(85件)=更新頻度は低い。フリーワード検索なし
- 6位:マイナビ転職(84件)=求人掲載が高いので(リクナビ、dodaも)、大手バス会社が多い(採用に力を入れている)
- 7位:バスギアターミナル(59件)=バス会社のHPに飛ぶだけ
- 8位:doda(31件)=バス専門ではないが、dodoの営業担当がつき、アドバイス&面接のフィードバックあり
- 9位:プレックスジョブ(23件)=いきなりLINE登録まで遷移する。登録後はTEL&メール攻勢(受け身な人には良い)
- 10位:運転ドットコム(25件)=新しい求人はあるが少ない。情報が多岐にわたり、探しにくい
どらなびは新着求人が多く、いつもサイトが活性化しています。
- 「今週の新着求人」だけで50件以上あり
- 地域別に特化した求人あり
- 働きやすい職場認証制度の求人あり
- バス運転手養成制度の求人あり(後述)
具体的な求人内容は「どらなびで見つかるバスドライバーの求人3選【大手、優良、地域別】」にまとめました。
併用価値のあるサイト
理由は「比較できて、被らない」からです。
情報量が多いので管理が必要です。
補足ですが「Indeed」で「バス運転手」で検索すると5084件の求人がヒットしました。
掲載料が無料なので、求人量はダントツです。
釣り求人もあるので(経験済)、比較対象に入れませんでした。
4.バス会社の情報が多い
サイト掲載のバス会社の情報は「網羅されている」と感じます。
たとえば、以下です。
- 募集要項:対象となる人、給与、賞与、昇給、勤務時間、勤務地、休暇、福利厚生、試用期間、定年・再雇用制度、会社説明会、勤務地、担当車両、研修制度など
- 応募方法:必要書類、選考プロセス、面接場所、連絡先、担当者、受付曜日・時間、面接の場所、入社日
- 企業情報:社名、設立、資本金、住所、事業内容、車両数、従業員、メーカー車両、バス協会会員かどうか、貸切の認可、セーフティバス、HP、運転士インタビュー
「企業説明会の情報」はありがたいです。
他サイトには、無いからです。
求人情報がこまめにメールで届くのもポイントです(うっとおしい人はgmailなどで専用アドレスの登録がおすすめ)。
5.別途、専門サイト2つあり
「送迎」や「女性が働きやすい職場」で絞られているので探しやすいです。
どらなび送迎
送迎バスの仕事に興味のある方向けのサイトです。
サイトでは送迎以外の仕事はヒットしないからです。
求人数は6件です。
「週2〜3回勤務や午前だけ、午後だけの短時間勤務」など、フルタイム以外の仕事も掲載されています。
送迎バスの仕事内容も書かれています。
どらなびWoman
国内唯一の女性の転職希望者向けサイト「どらなびWoman」もあります。
求人検索も「女性応募可能」に絞られるので使いやすいです。
「通常のどらなびで応募してみたけれど、女性に配慮した企業ではなかった」が無くなります。
求人数は129件です。
以下、コンテンツ例です。
京成バスは女性採用に力を入れています(女性50名在籍)。
6.サイトが使いやすい(学べる)
理由は3つです。
- 気になるボタンあり
- 企業メッセージあり
- フリーワードで検索可
興味のある企業が見つかったら「気になるボタン」をクリックするだけで、企業リストができあがります。
企業メッセージBOXもあるので、情報を見逃しません。
「フリーワード検索」は興味のままに入力できるので重宝します。
自由に検索ができるサイトは少ないです。
サイトで学べる
たとえば「どらなびの転職成功コンテンツ」では、全12回の転職ロードマップがあります。
気づきにくい情報(運転記録証明書や免許証コピーの用意など)もフォローされています。
- 履歴書もダウンロード可(手書き、エクセル)
- 履歴書入力代行のサービスあり(珍しい)
- 面接対策(面接の準備やコツ、流れなど)
専門用語や仕事内容など、参考になるコンテンツも充実しています。
7.バス会社紹介サービスあり
「どらなび」はバスドライバーに興味がある人専門の転職サイトであり、専任アドバイザーが企業とマッチングしてくれる転職エージェントとしての「バス会社紹介サービス」も合わせ持つ、万能型です。
具体的にはどらなび担当スタッフが、登録条件に合う求人を探してくれます。
面接のセッティングやアドバイスをいただけれるなど、転職エージェント「doda」などに似た働きをしてくれます。
使用条件は以下です。
- 大型二種免許を持っている
- 首都圏、関西、中部のバス会社の紹介のみ
なお大型二種免許を持っていない方は「養成制度のあるバス会社」をサイトで検索できます。
「バス運転手養成制度」とは「大型二種免許を持っていないくても、バス会社が取得を支援してくれる」制度です。
費用負担については「一部補助〜全額や、勤務年数クリアで返済義務消滅」など企業によります。
「どらなび」では養成制度のあるバス会社は「公式サイトの検索条件」にチェックを入れれば検索できます。
» どらなびで養成制度を検索してみる
※養成制度のバス会社:96社あり
「どらなび」のデメリット
どらなびのデメリット
- 求人内容は他社と変わらない
- 大型二種免許がないとバス会社紹介サービスが使えない
- どらなびを使った転職者の体験談がわからない
1.求人内容は他社と変わらない
たとえば「どらなび」と「doda」の両方に掲載されている「京成交通」です。
求人条件(給与や選考スケジュールなど)に相違はありません。
京成交通に興味がある方は、どちらから応募しても同じなのです。
ただdodaのアドバイザーは「バス専門家」ではありません。
バス業界のノウハウが豊富な「どらなび」に利点が多いと考えられますが、確かではありません。
両サイトを見てみて、合ったほうで良いです。
2.大型二種免許がないとバス会社紹介サービスが使えない
Web履歴書・職務経歴書を登録しても「大型二種免許」がなければバス会社は紹介してくれません。
「バス会社紹介サービス」は「大型二種免許保持」が条件だからです。
根拠は、実際に使ってみた体験談です。
大型二種免許を持っていないので、連絡はありません。
「よくわからないのでバス会社を紹介してほしい。自力で探すのは困難」という方は、他サイト(転職エージェントのdodaやマイナビエージェントなど)が選択肢です。
疑問:大型二種免許があれば非公開求人を紹介してくれる?
使っていないのわかりません。
「どらなび」には「アドバイザーが非公開求人を紹介」と記載がありました。
非公開求人とは何なのか?
なぜ非公開にするのか?
「非公開求人というプレミア感でサイト登録者を増やしたい」と想像してしまいます。
「どらなび公式サイト」に記載がありますが、一言でまとめると「バス会社と求職者の確実なマッチング」です。
- 求職者:細かい条件に合ったバス会社がわかる
- バス会社:ふるいにかけられ、採用コストが減る
- どらなび:非公開求人のプレミア感が出せる
他転職エージェントでも「非公開求人」の文言を見かけます。
実態はわからないので、確かなことは何も言えません。
3.どらなびを使った転職者の体験談がわからない
「どらなび」で転職した人の声がわかりません。
- うまくいったのか?
- うまくいかなかったのか?
- バス会社紹介サービスは希望と合致していたのか
- どらなび担当者の印象は?
- 連絡のやり取り、スピード感、熱心や親切度は?
何も掲載されていないので、実際はどうなのか?
結局、本記事でここまで書いてみても実態がつかめません。
他サイトでも同様です。
「転職サイトの活用体験談が読める」サイトが思い浮かびません(個人の感想ですが)。
結局はブラックボックスなのです。
バスドライバー転職後の人生や、バス会社で働いた未来を知りたいのは当然です。
サイト使用者の体験談がわからないのはデメリットなのです。
バスドライバーの体験談がわかる書籍
バス運転手への興味から「バスドライバーのろのろ日記」を読みました。
具体的な体験談が欲しかったからです。
本書をおすすめできる人は「本気で路線バス運転手に興味がある方」に限定されます。
理由3つです。
- 路線バスの体験談しかわからない
- 10年のバス運転手の苦労話
- 文章が少し読みにくい気がする
良かった点も3つです。
- 失敗談や中途採用の年収を公開
- 高校教師からバス運転手へ転職
- 路線バス運転手の苦心が見えた
「バス運転士が良いかどうか」を考える材料が得られます。
給与や職場環境よりも大前提「バスドライバーでいいの?」の疑問に答える、気づける、どれだけ辛いことがあるか、耐えられるかを自問自答できる内容です。
ただ本書の口コミを読むと、あらためて「辛辣な意見を書いてしまった」と反省しました(良い口コミが多かったので)。
本の感想は「バスドライバーのろのろ日記【路線バス運転士10年の日常と苦悩】」にまとめています。
まとめ:どらなびEXPOや企業説明会で一次情報を増やす
どらなびのメリット、デメリットまとめ
- 日本バス協会に登録されている
- どらなびEXPOが予約できる
- 求人数が多い(10サイト比較)
- バス会社の情報が多い
- 別途、専門サイト2つあり
- サイトが使いやすい(学べる)
- バス会社紹介サービスあり
- 求人内容は他社と変わらない
- 大型二種免許がないとバス会社紹介サービスが使えない
- どらなびを使った転職者の体験談がわからない
筆者はバス会社への転職経験はありません。
しかし、回送ドライバーの転職経験はあります。
転職活動で有効なのは「足で稼ぐ一次情報の多さ」でした。
理由は2つです。
- 自分がわかる
- 企業がわかる
体験談が増えることで判断材料が増えます。
ぜひ「どらなびEXPOや企業説明会、1日体験バスツアー」などで実体験を増やしてみてください。
- 受付時間:平日10:00〜18:00
- 電話番号:03-5449-7216
- お問い合わせ:問い合わせフォーム
以上です。
P.S. 転職活動がうまくいくことを祈ります。
関連記事こんなバス運転手や添乗員は困る【実体験から添乗員が告白】
関連記事レンタカー回送ドライバーのアルバイト体験談【2024年1月日記】