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文章を上達させる本【読書感想文・書評】文章の主体は読者です

投稿日:

不良のための文章術

親愛なる君へ

  • 「文章を上達させたい」
  • 「お金になる文章を書きたい」
  • 「読者が喜ぶ面白い文章を書きたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

『<不良>のための文章術』永江 朗【著】を読みましたので、紹介します。
本記事を書いている私の読書量は、本日現在で一般書籍4,375冊+漫画1,330冊です。

本記事は、『<不良>のための文章術』を読んで、自分の心にグッときたところを3つ引用し、読書感想文・書評を書いています。

この記事を読むことで、読者の心を動かす文章が書けるヒントを得ることができます。

文章を上達させる本【読書感想文・書評】文章の主体は読者です

不良のための文章術

本書の最初の印象

本書を読む前は、タイトルの「不良」から「奇をてらった意外な文章論が書かれているのだろう」と予想しました。

実際に読んでみると、予想を裏切られることになります。

本書はまっこうから「文章を上達させるための考えや書き方」が書かれているからです。
例文を取り上げ、訂正を繰り返して記載してあるところは参考になります。
まっすぐな本です。

本書は、「面白い文章」を書きたい読者のための本です。

文章を上達させるには

結論は、以下の2つの引用文です。

たくさん書いて、たくさん失敗して、たくさん楽しい思いをするのがいちばんです。
急がば回れというのは本当のことです。

量にこだわり、たくさん書くことが重要です。
量を書けば、たくさん失敗でき、改善できます。
これが上達につながります。
さらに「楽しさ」が加われば、書いた量が「自分の血肉」となるのです。

文章もピアノの稽古と同じで、毎日書いていないとうまくなりません。書くだけでなく、反省しなければうまくなりません。毎日書くにはどうするか。毎日書かなければならないぐらい、仕事が来るようにすることです。

引用文を読んで、「毎日文章を書こう」と決めました。

私の日課のブログを書くのは平日だけで、土日はブログを書かない日ですが、考えが変わりました。
毎日ブログを書きます。
毎日ブログを書いて文章が上達するのであれば、書くしかありません。
合わせて「反省、改善」のために、リライトも必要です。

今後の行動は、シンプルな次の2つです。

・ブログを毎日書く。
・ブログをリライトする。

なお、本書に以下は、詳しく書かれていません。

・編集者とのつきあい方
・原稿の持ち込み方
・編集者から書き直しを要求されたときの対応

「お金になる文章、面白い文章」を書きたい人のための本です。
本書を読めば誰でもプロのライターになれると書かれています。
「プロのライターになれない場合は、才能がない」と断言されているところも「面白い」と感じました。

本書は4つの章で構成

目次

第1章.<不良>になるための心がまえ
第2章.本の紹介文を書こう
第3章.取材して書く
第4章.コラム・エッセイを書く

第1章では、プロの文章はどのように書くのか、その考え方が述べられています。
第2章では、本の紹介文を例に、文章の書き方が述べられています。
第3章では、取材して書く場合について述べられています。
第4章では、署名入りのコラムやエッセイの書き方が述べられています。

<不良>のための文章術』は、こんな人におすすめ

こんな方におすすめ

  • プロのライターになろうという人。
  • 文章を上達させたい人。
  • お金になる文章を書きたい人。

著者のプロフィールを引用します。

永江 朗
1958年、北海道旭川市生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。
洋書店勤務の後、雑誌編集を経てフリーライターに。
「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、幅広い媒体で取材・執筆を行っている。

書名:『<不良>のための文章術』
著者:永江 朗
文庫:316ページ
出版社:NHK出版 
発売日:2004/6/24


文章を上達させる本を読んで、自分の心にグッときたところベスト3

不良のための文章術

グッときた文章を3つ紹介します。

第1位 読者が王様、女王様

投稿上手の「いい文章」が陥りやすい最大の落とし穴は、書き手を主体にして考えてしまうことです。主役が書き手になってしまっている。「自分を表現する」とか「自己実現」などといった言葉に象徴される部分です。そんなものはただの迷惑です。自己陶酔たっぷりのカラオケをむりやり聴かされるようなものです。
プロの文章は読まれてナンボ。読まれない文章は、ただのインクのシミ。資源のむだづかい。読まれもしない文章を印刷するために切り倒されてパルプにされる木のことを考えてやってください。
主体はあくまで読者にあります。読み手にとってわかりやすいかどうか。でも、わかりやすければいいってものでもない。わからないけどおもしろい文章もある。おもしろければいいってものでもない。おもしろくないのに、妙に心に引っかかる文章もある(結局は、それもおもしろいのだと思いますが)
アマチュアの文章が「書き手」から発想するなら、「読み手」から発想するのがプロの文章です。「読み手」にとって役に立つ情報は何か、「読み手」は何をいちばん知りたいか、から考えはじめます。

読者ファーストです。

著者は「読まれない文章は存在する意味がない」とバッサリと切り捨てます。
「自己表現の文章は必要ない」とまで言い切ります。

自分の体験談を混ぜるのが文章だと思っていました。
どうやら違うようです。
文章とは読者のためにあるもの。
読者がいなかったら意味がありません。

少なくともお金をもらう限りは、読者のために書くべきです。
そんなことを引用文を読んで思いました。

無色透明な文章が読者ファースト

一切の自分を排除した、無色透明な文章が読者のためになります。

・自分の色は出さなくてもいい。
・自分の匂いは出さなくていい。

今までブロガーとして、「自分の体験談」を書くことにこだわってきました。
経験したことを自分というフィルターを通して、アウトプットすることがブロガーなのだと思っていました。
それはそれでいいのかもしれません。

大事なのは読まれるかどうか、この1点です。
読まれるためには、とにかく文章が面白くないといけないのです。

文体や文法、日本語表現などは後回しでいいのです。
面白いかどうか、読者をハッさせられるか。

・読者に媚を売ることではありません。
・読者に寄り添うのでもありません。

文章の主体は、書き手ではなく、どこまで行っても読み手にある。

この事実を忘れないように書き続けることが大事です。

第2位 「本を読んだ私」を書くと失敗する

例文では、筆者が『「超」勉強法』という本に出会うまでが延々と書かれています。これは初心者が陥りやすい典型です。
たしかに、なにごとも入り口が必要です。とりわけ実用書の場合は、いまなぜその本を取り上げるのか、説得力のある動機を用意しておくと、読者もすんなりと文章に入っていけます。そのとき、導入部として「どのようにしてこの本に出会ったのか」、あるいは、「なぜこの本を取り上げるのか」から書きはじめるというやり方は有効です。
『「超」勉強法』の場合も、「学力低下が叫ばれるいま、ビジネスマン諸兄も日ごろから勉学に励んでいただきたい。そのためにも本書を読むのは有益だろう」とか、「出口の見えない不況が続く。リストラの嵐はますますその勢いを強くしている。ひとりひとりのサラリーマンにとっては、さまざまなスキルを磨くことが唯一の防衛策だ。そのためにも本書をお薦めする」といった、いわば大上段に構えた状況の説明から入るというのもいいでしょう。しかもこの場合の状況は、大げさであればあるほどいい。動機の大げさと、取り上げる本のみみっちさとのアンバランスが、そこはかとない滑稽さをかもしだします。ハエ一匹を叩くのに、戦車まで導入しかねないおかしさです。
もっとも、学力低下やリストラの名のもとでおこなわれる馘首は、とても笑っていられるようなものではなく、『「超」勉強法』を手に取るサラリーマンには、それなりの切実さを感じないではいられないのですが。
ただ、大状況から語るというのはあまりにも大げさすぎるし、自分の肌には合わないという人には、等身大のエッセイふうというのがおすすめです。それが例文の場合です。いわば読者の代表としての筆者が、どのようにしてその本に出会い、読み、どのような感想をいただいたのかを語るための導入部です。
この場合は、何も飾る必要はありません。いつ、どこでその本に出会ったのか。なぜその本を手に取ったのかを簡単に書けばいい。「しばらくぶりに旧友に会った。居酒屋で彼が鞄から出して見せてくれたのが、この本だった」なんていうのでもいいし、『「超」整理法』は愉快な本だった。これまでの整理・整頓観をくつがえす、画期的な本だった。その野口悠紀雄氏が勉強のノウハウについて書いたのが本書である」と、もっと単刀直入に入るのもいいでしょう。
ただし、この「なぜその本を取り上げるのか、動機から書く」「等身大に書く」というやり方には、大きな落とし穴があります。いい気になって書きすぎてしまうのです。
私たちは文章を書くとき、つい自分について表現したくなります。「(私が)読んだこの本」ではなく「(この本を)読んだ私」について書きたくなります。この例文の場合はまさにその典型」
もちろん、本との出会いかたが、読んで面白いような突飛なものであったなら、書くに値するでしょう。しかし、映画を見た帰りに書店に入ったらあった、というのではあまりにも当たり前で、読者にとっては面白くもおかしくもない。文章のなかで最悪なのは、読者にとって面白くもおかしくもないことがらを、筆者が「これはとても面白い」と信じこんで書いている場合です。こういう文章を読まされているときほど気分の悪いものはありません。

引用文は、実用書『「超」勉強法』の本の紹介例文についての解説です。
解説文はもっと数ページに渡りますが、一部分だけ引用しました。

紹介文の一例では、改善前の文章例、改善後の文章例が書かれていて、比較して読むことができます。
どこが良くて、どこが悪いのか、詳しい解説が書いてありますので、読書感想文・書評を書く人にとって役立ちます。

私自身も参考になる点がたくさんありました。

大事なことは、「自分を表現したくなっても、読者が主体ということを忘れてはいけない」です。

どうしても自分を表現したくなってしまうのです。

改めて、読書感想文・書評は難しいと思いました。
これから先、1,000本くらいの読書感想文・書評を書けば、少しはマシな文章が書ける気がします。
本書を読みつつ、鍛錬あるのみです。

第3位 「まずい」と書かずにまずいことを伝える

味覚や店の雰囲気というのは、とても主観的なものです。季節や天候や体調によっても変わります。誰と一緒に食べるかでも違います。あなたが「うまい!」と思った料理を、「これはまずい」と感じる人もいます。その逆もあります。
まずいと思ったら、「これはまずい」と正直に書くのもひとつの方法です。ただしその場合は、取材先や「うまい」と思っている人から抗議が来ることも覚悟のうえです。抗議されたときに「まずいものをまずいと書いて何が悪い」と開き直るだけではだめです。なぜまずいと感じたのか、それを説得力のある言葉で、分析的かつ論理的に展開できなければなりません。「塩味がききすぎている」「味が薄い」「使っている野菜に香りがない」「出されたときに冷めていた」「テーブルが汚れている」「店員の愛想が悪い」「キッチンの中に化学調味料が見えた」など、主観的な味覚以外の具体的な言葉が必要です。
そして、逆にいうと、客観的で具体的な言葉があれば、「まずい」と書かなくても、まずいことを語ることはできます。
「ここのとんかつはまずい」と書かなくても、「ころもがややべたついている」「つけ合わせのキャベツに元気がない」「なかなか噛みごたえのある肉である」などと書けばわかるのですから。それに短絡的に「まずい」と書くからカドが立つ。いや、「べたついている」も「元気がない」も「噛みごたえ」も、主観といえば主観ですが、「まずい」と一言ですませるよりは分析的です。
そしてこの、「まずいと書かずに、まずいことを読者に伝える」という考え方と方法は、他のあらゆる文章にも通じるものです。

このブログ(クロニクル)で食レポ体験記を書いていますので、興味深い内容でした。

食レポの取材の際に、どこを見るべきか、まとめられています。
紹介例文も掲載したくなるくらいの文章でした。
食レポの一つの型として取り込めます。

文例は2種類が掲載されています。

「トンカツ屋」のB級グルメ記事
「オーベルジュ」のA級グルメ記事

本書を読むと食レポが書きたくなります。
実際に食べに行って、文章を書いてみたくなるので不思議です。

これが心を動かす面白い文章なのでしょう。

「美味しい」という表現を簡単に使っていました。
反省です。
「美味しい」という言葉を使わずに、「美味しい」は表現できます。

他にも応用できないか、考えさせる文章です。

文章を上達させる本【読書感想文・書評】『<不良>のための文章術』永江 朗【著】まとめ

不良のための文章

本記事では『<不良>のための文章術』永江 朗【著】の読書感想文を書きました。

著者が伝えたかったこと

文章を書くときは、自分を表現しようなんていう欲は抑えて、ひたすらお客様である読者のことを考えよ

お客様第一主義です。
本のタイトルの『不良』から、かけ離れた著者の言葉が意外でした。

1回読んだだけでは本書の内容は、吸収しきれません。
何度も繰り返し読み込み、実際に自分の手で書いてみる。
ひたすらたくさんの文章を書くことです。

本書の序盤にある文章を引用します。

プロの文章は読者のためにあります。読者ができないことを書き手が代行し、読者に満足を与える文章です。ただし、これは読者に媚びへつらい、おもねり、すり寄り、慰撫する文章を書けという意味ではありません。読者を苛立たせ、不快にし、立腹させる文章もプロの文章です。

納得しました。
読者の心を動かす文章が、面白い文章です。
心がプラスに動こうが、マイナスに働こうが、心を動かすのです。

とにかく読者ファースト。

「文章は不良でも、根底にある考えは秀才」と感じた1冊です。

以上、『文章を上達させる本【読書感想文・書評】』の記事でした。

こーいちより

P.S.  たくさん文章を書いて、たくさん失敗しよう。



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こーいち

◆読書人 × ブロガー × ランナー ∞ 遊び人 × 添乗員 ◆新卒で旅行社に就職→営業職17年目に慢性蕁麻疹を発症→ガマンしながら1年6ヶ月働く→2019年2月より適応障害で休職中 ◆ふだんは朝4時からブログを書き(毎日更新/月2.7万PV)、午後は本を1冊読み(本4,377冊/漫画1,332冊)、10kmを走り(月100km/サブ4達成 )・プールで50m×60本を泳ぎ(週に2回)・5kgのダンベルで筋トレ(週2回)、子どもとPS4(ドラクエ11、バイオハザード7)で遊び、ときどき旅をしています。

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