- 「『迷った時、答えは「歴史」の中にある』の内容を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『迷った時、答えは「歴史」の中にある』のグッときたところベスト3
- 概要
- 口コミ、関連動画
本記事の信頼性
- 読書量:一般書籍4,487冊+漫画1,364冊
- 中谷彰宏歴:24年2ヶ月
歴史はどう読もうと自由です。
決まりも正解もありません。
本記事は「迷った時、答えは「歴史」の中にある」の読書感想・書評です。
歴史を材料に自分の問題を考えられます。
考えるきっかけをくれるのが歴史です。
Contents
【書評】『迷った時、「答え」は歴史の中にある』のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:問題の解決策は、歴史の中にある
- 2位:雪舟はドロップアウトでチャンスをつかんだ
- 3位:テストでなくなってから、歴史は面白くなる
順番に解説します。
1位:問題の解決策は、歴史の中にある
仕事をしているといろんな問題が起こります。
生きているだけで、人生で乗り越えなければいけない問題に毎日ぶつかるのです。
問題の解決策は、歴史の中にあります。
行き詰まったら歴史の中を探せばいいのです。
明日までに企画を考えなければいけない時も、歴史を勉強していると、その中にアイデアはたくさんあります。
広告やイベントも、ほぼ歴史の中で誰かがしています。
歴史を勉強すると、今していないことが見つかるのです。
人間は同じ壁にぶつかります。
今ぶつかっている壁は、歴史上の先人もぶつかっています。
これが歴史を振り返ることの大切さです。
歴史の中で自分のかわりにしくじってくれている先人がいるから、自分はリスクを避けることができるのです。
毎日問題にぶつかります。
「なんでこんなに問題が起こるんだろう」と口にするくらい問題があるのです。
休職の毎日は「迷い、悩み、苦しみ」です。
休職がラクなんて想像です。
端から見ているだけではわからないです。
休職は苦しいです。
これからどうすべきか、迷走しています。
地球上に60億人います。
歴史を振り返れば、今まで人間は何人いたのか。
同じ悩みを持っている人、ぶつかっている人はいます。
腐らないことです。
歴史を振り返りつつ、自分の問題の解決策を持っていないか探してみる価値はあります。
歴史に答えが見つからなければ、自分の過去を振り返るのもありです。
同じ失敗を繰り返しているかもしれません。
繰り返していないかもしれません。
振り返ってみないとわかりません。
辛いときは過去を掘り下げてみましょう。
2位:雪舟はドロップアウトでチャンスをつかんだ
新しいものは、周辺から生まれます。
雪舟がいた時代、専業画家は存在しませんでした。
お坊さんで水墨画を描く担当がいただけです。
雪舟も絵が好きで、最初は水墨画担当でした。
ところが、個性が強すぎ当時の京都の伝統的な絵からはみ出していたので、「おまえは才能がない」と言われて、朝廷の接待係に左遷されたのです。
言わばドロップアウトです。
仕方ないので、お公家の接待係をさせられていました。
当時は朝廷の力が弱まって、地方の守護大名が力を持ち始めていた時代です。
そんな中で、雪舟は山口の大内氏に呼ばれました。
大内氏は足利の次の将軍を狙っていました。
朝廷の接待をしていた雪舟には朝廷の公家に人脈がたくさんあったので、それを買われたのです。
山口に行くと、今度は中国を調べてきてくれと言われて、中国へ行く一行の随行員として加わりました。
当時はカメラマンがいないので、雪舟は絵をたくさん描いて残しました。
それで現地の水墨画を覚えて帰ってきたのです。
個人の作品が国宝になった数の多さで1位は雪舟です。
歴史はドロップアウトした人が動かすのです。
ドロップアウトしました。
休職して完全に社会から外れてしまいました。
もう戻れません。
今が間違いなくターニングポイントです。
ターニングポイントは変化するとき。
変化しなかったらターニングポイントの意味がありません。
また元に戻ることはないのです。
休職は「変化せよ」の合図です。
»【要約・名言】『勝ち続ける意志力』正しい努力は変化し続けること
今までと同じではいけないのです。
少しでも自分の位置をずらすこと、動くこと、変えてみること。
ドロップアウトしても腐らないこと。
歴史を動かすために今日を生きましょう。
雪舟は腐らず、自分にできることをコツコツやっていたのです。
成功例です。
- 腐らない
- コツコツする
今でも通用する成功哲学です。
3位:テストでなくなってから、歴史は面白くなる
受験勉強をしてよかったと思うのは、「そうじゃなかったんだ」という発見で自分の意識をひっくり返せることです。
ベースがあることがいいのです。
勉強していくと、「今までこうだと思ったのに違ったの?」という状況になることがあります。
知れば知るほど逆転が起こり、どこまで行っても正解にたどり着けないことが面白いのです。
一生楽しめるということです。
歴史を楽しむ時、二流の人は、その歴史を使って何かをしようとします。
人生を楽しめる人は、目先の利益や近視眼的な視点を取っ払って、単純に歴史を面白がります。
理由がつくことは、話がすぐに終わってしまいます。
理由のわからないことは、自分で想像したり、参加できる楽しみがどこまでも続いていくのです。
歴史は面白いもの。
本書を読むまでそんな意識を持ったことはありませんでした。
自分のアタマで考える喜びを本書は教えてくれます。
今まで歴史にハマる人の心境がわかりませんでした。
本書を読んで、少しはわかったつもりです。
自分で考える喜びです。
あーでもない、こーでもないと正解がないことを想像する楽しみなのです。
歴史の見方が変わりました。
悩みを抱えていて、解決策を探している人におすすめ
おすすめの人、おすすめしない人
こんな方におすすめ
- 学校時代、歴史が苦手だった人
- 歴史に興味はあるけど、どうやって勉強すればいいかわからない人
- 悩み事を抱えていて、解決策を探している人
中谷彰宏さんの歴史の解釈を知りたい人にもおすすめです。
歴史の正解を知りたい人には、おすすめできません。
考えたこと:歴史上の人物を利用する
歴史の偉人をライバルにしてみることです。
歴史上の人物は優れた人だからです。
仮想のライバルにすることで「もし〇〇だったら、こんなときどうするのか?」と考えられます。
やる気がないとき、歴史上の人物だったらどうするのか。
同じようにダラけているはずがありません。
気持ちを立て直し、やるべきことに立ち向かっているはずです。
「そんなの現実的じゃない」という意見もあるかもしれません。
そのとおりです。
実際に歴史上人物の行動はわかりません。
わからなくていいのです。
モチベーションになればなんでもいいのです。
歴史上の人物を利用するのもありです。
著者:中谷彰宏のプロフィール
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。
CMプランナーとして、テレビ・ラジオCMの企画、演出をする。
91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。
ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。
「中谷塾」を主宰し、全国で講演、ワークショップを行っている。出典:中谷彰宏公式サイト
書籍情報
書名 | 『迷った時、答えは「歴史」の中にある』 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏 |
単行本 | 224ページ |
出版社 | ユサブル |
発売日 | 2020/6/18 |
『迷った時、「答え」は歴史の中にある。』の口コミ2つ、動画1本
Amazonの口コミ1つ
要約です。
歴史を学びたいと思いながら、1歩も進めない人に、はじめの1歩として最高の本です。
平易に書かれていながら、浅くない、「歴史の本質」をつかめる価値の高い一冊です。
Twitterの口コミ1つ
運命は、分岐する。
同じ過ちを防ぐ選択肢。一方で呼び込むのは「テセウスの船」。
知らぬ者の中に、自然を見つける。
それがそもそもの「問い」であり、
可動域とみる。迷った時、「答え」は歴史の中にある。 歴史を人生に活かす64の方法 中谷彰宏 https://t.co/wMQO2uaBNZ @amazonJPより
— 羽衣花(ういか)@PokemonSleepで快眠生活中 (@randomflute) June 2, 2020
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まとめ:道に迷ったら、過去を振り返ろう
グッときた3つの文章まとめ
- 1位:問題の解決策は、歴史の中にある
- 2位:雪舟はドロップアウトでチャンスをつかんだ
- 3位:テストでなくなってから、歴史は面白くなる
方向性がわからなくなったら、自分の過去を振り返るのもありです。
歴史は繰り返します。
過去の失敗を見つめて、同じように失敗してないか考えるのです。
体験談
新卒の就職活動時、旅行業界に進みました。
ギリギリまで進路に悩みましたが、最後は「なんとなく気になる」の直感で決めました。
休職も進路で悩んでいます。
過去に答えがあるならば、自分の場合は「なんとなく気になる」です。
ドロップアウトしても腐らない、チャンスはある
腐ってはいけません。
腐るには早すぎます。
「自分のやるべきことを全部やったのか?」と聞かれると、答えはノオです。
やらなくてはならないことが無限にあります。
歴史の偉人を知り、モチベーションに変えるのもありです。
社会人になれば、正解は関係ありません。
趣味として、歴史を楽しむのもありです。
以上です。
P.S. 憧れを持ち、引っ張られるように成長していくのもありですね。
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