- 「花見の幹事の挨拶を知りたい」
この記事は花見幹事へ向けて書いています。
本記事の信頼性
✔︎ 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
毎年、会社近くの公園で花見をしていました。
幹事の経験は何回もあります。
花見の幹事になったら、挨拶をしなければなりません。
本記事を書いている私は、会社の花見会で幹事になったとき、何を話せばいいのかわかりませんでした。
営業担当として「お客さまの花見会」に参加し、挨拶を盗みました。
本記事では、花見の幹事向けに挨拶を例文付きで解説します。
この記事を読むことで、花見の挨拶の流れがわかり、幹事として挨拶ができます。
花見の挨拶で、何を話すべきかわかり、花見幹事の挨拶が成功します。
「本2冊」を参考にしています。
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Contents
【花見の幹事挨拶】挨拶の流れ・ポイント/花見開始・締めの例文
花見開始の挨拶の流れとポイント3つ
花見の挨拶の流れは、以下のとおり。
- その①:はじめの言葉
- その②:花見会の意義
- その③:むすびの言葉
挨拶のポイント3つ
- 花見会の意義
- 花の具合
- 裏方へのねぎらい
花見会の意義
花見というと、飲んで歌ってが実情ですが、会社の部署や課で行くときは「社員同士の親睦」が目的です。
ひとこと言っておくだけで効果的です。
花の具合
開催日を満開に合わせるのは難しいです。
ユーモアを交えて軽くふれておくくらいがちょうど良いです。
幹事自ら「どうせ飲むだけでしょ」とは言わないでおきましょう。
裏方へのねぎらい
場所取りや準備など見えないところで苦労した人には、ねぎらいや配慮を忘れないようにしましょう。
花見開始の幹事挨拶の例文:その①
満開で、会社での花見を想定しています。
挨拶の流れ①②③に分けています。
① 皆さん、お疲れさまです。
今年もお花見の季節がやってきました。
特に今夜はちょうど花がほぼ満開、暖かいそよ風も吹いており、お花見には最高の日です。
② さて、新年度を迎え、みなさん今年も頑張って仕事をしようと思っていることと思います。
新入社員の方々も、社会人としての第1歩を踏み出したところで、張り切っています。
しかし今日は仕事のことはちょっと忘れて、華麗に咲き誇る桜の花の下で、楽しく過ごしたいと思います。
日ごろの疲れを癒すとともに、ふだんあまり話をする機会のない人とも、気軽に言葉を交わして、お互いを理解し合う良い機会です。
特に新入社員の方々は、先輩の人となりを知り、部署になじむきっかけとしてもらいたいと思います。
③ なおお酒も入りますので、くれぐれも周りのお花見客の方々に失礼やご迷惑をかけることのないように、トラブルのないようにしてください。
また、ゴミが散らかることのないよう気をつけましょう。
それでは、楽しく花見を始めましょう。
花見は3月下旬〜4月上旬に開催することが多いはずです。
新入社員がいれば「新たなスタート」の意味を話に含ませるのもポイントです。
花見開始の幹事挨拶の例文:その②
満開を過ぎた、会社での花見会を想定しています。
① 皆さん、今日はお花見会にご参加くださり、ありがとうございます。
このところ上天気が続いたため気温も高くて、あれよあれよといううちに満開を過ぎてしまいました。
予定を立てたときの予報ではちょうど良いはずだったのですが、申し訳ございません。
でも、花吹雪を見ながらの宴会もオツなものです。
盃に花びらを浮かべて飲むなんて、平安時代の貴族みたいではないかと思っております。
② さて、お花見といえばお酒を飲むだけ、と思ったら大間違いです。
同じ職場で働く仲間が、ふだんの上下関係や、先輩後輩の関係を忘れて、楽しく語り合う場です。
なんとなく怖そうと思っていた上司や先輩が、仕事を離れると意外と話せる人だったり、愉快な人だったり、頭の軽そうな私がけっこう頼りになる人だったり、そんなふうに違いを理解し合い、親しみを深めていくための場でもあるのです。
仕事で疲れた頭もほぐす良い機会です。
③ 柄にもなく堅いことを言ってしまいました。
では、花見会を始めたいと思います。
なお周りの方たちの迷惑になったりしないように、酔っぱらって我を忘れないように、気をつけてください。
また、今日の場所取りに頑張ってくれた〇〇さん、〇〇さんにねぎらいの言葉をお願いします。
花見の目的は親睦を深めること。
社員旅行と同じです。
盛り上げるためにも挨拶に「親睦」のキーワードを入れると、交流が活発になることもあります。
花見開始の幹事挨拶の例文:その③
夜、部署内での花見会を想定しています。
① 本日は総務部のお花見会です。
若い人たちに昼間から場所取りをしていただいたおかげで、このように良い場所が取れました。
ありがとうございます。
② 桜と酒と歌があれば、何も申すことはございませんが、総務部に4月から新しい仲間が増えてから、全員が顔をそろえてこのような会をするのは初めてです。
簡単な自己紹介もかねて、のどに自信のある方は、ぜひ歌でもご披露ください。
夜風に吹かれながら酒を飲むのも、花見しか機会がありませんから、ゆっくり楽しんでいきましょう。
③ とは言いましても、明日のことも考えて、お酒はほどほどにして、二日酔いにならないようご注意ください。
それでは乾杯をして、今日のお花見会をさっそく始めることにしましょう。
では部長、乾杯の音頭をよろしくお願いいたします。
楽しむことが目的ですが、飲み過ぎないようひとこと添えるのも大事です。
場の空気次第で短くまとめるのもポイントです。
花見開始の幹事挨拶の例文:その④
夜、部署内での花見会を想定しています。
① 皆さん、お待たせしました。
営業部のお花見会を始めます。
上野でのお花見も恒例となり、ここで花見をしないと営業部の春も来ないような気がしております。
② 満開の桜の下で、ゆっくりとお酒を飲みながら、今宵ひととき、浮世のわずらわしさを忘れようではありませんか。
地面に腰をおろし、桜をめでながら酒を飲むのもオツなものです。
今日は都会のなかの自然を身近に感じる良い機会です。
③ みんなで楽しいときを過ごしたいと思います。
また、簡単なゲームも用意してありますので、大いに盛り上がりましょう。
会を楽しんだ後は、後かたづけも皆さんで協力してお願いいたします。
それでは、乾杯とまいりましょう。
後かたづけなどのマナーを忘れないようにします。
花見締めの挨拶の流れ
花見の締めの挨拶の流れは、以下のとおり。
① はじめの言葉
② 参加の感謝、忘れ物注意
③ むすびの言葉
挨拶のポイントは、以下のとおりです。
花見会参加へのお礼の言葉
貴重な時間を割いて参加してくれた人へ感謝の言葉を伝えましょう。
忘れ物や後かたづけの注意喚起
酔っている人もいるので、忘れ物と安全(階段の踏みはずしなど)には特に注意です。
公共の場所ではマナーよく、綺麗にして帰りましょう。
締めのお願い
1本締め、3本締めなどで締めをお願いしましょう。
花見締めの挨拶の例文
挨拶の流れ①②③に分けています。
① 皆さん、宴もたけなわではございますが、そろそろ花見終了の時間となりました。
この辺で締めの挨拶をさせていただきます。
② 今年も皆さんのご協力のおかげで、例年どおり無事に花見会を開催することができ嬉しく思います。
お忙しい中、貴重なお時間を割いてご参加くださり、ありがとうございます。
また、場所取りや花見の準備をしていただいた〇〇さん、〇〇さんもありがとうございます。
だいぶ酔っている方もいらっしゃるようですので、忘れ物と足元には十分ご注意ください。
それと公共のマナーですので、最後の後かたづけまでご協力のほどよろしくお願いいたします。
③ 最後に1本締めで締めたいと思いますので、〇〇部長、よろしくお願い申し上げます。
まとめ:花見幹事の挨拶をマスターして、花見を楽しむ
花見が恒例になっている会社もあります。
挨拶は一度覚えれば使い回しができますので、この機会にマスターしてみてください。
私が挨拶でよくやるのは「暗記」です。
20回ほど音読すれば、自然と頭に入り言葉が出てきます。
記憶力の良い方なら、もっと少ない回数で覚えられるはずです。
試してみてください。
以上です。
P.S. 花見の挨拶をマスターしよう。
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