- 旅行業界からタクシー業界へ転職できるのかな?
- タクシー業界は稼げるのだろうか?
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- タクシー業界の実体験
- タクシー業界へ転職する方法
本記事を書いている私は、新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗しました。
そんな背景の私が旅行業界で21年勤務・タクシー業界に転職して3年目の方へインタビューしました。
インタビューしたことで、タクシー業界へ転職の選択肢が増えました。
本記事では、旅行業界からタクシー業界へ転職した体験談をQ&A形式で紹介します。
すべて実体験をもとに書いています。
「どんな人が向いているのか、向いていないのか」も見えてきましたので解説します。
手っ取り早い方法は「ぐるぐる日記」で情報収集
タクシードライバーの日常生活がわかります。目からうろこ話もあります。「早朝から深夜の長時間労働、成績表、乗客の理不尽さ」など筆者の体験談が公開されています。失敗しない業界選びに有効です(読み物としても、おもしろいのですが)。
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Contents
【タクシー転職体験談】旅行業界出身の先輩へインタビュー【Q&A】
質問と回答を紹介します。
Q.1 タクシー業界の辛いところは何ですか?
「ごくたまに嫌なお客さまがいることです。
いきなり訳のわからない地名をぶっきらぼうに言う感じの悪いお客さまはいます。
感じの悪いお客さまは、どの業界にもいます。
ただ乗車時間は10〜20分の短時間なので苦ではありません。
旅行会社のクレーマーに比べればストレスは少ないです」
Q.2 業務時間が長そうですが、拘束時間はどれくらいですか?
「拘束時間は午前8時〜翌朝4時までです。
途中3時間休憩が義務づけられています。
慣れればどうってことはありません。
都内は隔日勤務が基本で、月12回の出勤です。
残業もありません。
1日のノルマを達成したら、途中で仕事を終わりにできます。
しかし走った分だけ給与に反映されるので、ギリギリまで仕事をしてしまいますね」
Q.3 給与はどれくらい上がりましたか?
「具体的な数字は言えませんが、かなり上がりました。
歩合制なので本人の努力次第です。
ノースキルでできる仕事なので、若い人の転職も多いです。
新卒でも採用しています。
ただ1番多い転職者は40〜50代ですね。
人材も不足していますので、転職するハードルは低いはずです」
Q.4 仕事のコツは何ですか?
「お客さまをつかまえるために走ることです。
ロングのお客さま(目的地が遠い)が高収入ですが、見極める方法はありません。
こればっかりは運です。
確率を上げるには走るしかありません。
車を止めて、サボっていては売上は上がりません。
努力するのみですね」
Q.5 飲み会はありますか?
「数ヶ月に1度のイベントです。
基本的に朝に仕事が終わりますので、飲み会はありません。
飲み会がなくなったせいか、体重は落ちましたね」
Q.6 タクシー業界に転職してよかったですか?
「結論はよかったです。
給与も上がりましたし、人間関係のストレスや残業もなくなりました。
ただ「転職してよかった」と思えるような努力が大事です。
腰が痛くなり辞める人もいます。
転職しても、しなくても、結局は本人次第と感じますね」
タクシー業界にはこんな人が向いている
話を聞いてみて「こんな人がタクシー業界に向いている」と思ったことをまとめました。
タクシー業界に向いている人
- タフな人
- 運転が好きな人
- 成果主義が好きな人
1.タフな人
タクシー業界はタフでなければやっていけません。
隔日勤務の場合、20時間近く拘束されます。
座り続けるため腰に負担がかかりますし、深夜の運転は眠いこともあるはず。
1日300km走るそうなので「体力に自信のない人は続かない」と感じました。
2.運転が好きな人
運転が好きであれば適職です。
お客さまを目的地まで安全に運転するのが仕事です。
お客さま商売なので、接客が好きな人や、いろんな人に会いたい人にも向いています。
3.成果主義が好きな人
自分で仕事をした分だけ、給与にはね返ってきます。
目に見える数字に成果が現れます。
月給制ではないので、数字を追いかけるのが好きな人に向いているはず。
「会社に行って決まった給与さえもらえればいい」と思っている人には向きません。
「自分の給与は自分で決める」の意気込みをインタビューで感じました。
旅行業界からタクシー業界へ転職する方法
結論は、転職エージェントを使うことです。
インタビューした人は「リクルートエージェントで」転職に成功したからです。
リクルートエージェントの紹介で、タクシー会社(大手4社)に転職を決めました。
内定の保留期限は3ヶ月もあったそうです。
タクシー大手4社とは
「大和自動車交通」「日本交通」「帝都自動車交通」「国際自動車」です。
それぞれの頭文字を取って「大日本帝国」とも呼ばれています。
大手4社は同時期に、都内に多数あったタクシー会社を統合する形で設立されました。
3ヶ月をかけて他業界の面接も受けたそうですが、結局、タクシー業界に決定。
決め手は歩合制の年収です。
タクシー専門の転職紹介サービスがあるにもかかわらず、リクルートエージェントを使用した理由は、他業界への転職も考えていたからです。
タクシー1択の方は、タクシー専門の紹介サービスを使用したほうが良いです。
情報量が豊富ですし、タクシー経験のあるアドバイザーが相談にのってくれるからです。
東京のタクシー専門の転職サイト3社
詳しくは「タクシー業界に強い転職サイト3選【行動して選択肢を増やそう】」にまとめています。
まとめ:旅行業界からタクシー業界への転職は、選択肢として持っておくのもあり
本音は「タクシー業界に転職したら、体力的にキツそう」です。
ただハッキリ言えるのは「転職しやすそうな職業」です。
転職を考えている方は「とりあえず選択肢として持っておいて、他業界も検討してみる」というのが良さそうです。
「いろんな場所へ運転できる、いろんな人に会える」は、旅行会社にも存在する魅力です。
旅行好きな人には「タクシーの仕事でも好きになれる部分はあるかも」と感じました。
道はたくさんあります。
どの道を選ぶかは自分次第です。
以上です。
P.S. どの道を選んだとしても、後悔のないように行動するだけです。
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