- 「ブログは1.5流を組み合わせる?」
- 「出版に興味があるけれど、出版をテーマにした講演の内容を知りたい」
- 「ブロガーズフェスティバル2019の染谷昌利さんの講演内容を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- ブロガーは1.5流を組み合わせて独自性を出す【グッときたところベスト3】
- 染谷昌利さん講演のスライド集
本記事を書いている私は、ブログ歴3ヶ月(2019年1月に開設)です。
2019年3月24日(日)ブロガーズフェスティバル2019で染谷昌利さんの講演を聞きました。
» 染谷昌利公式ブログ
染谷さんはブロガー、アフィリエイターのバイブル「ブログ飯」の著者です。
月5万円を突破したのがアフィリエイト7年目とのことです。
» 参考図書:『プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんアフィリエイト』
講演内容は、出版についてです。
この記事を読むことで、染谷昌利さんの講演内容がわかります。
出版事情の丁寧な解説に加え、ところどころに笑いもあり「話し方」の勉強にもなりました。
出版を考えている方の参考になれば幸いです。
Contents
ブロガーは1.5流を組み合わせて独自性を出す【グッときたところベスト3】
グッときたところベスト3
- 1位:1.5流の組み合わせによる独自性を出す
- 2位:期限を決めて、それに向かって努力する
- 3位:10万文字を書ききらない企画は絵に描いた餅
順番に解説します。
1位:1.5流の組み合わせによる独自性を出す
結論、1つだけの独自性で勝負はせず、1.5流を組み合わせてオリジナリティを出すことが大事です。
かけ算の重要性はたくさんの書籍で説かれています。
当ブログのキャッチフレーズも「心×技×体 ∞ 遊×旅」にしているくらいなので、かけ算の重要性は理解しています。
» ブログのキャッチフレーズは人生方針【運営方針2つ/カテゴリ5つ】
ただどのくらいのレベルのものをかけ算するかが問題です。
染谷さんの結論は「1.5流のかけ算」です。
「へぇ〜、1.5流なんだ」とサラッと流しそうになりました。
流すところではありません。
刺さらなくてはいけません。
講演後に「2流じゃいけないんだ」と痛感しました。
もっと言えば「自分は2流なんだ」と思ったのです。
「もっと大きな努力が必要なんだ」と、「1.5流」のキーワードだけで思ったのです。
1.5流の基準とは?
マラソンで例えてみます。
- 1流=サブ3(上位3%)
- 1.5流=サブ3.5(上位12%)
- 2流=サブ4(上位20%)
私はサブ4です。
サブ4はマラソン人口の上位20%と言われていますので、「1.5流くらいあるかな」と思っていました。
違います。
サブ4でも2流なのです。
今までの読んだ本の数は、4,500冊を超えています。
しかし5,000冊以上読んでいる人はたくさんいます。
10,000冊の人もいます。
感覚値ですが、10,000冊は1流です。
10,000冊読んでいる人にはほとんど会ったことがないからです。
量で負けている時点で、白黒はっきりします。
1.5流への道は、遠く険しく厳しいです。
改めて自己認識をさせてくれた機会に「運だけは1.5流」と感じました。
»『30キロ過ぎで一番速く走るマラソン』でサブ4達成【誰でも可能】
2位:期限を決めて、それに向かって努力する
染谷さんは講演開始早々、次のように参加者に声をかけました。
「本を出したいと考えている人は手をあげて下さい」
「3年以内に本を出したいと決めている人は手をあげて下さい」
「今、手をあげた人は3年以内に本を出版できます」
その時、「やはり期限を決めて努力をしないといけないんだ」と思いました。
「質問をされて手をあげられるくらい、常に気持ちを持っていなくてはならないんだ」と。
手をあげられなかったので、講演冒頭からショックでした。
ショックから45歳までの目標を設定しました。
自分の年表を作成しました。
42歳=月3万PV、収益5万円の達成。会社を辞める
43歳=月10万PV、月収10万円の達成。フリーランスとして独立
44歳=月50万PV、月収50万円の達成。フルマラソン参加を再開
45歳=月100万PV、月収100万円の達成。自転車を開始。
46歳=株式会社クロニクルを起業。引っ越しをする。
47歳=トライアスロンの大会に参加する
48歳=本を出版する
49歳=ホノルルマラソンに参加する
50歳=小説を書き始める
60歳=リタイヤ(毎朝4時から読む書く走る遊ぶ旅をする)
80歳=死亡
ときどき見直して、潜在意識に刷り込んでいきます。
更新情報:2023年2月
2023年2月時点でのブログの月間状況は、47,000PV、収益17,000円でした。
現実は厳しすぎます。
そうそう、うまくいくものではないことを痛感しました。
ただそれでもコツコツと続けていくしかありません。
岩をスプーンで毎日チビチビ削り取っていく作業です。
今さら、引き返すわけにもいきません。
崖っぷちだからです。
3位:10万文字を書ききらない企画は絵に描いた餅
圧倒的な量です。
本1冊を出すための労力がわかりました。
1冊の出版での利益をスライドで見ました。
売れないと割に合いません。
職業作家になる人は書き続けられる人です。
1冊出版しただけでは食べていけないのです。
圧倒的な量です。
まず量で負けていては話になりません。
量を書けるのが作家なのです。
厳しい現実ですが、いっぽうで夢もあります。
書いて、売れれば、人生が変わるからです。
とにかくたくさん書く。
良い気づきを得られました。
染谷昌利さん講演のスライド集
出版業会の現状
毎年75,000点もの書籍が発売されています。
1日あたり約200点です。
普通の人でも商業出版できる
以下のとおり。
- 実績を積み、1つのジャンルの専門家になる(自称でも可)
- 実績を体系化し、再現性を検証する
- 編集担当に興味を持たせ、営業担当に売れると感じさせる企画書を作る
- 書ききる
- つべこべ言わずに売る
実績を積み上げる
- 誰にでも専門性はある
- 1つだけの独自性で勝負をしてはいけない
- 背伸びをしよう
すべて出し尽くして、かけ算で勝負です。
組み合わせによる独自性
1つの軸と1.5流を組み合わせることで、あなただけの土俵が生まれます。
染谷さんの引き出しの多さに驚きました。
きっかけを自分で生み出す
アクションは以下のとおり。
- 出版社に直接コンタクトをとる
- 著者の後ろには編集者がいる
- 書いて書いて書きまくる
- 出版プロモーターに相談する
興味を持たれる企画書作り
- 役に立ちそうか
- 誰(どんな人)が書いているのか
- 売れそうか
売れないと意味がないです。
企画書に入れる項目
企画書に入れる項目です。
A4用紙2〜3枚でまとめます。
- タイトル
- サブタイトル
- 本書の内容・目次案
- ジャンル
- 著者名・プロフィール
- 企画意図(背景)
- 想定読者層
- 類書
- 類書との差別化
- 販売施策
参考:ここ数年で売れている本の傾向
- 超ライト
- 超ハード
- 超訳
- 固定ファン
- 基礎、初心者層
書き切る覚悟
10万字を書ききらない企画は絵に描いた餅です。
- 目次&項目を出し尽くす
- 100項目、1項目1,000字で10万字
- 推敲を重ねて完成度を高める
著者は最強の営業担当
Amazonの予約数を積み上げ、自ら話題性を創り出すことも大事です。
出版社は何もしてくれないので、「とにかく売れ、足で稼げ」です。
「出版社は助けてくれる」と思っていました。
デビュー作は超えられない
理由は以下のとおり。
- デビュー作のインパクト(熱量)は越えられない
- 2冊目以降の依頼が来るか来ないかはデビュー作次第
出版で変わる世界
- 親、友人、取引先の対応(見る目)が変わる
- 仕事の単価を上げられる
- 次のステージの人脈や仕事が広がる
まとめ:1.5流の実績を積み上げ、組み合わせてブログを書こう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:1.5流の組み合わせによる独自性を出す
- 2位:期限を決めて、それに向かって努力する
- 3位:10万文字を書ききらない企画は絵に描いた餅
まずは1.5流の実績を積み上げることが大事です。
諦めない。
没頭して続ける。
ひたむきな努力を継続していく。
いろいろな言葉が浮かんできます。
1.5流のレベルを目指し、積み上げていきます。
「ブログ界の神」に会えて、貴重な1日になりました。
以上です。
P.S. 1.5流のレベルまで努力して、組み合わせます(言うのは簡単です)。
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