- おすすめのガーミン・ランニングウォッチを知りたい
- ForeAthlete 45/45S に興味があるけれど、どうかな?
この記事はそんな方へ向けて書いています。
結論:おすすめガーミンランニングウォッチ
- ForeAthlete 945:最高峰ハイスペックモデルなら
- ForeAthlete 230J :心拍計、最大酸素摂取量ともに不要なら
- ForeAthlete 245 music:お金に余裕があり、音楽も聴きたいなら
- ForeAthlete 45/45S :コスパ最高なら(心拍計、最大酸素摂取量、最軽量)※私も使用中
本記事の信頼性
- ランニング歴:27年11ヶ月(1994年4月から)
- ランニング実績:2017年2月東京マラソンでサブ4(3時間52分54秒)
»『30キロ過ぎで一番速く走るマラソン』でサブ4達成【私でも可能】
ランニングウォッチは多用するからこそ、慎重に選びたいです。
ガーミンのランニングウォッチは種類が多く、自分に合っているものを探すのは至難です。
本記事では、ガーミンランニングウォッチ10選の調査結果をまとめています。
この記事を読むことで、GARMINランニングウォッチ(ForeAthelete系)がわかり、ランニングウォッチ選びのヒントが得られます。
本記事を書いている私のガーミン220J(2015年9月5日購入し、4年9ヶ月使用)が壊れたので、GARMIN foreathlete 45Sを買いました。
ランニング10km積み上げました。
しかし、ランニングウォッチが故障です。
下記のとおり、動きません。 pic.twitter.com/sStC7HzE7D— Koichi (@KoichiBlog) June 17, 2020
届きました。
✔︎ 軽い
✔︎ 心拍計が楽しい(知らなかった自分発見)
✔︎ リストバンドが心地いい手触り
✔︎ 白がカッコいい(生まれ変わった気持ち)他の機能は後日レビューします。
5年前に買った220Jから、相当の進化を体感。
明日のランニングが楽しみです。 pic.twitter.com/wyEVCQ7vyJ— Koichi (@KoichiBlog) July 16, 2020
Contents
【比較】ガーミンランニングウォッチ10選【ForeAthleteが必要かどうか】
ランニングウォッチは安価ではありません。
まず「必要かどうか」考えてみるのもありです。
スマホアプリ(Runkeeperなど)でも下記ができます。
- ペース、タイム、距離、カロリー
- 音楽も聴ける(イヤホンで走った距離がわかる)
- アプリではランニングに取り組む人同士で交流できる
スマホやポーチの重さが気にならない方は、ランニングウォッチは不要です。
「スマホ+アプリ」で十分だからです。
ただスマホより軽くて、ペースや距離を計測したい方、レース出場の方にはランニングウォッチが最適です。
脈拍数や最大酸素摂取量が計測でき、トレーニング改善につながるランニングウォッチもあるからです。
記録できるものは改善できます。
頻繁に使うランニングウォッチだからこそ、先行投資もありです。
なお本記事では「悪い口コミ」も載せていますので、比較してみてください。
以下、基本用語をまとめています。
GARMINとは
1989年に設立され、アメリカに本社を構えています。
30年前に航空業界で最先端のGPSナビゲーション製品をリリースした会社です。
製品ラインは拡大を続け、航空分野だけでなく、海洋や自動車、アウトドアなどを完全網羅。
Garminは、航空、海洋、自動車、アウトドア、およびフィットネス市場におけるトップブランドです。
心拍とは
1分間に心臓が拍動する回数のこと。
落ち着いているときは少なく、興奮状態のときは多くなります。
通常60〜100程度と言われています。
心拍には最大心拍と呼ばれる指標があり「最大心拍=220ー年齢」で求められます。
心拍をはかるメリットはトレーニング強度が数値的にわかること。
最大酸素摂取量とは
1分間に体重1kgあたりに取り込める酸素の量(ml/kg/分)を示し「VO2max」(Volume〔量〕、O2〔酸素〕、max〔最大値maximum〕)と略記されます。
最大酸素摂取量は全身持久力の指標として用いられます。
GLONASSとは
ロシアの衛星測位システムのこと。
GPSと組み合わせることで、より精度が向上します。
ForeAthlete 45/45S【メリット、デメリット/使用感】
おすすめは ForeAthlete 45/45S です。
恐ろしいコスパを誇るGARMINのGPSランニングウォッチです。
メリット3つ
- コスパ最高(20,000円台)
- 心拍計、GPS、最大摂取酸素量機能付き
- 軽くてコンパクト(重量は45が36g、45Sが32g)
初心者向けですが、中〜上級者でも使用しているモデルです。
機能は後述するForeAthlete 235Jと大差なく、スペックは十分です。
235Jよりも価格が抑えられているのもポイントです。
なおForeAthlete 45と、ForeAthlete45S の違いは「色とサイズ」です。
45Sのサイズが小さく、カラーはホワイト/アイリスで女性向けです。
その他のメリット
- GPS補足時間:3〜10秒
- 心拍ゾーンやV02Max:カラーゲージ表示
- 加速度計センサー内蔵:屋内でのランニングにも対応
- 高精度な距:GPS / GLONASS / みちびき / Galileo に対応
- 動作時間:GPS起動モード 11時間、時計モード 7日間
- ライフログ機能:1日の歩数、距離、消費カロリー、睡眠、ストレスレベルなどの計測値が表示可
- Connect IQ™からワークアウトやトレーニングプランをダウンロード
- スマート通知機能:メール / SNSメッセージ / LINE / 電話着信 / カレンダー
- スマートフォン連携機能:LiveTrack / Garmin Connectへの自動アップロード / データ共有 / オーディオアラート
- セーフティ&トラッキング機能:衝撃から事故を検出すると、登録済みの緊急連絡先へ援助要請を送信
- アプリダウンロードサイトConnectIQでカスタマイズ:ウォッチフェイス、ウィジェット、アプリ、データフィールド
GARMINの操作はシンプルで、わかりやすいです。
重さも軽く、バンドの肌触りも気になりません。
GARMINがあればスマホを持ち歩かずにすむので、ランニングに集中できます。
また「歩数計」がついていて、目標達成すると褒めてくれます。
スマホとの連動で、天気やメール、LINE通知も確認できます。
ランニング後、クールダウンしながら通知チェックも可能なのです。
アプリ「Garmin Coach」を利用したパーソナルランニングコーチ機能で、専門コーチからのアドバイスとあなたの目標に合わせられる無料のトレーニングプランも得られます。
心拍の変動に基づいて算出されたBody Battery(ボディバッテリー)機能が、蓄えた1日のエネルギー量を計測できるため、アクティビティや休息の時間を最大限活用できるよう1日の計画を立てられます。
軽量で、必要な機能を備えたForeAthlete 45/45Sです。
健康志向の方からランニングを趣味とする方まで、アクティブなライフスタイルをサポートします。
あらゆる面でバランスのとれたランニングウォッチです。
デメリット
- 音楽が聴けない
- 液晶画面が小さめ
- ゴリラガラスで保護されていない
- GPSモードの駆動時間が短い(11時間)
- ランニングダイナミクスが内蔵されていない(フォーム改善できない)
- 測定できないものもある(フィットネス年齢、トレーニング状況の分析など)
デメリットが多いですが、ForeAthlete 45/45S はコスパ最高のランニングGPSウォッチです。
音楽は聴けず、ランニングフォーム改善ができなくても、GPSで走行距離やランニング速度が測定でき、心拍やVo2Maxもわかります。
音楽を聴かないランナーであれば、ForeAthlete 45/45S です。
購入前の心配点、なぜ買ったのか、使用感メモ
心配していたこと
- 大きさ
- 縦置きできないという口コミ
- GPSの精度
- 充電スピード
- 電池の持ち具合
- 酸素計測
なぜ買ったのか
- 軽さが魅力
- シンプルな白色がある
- ガーミンブランドの中でも安価
実際に使用してみて、どうだったのか
- 軽い
- 充電は「anker」で気にならない
- 画面が見にくい → すぐに慣れた
- 同期しないと使いにくい → 同期すればOK
- GPSは高精度 → 捕捉するまでに1分かかる
- 電池の持ち具合は公式サイトで記載のとおり
- 大きさはちょうどいい → 女性向けじゃなく、万人向け
- 1kmごとの平均スピードを教えてくれない → これが最大のデメリット
1kmを達成するごとに区間の平均速度を教えてくれるランニングウォッチもありますが、45Sは教えてくれません(私が操作方法を知らないだけかも、ですが)。
ランニング中の平均速度はわかります。
しかし1km走るごとにアラームとともに区間平均速度がわからないのです。
フルマラソンなど区間ごとのペースを知りたい人は多いです。
私がそうでした。
「予定どおりのペースだな」や「飛ばしすぎたので貯金ができた」のように把握がしづらいのが最大のデメリットです。
価格を抑えたい人におすすめ
こんな方におすすめ
- ランニングのデータ計測して楽しみたいランナー
- 心拍数、VO2Maxを計測し、向上したい人
- ForeAthlete 235J の機能はそのままで価格を抑えたい人
下記3人にはおすすめできません。
- 心拍数の計測はいらない人
- VO2Maxの計測はいらない人
- 20,000円以上の予算はない人
商品紹介
- 手首で心拍数を計測し、GPSでペースや距離などのデータを追跡でき、操作も簡単
- 無料のGarmin Coachアダプティブトレーニングプランを使えば、パーソナルコーチのアドバイスが得られる
- Connected 機能には着信テキストや通話着信のスマート通知、Garmin Connect オンラインコミュニティへの自動アップロード
- ライブトラッキング機能、およびスマートフォンで再生中の音楽操作が含まれる
- セーフティ&トラッキング機能には事故検出機能(一部のアクティビティ中)と援助要請機能が含まれており、両機能から緊急連絡先に今の場所をリアルタイムで送信できる
- ランニング、サイクリング、室内トラック、ランニングマシン、Xトレーナー、有酸素、ヨガなどのプロフィールが含まれる
- 稼働時間:スマートモードで最大7日間、GPSモードで最大11時間
参考動画3本
公式サイトより引用します。
ForeAthlete45のレビュー動画です。
デメリットもわかります。
GARMIN ForeAthlete 45、245、945がよくわかる動画です。
Amazon口コミ7個
口コミの6割以上が5つ星(2020年7月2日)です。
悪い口コミもあります。
- ForeAthlete45のGPS捕捉について、4回に1回は5分以上かかる。
- 設定が意図せずデタラメになる(週1程度の頻度で)。
- 普段使いも問題ないデザイン。235などより主張が控えめ。薄い、小さい、軽い。
- 軽くて文字は見やすいが、GPS捕捉に5〜10分かかるため使えない。
- 初期不良でメーカーに交換してもらった。メーカー側の対応は素早く丁寧。
- 私は走りながら音楽も聞かないし大層な機能は不要なので、GPS距離とタイムが分かる中で最安・最軽量ラインのこちらを購入。使用感は文句なし。GPS補足は上空の開けた場所で20秒~1分。ちょっとした屋内や建物の多い場所で1~5分(新宿都庁のビル群では10分以上待っても補足出きず)。
- 使ってみた感想は、コスパ最高。GPSの感度は平均20秒かかる。バッテリーは、1日2時間GPS使用かつ通知機能の利用で大体3日で充電が必要になる感じ
その他の口コミ
GARMIN ForeAthleteの他モデル8種類
目的別に、他のGARMIN ForeAthlete系も紹介します。
GARMINの時計は、品番が数字で分けられています。
簡単な見分け方
- 数字が大きいほど高機能
- 数字が小さいほどコスパ良し
ForeAthlete系の他モデル8種類 ※クリックでジャンプします
- ForeAthlete 220J:心拍計、最大酸素摂取量ともに不要なら
- ForeAthlete 230J:心拍計は不要で、最大酸素摂取量は必要なら
- ForeAthlete 235J:心拍計・最大酸素摂取量が必要で、画面が見やすい
- ForeAthlete 245 Music:235Jに音楽機能がついた
- ForeAthlete 645:Garmin Pay搭載
- ForeAthlete 645 music:Garmin Pay+音楽機能
- Fore Athlete 935:トライアスロン用
- ForeAthlete 945:エキスパート用
1.ForeAthlete 220J:心拍計、最大酸素摂取量ともに不要なら
完全に初心者モデルです。
2つの特徴
- 重量:41g
- 心拍計・最大酸素摂取量ともになし
4年9ヶ月使用しました。
2017年東京マラソンを完走したときの距離の表示が40kmでした。
高層ビルが多いせいか、GPSの精度に誤差が生じたのです。
他は問題なしでした。
販売終了モデルですが、価格はGARMINの中で最安値です(中古)。
2.ForeAthlete 230J:心拍計は不要で、最大酸素摂取量は必要なら
こちらも初心者モデルです。
3つの特徴
- 重量:41g
- 価格:16,918円(2020年7月2日Amazon調べ)
- VO2 Max(最大酸素摂取量)搭載
※VO2 Maxの測定は、心拍計(別売)とペアリングが必要
心拍計がないため、安価です。
「走った距離と速さだけわかればいい」という方に十分な機能です。
3.ForeAthlete 235J:心拍計・最大酸素摂取量ともに必要で、画面の見やすいものなら
3つの特徴
- 重量:42g
- 画面が見やすい
- 心拍計・最大酸素摂取量あり
235Jを購入するのであれば、前述のForeAthlete 45/45S をおすすめします。
理由は3つです。
- ForeAthlete 45/45S は、235Jより価格が安い
- ForeAthlete 45/45S は、235Jよりも新しい(2019年8月1日発売)
- ForeAthlete 45/45S は、235Jのほとんどの機能をそのまま引き継ぎ、コンパクト・軽量化
45/45S より235Jの良い点は、画面サイズが大きめで見やすいことです。
235Jまでの機種が、サブ4を目指すモデルです。
以下、245以降は上位レベルを目指すモデルです。
4.ForeAthlete 245 Music:235Jに音楽機能も搭載
中級者向けの王道モデルです。
機能と価格のバランスが取れているからです。
3つの特徴
- ForeAthlete45との違いは、バッテリー時間とランニングダイナミクス
- 235Jのスペックに音楽保存機能も搭載(500曲ダウンロード可)
- 本体38.5gの超軽量で、GPS稼働が22時間でウルトラマラソンまで対応可
「とりあえず定番モデルが欲しい」という方向けです。
高度なランニングダイナミクスで、以下がわかります。
- ランニング中の上下動比
- 地面に接地した時間、バランス
- ストライドなどのフォーム解析
ランニング中級者や知識がある方には、良い情報源になる機能です。
スマホがなくても音楽が聞けるのはメリットです。
5、6.ForeAthlete 645/645 music:Garmin Pay搭載
ランニング中にForeAthlete 645 をかざすだけで買い物ができるハイスペックモデル。
3つの特徴
- 耐久性、デザイン向上
- 心拍計・最大酸素摂取量あり
- Garmin Payで買い物ができる
Garmin Payはローソン、マクドナルド、TSUTAYAなどで使えます。
重量は42gで、GPS起動モードは14時間もちます。
ForeAthlete 645にはmusic機能はついていません。
music機能を希望する方は「ForeAthlete 645 music」です。
645は街ランが好きな方向けです。
7.Fore Athlete 935:トライアスロン用
3つの特徴
- 防水性の強化
- トライアスロン想定の機能
- クロスカントリースキー、トレイルラン、ハイキングなどのトレーニングにも対応
Garmin Pay はついていません。
8.ForeAthlete 945:エキスパート用
上級者向けの最高峰ハイスペックモデルです。
3つの特徴
- 重量:50g
- バッテリーやデータ分析、音楽(1,000曲保存)あらゆる機能あり
- ウルトラマラソン、トライアスロンにも対応
「高機能モデルが欲しい」という方向けです。
バッテリーはウルトラモードで驚異の50時間です(GPS起動モードで32時間)。
まとめ:ランニングウォッチで記録をとり、モチベーションにつなげよう
ガーミンランニングウォッチまとめ
- ForeAthlete 945:最高峰ハイスペックモデルなら
- ForeAthlete 230J :心拍計、最大酸素摂取量ともに不要なら
- ForeAthlete 245 music:お金に余裕があり、音楽も聴きたいなら
- ForeAthlete 45/45S :コスパ最高なら(心拍計、最大酸素摂取量、最軽量)※私も使用中
ランニングの記録を取らずに走るのは、少しもったいないです。
距離や速度、消費カロリーなどの記録が取れず、改善につながらないからです。
3つの疑問を持たなくて済みます。
- 体力はついているだろうか
- 今月はどれくらい走っているのだろう
- 以前より速く走れるようになったのか
客観的にわからないことは苦役です。
ランニングアプリでも何でもいいので記録したほう良いのです。
正確に記録を取るならランニングウォッチです。
モチベーションにつながり、走るのがおもしろくなるからです。
知識がないままがむしゃらに走っても効率的なトレーニングはできません。
休養を度外視した練習でケガをするリスクも高まります。
以上です。
P.S. 人それぞれ条件は違いますが、ランニングウォッチ選びのヒントになれば幸いです。