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リーバイス501・66後期【前期との違い/デッドストックの色落ち】

2020年4月19日

リーバイス501・66後期【前期との違い/デッドストックの色落ち】
  • 「リーバイス501・66(ロクロク)後期の色落ちを知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • リーバイス501・66後期のスペック
  • リーバイス501・66後期の色落ち【1979年製デッドストック】

 本記事の信頼性

15年前に「リーバイス501・66後期」をデッドストックで「Luby's」で購入しました。

66モデルには3種類あります。

  • 66E(ビッグイー)
  • 66前期
  • 66後期

本モデルは、1979年6月製造の「66後期」です。

本記事では、リーバイス501・66後期のスペック、1979年製の色落ちを解説します。
この記事を読むことで、66後期と66前期の違い・見分け方、実際に履き込んだ18枚の写真がわかります。

リーバイス501・66後期【前期との違い:バックポケット裏、トップボタン裏】

リーバイス501・66後期【前期との違い:バックポケット裏、トップボタン裏】

「1970年代中期から1980年頃」に製造されていたものは「66後期」と呼ばれています。

66前期と66後期の見分け方

製造年による違いがあります。

  • 66前期…1969年〜1970年中期
  • 66後期…1970年代中期〜1980年頃

ダブる期間があります。

66前期、66後期の見分け方は「バックポケット裏の縁のステッチ」です。

  • 66前期…ステッチがシングルで縫われている
  • 66後期…ステッチがチェーンステッチで縫われている

ゆえに66前期を「66シングル」、66後期を「66チェーン」と呼ぶ場合もあります。

 66後期と赤耳の見分け方は?

「赤耳のバックポケット裏もチェーンステッチなので、66後期と赤耳の見分け方がわからない」と思われるかもしれません。

66後期と赤耳の見分け方は、トップボタン裏の数字"6"です。

"6"であれば「66後期」なのです。
内タグの縮み率が、66後期は「8%」、赤耳は「10%」の表記です。

66前期については「リーバイス501・66前期【1974年製デッドストックの色落ち/相場】」で詳しく解説しています。

リーバイス501・66後期のスペック

  • 米国製(1979年7月製造)
  • 紙パッチ
  • ボタンフライ
  • 赤タブスモールe
  • ストレートフィット
  • セルビッジ(赤耳)
  • トップボタン裏刻印6
  • シルバーの打ち抜きリベット
  • 内側タグ(縮み率8%の表記)
  • ボトムステッチ(チェーンステッチ)
  • バックポケット裏(チェーンステッチ)

リーバイス501・66後期の色落ちの写真18枚【1979年製デッドストックを15年履き込んだ】

リーバイス501・66後期の色落ちの写真18枚【1979年製デッドストックを15年履き込んだ】

15年ほど履き込んだ色落ちを紹介します。

 前面シルエット

シルエットは幾分細いストレートです。

W33、W32のジャスサイズで購入しました。
なおウエスト周りは84センチです。

色合いは、66前期ほどの「タテ落ち」感はありません。

赤耳よりは若干、タテ落ち感があります。
かなり履き込んだので、だいぶ薄い色になってしまいました。

リーバイス501・66後期

 後面シルエット

ストレートですが、かなり細めです。
裾はほど良く色落ちが出ています。

リーバイス501・66後期

やや大きめのバックポケットです。

トレードマークのアーキュエイトステッチはオレンジ糸です。

リーバイス501・66後期

バックポケット裏縁のステッチはチェーンになっています。

66前期からの変更点です。

66後期以降はチェーンステッチが続きますが、現行の「MADE IN THE USA」シリーズはシングルステッチに戻りました。

リーバイス501・66後期

ベルトループです。
若干、縫い方が雑な感じです。

リーバイス501・66後期

リーバイス501・66後期

コインポケットは使用していませんが、座り方の癖の「アタリ」が出ています。

コインポケットの裏縁はチェーンステッチです。

リーバイス501・66後期

リーバイス501・66後期

裾はチェーンステッチで、赤耳です。
赤色は残っていませんが、赤糸でステッチングされています。

リーバイス501・66後期

501の象徴、ボタンフライです。

トップボタン横は並行ステッチが特徴です。

リーバイス501・66後期

紙パッチ

紙パッチです。
「丈夫なジーンズ」を表すツーホースマークは、リーバイスの誇りです。

66前期や赤耳と同様「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」のスタンプがあります。
小さい黒字の501スタンプも、消えずに残っています。

 パッチに表記されているのもの(上から)

  • リーバイ・ストラウス社の社名
  • 所在地
  • オリジナリリベットを使用しているという表記
  • XXデニムを使用しているという表記
  • ツーホースマーク
  • リベット付きズボンの特許をとった日付「MAY 20 1873」
  • ロットナンバー、ウエストサイズ、レングスサイズ

1960年くらいまでの501XXには「Every Garment Guaranteed」、通称" ギャラ入り "表示が入ります。

リーバイス501・66後期【Every Garment Guaranteed】

赤タブはスモールe

両面にスモールeの刺繍があります。

リーバイス501・66後期

隠しリベットはありません。

リーバイス501・66後期

アーキュエイトステッチは他部分の綿糸と同じく「オレンジ」です。

リーバイス501・66後期

トップボタン裏の数字は「6」です。
66前期、66後期には「6」が刻印されていますので、赤耳との見分ける際に役立ちます。

66前期と同じく、トップボタン横は並行ステッチです。

トップボタン裏の数字で、どこの工場で生産されたかわかります(空欄は不明)。

  • 6
  • 522
  • 524 エルパソ工場 テキサス州
  • 525
  • 546
  • 552
  • 553 本モデルですが、工場名は不明
  • 555 バレンシア工場 カルフォルニア州(2003年に閉鎖)
  • 575
  • 653

リーバイス501・66後期

内タグには「縮み率8%」の表記です。

赤耳は「縮み率10%」ですが、66前期と66後期は「縮み率8%」です。

66後期は66前期と比べると「タテ落ち」感は薄れますが、それでも「縮み率8%」の生地を使った66モデルであることに変わりありません。

リーバイス501・66後期

内タグの裏には「6 9 6」が印字。

意味は「6月製造、1979年、工場番号6」です。

リーバイス501・66後期

かぶせタイプの銀色のリベットです。

リーバイス501・66後期

色がだいぶ薄れてしまいましたが、引き続き履き込みつつ、色落ちを更新していきます。

なお66後期については「リーバイス501・66後期【前期との違い/デッドストックの色落ち】」で解説しています。

ジーンズの洗い方、干し方は「ジーンズの洗い方、干し方、リペアをQ&A形式で解説【動画4本】」で解説しています。

なおジーンズを蛍光剤入り洗剤で洗うと、こすれない部分まで白くなり色落ちが進んでしまいます。
したがって、色落ちを少しでも止めたい方は、蛍光剤入り洗剤で洗うのは避けたほうが良いです。

「水洗い」または「ジーンズ専用洗剤」がおすすめです。
»【比較】デニム専用洗剤おすすめ10選まとめ【ジーンズ歴33年】

リーバイス501・66後期の解説サイト3つ

リーバイス501・66後期

66後期を解説しているサイト3つを紹介します。

関連動画3本

66後期に関連する動画を3本紹介します。

まとめ:リーバイス501・66後期を入手して、色落ちを楽しもう

まとめ:リーバイス501・66後期を入手して、色落ちを楽しもう

66後期は当時、デッドストックで5万円ほどで購入しました。
今では15万円以上の値段が付いています。

デッドストックは時間が経てば経つほど「希少価値」から価格は釣り上がっていきます。

リーバイス501・66後期のデッドストックは、以前、原宿「バナナボート」「Marvin's」や高円寺「サファリ1号店」で在庫確認できました。
下記記事にまとめています

以上です。

P.S. ジーンズをデッドストックから履き込むのが楽しいです。

 参考書籍まとめ

関連記事リーバイス501のシュリンクトゥフィットとは【縮み率/洗い方】
関連記事リーバイスの歴史を完全まとめ【501の年代別シルエットも写真で】

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