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社員旅行の社長挨拶の例文【宴会はじめ3つ+散会1つ+管理職5つ】

2024年7月27日

社員旅行の社長の挨拶例文【宴会はじめ3つ+散会1つ+管理職4つ】
  • 社員旅行の社長挨拶に使える例文を知りたい
  • いつもとは違う新鮮な挨拶で、マンネリを防ぎたい
  • 挨拶で社員旅行を盛り上げ、和やかな雰囲気をつくりたい​

この記事は、人前で話すことに慣れていない新任社長へ向けに書いています。

 この記事でわかること

  • 社員旅行の社長挨拶の例文4つ
  • 管理職の挨拶例文5つ

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 添乗:国内・海外、計123本で社員旅行の添乗経験あり

社員旅行の添乗で、社長挨拶をたくさん見てきました。

印象に残っているのは、30秒だけ挨拶した社長です。
内容は2つだけでした。

  • 幹事さんへのお礼
  • 旅行を楽しんでもらう言葉

旅行先で堅苦しい話は聞きたくありません。
社員旅行の挨拶は「逆」をすればいいのです。

最高のスピーチは「短くて、笑いもとれる」なのです。

本記事には「笑い」のネタはほぼありません。
オーソドックスな挨拶例文を、まとめました。

なお乾杯挨拶は「後日更新」にまとめる予定です。

 挨拶でいちばん役立った本

添乗員のときに7回以上、読んだ中谷彰宏さんの「なぜあの人は人前で話すのがうまいのか」です。毎回の添乗で試したくなる「話し方のコツ」が多いです。人前で話すのが怖くなくなる10万部突破のロングセラーです。

社員旅行の社長挨拶【4つの例文】

社員旅行の社長の挨拶【4つの例文】

社長挨拶の構成

  1. はじめ:幹事へのねぎらい
  2. 社員への感謝:仕事の話は明るくポジティブ、短めに
  3. 宴会と旅館について:旅行先の印象、自ら楽しむ姿勢も
  4. むすび:リラックスして、楽しんでもらう言葉を

社員旅行が毎年恒例であれば、以下もありです。

  • 過去との比較や思い出
  • 宿泊先の旅館や周辺地の話題

1.宴会はじめ:短い例文

社員旅行の開催にあたり、一言ご挨拶をさせていただきます。
まず日頃のみなさんの努力に感謝いたします。

私はさきほど露天風呂に入り、体の芯から温まりました。
露天風呂から見える景色は、すばらしいです。
風呂の中から見える緑の木々が美しく、眺めていると疲れがすっと取れるように感じました。
◯◯旅館を選んでくださった幹事さん、ありがとうございます。

今日は仕事のことは忘れて、おおいに食べ、飲み、くつろいでください。
みなさんと楽しい時間を共有できることを楽しみにしていました。

挨拶はこれぐらいにして、あとは幹事さんにおまかせします。
楽しいひとときを過ごしください。

ねぎらいの言葉だけです。
個人の印象を伝えて、くつろぎの雰囲気をつくります。

旅行先の空気が変わりますので、難しい話(会社の業績など)は入れません。
シーンとしらけるのが最悪だからです。

2.宴会はじめ:長い例文

3分30秒のスピーチです。

長い間バスに揺られて、みなさんお疲れ様でしたが、ここからが本番です。
今夜は大いに楽しみましょう。
まず、素晴らしい旅行を企画してくれた幹事さんたちに感謝の意を表します。
毎年恒例の社員旅行ですが、準備は大変だったことでしょう。
本当にご苦労様でした。

さて、ご存じのとおり、日本の経済状況は依然として厳しい中、我が社の業績は少しずつ改善しています。
みなさんの頑張りのおかげです。
おかげで今年もこうして社員旅行を実施できたこと、うれしく思います。

とはいえ、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
私も気を引き締めて仕事に臨んでいますが、みなさんも現状に満足せず、さらなる努力をお願いしたいと思います。
旅行先で仕事や社会情勢について話すのも堅苦しいので、この辺でやめにしましょう。

今夜は仕事を忘れ、心身をリフレッシュしてください。
のちほどみなさんにお酒を注いで回りますので、ふだんは言えないことも聞かせてください。
遠慮なく話してもらえるとうれしいです。

また、新入社員のみなさんは、まだ話をしたことのない先輩社員と交流する良い機会です。
積極的に話しかけてください。
先輩社員のみなさんも、ぜひ声をかけて一緒に飲みましょう。
幹事さんたちが楽しい余興も用意していますので、心ゆくまで楽しんでください。

この旅館は温泉が自慢で、大浴場やひのき風呂、露天風呂があります。
私も温泉が大好きなので楽しみにしてきました。
もしお風呂でお会いしたら、裸の付き合いをしましょう。
各部屋からの眺めも素晴らしいとのことです。
料理、温泉、景色を存分に楽しんでください。

長く話しすぎると、せっかくの料理が冷めてしまいますので、この辺で乾杯しましょう。
みなさん、グラスにビールを注いでください。
それでは、乾杯。

「仕事を頑張りましょう」や「旅館の印象」を削ってもOKです。
削っても自然な挨拶です。

3.宴会に途中参加

宴なかばございますが、みなさんにアルコールがまだ回りきっていないうちに一言ご挨拶いたします。
今日は早朝からのバス旅行でお疲れかと思いますが、ひと風呂浴びた後のみなさんの顔を拝見すると、リフレッシュされているようですね。

私は所用で遅れて参加しましたが、バスの中でも盛り上がっていたと聞いております。
それにもかかわらず、こうして元気な姿を見られるのは頼もしい限りです。

みなさんの努力のおかげで、我が社の業績も順調に伸びています。
他の同業他社が苦戦する中で、上半期には前期比10%の売上増を達成しました。
みなさんの日頃の努力とチームワークの賜物です。
心から感謝しております。

まだまだ厳しい経済状況が続いていますが、明るい兆しも見えてきています。
我が社は若い会社であり、この状況は成長のチャンスです。
これからもみなさんの一層の努力を期待しています。

美味しそうな料理やお酒を前にして堅苦しい話になってしまいましたが、今日は仕事を忘れて存分に楽しんでください。
ここのシシ鍋は雑誌に載るほどの自慢料理だそうです。
そのほかにも山海の珍味がたくさんあります。
おいしい料理とお酒を心ゆくまで楽しんでください。

また、普段あまり交流がない部署の方々とも積極的に話しかけて、コミュニケーションを深めてください。
もちろん私にも話しかけてください。
今夜は無礼講ですので、上司や部下の垣根を取り払って、大いに語り合いましょう。

最後になりましたが、今回の社員旅行の企画に尽力してくれた幹事のみなさんに感謝の意を表します。
おかげで楽しい宴会になりそうです。

話が長くなりましたので、この辺でマイクを幹事さんにお返ししますが、後ほどまたマイクを取り返して一曲歌いたいと思います。
どうぞお聴き逃しのないように。
それではみなさん、今夜は心ゆくまで一緒に楽しみましょう。

上記挨拶のタイミングは「乾杯後、まだ誰も席を移動していないとき」です。

アルコールがまわり、宴会が盛り上がっているときにする挨拶ではありません。
長すぎるからです。

宴会開始30分以降であれば、前述の「短い例文」のほうが望ましいです。

4.旅行終了時

構成は「お礼、今まで、これから」の3つです。

  1. お礼:幹事へのねぎらい
  2. 今まで:旅行の振り返り(楽しめたこと、収穫があったこと)
  3. これから:仕事につなげる言葉で締める

例文です。

みなさん、どうもお疲れ様でした。
道路が混雑していたようで、予定よりも少々遅れて到着しました。
最後に、私から簡単にご挨拶いたしたいと思います。

昨日の朝出発して、丸2日間、みなさんと一緒に楽しい時間を過ごせました。
幹事さんたちがいろいろと骨を折ってくれたおかげです。
幹事さんたち、本当にご苦労様でした。

2日間、みなさんからいろいろとお声をかけていただいたり、普段なかなか話すことのできない方とも話せたり、みなさんとの距離がだいぶ縮まったように感じています。
私としてはこれが何よりの収穫でした。
この喜びを明日からの仕事に生かしていきたいと思います。

みなさんもだいぶリフレッシュできたことと思います。
明日からまた心機一転、日常の業務に励んでいただきたいと思います。

では3本締めで締めたいと思います。
みなさん、よろしくご唱和ください。
「よ~、」

どうもありがとうございました。
どうぞ、お気をつけてお帰りください。

社員旅行の管理職挨拶【5つの例文】

社員旅行の管理職の挨拶例文

管理職は、以下のシーンで挨拶を求められます。

  • 社長が不在
  • 部署内イベント
  • 挨拶の役割が多い

構成は社長挨拶と同様ですが、ポイントが異なります。

  • 冗談は軽めに:上司の挨拶は、緊張させないように冗談を交えると効果的
  • 部員をほめる:日頃の成果をたたえるとモチベーションが上がる(チームワークを褒めるのもあり)
  • リラックスさせる:初めての参加の人がいる、いないにかかわらず

1.バス旅行のはじめの挨拶

みなさん、本日はお疲れさまです。
私たちの部内旅行も回を重ね、今年で8回目となりました。
最初はわずか5人でのマイカー旅行だったものが、今では総勢26人に増え、貸し切りバスを使うまでになりました。
この成長はみなさん一人ひとりの努力の成果であり、満足しています。

運転手さんによると、あと30分も走れば、紅葉の美しい山々が広がってくるそうです。
車窓からの風景を存分に楽しんでください。
昼食は地元で採れた新鮮な素材を使った山菜鍋です。
北村さんが早くもしおりでチェックしており、おなかも満足すること間違いありません。

本日の旅行のテーマは、日頃の疲れを癒し、社員間のコミュニケーションを深めることです。
今日一日は仕事のことは忘れ、心身をリラックスさせ、愉快に過ごしましょう。

2、3.宴会はじめ:短い例文2つ

部内旅行の部長挨拶の例文です。

「仕事の成果」をほめると、場がポジティブになり、盛り上がります。
社長挨拶と同様に「仕事の話は短く」です。

みなさん、ひと風呂浴びてさっぱりしたようですね。
年に一度の部内旅行に、全員が参加できて喜ばしい限りです。
幹事さんも準備がたいへんだったでしょうが、本当にご苦労様です。

さて、みなさんもご存じのとおり、厳しい経済環境の中でも、わが社の売り上げは順調に伸びています。
営業部も大いに貢献しており、みなさん一人ひとりの努力が実を結んでいることに満足しています。
先日、社長からもおほめの言葉をいただき、今回の旅行には会社から少々予算をいただきました。
こうしてたくさんのごちそうが並べられているのも、みなさんの日ごろの努力の成果です。

今夜は、心置きなく、思う存分飲んで食べて仕事の疲れを癒してください。
私も今夜は役職を忘れて、大いに楽しみたいと思います。

ごちそうを前にしての長話も無粋ですので、さっそく乾杯といきましょう。
ではみなさん、お手元のグラスにビールを注いでください。
乾杯の音頭は課長にお願いしましょう。

もう1つは「仕事の雰囲気を出さない挨拶」です。

旅行に来てまで私の声を聞きたくないかもしれませんが、幹事から「やれ」と言われたので一言ご挨拶させていただきます。
日ごろのみなさんの頑張りに対し、この場を借りてお礼を申し上げます。

ようやく繁忙期を終え、恒例の営業一部の社員旅行となりました。
おいしい空気、おいしい料理、おいしいお酒を楽しみながら、今日はのんびりと楽しい時間を過ごしましょう。
また、今日はくつろいだ席でみなさんの仕事を離れたお顔も見られるのを楽しみにしています。

それでは、恒例により新人の方に乾杯の音頭をお願いしましょう。

乾杯を新人にしていただくと、フレッシュ感が出ます。
たどたどしかったりするので、自然に場がなごみます。

4.宴会はじめ:長い例文

みなさん、今日はたいへんお疲れ様でした。
早朝よりバスに揺られ、騒がしい東京を離れて紅葉の美しい山々を車窓から眺めながら、静かな温泉地にやってまいりました。
バスの中では、朝が早かったせいか、それとも宴会に備えていたのか、カラオケにも負けない大いびきをかいてぐっすりお休みの方もいらっしゃいましたが、温泉にゆっくりつかって、みなさん万全の体調のようですね。
今夜は最後まで大いに飲みましょう。

さて、わが営業部の恒例になった部内旅行も、今年で10回目となりました。
最初はわずか数人で始まった旅行も、今ではスタッフが30人を超え、宴会場を借り切るまでになりました。
十年一昔とは言いますが、当時を振り返ると感慨深いものがあります。
ひとえにみなさんの仕事に対する熱意と、わが部のチームワークの賜物と思います。

ただ、ご承知のとおり、最近の経済情勢はわが社にも影響を及ぼしています。
なんとか横ばいを維持していますが、さらなる発展を目指すためには、みなさんのいっそうの努力が必要です。
会社の発展は営業部の頑張りにかかっていると言っても過言ではありません。
今以上のチームワークを発揮し、業務に邁進していきたいと思います。

今夜は日ごろの疲れをいやし、骨休めをしてください。
先輩後輩関係なく酒を酌み交わし、親睦を深めましょう。
無礼講ですから、先輩諸君は後輩にどんどん話しかけ、後輩諸君も遠慮なく思っていることや疑問をぶつけてください。
わが営業部のチームワークはこうやって築かれてきました。
もちろん私も例外ではありません。
どんな意見や不満も私にぶつけてください。

聞くところによると、今年入社の3人は酒豪ぞろいだそうですね。
先輩諸君も負けないようにしましょう。
私も今夜はみなさんに負けないように飲むつもりです。

話が少々長くなりました。
ごちそうを前にしてお待たせするのも申し訳ないので、そろそろマイクを幹事さんに戻します。
最後に、毎年この旅行の企画や準備に尽力してくれている◯◯さんに感謝の意を表します。
ではみなさん、最後までゆっくり楽しんでください。

5.宴会はじめ(課長挨拶)

旅館到着までの振り返りは、導入によく使われます。

みなさん、長い時間バスに揺られて、お疲れ様でした。
今日は素晴らしい天気で、ここに来るまでの車窓からの新緑も美しかったですね。
天気の良さも、わが総務部のスタッフの日ごろの心がけの良さの表れではないでしょうか。

幹事さんもいろいろとご苦労様でした。
最近は、私たちおじさんだけでなく、若い人たちの間でも温泉ブームだそうですね。
この温泉地も露天風呂や打たせ湯など、さまざまな風呂があり、若いお客さんも増えているとのことです。
温泉は私たち年配の者には旅に欠かせないものですが、若い人たちも同じように楽しんでいるのは嬉しい限りです。

今夜は宴会で思いっきり飲んで食べたあとは、ゆっくり温泉につかって日ごろの疲れを癒してください。
私も文字どおりの裸のつきあいを楽しみにしております。

たくさんのごちそうを前にして、つまらない話を続けるのも野暮なことです。
そろそろ幹事さんにマイクをお返しします。
みなさん、今夜はどうぞゆっくり最後まで楽しんでください。

社員旅行での社長挨拶の重要性

社員旅行での社長挨拶の重要性

「いまさら」と思う方もいらっしゃると思います。
念のため書いておきます。

社員旅行の目的

  • リフレッシュ
  • 社員同士の親睦を深める
  • チームの絆が強める

社長挨拶の役割

  • 社員への感謝やねぎらいの気持ちを伝える
  • 会社のビジョンや方向性を共有する

社員旅行での社長挨拶は、単なる儀礼ではありません。
社員との絆を深め、会社の未来をともに築くための時間です。

社長挨拶の影響とプラス効果

  • モチベーションの向上:社員は努力が認められていると感じる(業務にも良い影響)
  • コミュニケーション活性化:社員がより親しみやすく感じる
  • 組織全体の一体感が生まれる:会社の方向性を理解し、共感する
  • 社員旅行の楽しさを倍増:社長の温かい言葉やユーモアでリラックスした雰囲気を作る

「社長挨拶」は社員旅行の成功に必須です。
社員のやる気を引き出し、会社全体の成長に役立ちます。

社長が会社の未来について語ることで、社員は共通目標に向かって一体感を持って働く意識が強まるのです。

社員旅行の社長挨拶の重要ポイントまとめ

社員旅行の社長挨拶の重要ポイントまとめ

社員旅行の社長挨拶は、社員全員がリラックスし、和やかな雰囲気を作るために大切です。

 重要ポイント

  • 幹事さんへのお礼:社員旅行の準備をしてくれた幹事への感謝の言葉を必ず含める
  • 社員への感謝:日頃の努力に対する感謝の言葉を伝える
  • 旅行先の印象:旅行先の魅力を伝え、自らも楽しんでいる姿勢を見せる
  • 短くてユーモアを:挨拶は短くし、笑いを交えることで場を和ませる
  • 仕事の話は短めに:業績や経済状況については簡潔に触れる程度にとどめる
  • 自然な挨拶:挨拶は自然体で、形式ばったものではなくリラックスした雰囲気で行う
  • 宴会のスタート時:挨拶は宴会の始めに行い、食事や飲み物が冷めないように配慮する
  • シーンに合わせたバリエーション:挨拶の長さや内容は、宴会の状況や参加者の状態に応じて調整する
  • 管理職の挨拶:社長不在時や部署内のイベントでは、管理職の挨拶も重要で、社員をリラックスさせる内容が求められる
  • 普段の業務から離れて:旅行や宴会の場では、仕事の話から離れ、リフレッシュの場であることを強調する

社員旅行を成功させるためには、良い挨拶が必要です。

なお、社長であれば他社の旅行に招待されることもあるはずです。
挨拶を求められた場合を想定した例文を「【保存版】招待旅行の挨拶例文まとめ【主催者7つ、お客さま3つ】」にまとめました。

以上です。

P.S. 場を盛り上げる素晴らしい挨拶を準備してください。

 参考

関連記社員旅行の幹事のための挨拶例文【バス車中、宴会開始、宴会締め】
関連記事添乗員の「朝、到着前、最後」の挨拶の流れ【6つの例文+笑いあり】

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