暑中見舞いを初めて書く方や、「何を書けばいいかわからない」という方へ向けた保存版記事です。
基本は「お見舞いの挨拶→相手への気遣い→近況→結び→日付」の5ステップです。
相手別の文例、はがき・メールの使い分け、よくある失敗例まで網羅しました。
【友人・知人】 暑中お見舞い申し上げます。毎日暑いですね。お体に気をつけてお過ごしください。
【上司・目上】 暑中お見舞い申し上げます。〇〇様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
【取引先ビジネス】 暑中お見舞い申し上げます。貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
【送る時期】 小暑(7月7日頃)〜立秋前日(8月6日頃)まで
・相手別(上司・取引先・友人・親戚・先生)のコピペ文例と選び方
・はがき・メール・LINEでの使い分けと文体比較表
・暑中見舞いの基本構成と5ステップの書き方
・一言添えるだけで変わるアレンジのコツ
・送る時期・返信文例・よくある失敗例とマナー
この記事の目次
相手別の文体比較表|上司・取引先・友人・親戚
どの文体を選ぶかは「相手との関係性」で決まります。
送る前にこの表で確認してください。
| 相手 | 文体 | 頭語・結語 | はがき/メール | 代表的な書き出し |
|---|---|---|---|---|
| 取引先・顧客 | 漢語調・格式ある表現 | 不要(暑中見舞いは使わない) | はがき推奨 | 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます |
| 上司・目上 | 丁寧な敬語 | 不要 | はがき・メール両可 | 〇〇様にはご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます |
| 親戚・知人 | やや丁寧な言葉 | 不要 | はがき・メール両可 | 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか |
| 友人・同僚 | 口語調・自然な言葉 | 不要 | はがき・メール・LINE | 毎日暑いですね。お元気ですか |
・暑中見舞い(立秋前) → 令和〇年 盛夏
・残暑見舞い(立秋後) → 令和〇年 晩夏
具体的な月日は書かないのがマナーです。例文末尾の「令和〇年 盛夏」は適宜省略・変更してください。
そのまま使える暑中見舞いの文例
はがき・メール両対応の文例を相手別に掲載します。
〇〇を相手の名前・社名に変えるだけで完成します。
友人へ送る例文
親しい友人への暑中見舞いは、定型文より自然な会話に近い言葉が向いています。
近況報告・再会の約束など相手との関係に合わせた一言を添えましょう。
はがきでもLINEでも使いやすい文体です。
「こちらはなんとか元気にやっています」の後に「最近〇〇を始めた」「先月〇〇に行ってきた」など具体的な近況を1文加えると温かみが増します。
LINEや返信では末尾の「令和〇年 盛夏」を省略してもOKです。
親戚へ送る例文
親戚には友人より少し丁寧な言葉を意識しましょう。
遠方の親戚には子どもの成長や家族の近況を添えると喜ばれます。
年配の親戚にははがきが好まれる傾向があります。
上司へ送る例文
上司への暑中見舞いは、日ごろの感謝と仕事への意欲を一言添えるのがポイントです。
くだけた表現は避け、丁寧な言葉で統一します。
重要な上司にははがきが誠意を伝えやすいです。
「〇〇の業務も順調に」の〇〇に担当プロジェクト名を入れると上司への誠実さが伝わります。
上司の名前を冒頭に入れる場合は「〇〇部長には」など役職をつけるのがマナーです。
取引先へ送る例文
取引先への暑中見舞いはビジネス文書として位置づけましょう。
「拝啓〜敬具」は不要です。
重要取引先にははがき、継続的なやりとりがある相手にはメールでもOKです。
「今後ともご支援のほど〜」の前に新製品やサービスの案内を一言添えるDM形式にすることもできます。
ただし営業色が強くなりすぎると印象を損なうため、1文程度にとどめましょう。
顧客・お客様へ送る例文
先生や恩師へ送る例文
先生・恩師への暑中見舞いは、感謝と現在の近況を丁寧に伝えましょう。
在学中なら学業の様子を、卒業後なら仕事や近況を添えると喜ばれます。
暑中見舞いの基本的な書き方・構成

「何を書けばいいかわからない」という方は、まず5つの要素を順番に埋めるだけで文章が完成します。
| 順番 | 内容 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| ① | お見舞いの挨拶 | 暑中お見舞い申し上げます。 |
| ② | 相手を気遣う言葉 | 猛暑が続いておりますが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。 |
| ③ | 自分や家族の近況 | おかげさまでこちらも元気にしております。 |
| ④ | 健康を願う結び | どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。 |
| ⑤ | 日付(年と時期) | 令和〇年 盛夏(残暑見舞いは「晩夏」) |
・「拝啓」「敬具」は暑中見舞いには使わない
・正式なはがきでは句読点を省く慣習がある(メールでは入れてOK)
・「暑中御見舞申し上げます」(漢字表記)も正しい
・「どうかご自愛ください」が正しい用法(「お体にご自愛」は二重表現でNG)
印刷した暑中見舞いに手書きで一言添えるだけで、受け取った側の印象が大きく変わります。
たとえば「〇〇さんが先月話してくれた旅行の話、楽しそうでしたね」のように直近の会話や共有した思い出に触れた一文を加えると、受け取った人は「自分のことを覚えていてくれた」と感じます。
同じ印刷物を100人に送っていても、その一言があるだけで「特別なはがき」に変わります。長くなくていいのです。
季節の挨拶は形式より、相手への気持ちが伝わることが何より大切です。
暑中見舞いを書くときによくある失敗例
毎年繰り返されやすい失敗を6つまとめました。
送る前のチェックリストとして活用してください。
【理由】暑中見舞いは「見舞い状」のため頭語・結語は不要。「暑中お見舞い申し上げます」から直接書き始めましょう。
【NG例②】8月7日以降に「暑中見舞い」を送る
【理由】正しい時期は小暑(7/7頃)〜立秋前日(8/6頃)。8/7以降は「残暑見舞い」に変えましょう。
【理由】「ご自愛」に「体を大切にする」という意味が含まれるため「お体に」は重複表現。正しくは「どうかご自愛ください」です。
【理由】文体が途中で崩れると不自然な印象を与えます。ビジネス相手には最後まで丁寧な言葉で統一しましょう。
【理由】「残暑」は立秋(8/7頃)以降の言葉です。立秋前は必ず「暑中見舞い」を使いましょう。
【理由】暑中見舞いの主役は「相手への気遣い」。近況は1〜2文にとどめ、健康を願う言葉を忘れずに入れましょう。
暑中見舞いに添える一言例文
印刷した文面に手書きで一言添えるだけで「自分のために書いてくれた」と感じてもらえます。
(または)涼しくなったらまた会いたいね。連絡待ってるよ!
(または)いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
暑中見舞いを送る時期
送る時期の間違いが最も多い失敗です。
今日の日付と照らし合わせて確認してください。
| 種類 | 送る時期 | 書き出し | 末尾の日付 |
|---|---|---|---|
| 暑中見舞い | 小暑(7/7頃)〜立秋前日(8/6頃) | 暑中お見舞い申し上げます | 令和〇年 盛夏 |
| 残暑見舞い | 立秋(8/7頃)〜8月末ごろ | 残暑お見舞い申し上げます | 令和〇年 晩夏 |
・7/7より前 → まだ送れない(小暑を待つ)
・7/7〜8/6 → 暑中見舞い
・8/7以降 → 残暑見舞い(書き出し・日付を変える)
・立秋の日付は年によって1日前後することがある
立秋後は残暑見舞いに変える
暑中見舞いへの返信例文
相手から暑中見舞いをいただいた場合は、1〜2週間以内に返事を出しましょう。
いただいたことへの感謝を一言添えると丁寧な印象になります。
立秋前なら「暑中見舞い」、立秋後なら「残暑見舞い」として返事を出します。
暑中見舞いのマナーと注意点
基本的なマナーを押さえておくと、相手に失礼なく好印象な文章を送ることができます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 頭語・結語 | 「拝啓」「敬具」は使わない。「暑中お見舞い申し上げます」で書き始め、「令和〇年 盛夏」で締める |
| 句読点 | 正式なはがきでは省く慣習あり。メールでは入れてOK |
| 文体の統一 | 漢語調で始めたら最後まで丁寧な言葉で統一する |
| 「ご自愛」の使い方 | 「お体にご自愛」は重複表現。「どうかご自愛ください」が正しい |
| 喪中の扱い | 喪中でも送れる(暑中見舞いはお祝いではなく安否伺い)。落ち着いたデザインを選ぶと無難 |
| 印刷文への一言 | 印刷ではがきに手書きで一言添えると受け取る側の印象が大きく変わる |
暑中見舞いのよくある質問
暑中見舞いを書く前のチェックリスト
☑ 相手に合った文体を選んでいる(ビジネス:漢語調 / 友人:口語調)
☑ 送る時期が正しい(小暑7/7〜立秋前8/6は暑中、8/7以降は残暑)
☑ 末尾の日付が正しい(暑中見舞い:盛夏 / 残暑見舞い:晩夏)
☑ 手書きの一言か、相手への気遣いを一文添えている
☑ 宛名・相手の名前に誤字がない
まとめ|相手に合う例文を選んで気持ちを伝えよう

暑中見舞いは「お見舞いの挨拶→気遣い→近況→結び→日付」の5ステップを押さえれば、初めてでも失礼なく書けます。
・送る時期:小暑(7/7頃)〜立秋前日(8/6頃)。立秋後は「残暑見舞い」に変える
・書き出し:「暑中お見舞い申し上げます」から始める。拝啓・敬具は不要
・末尾の日付:暑中見舞いは「令和〇年 盛夏」、残暑見舞いは「令和〇年 晩夏」
例文をそのまま使うのも十分ですが、相手の名前や具体的なエピソードを一言加えるだけで印象が大きく変わります。
難しく考えすぎず、まずは例文を土台に自分らしい一言を添えてみてください。
夏の挨拶や時候の挨拶をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご参照ください。
※本記事は、一般的なビジネスマナーや手紙のマナー、および日本郵便が案内する季節の挨拶状の慣習を参考に作成しています。
郵便料金や販売情報は変更されることがあるため、最新情報は日本郵便の公式サイトをご確認ください。
