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【初夏挨拶】5月・6月の例文|書き出し・結びと使える時期

【初夏挨拶】5月・6月の例文|書き出し・結びと使える時期

「初夏の候はいつから使える?」「5月と6月、どちらで使えばいい?」

初夏の時候の挨拶でよく受ける疑問です。

ポイントは「立夏(5月5日頃)〜梅雨入り前」を基本に、相手や用途に合わせた表現を選ぶこと。

ビジネス・個人・メール向けの書き出し・結びの例文を場面別にまとめました。
迷ったら、5月から6月上旬は「初夏の候」を選べば、ビジネスでも個人でも幅広く使えます。

▼ 迷ったらこれ|初夏挨拶・用途別おすすめ例文
【ビジネス手紙】 拝啓 初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
【ビジネスメール】 新緑の美しい季節となりましたが、ご担当者様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
【個人・丁寧】 初夏の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
【カジュアル】 木々の緑が清々しい季節になりましたね。お元気でいらっしゃいますか。
▼ この記事でわかること
・「初夏の候」の意味・読み方と使える時期(5月・6月の使い分け)
・薫風・新緑・若葉など関連する季語の一覧
・ビジネス・個人・カジュアル・おたより向けの書き出し・結びの例文
・全文例と、よくある質問への回答

初夏挨拶で迷わない時期と季語

初夏の候の意味と使える時期

「初夏の候」は「しょかのこう」と読み、「夏の始まりの頃」という意味です。

基本的な使用時期は立夏(5月5日頃)から6月上旬ごろが目安です。

梅雨入り後は「梅雨の候」「向暑の候」に切り替えるのが自然です。

▼ 「初夏の候」と他の季語、どう選ぶ?
「初夏の候」は5月〜6月上旬を通じて使える最も汎用的な季語です。
ビジネス文書や初めての相手には「初夏の候」が無難で、迷ったらまずこれを選べば失敗しません。
「薫風の候」は爽やかな初夏の風を表す5月向きの季語で、詩的で上品な印象を与えます。
親しい相手への手紙や、少し気の利いた表現にしたいときは「薫風の候」もおすすめです。
時期状態・気候おすすめの時候の挨拶
5月上旬(立夏〜)初夏の始まり・爽やかな風初夏の候・薫風の候・若葉の候
5月中旬〜下旬新緑が深まる・温かい日が続く新緑の候・薫風の候・初夏の候
6月上旬梅雨入り前の爽やかさ初夏の候・薄暑の候・向暑の候
6月中旬以降梅雨の季節梅雨の候・長雨の候・向暑の候
▼ 迷ったときの判断基準
迷ったら「今、外の景色はどう見えるか」を想像してみてください。
・緑が鮮やかで爽やかな風を感じる → 初夏の候・薫風の候・新緑の候が自然
・じめじめした雨が続いている → 梅雨の候・向暑の候に切り替える(6〜8月の夏の挨拶を月別に確認する
・北海道など本州のような梅雨の影響が比較的少ない地域への手紙 → 6月でも初夏の候が使いやすい

初夏に使える季語・時候の挨拶一覧

「初夏の候」以外にも、二十四節気や自然の様子を表した豊かな季語が使えます。

時候の挨拶読み方季節感・使い方使いやすい時期
初夏の候しょかのこう夏の始まり。迷ったら選びたい定番表現5月上旬〜6月上旬
薫風の候くんぷうのこう爽やかな夏の風。詩的な印象5月〜6月上旬
新緑の候しんりょくのこう木々が緑に輝く。視覚的で自然5月
若葉の候わかばのこう若々しい葉が茂る時期5月上旬〜中旬
薄暑の候はくしょのこう少し暑さを感じ始める5月下旬〜6月
向暑の候こうしょのこう暑さに向かう時期6月

初夏挨拶の書き出しは相手に合わせて選ぶ

ビジネスには漢語調(「〜の候」形式)、個人・カジュアルには口語調が自然です。

漢語調と口語調を混在させないのが基本マナーです。

夏全般の書き出し例文は「夏のビジネス挨拶の例文一覧」もあわせてご参照ください。

ビジネスでは「初夏の候」が基本

初めての取引先・案内状・お礼状には漢語調で格式を整えましょう。

迷ったら「初夏の候」が5月〜6月上旬を通じて最も安全な選択です。

▼ ビジネス手紙(初夏の候)
拝啓 初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
▼ ビジネス手紙(薫風の候)
拝啓 薫風の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬご愛顧を賜り、感謝申し上げます。
▼ 格式高い挨拶状(謹啓〜謹白)
謹啓 初夏の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
▼ ビジネスメール(口語調・簡潔)
お世話になっております。新緑の美しい季節となりましたが、ご担当者様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

個人向けは口語調が自然

友人や知人への手紙・メールでは、季節感が伝わる自然な言葉で書き始めましょう。

漢語調の季語を無理に使う必要はありません。

▼ 目上の方への手紙(丁寧)
拝啓 初夏の候、先生にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日ごろよりご指導を賜り、誠にありがとうございます。
▼ 友人・知人(口語調)
新緑がきれいな季節になりましたね。お元気でお過ごしですか。こちらはなんとか元気にやっています。
▼ 学校・園のおたより
青空のもと、木々の若葉が輝く初夏を迎えました。子どもたちも元気に外の空気を楽しんでいます。
▼ 久しぶりの相手へ
新緑が美しい季節となり、ふとあなたのことを思い出してお便りしました。お変わりなくお過ごしでしょうか。

初夏挨拶の結びは気遣いの言葉で整える

初夏挨拶の結びは気遣いの言葉で整える

初夏の結びは「季節の気遣い+今後の言葉」の組み合わせが定番です。

書き出しの文体と揃えることで、文章全体に統一感が生まれます。

▼「ご自愛ください」の注意点
「ご自愛」に体を大切にする意味が含まれているため、「お体にご自愛ください」は意味が重複します。
「どうかご自愛ください」が正しい表現です。
▼ ビジネス向け(格調ある結び)
初夏の候、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。敬具
▼ ビジネス向け(メール・簡潔)
気温の変化が激しい季節ですので、お体にどうかお気をつけてお過ごしください。引き続きよろしくお願いいたします。
▼ 個人・丁寧(目上の方)
日差しが強くなる季節ですが、どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。敬具
▼ カジュアル(友人・知人)
気持ちのいい季節だから、またゆっくり会えるといいね。体に気をつけてね。

初夏挨拶を書くときのマナー

季節の挨拶で失礼のない文章を書くために、基本的なビジネスマナーを押さえておきましょう。

項目ポイント
漢語調と口語調「初夏の候」などの漢語調は手紙・挨拶状向け。メールでは「新緑の美しい季節となりましたが」のような口語調でも自然。混在させない
頭語と結語拝啓→敬具(一般的なビジネス)、謹啓→謹白(格式高い)、前略→草々(親しい相手の略式)。組み合わせを間違えない
メールの場合頭語・結語は省略するのが一般的。時候の挨拶も初対面や重要な連絡以外では省略可
句読点正式な挨拶状では句読点を省く慣習がある。一般的な手紙やビジネスメールでは句読点ありでも問題ない
相手の地域・天候梅雨の影響が少ない地域への手紙では6月でも「初夏の候」が使いやすい。実際の気候と大きくかけ離れた表現は避ける

初夏挨拶でよくある間違い

初夏の時候の挨拶でよく見かける失敗をまとめました。送る前に一度確認してみてください。

❌ 4月に「初夏の候」を使う
「初夏の候」は立夏(5月5日頃)以降が目安です。4月はまだ春。「晩春の候」「春風の候」が適切です。
❌ 梅雨の最中に「爽やかな初夏」と書く
梅雨が続いている時期に「爽やかな初夏」と書くと実態と合いません。「梅雨の候」「向暑の候」に切り替えましょう。
❌ 漢語調と口語調を混ぜる
「拝啓 初夏の候、毎日本当に暑いですよね」のように漢語調で始まり口語調に崩れるのはNG。文体は統一しましょう。
❌「お体にご自愛ください」と書く
「ご自愛」に体を大切にするという意味が含まれるため、「お体に」は重複表現。「どうかご自愛ください」が正しい表現です。
❌ 季節の挨拶が本文より長くなる
特にメールでは時候の挨拶が1〜2文を超えると読みにくくなります。簡潔にまとめることが大切です。
❌ 頭語と結語の組み合わせミス
「拝啓〜謹白」「謹啓〜敬具」のような混合はNG。拝啓→敬具、謹啓→謹白、前略→草々が正しい組み合わせです。

初夏挨拶の全文例

〇〇を相手の名前・社名に変えるだけで使えます。

ビジネス手紙・お礼状・個人向けの3パターンを掲載しています。

▼ ビジネス手紙・全文(5月)
拝啓 初夏の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます このたびは〇〇の件につきましてご連絡申し上げます ……(本文)…… 初夏の候、皆様どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます 敬具
▼ お礼状・全文(ビジネス)
拝啓 初夏の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 先日は〇〇の件にて格別のお取り計らいをいただき誠にありがとうございました おかげさまで〇〇することができました 暑さに向かう季節ですが、どうかご自愛ください。 敬具
▼ 友人・知人への手紙・全文
新緑がきれいな季節になりましたね。ご無沙汰していましたが、お元気でお過ごしですか。 最近〇〇のことがあって、どうしても伝えたくてお便りしました。 爽やかな季節ですし、またゆっくり会えると嬉しいです。どうかお体に気をつけてください。

初夏挨拶のよくある質問

「初夏の候」は6月中旬にも使えますか?
梅雨入り前であれば使えますが、6月中旬以降は「梅雨の候」「向暑の候」に切り替えるのが自然です。ただし北海道など本州のような梅雨の影響が比較的少ない地域への手紙では、6月中旬でも「初夏の候」が使いやすいです。詳しい例文は本文でも紹介しています。
梅雨入り後に「初夏の候」は使えますか?
使えないことはありませんが、じめじめした雨が続く時期に「爽やかな初夏」というニュアンスは実態と合わないことがあります。梅雨入り後は「梅雨の候」「長雨の候」を選ぶと季節感がより自然に伝わります。
ビジネスメールに時候の挨拶は必要ですか?
必須ではありません。初めての取引先・案内状・お礼状には入れると丁寧な印象を与えますが、継続的なやりとりや社内メールでは省略しても問題ありません。入れる場合は1〜2文でコンパクトにまとめると読みやすくなります。
「初夏の候」と「薫風の候」はどちらを使うべきですか?
どちらも5月〜6月上旬に使える時候の挨拶です。「初夏の候」は一般的によく使われる定番で、迷ったときにまず選びたい表現です。「薫風の候」は爽やかな夏の風を表し、詩的で上品な印象を与えます。ビジネス文書では「初夏の候」が無難で、親しい方への手紙やメールには「薫風の候」「新緑の候」も自然です。
「初夏の候」はビジネスメールでも使えますか?
使えます。ただしビジネスメールでは「新緑の美しい季節となりましたが〜」のような口語調の方が読みやすい場合もあります。漢語調を使う場合は「初夏の候、○○様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます」のように、頭語なしで簡潔に入れるとメールとして自然です。
初夏の挨拶と暑中見舞いはどう違いますか?
初夏の挨拶は手紙・メールの書き出しに添える季節の一文です。暑中見舞いは「暑中お見舞い申し上げます」から始まる夏(小暑〜立秋前)専用の挨拶状で、はがきで送るのが一般的です。初夏は5〜6月が中心のため、時期的には暑中見舞いより前に当たります。
「初夏」は二十四節気ではいつ頃ですか?
二十四節気では「立夏(5月5日頃)」が夏の始まりとされています。初夏はこの立夏から始まり、次の「芒種(6月6日頃)」前後までが目安とされることが多いです。実際の使用時期は暦だけでなく、その年の気候や相手の地域に合わせて判断するのが自然です。

まとめ|初夏挨拶は時期と相手で選ぶ

まとめ|初夏挨拶は時期と相手で選ぶ

初夏挨拶は、「立夏(5月5日頃)〜梅雨入り前」が基本的な使用期間です。

迷ったときは「初夏の候」を選べばほぼ対応できます。

▼ 覚えておく3つのポイント
・使える時期:立夏(5/5頃)〜梅雨入り前が一般的な目安。本州のような梅雨の影響が少ない地域は6月でもOK
・文体:ビジネス・目上の方は漢語調(拝啓〜敬具)、友人・家族は口語調でOK
・梅雨入り後:「梅雨の候」「向暑の候」に切り替えると自然
▼ 季語の選び方まとめ
・5月上旬〜中旬:初夏の候・薫風の候・若葉の候・新緑の候
・5月下旬〜6月上旬:初夏の候・薄暑の候・向暑の候
・6月(梅雨入り後):梅雨の候・長雨の候・向暑の候

例文に相手の名前や近況を一言加えるだけで、定型文でも気遣いが伝わる挨拶文になります。

ビジネスマナーを押さえながら、季節感のある美しい日本語を手紙やメールに取り入れてみてください。

季節ごとの時候の挨拶や、夏の挨拶をさらに詳しく知りたい方は以下のシリーズ記事もあわせてご活用ください。

▼ 季節の挨拶シリーズ
 ▶ 夏の挨拶を6月・7月・8月別に確認する
夏・ビジネス ▶ 夏のビジネス挨拶の例文はこちら
7月 ▶ 7月の挨拶文の例文はこちら
📝 手紙・はがき ▶ 夏の手紙の挨拶例文はこちら

※本記事は、二十四節気や一般的な手紙・ビジネスマナーで用いられる時候の挨拶をもとに整理しています。

使用時期には諸説あるため、実際の季節感や相手の地域に合わせてご活用ください。

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