- 添乗員がおすすめする旅行の持ち物について知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行社に入社し、手配×営業×添乗を17年8ヶ月
- 資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗:国内・海外計123本で、一般団体、教育旅行、視察旅行
旅行を快適にする便利グッズを集めてみました。
本記事では、添乗員の私がおすすめする旅行時の持ち物について解説していきます。
この記事を読むことで、旅行する際のおすすめ持ち物(機内、ホテル、その他)35選がわかります。
記事後半では、添乗員の持ち物(備忘録)をまとめました。
Contents
添乗員おすすめの旅行の持ち物【機内で役立つ便利グッズ8種類】
まずは機内で役立つグッズ8種類を紹介します。
1.耳栓・イヤホン
- 眠りたい
- 静かに本を読みたい
そんな時に便利です。
飛行機のエンジン音や、周りの話し声が気にならなくなります。
アイマスクと一緒に使えば、よく眠れます。
2.アイマスク
眠るときの必需品です。
ホットアイマスクもリラックスできます。
深夜便のフライトは機内で眠っておくことが、到着後の旅行の楽しさにつながります。
3.マスク
機内の乾燥対策や、風邪予防にもなります。
4.リップクリーム・乳液
乾燥した機内に長時間いると、唇や肌が荒れることもあります。
リラックスして休めるようにリップクリームや乳液、クリームで乾燥から唇や肌を守りましょう。
5.使い捨て歯ブラシ
歯磨き粉は不要です。
水に濡らすだけで使えます。
機内の化粧室に歯ブラシを置いてある航空会社もありますが、置いてない航空会社がほとんどです。
機内食のあとの歯磨きとして持っておくと便利です。
海外では、歯ブラシがないホテルが多いので重宝します。
6.ウェットティッシュ
機内食でおしぼりは出てきます。
ウェットティッシュは、以下のときに重宝します。
- 他の食事のとき
- 手を洗えないとき
- 汗を拭きたくなるとき
- テーブルを拭きたいとき
色々な場面で使えるのです。
7.ティッシュ
ウェットティッシュ同様に必需品です。
トイレだけでなく、色々な場面で使えます。
8.機内用スリッパ
長距離フライトの必需品です。
靴を脱ぐだけでリラックスできるからです。
海外のホテルでは、スリッパがないこともありますので便利です。
エコノミー症候群を防ぐのにも有用です。
なおエコノミー症候群について、詳しくは下記記事にまとめました。
» エコノミークラス症候群の予防法【添乗員おすすめの対策グッズ3つ】
添乗員おすすめの旅行の持ち物【ホテルで役立つ便利グッズ9種類】
ホテルに宿泊するときに便利なグッズ9種類を紹介します。
1.ビーチサンダル
海外のホテルでは客室にスリッパがないところも多いので、ビーチサンダルがあると便利です。
ビーチサンダルはシャワーを浴びたあとも履けるので、室内・室外ともに使えます。
ちょっとした外出でも重宝します。
2.針金ハンガー
ホテルのクローゼットに備え付けられているハンガーは、フック部分が棒にくっついていて取り外せない場合があります。
ハンガーが少ない場合もありますので、針金でできたハンガーを2〜3本用意しておくと、洗濯物を干すときなどに便利です。
3.ゴルフボール
海外のホテルでは、バスタブがあっても栓がついていないことがあります。
そんなとき、ゴルフボールは「栓代わり」に使えます。
足が疲れたときは、足の裏で転がしてマッサージをすることもできます。
4.物干し用のロープ
下着や靴下、Tシャツなどは旅行中に洗濯をすれば荷物を減らせます。
洗濯をする場合は、乾きやすいように物干し用のロープを持っていくと便利です。
水着を干すのにも使えます。
5.足用の湿布
観光で歩き回った足のほてりを鎮めて、疲れを抜いてくれます。
6.シャンプー、コンディショナー
海外のホテルでは、一般的にシャンプー・コンディショナーは置いてあることが多いです。
しかし日本人の髪質に合わないこともあり、髪がゴワゴワになってしまうケースもあります。
ふだん使い慣れているシャンプーやコンディショナーも持っていくのがベストです。
»【感想】ザ・シャンプーをおすすめする3つの理由【口コミ・レビュー】
7.旅行用電気ポット
海外では客室にポットが用意されていないホテルが多いです。
ポットは変圧器の必要な海外でも使用可能なものが良いです。
ポットとともに一緒に緑茶のティーバッグやコーヒーなどのインスタント製品を持参するのもありです。
部屋で飲んでホッと一息つけます。
「インスタント食品(ラーメンなど)」を食べるなら「割り箸」もお忘れなく。
なおフリーズドライ食品はお湯だけで食べれますので便利です。
» フリーズドライのメリットとデメリット【食品12個、新食品3個】
8.ワインオープナー、栓抜き
「部屋でワインが飲みたい、瓶ビールを飲みたい」ときに使えます。
ホテルで借りれますが、返却を考えると面倒です(忘れたりすることも)。
上記は、ワインオープナーと栓抜きが一緒になっている優れものです。
9.ドライヤー
1日でもないと困るようであれば、持っていかれたほうが賢明です。
事前のホテル情報で「ドライヤーあり」と書かれていても、実際は無いこともあります。
同じタイプの客室でも「こっちの部屋にはあって、あっちの部屋にはない」というケースもあります。
海外でも使用可能なドライヤーが最適です。
添乗員おすすめの旅行の持ち物【その他の役立つ便利グッズ18種類】
その他の役立つ便利グッズ18種類を紹介します。
1.衣類圧縮袋
厚手の服やセーターなどで衣類が多くなりがちな冬は重宝します。
帰りはおみやげなどで荷物がいっぱいになる人は、衣類圧縮袋は必須品。
収納力をアップさせるスーツケースの強い味方ですね。
2.ガムテープ
スーツケースが壊れたり、閉まらなくなってしまった時に応急処置として便利です。
3.ビニール袋
洗濯もの入れたり、小分けしたり、何かと便利です。
折り畳み傘を入れたりゴミ袋に使えますので、お客さまに配ると喜ばれます。
4.つま楊枝
海外のレストランで無いところもありますので必需品です。
5.エコバッグ
海外ではスーパーやコンビニなどで買い物をした時に、ビニール袋が有料のお店が多いです。
お土産物などの荷物が増えた時にも重宝します。
6.スポーツドリンクの粉末
体調がすぐれない時などに、水に溶かして飲める粉末ドリンクはおすすめです。
暑くて汗をたくさんかく時期には、水分補給用に持っていくと「熱中症予防」にもなります。
7.ジッパー付きポリ袋
中身が見えて取り出しやすく、ジッパーで口が閉まるので持ち運びや荷物の小分けに便利です。
洗濯物や水気のあるもの、着替えや化粧品も入れられるので重宝します。
「日本円と現地通貨を分けて入れる」といった使い方もできますね。
8.電源タップ
コンセントが少ない、使いにくいなホテルもあるので、電源タップがあると便利です。
9.プチプチ
ワインや瓶ものを購入した時に割れないようにするためです。
海外では包んでくれないことが多いです。
10.携帯用カイロ
冬場や天気が急変したときなどに使えます。
11.カーシェード
車の窓に貼り付けて使う日よけです。
バス移動のときに使えます。
12.オペラグラス
教会の天井にあるフレスコ画や彫刻、ステンドグラスなどを見るとき、細かいところまでよく見えます。
美術館などで大きな絵画を見るときも細部まで確認できます。
13.大きめのスカーフ
砂漠などで、ほこりがひどい時に、頭に巻いておくと髪の毛が汚れるのを防げます。
カトリック教会などはノースリーブや短パンでは入れません。
その場合に肩にかけたり、腰に巻いたりして肩や足を隠すのに使えます。
アメリカ製の珍しいスカーフです。
14.目薬
砂漠のほこりなどで目が痛くなったときや、部屋や機内の乾燥のときに重宝します。
15.虫除けスプレー
タイ・パタヤの観光地「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」で一度、虫に刺されて大きく腫れました。
虫がいそうな地域では必需品です。
添乗のときに持っていくと「気が利いている」と言われます。
タイ・パタヤの売春の闇を知りたい方は「ブラックアジア」がおもしろいです。
灼熱の太陽、知性を奪い取るアルコール、最後は売春ですべてを略奪するのがパタヤです。
16.ギャツビー
タイなどの暑い地域でのゴルフで、お客さまに配ると喜ばれます。
17.冷えピタ
熱が出たときに役立ちます。
18.折り畳み傘
お守り代わりに持っていきます。
軽量タイプがおすすめ。
添乗に持っていくものリスト【社旗、薬、備品】
添乗に持っていくものを公開します。
添乗に持っていくものリスト
- パスポート、財布(クレジットカード、交通系ICカード)、日本円
- 名札、名刺、社旗、集合時刻案内板
- 折りたたみ傘
- スーツケース
- ショルダーバッグ(ウェットティッシュ、ようじ、薬、飴、目薬、ようじ、コンタクト、コンタクト洗浄液)
- ガイドブック
- 日程表や手配関係の書類
- 封筒(大小)、クリアファイル
- eチケット控え、出入国カード、日本の税関申告書、荷札(予備)
- ジップロックのビニール袋
- 日本で使ってるWi-Fi、海外レンタルWi-Fi
- 携帯電話、海外携帯電話、会社の携帯、充電器
- ボールペン(予備も)付箋、バインダー
- 携帯灰皿、タバコ
- 腕時計
- 着替えのワイシャツ、下着、靴下(着替えを入れる袋)
- ヘアワックス、毛抜き、鼻パック、歯間ブラシ、使い捨て歯ブラシ、
- スーツ、ネクタイ、革靴
- アイマスク、機内用スリッパ、機内液体物持ち込み用ビニール袋
社旗について
ツアーの旗をつける旗棒をAmazon(上記)で買いました。
安価なものであれば1,000円前後でありますが、長く使うものなので「丈夫で、ちょうど良いサイズ」を選びました。
長さは74cmで長すぎず、重さは100gで重すぎず、グリップも滑らず、丈夫な商品です。
先端に、旗を縛れる金具も付いています。
薬関係の持っていくものリスト
No | 名前 |
1 | ばんそうこう |
2 | 下痢止め(正露丸) |
3 | 頭痛薬(イブ) |
4 | 痛み止め関係(ロキソニン) |
5 | 胃腸薬(大正漢方胃腸薬) |
6 | 口内炎(ケナログ、チョコラBB) |
7 | 酔い止め |
8 | 風邪薬 |
添乗員はお客さまに薬をお渡しできません。
薬事法に違反するからです。
添乗員は医師や看護師ではないのです。
上記はあくまで自分用です。
絆創膏や包帯、湿布なら差し上げることもできますが、内服薬はNGです。
お客さまのお渡しすると喜ばれる備品(3泊4日の場合)
視察旅行、接待旅行のときは、お1人様ずつ準備してお渡ししました。
No | 名前 |
1 | ようじ10本 |
2 | ティッシュ |
3 | ウェットティッシュ |
4 | 飴3つ |
5 | マスク2つ(往復の機内用) |
6 | 機内用スリッパ |
7 | 使い捨て歯ブラシ2つ |
8 | お年玉袋に男性の夜遊び用備品を1泊につき1つ(娯楽街のある国へ訪問するとき) |
上記の「ちょっとした小物」が意外と喜ばれます。
これらを中が見えない「B5サイズの開閉できるポーチ」に入れて、出発時にお渡しするのです。
※B5サイズのポーチは100均で買えます。
まとめ:便利グッズで旅行を快適にしよう
便利グッズひとつで、旅行が快適です。
私は使い捨てを持っていき、旅先で捨て、身軽になって帰ってくるのが好きです。
靴下や下着なども古いものをストックしておき、旅行の際に捨ててきます。
身軽になると心も軽くなり、リフレッシュできます。
便利グッズを活用して、古いものを捨て、旅行でリフレッシュです。
以上です。
P.S. 便利グッズで旅行が快適です。