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【新盆の挨拶例文】施主・参列者の一言とマナー完全ガイド

【新盆の挨拶例文】施主・参列者の一言とマナー完全ガイド

「新盆の挨拶、何を話せばいい?」
「施主として失礼のない言葉は?」
「参列者はどんな一言を掛けるべき?」

そんな悩みをお持ちの方へ。

新盆の挨拶に難しい言葉は必要ありません。
参列への感謝と故人を偲ぶ気持ちを、場面に合わせて短く伝えれば十分です。

この記事では施主・参列者それぞれの場面別例文とマナーをまとめました。

⏱ 30秒でわかる結論

🔵 新盆=初盆:同じ意味。「新盆(にいぼん)」は東日本、「初盆(はつぼん)」は西日本で多く使われる呼び方(→ 新盆と初盆の違いを詳しく見る
👔 施主の挨拶:感謝→法要の報告→故人を偲ぶ言葉→今後のお願い(1〜3分)
🙏 参列者の挨拶:「お参りさせていただきます。心よりお偲び申し上げます」で十分(10〜20秒)
⚠️ 注意:重ね言葉(たびたび・重ね重ね)・浄土真宗での「ご冥福」は避ける
▼ こんな方に向けて書いています

👔 施主として法要の挨拶を任された方
🙏 参列者として失礼のない一言を知りたい方
👪 親族・会社関係者として参列予定の方
📝 例文をそのまま使いたい・少し変えて使いたい方
▼ この記事でわかること
・施主として法要開始・終了・会食時に使える例文
・参列者として遺族へ伝える言葉と例文
・お供え・香典を渡すときの一言
・欠席・郵送・メール・LINEで使える例文
・避けたい言葉・忌み言葉・宗派別の注意点
・FAQ(新盆と初盆の違い・服装・長さの目安など)

新盆の挨拶とは?感謝を簡潔に伝えるのが基本

新盆の挨拶は、「誰に・何の目的で・どの場面で」伝えるかによって言葉が変わります。

施主(喪主)は参列への感謝と法要の報告を中心に、参列者は故人を偲ぶ気持ちと遺族への気遣いを簡潔に伝えます。

▼ 立場別 挨拶の基本

立場挨拶の目安伝えること注意点
施主・喪主1〜3分参列への感謝・法要の報告・故人を偲ぶ一言・今後のお願い重ね言葉を避ける。長くなりすぎない
参列者(一般)10〜20秒「お参りさせていただきます」「心よりお偲び申し上げます」遺族の負担を考えて短く
親戚20〜30秒故人への思い・遺族への気遣い長々と話さず静かに手を合わせることも供養
友人・知人20〜30秒故人への感謝・遺族への配慮なれなれしくなりすぎず場の雰囲気を読む
会社関係者20〜30秒故人の在職中への感謝・丁寧な敬語業務上の話は避けて供養に集中した言葉を

施主は参列への感謝を伝える

施主の挨拶は「参列への感謝・法要が終わったことの報告・故人を偲ぶ一言・今後のお願い」の順で話すと自然にまとまります。

全部入れても1〜3分。
手元にメモがあれば読み上げて構いません。

参列者はお悔やみと供養の気持ちを伝える

参列者は遺族が多くの方への対応で忙しいことを考え、短く気持ちを伝えるのが配慮です。

「お参りさせていただきます。心よりお偲び申し上げます」の2文で十分です。

挨拶は短く自然な言葉でまとめる

▼ 新盆挨拶の3つの基本
短く:施主1〜3分・参列者10〜30秒を目安に
誠実に:故人への思いと参列者・遺族への感謝を中心に
宗派に配慮:浄土真宗では「ご冥福をお祈りします」は使わない慣習がある。迷ったら「心よりお偲び申し上げます」が安全

施主側が使える新盆の挨拶例文

▼ 迷ったらこの例文がおすすめ
施主の法要開始挨拶で迷ったら、「基本」バージョンの例文をそのままお使いください。
「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。ただ今より○○の新盆の法要を執り行います」
これだけで十分な開始の挨拶になります。

施主(喪主)は、法要の流れにあわせていくつかの挨拶を担います。
当日はどうしても緊張するため、事前に「何を話すか」を決めておくだけで、ぐっと楽になります。

▼ 挨拶で失敗しない3つのコツ
①事前に原稿を書く:当日は緊張するため、話す内容をメモしておくことが大切です。読み上げても全く失礼ではありません。参列者はむしろ「準備してくれた」と感じます。
②1〜3分に収める:参列者は法要で疲れています。長い挨拶は負担になります。時計で計ってみると、意外と2分でも多くのことが伝えられます。
③重ね言葉を確認する:「重ね重ね」「たびたび」「再び」などの言葉は、普段の会話では丁寧な表現ですが、弔事では不幸が重なることを連想させるとして避けます。

法要開始前の挨拶例文

法要開始の挨拶(基本)
「本日はお忙しい中、また遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございます。ただ今より○○の新盆の法要を執り行います。どうぞよろしくお願いいたします。」
法要開始の挨拶(故人への思いを一言添えて)
「本日はご多忙の中、また遠いところをお越しいただき、誠にありがとうございます。○○が旅立って早くも一年が経ち、本日こうして皆様にお集まりいただけましたこと、故人もさぞ喜んでいることと存じます。ただ今より新盆の法要を執り行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
▼ この例文を使う場面と選ぶ理由
場面:僧侶が着座し参列者が揃った後、読経の前に施主が前に立って述べる。新盆法要・法事の開始を告げる大切な一言。
なぜこの流れがよいか:最初に感謝を伝えると、参列者は「来てよかった」と感じます。その後に法要の開始を告げると場が自然に整います。開始宣言がないと「いつから始まるの?」と参列者が戸惑うため、必ず入れましょう。
注意点:「また」「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉は不幸が繰り返すことを連想させるとして弔事では避けます。原稿を事前に書いて声に出して確認するのが確実です。

法要終了後の挨拶例文

法要終了の挨拶(基本)
「おかげさまで○○の新盆の法要を滞りなく終えることができました。本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。故人もきっと喜んでいることと存じます。どうかお体に気をつけてお帰りくださいませ。」
法要終了の挨拶(感謝を厚く)
「本日はご参列いただき、誠にありがとうございました。皆様のおかげで○○の新盆を無事に迎えることができました。生前故人が皆様から賜りましたご厚情に、改めて心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。」
▼ 施主が当日慌てやすいポイント
法要終了の挨拶で最も多い失敗は「終わった安堵感から話が長くなること」です。
「今後ともよろしくお願いいたします」で締めることを決めておくと、スムーズに終わらせられます。
また、会食の案内がある場合は終了の挨拶と分けず「粗茶ですが〜」と続けてもOKです。
✅ 施主の挨拶 当日チェックリスト

☐ 法要開始の挨拶の原稿を準備した(読み上げてもOK)
☐ 法要終了の挨拶の原稿を準備した
☐ 会食がある場合は会食開始・終了の挨拶も準備した
☐ 原稿に重ね言葉(重ね重ね・たびたびなど)がないか確認した
☐ 故人の戒名・享年など基本情報を確認した
☐ 挨拶の長さを計った(1〜3分以内か)
☐ 宗派に合わない表現(浄土真宗での「ご冥福」など)がないか確認した
✅ 参列者の挨拶 確認リスト

☐ 挨拶は短く(10〜30秒)まとめた
☐ 「お参りさせていただきます」を冒頭に入れた
☐ 故人を偲ぶ言葉を添えた
☐ 遺族への気遣いの一言を入れた
☐ お供え・御仏前を渡す際に「仏前にお供えください」と伝えた
☐ 「ご愁傷様です」ではなく「心よりお偲び申し上げます」を使う

会食開始前の挨拶例文

会食前の挨拶(基本)
「法要を無事に終えることができ、ほっとしております。粗茶ではございますが、故人の思い出話などお聞かせいただければ幸いです。どうぞお召し上がりください。」
会食前の挨拶・献杯を含む
「本日はお集まりいただき、誠にありがとうございました。故人も皆様のお顔を拝見して喜んでいることと存じます。ささやかではございますが、ご用意いたしました。故人を偲びながら、どうぞごゆっくりお過ごしください。それでは故人の霊前に献杯を捧げたいと存じます。献杯。」

会食終了時の挨拶例文

会食後の挨拶(基本)
「本日はお忙しい中、長い時間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。皆様とともに故人を偲ぶ時間をいただけましたことを、心より感謝申し上げます。お足元にお気をつけてお帰りください。」
会食なし・法要のみの場合
「おかげさまで法要を無事に終えることができました。ご都合により会食のご用意ができず、誠に恐れ入りますが、どうかご容赦くださいませ。ほんの気持ちですが、お持ちいただければ幸いです。」

家族だけで行う場合の例文

家族のみの新盆(開始)
「今日は家族みんなで○○を偲ぶ時間にしましょう。故人もきっと喜んでいると思います。一緒に手を合わせましょう。」
家族のみの新盆(締め)
「こうして家族みんなで○○を思い出す時間が持てて、よかったと思います。これからも故人のことを忘れず、元気に過ごしていきましょう。」

参列者側が使える新盆の挨拶例文

参列者側が使える新盆の挨拶例文

参列者の挨拶は短く、遺族の負担にならないことが最大の配慮です。
「お参りさせていただきます。心よりお偲び申し上げます」の2文がどの立場でも使える基本の言葉です。

なぜ短い挨拶が大切なのでしょうか。新盆の法要では、遺族はずっと緊張して多くの方への対応をしています。
長々と話しかけられると返答に苦労する場面もあります。
「来た」「偲んでいる」「気遣っている」が伝われば、それで伝わります。

▼ どの例文を選べばよいか|立場別ガイド

👪 親戚として参列:故人との思い出を一言添えてもOK。遺族を労う言葉も大切
👥 友人・知人として参列:自然な言葉で。形式より気持ちを優先して
🏢 会社関係者として参列:丁寧な敬語を維持。業務上の話は避ける
🤔 どれを使えばよいか迷ったら:「お参りさせていただきます。心よりお偲び申し上げます」この2文で十分

遺族宅を訪問したときの例文

訪問時(基本の一言)
「お参りさせていただきます。○○様のことを心よりお偲び申し上げます。」
訪問時(遺族への気遣いを添えて・丁寧)
「本日はお参りに参りました。○○様のことを心よりお偲び申し上げます。どうかご自身もお体に気をつけてお過ごしください。」
法要後・帰宅前の挨拶
「本日はお招きいただき、ありがとうございました。○○様のことを改めて偲ばせていただきました。どうかご無理されないようにしてください。」
受付での一言
「○○と申します。本日はお招きいただき、ありがとうございます。どうぞ御仏前にお供えください。」
▼ まずはこの一言だけで十分です
参列者として何を言えばよいか分からないときは「お参りさせていただきます」の一言だけでも立派な挨拶になります。
それ以上の言葉は、その場の雰囲気に合わせて自然に出てくれば十分です。
▼ 参列者が迷いやすい場面
「何を言えばよいか分からなくて、玄関先で固まってしまった」という経験は珍しくありません。
緊張するのは当然です。
そんなときは「お参りさせていただきます」の一言だけでも立派な挨拶になります。
言葉より、静かに手を合わせる姿勢そのものが故人への供養になります。
▼ 「ご愁傷様です」が向かない理由
「ご愁傷様です」は葬儀・通夜の場で使う表現です。
新盆(初盆)は故人の忌明け後に行う法要のため、「お偲び申し上げます」の方が場の雰囲気にマッチします。
迷ったら「お参りさせていただきます。心よりお偲び申し上げます」のシンプルな2文を使ってください。
宗派を問わず、どんな関係でも使える表現です。

親戚として参列するときの例文

親戚の挨拶(丁寧)
「今年の新盆を、こうして皆さんと一緒に迎えられてよかったです。○○さんのことは、これからも忘れません。どうかご遺族の皆さんもお体に気をつけてください。」
親戚の挨拶(近しい間柄)
「今日はありがとうございました。○○のことをみんなで思い出せてよかった。何かあれば遠慮なく声をかけてね。」

友人・知人として参列する例文

友人・知人(丁寧)
「本日はお参りさせていただきます。○○さんには生前、大変お世話になりました。心よりお偲び申し上げます。ご家族の皆様もどうかご自愛ください。」
友人(親しい間柄)
「今日は来られてよかったよ。○○のこと、ずっと忘れないから。お母さん(お父さん)たちも無理しないでね。」

会社関係者として参列する例文

会社関係(上司・同僚)
「このたびは新盆のご法要にお招きいただき、誠にありがとうございます。○○様には生前、公私にわたり大変お世話になりました。謹んで○○様のことをお偲び申し上げます。」
取引先・ビジネス関係
「本日はお参りさせていただきます。○○様のご在職中には大変お世話になりました。心よりお偲び申し上げますとともに、ご遺族の皆様のご健康をお祈り申し上げます。」

新盆のお供え・香典を渡すときの挨拶

新盆のお参りでお供えや新盆香典(御仏前)を持参する場合、「渡し方」「言葉」「マナー」で迷う方は少なくありません。

この章では、どんな言葉を添えれば自然かを場面別に解説します。

基本は「仏前にお供えください」の一言を添えて、品物は紙袋から出し両手で渡すことです。

新盆のお供えに一言添えるだけで、気持ちが自然に伝わります。

▼ お供え・香典 渡すときのマナー

種類表書き渡すときの一言
お供え物(品物)御供・御供物「ほんの気持ちですが、仏前にお供えください」
現金(御仏前)御仏前(四十九日後)「どうぞ御仏前にお供えください」
品物と現金の両方それぞれに表書きを「お供えと御仏前をお持ちしました。仏前にお供えください」

※「御霊前」は四十九日前に使う表書きです。新盆(初盆)のお盆では「御仏前」または「御供」が適切です。浄土真宗では葬儀時から「御仏前」を用います。

お供えを渡すときの例文

お供え物(基本)
「ほんの気持ちですが、どうぞ仏前にお供えください。」
故人の好物を持参した場合
「○○様がお好きだったと伺いまして、お持ちしました。どうぞ仏前にお供えください。」

香典(御仏前)を渡すときの例文

受付で御仏前を渡す(基本)
「○○と申します。どうぞ御仏前にお供えください。」
お供えと御仏前を一緒に渡す場合
「ほんの気持ちですが、お供えと御仏前をお持ちしました。どうぞ仏前にお供えいただければ幸いです。」
▼ 浄土真宗では「ご冥福をお祈りします」を使わない場合がある
浄土真宗では故人はすでに成仏しているという考え方から「ご冥福をお祈りします」「安らかにお眠りください」は使わないのが慣習です。
宗派が分からない場合は「○○様のことを心よりお偲び申し上げます」が幅広い宗派で使えます。

仏壇へ供える前に遺族へ渡す

持参したお供え物は勝手に仏壇へ置かず、まず遺族へ手渡すのが丁寧です。

「仏前にお供えください」と添えて、遺族に仏壇への供え方を任せましょう。

新盆法要を欠席するときの挨拶と一言

欠席の連絡は、理由を細かく説明するより、気遣いの言葉を先に伝える方が相手の心に届きます。

手紙・メール・LINEのどれを使っても失礼にはなりません。
大切なのはタイミングで、お盆の直前ではなく、できるだけ早めに連絡することです。

手紙で欠席を伝える例文

新盆のお参りに行けない場合でも、手紙でのお悔やみは気持ちが伝わります。新盆のお供えを郵送する際に同封するのも丁寧です。

欠席のお詫び状(基本)
拝啓 新盆に際し、お参りに伺えませんことを深くお詫び申し上げます。 ○○様が旅立たれてより、早くも一年が過ぎようとしております。在りし日のお姿が今も偲ばれます。 遠くからではございますが、ご遺族の皆様のご健康をお祈りするとともに、○○様のことを心よりお偲び申し上げます。 敬具
お供えを送る際に添える手紙
「新盆のご法要にお伺いできず、誠に申し訳ございません。心ばかりではございますが、お供えをお送りいたします。どうぞ仏前にお供えください。○○様のことを心よりお偲び申し上げます。ご遺族の皆様もどうかご自愛ください。」

お供えに添えるメッセージ例文

郵送時のメッセージ(一般的な親戚・知人)
「新盆にお伺いできず、誠に失礼いたします。ほんの気持ちですが、お供えをお送りしました。どうぞ仏前にお供えいただければ幸いです。」
郵送時のメッセージ(初めての新盆の遺族へ)
「このたびの新盆にお伺いできず、大変失礼いたします。ほんの気持ちですが、御供物をお送りいたします。○○様のことを心よりお偲び申し上げますとともに、ご遺族の皆様のご健康をお祈りいたします。」

メールやLINEで伝える例文

メール(丁寧)
「新盆のご法要に伺えず、誠に申し訳ありません。○○様のことは今も思い出しております。遠くからではありますが、心よりお偲び申し上げます。ご遺族の皆様もどうかご自愛ください。」
LINE(親しい相手)
「今年の新盆、伺えなくてごめんね。○○さんのことは今もよく思い出してるよ。遠くからだけど、手を合わせています。みんなも体に気をつけてね。」

新盆の挨拶で避けたい言葉とNG表現

新盆の法要・法事の挨拶で「この表現、使っても大丈夫かな」と迷った経験はありませんか。

特に初めての新盆では言葉の選び方に不安を感じる方も少なくありません。

ここでは迷いやすい言葉とその理由を整理します。
事前に原稿を一度声に出して読んでみると、不自然な言葉に気づきやすいです。

▼ 新盆の挨拶で避けたい言葉 一覧

種類避けたい言葉の例理由・代替表現
重ね言葉重ね重ね・たびたび・くれぐれも・またまた・再び・引き続き不幸が繰り返すことを連想させる。「誠に」「改めて」などで代替
不吉な表現終わる・消える・切れる・壊れる・枯れる・失う縁起が悪いとされる。別の表現に言い換える
慶事の言葉おめでとう・祝・喜ばしい弔事には使わない
宗派で使わない場合がある言葉ご冥福をお祈りします・安らかにお眠りください浄土真宗では使わない慣習。「心よりお偲び申し上げます」が安全

不幸が続く重ね言葉を避ける

重ね言葉が弔事で避けられる理由は「音の繰り返しが不幸の繰り返しを連想させる」という日本古来の言葉への意識によるものです。
科学的な根拠ではなく慣習の問題ですが、参列者の中には気にする方もいるため、弔事の場では配慮が大切です。

「重ね重ねありがとうございます」「たびたびお世話になりました」は日常では丁寧な表現ですが、弔事では不幸が繰り返すことを連想させるとして避けます。
「誠にありがとうございます」「改めてお礼申し上げます」と言い換えてください。

生死を直接表す言葉を避ける

生死を直接表す言葉を避ける慣習は、故人や遺族への敬意と配慮から生まれています。

「死亡」という直接的な言葉より「他界」「旅立つ」「逝去」という言葉の方が、場の雰囲気を壊さず遺族の感情に寄り添います。

「死ぬ」「死亡」など生死を直接表す言葉より「旅立つ」「逝去」「他界」などの表現を使うのが慣習です。

また「生きていたころ」より「ご生前」「在りし日の」という言い方が弔事にはなじみます。

宗派で異なる表現に注意する

「ご冥福をお祈りします」が浄土真宗で使われない理由は、浄土真宗の教えでは「故人はすでに阿弥陀如来の働きによって浄土へ往生している(成仏している)」とされるため「冥土での幸福を祈る」という意味を持つ「ご冥福」の概念が合わないためです。

同様に「安らかにお眠りください」も使いません。

▼ 宗派別 挨拶の表現の違い

宗派「ご冥福を〜」「安らかに〜」推奨する表現
浄土真宗使わない使わない「心よりお偲び申し上げます」
曹洞宗・真言宗・日蓮宗使用可使用可どちらも使用できる
宗派不明の場合避けるのが無難避けるのが無難「心よりお偲び申し上げます」が安全

※宗派・地域・寺院によって異なります。不安な場合は菩提寺にご確認ください。

新盆の挨拶に関するよくある質問

新盆の挨拶は紙を読んでも失礼ではありませんか?
失礼ではありません。施主の挨拶は原稿を用意して読み上げるのが一般的です。当日は緊張や悲しみで言葉が出にくくなることもあり、参列者も「準備してくれた」と好意的に受け取ります。「本日は大切な場をいただいたので原稿を用意しました」と一言断ってから始めても自然です。
献杯の挨拶は誰が行いますか?
施主がそのまま行う場合と、施主が「○○様に献杯のご発声をお願いいたします」と依頼して参列者代表(故人と縁の深い方・長老格の方)が行う場合があります。献杯の言葉は「故人を偲び、献杯」が一般的で、乾杯と異なり声を抑えめに、杯を高く上げすぎないのがマナーです。
お寺で法要を行う場合も挨拶は必要ですか?
必要です。自宅か寺院かに関わらず、施主の挨拶は法要の節目に行うのが一般的です。お寺での法要では住職の読経前に一言挨拶し、終了後に参列者へのお礼を伝えます。お寺のスタッフや住職に事前に流れを確認しておくと安心です。
新盆のお返しを渡す際に一言添えるなら?
「このたびはご丁寧にお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。ほんの気持ちですが、お礼の品をお持ちください」が一般的です。新盆のお返し(返礼品)を渡す際には、この一文に「おかげさまで法要を終えることができました」を添えると丁寧さが増します。返礼品に挨拶状を添える場合は「おかげさまで新盆の法要を滞りなく終えることができました」という一文を冒頭に入れると丁寧です。
新盆の挨拶はいつまで使えますか?
新盆(初盆)の挨拶はお盆の時期(8月13〜16日または7月13〜16日)が基本ですが、法要の案内状はその1〜2か月前に送ります。欠席の連絡・お供えの郵送はお盆の前日までに届くよう手配します。法要後のお礼状は法要から1〜2週間以内が目安です。
施主の挨拶は短くても失礼ではありませんか?
短くても失礼ではありません。法要の場では、参列者も遺族も疲れていることが多く、簡潔な挨拶の方が場の雰囲気にマッチします。「感謝→法要の報告→故人を偲ぶ一言」の3つが伝われば、1分以内でも十分な挨拶になります。
親族代表として挨拶するときは何を話せばよいですか?
「施主への感謝・故人を偲ぶ気持ち・遺族へのねぎらい」の3点をまとめるのが基本です。「本日はこのような場を設けていただき、ありがとうございます。○○様のことをこれからも皆で偲んでいきたいと存じます。ご遺族の皆様もどうかお体にお気をつけて」のような流れが自然です。
新盆と初盆に違いはありますか?
意味は同じです。「新盆(にいぼん)」は東日本・「初盆(はつぼん)」は西日本で多く使われる呼び方の違いです。どちらも「四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆」を指します。挨拶の内容・マナーは同じです。
「ご愁傷様です」と言ってもよいですか?
新盆では「ご愁傷様です」より「○○様のことを心よりお偲び申し上げます」が自然です。「ご愁傷様です」は主に葬儀・通夜で使う表現のため、新盆の場では「お偲び申し上げます」を使うのが一般的です。
挨拶の長さは何分が目安ですか?
施主は1〜3分が目安です。感謝→法要の報告→故人を偲ぶ言葉→今後のお願いの4要素を入れれば2分前後で収まります。参列者は10〜30秒で十分です。長い挨拶は遺族の負担になります。
故人の思い出を話してもよいですか?
問題ありません。ただし一つのエピソードに絞るのがポイントです。複数の思い出を並べると話が長くなり、法要の流れが間延びします。最も印象に残った一言を短く伝えるのが場の雰囲気にもなじみます。
服装や香典に決まりはありますか?
施主側は喪服または略礼服が一般的です。参列者は案内状の指定に従い「平服で」の場合は黒・紺・グレーの落ち着いた服装を選んでください。香典(御仏前)の金額は故人との関係・会食の有無・地域の慣習によって異なります。
▼ 参考情報・情報源
本記事は一般的な弔事マナー・慣習に基づいて作成しています。
地域・宗派・寺院によって異なる場合があります。
一般社団法人 全日本仏教会(お盆・法要に関する仏教的な慣習の参考)
浄土真宗本願寺派(西本願寺)公式サイト(浄土真宗の法要・表書きに関する案内)
各地域の葬儀社・菩提寺(地域・宗派ごとの慣習については、菩提寺や地元の葬儀社へのご確認をおすすめします)

まとめ|新盆の挨拶は短く心を込める

まとめ|新盆の挨拶は短く心を込める

▼ 新盆の挨拶 覚えておきたい5つのポイント
施主は4要素で1〜3分:感謝・法要の報告・故人を偲ぶ言葉・今後のお願い
参列者は短い一言で十分:「お参りさせていただきます。心よりお偲び申し上げます」の2文が基本
宗派不明なら「心よりお偲び申し上げます」:浄土真宗を含む幅広い宗派で使える安全な表現
長さより誠実さを大切に:短くても心のこもった言葉の方が遺族に伝わる
原稿を読んでも失礼ではない:施主のスクリプト(原稿)は事前に準備して読み上げてよい
▼ 実務上のポイント
完璧な言葉を探す必要はありません。
用意した原稿を読みながら話しても、参列者は温かく受け取ってくれます。
大切なのは故人への思いと参列者・遺族への感謝が伝わること。
それだけで十分に誠実な挨拶になります。

新盆の挨拶は、難しい言葉を完璧に用意することが目的ではありません。

故人を偲ぶ気持ちと、参列者・遺族への感謝が伝わること——それが何より大切です。
言葉に詰まっても、静かに手を合わせる姿勢そのものが、誠実な供養になります。

当日、思い通りに話せなかったとしても気にしすぎないでください。

参列者は皆、同じように故人を偲ぶ気持ちで集まっています。
「完璧な挨拶」より「温かい場」をつくることを意識するだけで、法要は自然にまとまります。

この記事の例文は、そのままでも、少し手を加えても使えます。
どうか安心して法要当日をお迎えください。

当日の原稿としてこのページをブックマークして、直前まで手元に置いておくことをおすすめします。

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※本記事の例文・マナー情報は一般的な慣習に基づいています。
宗派・地域・家庭によって異なる場合があります。
不安な点は菩提寺・葬儀社・近い親族にご確認ください。

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