「残暑見舞いの書き方がわからない」「何をどの順番で書けばいい?」という方へ。
残暑見舞いは「挨拶→相手への気遣い→近況や感謝→結び→日付」の5つの流れで書けます。
この記事では基本の書き方・マナー・相手別の例文・送る時期・よくある疑問まで、まとめて解説します。
📅 送る時期:立秋(2026年は8月7日)以降、基本は8月末まで
🏷 書き出し:「残暑お見舞い申し上げます。」(目上の方には「残暑お伺い申し上げます。」も)
⚠️ 日付:「令和八年 晩夏」「令和八年 八月」など(「盛夏」は不可)
・残暑見舞いの基本の書き方(5つの流れ)
・友人・上司・親戚・ビジネス相手別の例文
・拝啓・敬具・日付・宛名などのマナー
・いつからいつまで送ればよいか
・返信の書き方・よくある疑問(喪中・メール・手書き)
この記事の目次
残暑見舞いの書き方は5つの流れ
残暑見舞いは形式が決まっているため、流れさえ押さえれば初めてでも迷わず書けます。
| 順序 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| ①挨拶 | 残暑見舞いの定型文 | 「残暑お見舞い申し上げます。」 |
| ②相手への気遣い | 時候の挨拶と相手の安否を尋ねる | 「暑さが続く折、いかがお過ごしでしょうか。」 |
| ③近況・感謝 | 自分の近況やお礼を短く添える | 「おかげさまで元気に過ごしております。」 |
| ④結びの言葉 | 相手の健康を祈る言葉で締める | 「くれぐれもご自愛ください。」 |
| ⑤日付 | 晩夏・八月などと記す | 「令和八年 晩夏」 |
※日付は「○月○日」と細かく書く必要はありません。「盛夏」は暑中見舞いの表現のため、残暑見舞いでは使いません。
① 残暑見舞いの挨拶を書く
「残暑お見舞い申し上げます。」を文頭に書きます。
行頭を一文字下げる必要はありません。
目上の方や改まった相手には「残暑お伺い申し上げます」というより丁寧な表現も使われます。
② 時候の挨拶と安否を尋ねる
立秋を過ぎてもなお暑さが続いていることを伝えながら、相手の近況を尋ねます。
「残暑厳しき折、○○様にはいかがお過ごしでしょうか」「お変わりなくお過ごしのことと存じます」などが一般的です。
③ 自分の近況や感謝を伝える
「おかげさまで元気に過ごしております」など自分の近況を短く伝えます。
お中元のお礼や相手への感謝がある場合はここに添えます。
長く書く必要はなく、一文で十分です。
④ 相手の健康を願って結ぶ
「暑さが続く折、くれぐれもご自愛ください」「皆様のご健康をお祈り申し上げます」など、相手への気遣いで締めます。
「お体をご自愛ください」は「ご自愛」自体に「体を大切にする」という意味があるため「くれぐれもご自愛ください」とするのが自然です。
⑤ 最後に日付を書く
「令和八年 晩夏」「令和八年 八月」「二〇二六年 晩夏」などが一般的です。
「盛夏」は暑中見舞いで使う表現のため、残暑見舞いには使いません。
具体的な日付(○月○日)は書かないのが一般的です。
残暑見舞いの書き方がわかる例文
基本の型をベースに、自分の近況や相手への一言を短く添えるだけで、定型文ではない自然な残暑見舞いになります。
・最近の近況:「先日○○に行ってきました」「最近○○を始めました」
・旅行・帰省の話:「今年の夏は久しぶりに帰省できました」
・家族の近況:「子どもたちも元気に夏休みを過ごしています」
・次につながる一言:「涼しくなったらまたお会いしましょう」「秋になったらぜひご連絡ください」
以下の例文は「①〜⑤の流れ」に沿っています。
相手に合った例文を選んでそのまま使うか、上記の一言を加えてご活用ください。
友人・知人に送る例文
上司・目上の人に送る例文
親戚に送る例文
ビジネス・取引先への例文
・法人(会社・団体)あて:「ご清栄」「ご発展」など
・個人あて:「ご清祥」「ご健勝」「ご活躍」など
・「ご清栄」を個人に使うと不自然に感じる場合があるため、個人あては「ご清祥」などが一般的です。
短い一言で伝える例文
残暑見舞いを書く際の基本マナー

拝啓や敬具は基本的に使わない
残暑見舞いでは、「拝啓」「敬具」などの頭語・結語を省略するのが一般的です。「残暑お見舞い申し上げます。」を書き出しとして、そのまま本文へ続けます。
目上の人には「残暑お伺い」も使える
「残暑お伺い申し上げます。」は「残暑お見舞い申し上げます。」より改まった表現で、目上の方や改まった場面で使われます。「お見舞い申し上げます」も目上の方に使えますが、より丁寧さを示したい場合は「お伺い」を選ぶことができます。
日付は「晩夏」「八月」などと書く
| 表現 | 読み方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 晩夏 | ばんか | 一般的によく使われる。「令和八年 晩夏」が定番 |
| 八月 | はちがつ | シンプルで読みやすい。「令和八年 八月」など |
| 葉月 | はづき | 8月の雅称。「令和八年 葉月」と書くこともある |
| 盛夏 | - | ❌ 残暑見舞いには使わない(暑中見舞いの表現) |
宛名は相手との関係に合わせる
宛名の敬称は相手によって使い分けます。「御中」と「様」は同時に使いません。
| 相手 | 敬称 | 例 |
|---|---|---|
| 個人 | 様 | 山田太郎様 |
| 会社・部署あて | 御中 | 株式会社○○ 御中 |
| 会社名+個人名 | 様(個人名に) | 株式会社○○ 営業部 山田太郎様 |
| 連名(ご夫婦など) | 各自に様 | 山田太郎様 花子様 |
※「○○株式会社 御中 山田様」のように「御中」と「様」を同時に使うのは誤りです。個人名がある場合は「様」だけを使います。
残暑見舞いはいつからいつまで?
立秋から8月末までが基本
残暑見舞いは立秋以降に送ります。2026年の立秋は8月7日です。「8月中に届けばよい」と覚えておくとシンプルです。投函日ではなく到着日が8月中になるよう、8月下旬に送る場合は余裕をもって準備しましょう。
| 時期 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 〜8月6日 | 暑中見舞い | 立秋の前日まで |
| 8月7日〜8月末 | 残暑見舞い(基本) | できるだけこの期間に届くように |
| 9月以降 | 通常の時候の挨拶状への切り替えを検討 | 「初秋の候〜」などの挨拶状が自然。白露頃までを残暑見舞いとする考え方もあるが、迷ったら9月に入ったら切り替えるのが無難 |
※2026年の立秋の日付は国立天文台「暦要項」をもとにしています。時期はいずれも目安です。
暑中見舞いとの違いは送る時期
暑中見舞いは梅雨明けから立秋前日まで、残暑見舞いは立秋以降に送ります。書き出しが「暑中お見舞い申し上げます」から「残暑お見舞い申し上げます」に変わります。書き方の基本的な構成は同じで、同じ相手に両方送る必要はありません。
9月になった場合の書き方
9月に入った場合は、通常の時候の挨拶状へ切り替えるのが無難です。白露頃(9月7日頃)までを残暑見舞いとする考え方もありますが、迷う場合は「初秋の候〜」などの挨拶状に切り替えてください。
残暑見舞いへの返事の書き方
返事はなるべく早めに送る
残暑見舞いをいただいたら、なるべく早めに返信するのが丁寧です。8月中に返信できれば「残暑見舞い」として送れます。9月に入ってから返信する場合は状況に応じて通常の時候の挨拶状として返信することも選択肢です。
お礼を添えた返信の例文
残暑見舞いでよくある疑問
まとめ|残暑見舞いは基本の型で書こう

① 基本の流れは5つ:挨拶→相手への気遣い→近況・感謝→結び→日付
② 書き出し:「残暑お見舞い申し上げます」が基本。目上の方には「残暑お伺い申し上げます」も使われる
③ 日付は「令和八年 晩夏」など:「盛夏」は使わない
④ 相手に合わせた言葉遣いを選ぶ:法人→ご清栄、個人→ご清祥・ご健勝
⑤ 送る時期:立秋(2026年は8月7日)以降、基本は8月末まで
基本の型を覚えてしまえば、残暑見舞いは難しくありません。
例文をベースに、相手への一言や近況をひと言添えるだけで、気持ちのこもった残暑見舞いになります。
・2026年の立秋・白露の日付は国立天文台「暦要項」をもとにしています
・残暑見舞いのマナーは日本郵便の公式案内を参考にしています
・時期の目安・表現は慣習によるもので、地域や相手との関係によって異なる場合があります
※本記事の情報は一般的な慣習に基づいています。相手との関係や状況に合わせてご判断ください。
