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【結婚式の主賓挨拶】例文とマナー|上司・恩師向け祝辞

結婚式の主賓挨拶を頼まれて「何を話せばいいかわからない」「失敗したくない」と感じていませんか。

主賓挨拶は「お祝い→自己紹介→エピソード→はなむけ→結び」の型を守れば、どなたでも失敗しにくいスピーチになります。

上司・恩師向けの例文と、当日使えるコツをまとめました。

▼ 迷ったらこの構成で話せばOK
①お祝い 〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます
②自己紹介 ただいまご紹介にあずかりました〇〇と申します
③エピソード 〇〇さんとのエピソードを一つご紹介します
④はなむけ どうかお二人で支え合い、温かい家庭を築いてください
⑤結び ご列席の皆様のご健勝をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます
▼ この記事でわかること
・主賓挨拶の役割と乾杯挨拶との違い
・基本構成(①〜⑤)の組み立て方
・上司・恩師向けのそのまま使える例文
・忌み言葉・話し方のマナーとコツ

結婚式の主賓挨拶とは

主賓挨拶は、披露宴の最初に行う格式ある祝辞です。

新郎新婦を称え、ゲスト全員に二人の人柄を伝える——そのための大切なスピーチです。

主賓挨拶の役割

主賓挨拶には3つの役割があります。

  • 新郎新婦のお祝いを伝える——結婚という節目を公の場で祝福する
  • 二人の人柄をゲストに紹介する——職場や学校での姿をエピソードで伝える
  • 披露宴の格式を整える——最初の重要なスピーチとして場を引き締める

主賓に選ばれる人

立場主な選ばれ方
職場の上司新郎新婦の直属上司または部門長
恩師・指導教員大学・高校時代の担任やゼミの先生
仲人・仲介者二人の縁を取り持った人物
親族の代表小規模な式では親族代表が担うこともある

乾杯挨拶との違い

項目主賓挨拶乾杯挨拶
タイミング披露宴の冒頭主賓挨拶の直後
長さ3〜5分1〜2分
内容祝辞・エピソード・はなむけ短い祝辞+乾杯の発声
担当者最もゲストの中で格上の人主賓より一段下の立場の人

主賓挨拶の基本構成

主賓挨拶は5つのパーツで構成されます。

この流れを守るだけで、自然にまとまります。

乾杯挨拶との違いについては「結婚式 挨拶 乾杯」もあわせてご確認ください。

①冒頭のお祝い

最初に「おめでとうございます」を伝えます。

ここで着席を促す一言も添えましょう。

▼ 定番の冒頭(着席を促す)
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。皆様もどうぞお座りください。
▼ 少し格式をつけた冒頭
〇〇さん、〇〇さん、本日はご結婚誠におめでとうございます。どうぞご着席ください。

②自己紹介

自分が誰かをゲスト全員に伝えます。

「新郎との関係」を明確に一言で添えましょう。

▼ 職場の上司として
ただいまご紹介にあずかりました、〇〇株式会社〇〇部長の〇〇と申します。〇〇さんの直属の上司として、一言お祝いの言葉を申し上げます。
▼ 恩師として
〇〇大学〇〇学部でゼミを担当しております〇〇と申します。〇〇さんには学生時代にたいへんお世話になりました。

③新郎新婦のエピソード

ここが主賓挨拶の中心です。具体的なエピソードを一つ盛り込みましょう。

全員が楽しめる内容で、内輪ネタや個人的すぎる話は避けます。

▼ 職場でのエピソード
〇〇さんは入社以来、どんな困難な状況でも決して諦めずに取り組む粘り強さが際立っていました。昨年の〇〇プロジェクトでは、チームをまとめて見事に成功へ導き、私も大変頼もしく思いました。
▼ 学生時代のエピソード
〇〇さんはゼミで常に誠実な姿勢で学問に向き合っていました。卒業論文では誰よりも丁寧に資料を読み込み、その真摯な取り組みは今でも印象に残っています。

④はなむけの言葉

二人の未来へのエールを贈ります。具体的な言葉を一言添えると、気持ちが伝わります。

▼ シンプルなはなむけ
どうかお二人で支え合い、温かい家庭を築いてください。〇〇さんならきっと素晴らしいパートナーになると確信しています。
▼ 職場も含めたはなむけ
公私ともに充実した日々を送られることを心よりお祈りしています。仕事でも引き続き活躍してください。

⑤結びの挨拶

▼ 定番の結び
ご列席の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
▼ 両家への言葉を添えた結び
ご両家のますますのご繁栄と、お二人の末永いお幸せをお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

主賓挨拶の例文

そのまま使える例文を立場別にまとめました。

〇〇の部分を実際の名前・エピソードに変えてお使いください。

新郎自身の謝辞については「新郎 結婚式 挨拶」もあわせてどうぞ。

上司として話す例文(全文・約3分)

▼ 上司・定番版(全文)
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。皆様もどうぞお座りください。 ただいまご紹介にあずかりました、〇〇株式会社〇〇部長の〇〇と申します。〇〇さんの直属の上司として、一言お祝いの言葉を申し上げます。 〇〇さんとのご縁は今から〇年前、彼が入社してまもない頃のことです。あの頃から〇〇さんは、どんな仕事に対しても真摯に向き合う姿勢が際立っていました。困難な案件でも諦めることなく、粘り強く取り組む姿は、周囲から厚い信頼を得ていました。 そんな〇〇さんが、素晴らしい方と出会い今日この日を迎えられたこと、上司として大変嬉しく誇りに思います。〇〇さん、どうかお二人で力を合わせ、温かい家庭を築いてください。仕事でも引き続き活躍されることを期待しています。 ご列席の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
▼ 上司・定番版(全文)の短縮は「1分版例文」をご参照ください
→ 「主賓挨拶の短い例文(1分版)」h3に上司・恩師向けの短縮版をまとめています。

恩師として話す例文(全文)

▼ 恩師・定番版(全文)
〇〇さん、〇〇さん、本日はご結婚誠におめでとうございます。どうぞご着席ください。 〇〇大学でゼミを担当しております〇〇と申します。〇〇さんには学生時代にたいへんお世話になりました。 〇〇さんは在学中、どんな課題にも真剣に向き合う学生でした。卒業論文では何度も書き直しながら最後まで諦めずに取り組み、その粘り強さと誠実さは今でも忘れられません。そんな〇〇さんが社会に出て活躍し、今日こうして人生の新たな一歩を踏み出されたことを、指導教員として大変誇りに思います。 〇〇さん、どうかお二人で支え合い、笑顔の多い家庭を築いてください。またいつでもゼミに顔を出してください。 ご両家のますますのご繁栄と、お二人の末永いお幸せをお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

新郎側で使える例文のポイント

新郎側の主賓として挨拶する場合は、新郎のエピソードを中心に据えながら、新婦への歓迎の言葉も忘れずに添えましょう。

▼ 新婦への言葉を添える一文
〇〇さん、我が社の一員として〇〇さんを温かく迎え入れてくださり、ありがとうございます。どうかこれからも〇〇をよろしくお願いいたします。
▼ 両家への言葉を添える一文
〇〇家の皆様にも、この良き日をご一緒にお祝いできますことを、心より嬉しく思っております。

新婦側で使える例文のポイント

新婦側の主賓として挨拶する場合は、新婦のエピソードを中心に話しながら、新郎への信頼の言葉を自然に添えましょう。

▼ 新郎への信頼を添える一文
〇〇さん、〇〇をどうかよろしくお願いいたします。彼女の誠実さと明るさを、ぜひそばで支えてあげてください。
▼ 新婦の活躍を称える一文
〇〇さんは職場でも非常に頼もしい存在でした。これからは家庭でもその力を存分に発揮してください。

主賓挨拶の短い例文(1分版)

急遽時間が短くなった場合や、カジュアルな式向けの1分程度のコンパクト版です。

感謝・紹介・祝福を一言ずつに絞ります。

▼ 1分版・上司(全文)
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。 〇〇株式会社の〇〇と申します。 〇〇さんは誠実で責任感が強く、職場の誰からも信頼される人物です。そんな〇〇さんが今日この日を迎えられたこと、上司として大変嬉しく思います。 お二人でいつまでも幸せな日々を歩んでください。本日は誠におめでとうございました。
▼ 1分版・恩師(全文)
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。 〇〇大学の〇〇と申します。 〇〇さんは学生時代から誠実で真摯な姿勢が印象的でした。そんな〇〇さんの晴れの日に立ち会えることを、心から嬉しく思います。 どうかお二人で支え合い、幸せな日々を積み重ねてください。本日は誠におめでとうございました。

主賓挨拶の3分例文

一般的な主賓挨拶の標準的な長さです。

エピソードを一つ盛り込みながら、構成通りに話せます。

▼ 3分版・上司(全文)
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。皆様もどうぞお座りください。 〇〇株式会社〇〇部長の〇〇と申します。〇〇さんとは〇年間、共に仕事をしてまいりました。 〇〇さんは入社当時から、どんな仕事にも真正面から向き合う姿勢が際立っていました。特に昨年の〇〇プロジェクトでは、困難な状況の中でもチームをまとめ、見事に成果を上げました。その姿を見て、私は改めて〇〇さんの頼もしさを実感いたしました。 〇〇さん、〇〇さんという素晴らしいパートナーを得て、これからの人生がより豊かになると確信しています。どうかお二人で支え合い、温かい家庭を築いてください。 ご列席の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
▼ 3分版・恩師(全文)
〇〇さん、〇〇さん、本日はご結婚誠におめでとうございます。どうぞご着席ください。 〇〇大学でゼミを担当しております〇〇と申します。〇〇さんには学生時代にたいへんお世話になりました。 〇〇さんはゼミで常に誠実な姿勢で学問に向き合っていました。卒業論文では何度も書き直しながら最後まで諦めずに取り組み、その粘り強さは今でも印象に残っています。卒業後も定期的に連絡をくれる〇〇さんの姿に、指導教員として誇りを感じております。 〇〇さん、どうかお二人で笑顔の多い家庭を築いてください。またいつでも訪ねてきてください。 ご両家のますますのご繁栄と、お二人の末永いお幸せをお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

主賓挨拶の5分例文

式の格式を重んじる場合や、エピソードを複数盛り込みたい場合の5分版です。

ゆっくり話すことを意識しましょう。

▼ 5分版・上司(全文)
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。皆様もどうぞお座りください。 ただいまご紹介にあずかりました、〇〇株式会社〇〇部長の〇〇と申します。〇〇さんの入社以来、直属の上司として〇年間共に仕事をしてまいりました。本日このような晴れの席でお祝いの言葉を述べる機会をいただき、光栄に存じます。 〇〇さんとの最初の出会いは〇年前のことです。入社間もない頃から、〇〇さんは周囲の誰よりも熱心に仕事に取り組んでいました。ある日、難易度の高い案件で壁にぶつかった〇〇さんが、深夜まで粘り強く解決策を探し続けた姿を今でも鮮明に覚えています。 その後も〇〇さんは数多くの成果を上げ、特に昨年の〇〇プロジェクトでは、チーム全体をまとめ上げ、見事にやり遂げました。その取り組みは社内でも高く評価され、私も上司として大変誇りに思いました。 仕事に真摯で、周囲への思いやりを忘れない〇〇さんが、素晴らしいパートナーと出会い今日の日を迎えられたことを、心より嬉しく思います。〇〇さん、どうかお二人で力を合わせ、公私ともに充実した日々を送ってください。 結びになりますが、ご列席の皆様のご健勝とご多幸、そしてご両家のますますのご繁栄をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
▼ 5分版・エピソード2つ入り
〇〇さん、〇〇さん、ご結婚誠におめでとうございます。皆様もどうぞお座りください。 〇〇株式会社の〇〇と申します。〇〇さんとは〇年間、職場で共に過ごしてまいりました。 〇〇さんの印象は入社当時から変わりません。どんな仕事も「最後までやり遂げる」という姿勢です。入社〇年目のとき、担当した案件でトラブルが発生しました。多くの社員が手を焼く中、〇〇さんは一つひとつ丁寧に問題を整理し、チームをまとめながら解決へ導きました。その姿を見て、この人は本当に信頼できると確信しました。 もう一つ忘れられない出来事があります。昨年の〇〇プロジェクトでは、〇〇さんが若いメンバーを丁寧にサポートしながらプロジェクトを完遂しました。実力だけでなく、周囲を思いやる人柄を改めて実感いたしました。 〇〇さん、素晴らしい〇〇さんと出会えたことは、あなたの誠実さが引き寄せたものだと思います。どうかお二人でいつまでも幸せな日々を歩んでください。 ご列席の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。

主賓挨拶のマナー

長さは3分前後にする

▼ 時間の目安
・1〜2分:短すぎる。主賓挨拶としては物足りない印象
・3〜4分:理想的な長さ。内容がしっかり伝わる
・5分以上:長すぎる。ゲストが疲れはじめる
→ 原稿用紙2〜3枚(800〜1200字)が3〜4分の目安

新郎の父親が挨拶を行う場合は「新郎父 結婚式 挨拶」の例文もあわせてご確認ください。

忌み言葉を避ける

結婚式のスピーチでは使ってはいけない言葉があります。

原稿を書いたら必ず確認しましょう。

カテゴリ避けるべき言葉言い換え例
別れを連想させる切る・別れる・離れる・終わる・去る新たな出発・区切りをつける
繰り返しを連想させる重ね重ね・度々・またまた・再び一言・改めて・今回
不吉を連想させる死ぬ・苦しい・滅びる・消える使用を避ける
不幸を連想させる涙・悲しい・泣く感動・うれしい・感激

忌み言葉をより詳しく確認したい方は「結婚式 忌み言葉 一覧」もあわせてどうぞ。

内輪話を入れすぎない

エピソードはゲスト全員が楽しめる内容にしましょう。

一部の人しかわからない内輪話や、プライベートすぎるエピソードは避けます。

「この人はどんな人なのか」が伝わる話を一つ選びましょう。

カンペは見てもよい

原稿を持って話すことは、主賓挨拶でも失礼ではありません。
むしろ丁寧に準備してきた印象を与えます。

ただし、うつむいたまま読み続けるのは避け、時々顔を上げて新郎新婦やゲストを見渡しながら話すと好印象です。

主賓挨拶の当日の流れ

初めて主賓挨拶を行う方は、当日のイメージを持っておくだけで気持ちが楽になります。

式場によって多少異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。

司会者から紹介される

「それでは主賓のご挨拶をいただきます。〇〇様、よろしくお願いいたします」と司会者から名前を呼ばれます。名前を呼ばれたら、すぐに立ち上がり軽く一礼しましょう。慌てず、落ち着いて前に進んでください。

マイクの前へ移動する

指定の場所(多くはマイクスタンドの前)へ移動します。マイクの高さが合わない場合は調整してから話し始めましょう。焦らず、深呼吸を一度してから話し始めるのがおすすめです。

着席を促して話し始める

マイクの前に立ったら、まずゲスト全員に着席を促します。「皆様、どうぞお座りください」の一言でゲストがリラックスし、会場の雰囲気が和みます。その後、冒頭のお祝いの言葉から話し始めましょう。

▼ 話し始める前のチェックポイント
☑ マイクの高さを確認した
☑ 原稿を取り出した(またはポケットから出せる準備ができている)
☑ 深呼吸を一度した
☑「皆様、どうぞお座りください」の一言を忘れない

祝辞を終えて一礼する

「本日は誠におめでとうございました」などの結びの言葉で祝辞を締め、新郎新婦に向かって一礼、次にゲスト全体に向かって一礼します。

その後、拍手が起きたら軽くうなずきながら席へ戻りましょう。
退場は急がず、ゆっくりと戻るのが好印象です。

主賓挨拶でよくある失敗例

事前に「やりがちな失敗」を知っておくだけで、本番の安心感が大きく変わります。

新郎新婦より自分の話が長い

「自分の昔の経験談」「部署の自慢話」など、自分が主役になってしまうパターンです。

主賓挨拶はあくまで新郎新婦を称えるためのスピーチ。
エピソードは「その人のどんな人柄がわかるか」を軸に選びましょう。

自分の話は最小限に留めます。

❌ 自分の話が長くなる例
私が若い頃は〜でして、その頃の経験から申しますと〜。私どもの時代には〜というのが常識で……(5分経過)
✅ 新郎新婦に焦点を当てた話
〇〇さんが入社した年、私はこんな場面を目にしました。そのとき〇〇さんの〇〇な姿を見て、この人は信頼できると確信しました。

内輪ネタばかりになる

一部の人しか知らないエピソードを長々と話すと、ゲスト全員が置いてきぼりになります。

「このエピソードを聞いて、初めて会う人でも〇〇さんの人柄がわかるか?」を基準に選びましょう。

忌み言葉を使ってしまう

緊張していると、チェックしていた忌み言葉をうっかり口にしてしまいます。

原稿段階での確認だけでなく、声に出して練習するときにも忌み言葉チェックを行いましょう。
「切る・別れる・重ね重ね・度々」などが特に出やすいので要注意です。

忌み言葉の一覧は「結婚式 忌み言葉 一覧」で確認できます。

原稿を読むだけになる

うつむいたまま原稿を読み続けると、言葉が相手に届きにくくなります。

句読点ごとに一度顔を上げ、新郎新婦やゲストに目を向けましょう。

原稿は持っていてOKですが「読む」のではなく「話しかける」意識を持つことが大切です。

失敗しない話し方のコツ

最初に着席を促す

主賓挨拶が始まると、ゲストは起立したまま待つことがあります。

冒頭に「どうぞお座りください」と一言添えるだけで、会場全体がリラックスします。

ゆっくり短く話す

緊張すると話すスピードが上がりがちです。

「少し遅いかな」と思うくらいのペースが、聞き手には心地よく聞こえます。

句読点のところで、一呼吸おきましょう。

褒め言葉は具体的にする

❌ 漠然とした褒め言葉
〇〇さんは非常に優秀で、仕事ができる人物です。
✅ 具体的な褒め言葉
〇〇さんは昨年の〇〇プロジェクトで、チームをまとめ困難な状況を乗り越えました。その粘り強さと統率力は、周囲から高い評価を得ています。

締めは明確にする

「以上で…」「お祝いの言葉とさせていただきます」など、終わりを明確に示す言葉で締めましょう。

終わりが曖昧だと、ゲストが拍手のタイミングを迷ってしまいます。

主賓挨拶Q&A

主賓挨拶は何分話すのが適切ですか?
3〜4分が理想的です。原稿用紙2〜3枚(800〜1200字)が目安になります。5分を超えると長すぎる印象になり、ゲストが疲れてしまいます。「短くて良かった」と思われる方が好印象です。
主賓挨拶でエピソードがない場合はどうすればいいですか?
短い付き合いであれば「印象に残っていること」を一言伝えるだけで十分です。「初めてお会いしたとき〜」「〇〇さんのことを耳にするたびに〜」など、短い出来事や伝え聞いた話でも構いません。エピソードがなくても、人柄への信頼と温かい祝辞が伝わればOKです。
主賓挨拶で笑いを取ろうとしてもいいですか?
軽いユーモアは場を和ませますが、笑いを狙いすぎるのは避けましょう。主賓挨拶は格式ある場での発言です。笑いより「温かみ」「信頼感」を重視した方が、新郎新婦にも両家にも喜ばれます。
主賓挨拶と乾杯挨拶を同じ人が担当してもいいですか?
別々の人が担当するのが一般的です。主賓挨拶と乾杯挨拶を同じ人が続けて行うと、スピーチが長くなりすぎます。やむを得ない場合は、主賓挨拶の最後に「それでは乾杯の音頭も取らせていただきます」とつなげることもできます。
原稿は事前に新郎新婦に見せる必要がありますか?
基本的に見せる必要はありません。ただし、式場によっては事前に内容の確認を求められることもあります。不安な場合は新郎新婦に確認してみましょう。忌み言葉のチェックだけは必ず自分で行ってください。
主賓挨拶はカンペ(原稿)を見ても失礼ですか?
まったく失礼ではありません。原稿を持って話すことは、丁寧に準備してきた証と受け取られます。ただし、うつむいたまま読み続けるのは避けましょう。句読点ごとに一度顔を上げ、新郎新婦やゲストに目を向けながら話すと、格段に印象がよくなります。カードや小さなメモに書いておくと持ちやすいです。
主賓挨拶で新婦に触れないのは失礼ですか?
新郎側の主賓として話す場合、新郎のエピソードが中心になるのは自然です。ただし、新婦への歓迎や感謝の言葉を一言添えると、両家への配慮が伝わりより好印象です。「〇〇さんという素晴らしいパートナーを迎えられて」「〇〇さん、どうかよろしくお願いします」など、短い一言で十分です。
主賓挨拶は暗記した方がいいですか?
暗記する必要はありません。原稿を持って話すのが一般的です。ただし、最初の一文(「〇〇さん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます」)と最後の一文だけを暗記しておくと、書き出しと締めがスムーズになり、全体の印象がぐっとよくなります。声に出して2〜3回練習するだけでも、当日の安心感が大きく変わります。

まとめ|主賓挨拶は構成で整える

主賓挨拶は「①お祝い→②自己紹介→③エピソード→④はなむけ→⑤結び」の型を守れば、どなたでも失敗しにくいスピーチになります。

この5つの型が主賓挨拶の骨格です。

難しい言葉もエピソードの引き出しも必要ありません。
型に沿って話すだけで、格式とあたたかさを兼ね備えた祝辞が完成します。

新郎新婦への信頼と祝福の気持ちが伝われば、それだけで十分な主賓挨拶です。

▼ 主賓挨拶チェックリスト
☑ 冒頭に着席を促す一言を入れた
☑ 自己紹介で新郎新婦との関係を伝えた
☑ 具体的なエピソードを一つ盛り込んだ
☑ 忌み言葉を使っていない
☑ 内輪話が長くなっていない
☑ 3〜4分にまとめた
☑ 声に出して練習した

例文を参考に、自分の言葉でエピソードを一言添えてみてください。
それだけで、新郎新婦の心に残る祝辞になります。

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