- 「結婚式の新郎挨拶、どういう流れで話せばいいんだろう」
- 「緊張してうまく話せなかったらどうしよう」
- 「せっかくなら、自分らしい感謝の気持ちを伝えたいな」
この記事でわかること
- 新郎挨拶の基本構成と自然な流れ
- 印象に残るスピーチの言葉選び・NG表現・話し方のコツ
- 緊張しないための事前準備・練習方法
- フォーマル・感動・カジュアル別の新郎挨拶例文
- 当日の立ち居振る舞いや締めの一言の工夫
- 新郎ウェルカムスピーチや謝辞、父親挨拶との違いとポイント
- よくある質問(Q&A)
結婚式での新郎挨拶に不安を感じるのは当然です。
「何を話せばいいかわからない」「緊張して言葉が出なくなったら」と悩む方は少なくありません。
大切なのは、完璧な言葉よりも「気持ちが伝わるかどうか」
本記事では、披露宴を締めくくる新郎挨拶の基本構成や、印象に残る言葉選びのコツを解説します。
フォーマル・感動・カジュアル別の例文や、緊張を和らげる準備法まで網羅しました。
結婚式の新郎挨拶とは?
披露宴での新郎挨拶の役割
披露宴の終盤に行う新郎の挨拶は、式全体の印象を左右する節目です。
これまでの感謝や、これからの決意を伝えることで、式が静かに締まっていきます。
たとえば「本日はご多用の中、お越しいただきありがとうございます」と始めると、場に丁寧な雰囲気が生まれます。
両親や上司、友人といった、それぞれへの言葉を添えると、自分らしさが自然と伝わります。
実は、挨拶の最後に起きる静かな拍手やうなずきが、緊張していた新郎を安心させる瞬間にもなります。
言葉の一つひとつが、ゲストの記憶に残る大切な締めくくりになるのです。
スピーチの基本構成と流れ
緊張をほぐしながら話すには、流れを決めておくのが効果的です。
まずは「本日はありがとうございます」と、ゲスト全員への感謝を込めた一言から始めましょう。
続いて、結婚に至るまでの出来事や、誰かへの想いを少しだけ語ると、話に深みが出ます。
最後は「これからは二人で支え合い、歩んでまいります」といった未来への言葉で締めます。
この順番は、聞く側の気持ちの流れにも沿っているため、自然に耳に届きます。
話し終えたあと、会場に温かい空気が広がる感覚を味わえるはずです。
挨拶で伝えるべき3つの要素
新郎挨拶の核になるのは「感謝」「エピソード」「決意」の3つです。
まずは、招待に応えてくれた人たちへの素直な感謝を届けましょう。
そのうえで、家族やパートナーとの出来事など、自分の声で語れる思い出を織り交ぜます。
最後には「これからも、穏やかで温かい家庭を築いていきます」といった言葉で締めると、式の余韻にぴったりです。
たった数分の挨拶でも、心に残るのは、形式よりも“思いの強さ”なのかもしれません。
印象に残るスピーチにするコツ
感謝の伝え方と言葉選びの工夫
心に残るのは、完璧な敬語ではなく、素直な感謝の言葉です。
だからこそ「気持ちを伝える」ことに集中しましょう。
たとえば「本日はお越しいただき、心より感謝申し上げます」
この一言が、ゲストの心をふっと和らげるきっかけになることもあります。
遠方から来てくれた人へのひと声や、支えてくれた人への一文を加えると、より印象に残ります。
どの言葉を選ぶかより、どんな気持ちで語るかが、場の空気を変える力になります。
避けたいNG表現と注意点
スピーチで忘れてはならないのが「聞き手の存在」です。
話す側の気持ちだけでなく、どう受け取られるかを考えると、言葉選びも慎重になります。
「別れる」「終わる」などの忌み言葉や、笑いを取りにいくつもりの言葉が誰かを傷つけることもあります。
たとえば親しい友人の失敗談も、他のゲストには馴染みがない話かもしれません。
その場にいる全員が「自分にも向けられている」と感じられるような、開かれた言葉を選ぶことがポイントです。
緊張しないための準備と練習法
「緊張するのは悪いこと」ではありません。
大切な場面だからこそ緊張するのは自然なことです。
緊張とつきあう準備が心強い味方になります。
まずは原稿を声に出して読んでみること。
「言いづらい」「しっくりこない」と感じる箇所を調整すると、自分らしい言葉に整っていきます。
練習しながら想像する「本番の風景」が、当日の安心につながります。
うまく話すよりも、目の前の人に届けることを大切にしたい。
言葉は自然に口をついて出てくるはずです。
新郎挨拶の例文集
フォーマルな例文(上司・親族向け)
格式ある披露宴では、慎みある言葉が安心と敬意を生みます。
年配の親族や職場の上司が列席する場では、場の空気を崩さない構成と語り口が求められます。
以下は、感謝と決意を丁寧に伝えるフォーマルな例文です。
「本日はご多用の中、私たちのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
みなさまの温かいお祝いのお言葉に、心より感謝申し上げます。
これからは二人で力を合わせ、温かい家庭を築いてまいりますので、どうか末永く見守っていただけますようお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました」
落ち着いた言葉と構成の中に、誠実な気持ちがにじむことが大切です。
飾らない感謝の言葉が、式の印象を品よく締めくくります。
»【結婚式の上司挨拶】そのまま使える主賓スピーチ例文2つと基本構成
感動を誘う例文(両親・友人向け)
親しい関係だからこそ、あらたまった場で伝える言葉には重みがあります。
言えなかった感謝や想いを、挨拶というかたちで届ける機会です。
以下は、心からの感謝をまっすぐに伝えたいときの例文です。
「今日という日を迎えられたのは、ここにいるみなさまのおかげです。
これまで支えてくれた家族、親身になって応援してくれた友人たちに、心からありがとうを伝えたいです。
これからも、どんな時も笑顔で過ごせるよう、二人で歩んでいきます。
どうかこれからも、変わらぬご縁をお願いいたします」
感情を包み隠さず言葉にすることで、心に残る挨拶になります。
カジュアルな例文(フレンドリーな披露宴向け)
笑顔の多い披露宴では、新郎の言葉も自然体であることが大切です。
かたくならず、場の雰囲気に合った語り口で話すことで、空気がやさしくまとまります。
以下は、友人中心の披露宴にぴったりな例文です。
「今日はこんなにたくさんの方にお越しいただき、うれしい気持ちでいっぱいです。
新郎として、こんなに笑って過ごせる一日はなかなかないと思います。
これからも、楽しいことも大変なことも、二人で支え合っていきたいと思います。
どうか今後とも、あたたかく見守っていただけたらうれしいです」
言葉の中にその人らしさがにじむと、聞いている人も自然と笑顔になります。
空気を読んで、肩の力を抜いた挨拶が場を明るく締めくくります。
当日の立ち居振る舞いと締め方
話すスピードと声のトーン
大勢を前にして話すとき、言葉を届ける手段は内容だけではありません。
話す速さや声のトーンには、その人の想いや落ち着きが表れます。
ゆっくり話すことで、聞き手は一つひとつの言葉を受け止められます。
緊張して早口になる場面こそ、間を意識して一息ごとに区切ると、自分自身の心も整ってきます。
声は、普段より少し大きめを意識すると堂々とした印象になります。
安心感を与える話し方が、言葉の信頼感を引き上げてくれます。
姿勢・目線・マイクの持ち方
スピーチの印象は、姿勢や目線でも変わります。
背筋が伸びているだけで、話す人の気持ちの強さや誠実さが伝わります。
マイクは近すぎても遠すぎても聞きづらくなるため、口元からこぶし1つ分の距離を目安に持つと安心です。
目線は一人ひとりをじっと見つめるより、やわらかく会場全体を包むように配ると、聞いている側も緊張しません。
「話す内容」だけでなく「伝える姿」が整っていることで、スピーチ全体の印象が深くなります。
挨拶の締めで心をつかむ一言
スピーチの最後は、新郎としての想いを凝縮する時間です。
数ある言葉の中で何を選ぶかによって、聞き手に残る余韻は変わります。
たとえば「これからも笑顔を忘れず、二人で歩んでまいります」
一言が、式をあたたかく締めくくる力を持ちます。
飾られた言葉でなくても、自分の気持ちを素直に語ることが心に届きます。
感謝と決意を込めた最後の一言こそが、ゲストにとっての記憶として残る瞬間になるのです。
結婚式 挨拶 新郎に関連したよくある質問
結婚式の新郎ウェルカムスピーチはどんな内容にすればよいですか?
ウェルカムスピーチでは、集まってくれたことへの感謝と当日の簡単な流れを伝えましょう。
笑顔で話すことが雰囲気づくりの鍵です。
»【結婚式の乾杯挨拶】初めてでも失敗しない例文3選【シーン別まとめ】
結婚式で新郎の挨拶を締めるときの言葉はどう選べばよいですか?
挨拶の締めには、感謝の言葉に加えて今後の決意を簡潔に伝えると印象的です。
素直な一言が心に残ります。
»【結婚式の新郎の締め挨拶】自然体で感謝を伝える例文3選+成功のコツ
結婚式で新郎が謝辞を述べるときの基本構成を教えてください。
謝辞の基本構成は、出席への感謝→支えへの感謝→今後の決意→締めの言葉の順で話すのが自然です。
長すぎないよう注意しましょう。
結婚式で新郎の挨拶に面白さを加えるときのコツはありますか?
面白さを加えるには、自虐ネタやゲストとの思い出を軽く盛り込むと場が和みます。
品のある表現を心がけてください。
新郎のウェルカムスピーチで面白くしたいときのアイデアはありますか?
ちょっとしたエピソードや軽いユーモアを取り入れると、会場があたたかい空気になります。
内輪ネタの使いすぎは避けましょう。
結婚式で新郎の父が挨拶する場合、どんな内容が好ましいですか?
新郎の父の挨拶では、新郎への思い出、親族や来賓への感謝、これからのお願いを丁寧に話すと好印象です。
»【結婚式の新郎父挨拶】そのまま使える短い例文+エピソードの入れ方
結婚式で新郎が述べる謝辞の全文例を知りたいです。
謝辞全文の例としては、感謝と決意を含めた2〜3分程度の構成が一般的です。
文例を参考にしながら、自分の言葉に整えることが大切です。
結婚式の新郎挨拶の例文はどんな場面で使い分けたらよいですか?
フォーマル・カジュアル・感動系など披露宴の雰囲気やゲスト層に合わせて例文を使い分けましょう。
自分らしさを添えるのがポイントです。
まとめ:気持ちが届く新郎挨拶を目指して
結婚式 挨拶 新郎に悩む方へ向けて、準備から本番までを解説しました。
重要なポイント
- 披露宴での新郎挨拶は「感謝・エピソード・決意」を軸に構成する
- 話すスピードと声のトーンで安心感を与える
- 姿勢や目線、マイクの持ち方がスピーチの印象を左右する
- フォーマル・感動・カジュアルと場面に応じた例文を使い分ける
- 締めの一言は、素直な気持ちを短く伝えるのが効果的
新郎の挨拶は、ただの儀式ではなく、人生の節目に立つ自分の声を届ける機会です。
感謝や決意を、自分らしい言葉で伝えることで、式の時間は心に残るものになります。
準備を重ねていくうちに、何を伝えたいかが少しずつ見えてきます。
大切なのは、完璧さではなく、心から伝えようとする姿勢です。
誰かの心に届き、自分の記憶にも残っていきます。
以上です。
P.S. 自分の言葉で大切に迎えてください。
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