「10月に手紙やメールを書くとき、どんな時候の挨拶を使えばいいか迷っている」という方へ。
10月の時候の挨拶は、上旬・中旬・下旬の季節感と相手との関係に合わせて選ぶのが基本です。
ビジネスから親しい相手まで、そのまま使える書き出しと結びの例文を時期別にまとめました。
⏱ 30秒でわかる10月の時候の挨拶の選び方 📅 上旬: 「秋冷の候」「爽秋の候」「朝夕の冷え込みが感じられる頃となりました」 📅 中旬: 「秋晴の候」「秋冷の候」「木々が色づき始めた頃となりました」 📅 下旬: 「深秋の候」「晩秋の候」「日ごとに秋が深まってまいりました」 📝 目安: 寒露(例年10月8日頃)前後・霜降(例年10月23日頃)前後で表現が変わりやすい 🍂 錦秋の候: 紅葉が美しい頃に使いやすい表現。地域によって時期が異なる ⚠️ 注意: 使用時期はいずれも目安。実際の気候に合わせて選びましょう
▼ この記事でわかること ・10月上旬・中旬・下旬それぞれに使える時候の挨拶と例文 ・漢語調と口語調の使い分け ・ビジネス・カジュアル・手紙別の例文 ・10月に使える結びの言葉
10月の時候の挨拶と季語 10月に使える漢語調の時候の挨拶 ▼ 10月に使いやすい漢語調の時候の挨拶 (使用時期はいずれも目安です)
時候の挨拶 読み方 使いやすい時期の目安 秋冷の候 しゅうれいのこう 朝夕に冷え込みを感じる頃。10月上旬〜中旬頃 爽秋の候 そうしゅうのこう 爽やかな秋を感じる頃。10月上旬頃が目安 秋晴の候 あきばれのこう 秋晴れが続く頃。10月上旬〜中旬頃 錦秋の候 きんしゅうのこう 紅葉が美しい頃。地域によって時期は異なる 深秋の候 しんしゅうのこう 秋が深まった頃。10月下旬頃 晩秋の候 ばんしゅうのこう 秋の終わりを感じる頃。10月下旬〜11月頃
※資料によって使用時期に幅があります。実際の気候に合わせてお選びください。
10月に使える口語調の時候の挨拶 ▼ 10月の口語調の表現(時期別の目安) 時期 口語調の例 上旬頃 「朝夕の冷え込みが感じられる頃となりました」 「秋らしい爽やかさを感じる頃となりました」 中旬頃 「木々が色づき始めた頃となりました」 「朝夕の冷え込みが増してまいりました」 下旬頃 「日ごとに秋が深まってまいりました」 「朝晩の冷え込みが一段と増してまいりました」
寒露・霜降に合わせた使い分け 10月には二十四節気の寒露(10月8日頃)と霜降(10月23日頃)があります。
日付は年によって前後します。
寒露の頃には冷え込みを感じる表現、霜降の頃には秋の深まりを感じる表現が使いやすくなりますが、節気が時候の挨拶の切り替えを厳密に決めるわけではありません。
実際の気候に合わせて選ぶのが基本です。
10月上旬の時候の挨拶例文 10月上旬のビジネス例文 取引先(法人宛て・漢語調)
秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
取引先担当者(個人宛て・漢語調)
爽秋の候、○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。
上司・目上の方(口語調)
朝夕の冷え込みが感じられる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 平素より大変お世話になっております。
社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 秋らしい爽やかさを感じる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
10月上旬のカジュアル例文 友人・知人へ
朝晩は冷えてきたね。お元気にしてる? こちらはおかげさまで元気に過ごしています。
親戚への手紙
朝夕に秋らしい冷え込みを感じる頃となりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。 こちらは家族一同元気に過ごしております。
10月上旬の時候の挨拶を詳しく知りたい方は「10月上旬の時候の挨拶と例文 」も参考にしてください。 清秋・秋涼・寒露などの使い分けや、ビジネス・手紙の例文を詳しく紹介しています。
10月中旬の時候の挨拶例文
10月中旬のビジネス例文 取引先(法人宛て・漢語調)
秋晴の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
取引先担当者(個人宛て・漢語調)
秋冷の候、○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。
上司・目上の方(口語調)
木々が色づき始め、秋らしい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 平素より大変お世話になっております。
社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 朝夕は肌寒さを感じるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
10月中旬のカジュアル例文 友人・知人へ
すっかり秋らしくなってきたね。最近どうしてる? こちらは変わらず元気に過ごしています。
親戚への手紙
朝夕の冷え込みが増してまいりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。 こちらは家族みんな元気にしております。
10月中旬に使える時候の挨拶をさらに詳しく知りたい方は「10月中旬の時候の挨拶と例文 」をご覧ください。ビジネス・手紙の書き出しや結びを詳しく紹介しています。
10月下旬の時候の挨拶例文 10月下旬のビジネス例文 取引先(法人宛て・漢語調)
深秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
取引先担当者(個人宛て・漢語調)
晩秋の候、○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。
上司・目上の方(口語調)
朝晩の冷え込みが日に日に増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 平素より大変お世話になっております。
社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 朝晩の冷え込みが一段と増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
10月下旬のカジュアル例文 友人・知人へ
だいぶ秋も深まってきたね。お元気にしてる? こちらは元気に過ごしています。また会いたいね。
親戚への手紙
朝晩の冷え込みが一段と増してまいりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。 こちらは元気に過ごしております。
10月下旬の時候の挨拶については「10月下旬の時候の挨拶と例文 」もご覧ください。霜降の候・深秋の候・秋冷の候などの使い方と、場面別の例文を詳しく紹介しています。
10月の時候の挨拶【相手・場面別】 取引先・会社への挨拶 取引先への改まった文書・案内状には漢語調(「〜の候」)を使うのが一般的です。
法人宛ては「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」、個人宛ては「○○様にはますますご清祥(ご健勝)のこととお慶び申し上げます」が定番です。
なお、日常的な業務メールでは時候の挨拶を省略しても問題ありません。 「いつもお世話になっております」から始めるのが一般的です。
改まった挨拶状(10月・拝啓〜敬具形式)
拝啓 秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 さて、このたびは〜についてご連絡申し上げます。 〔本文〕 朝夕の冷え込みが増す折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 敬具
取引先や上司への挨拶を詳しく確認したい方は「10月の時候の挨拶【ビジネス向け】 」も参考にしてください。上旬・中旬・下旬に分けて、使いやすい例文を紹介しています。
目上の人への手紙 目上の方・恩師への手紙(10月)
拝啓 朝夕の冷え込みが増してまいりましたが、○○様にはいかがお過ごしでしょうか。 おかげさまでこちらは変わりなく過ごしております。 〔本文〕 秋の深まりとともに、どうかお体に気をつけてお過ごしください。 敬具
友人・親しい人への挨拶 友人へ(カジュアルな書き出し)
すっかり秋らしくなってきたね。最近どうしてる?久しぶりに連絡してみたよ。
LINEやメッセージに
朝晩は冷えてきたね。お元気にしてる?また近いうちに会いましょう。
10月の時候の挨拶に使える結び ビジネスで使える結びの例文 ビジネス向け結び(上旬〜中旬)
朝夕の冷え込みが増す折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。
ビジネス向け結び(中旬〜下旬)
秋の深まりとともに、どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。 引き続きよろしくお願いいたします。
カジュアルに使える結びの例文 友人・知人向け(上旬頃)
朝晩は冷えてきたので体に気をつけてね。 またいつか会いましょう。
友人・知人向け(下旬頃)
秋も深まってきたね。体に気をつけて元気でいてね。 また連絡するね。
10月の時候の挨拶で、よくある質問 10月に「残暑の候」は使える?
10月に「残暑の候」を使うのは基本的に避けましょう。「残暑の候」は一般的に立秋以降〜9月頃までを目安に紹介されることが多い表現です。10月には「秋冷の候」「爽秋の候」「秋晴の候」など、実際の気候に合った秋らしい表現を選ぶのが自然です。
「錦秋の候」はいつ使える?
「錦秋の候」は紅葉が美しい頃を表す表現です。使用時期は地域によって大きく異なるため、「10月○日から使う」と機械的に決めるより、送る相手の地域で紅葉が見頃の頃に使うのが自然です。目安として10月中旬〜11月頃に使われることが多いですが、実際の気候に合わせて判断しましょう。
10月のビジネスメールに時候の挨拶は必要?
日常的な業務メールでは省略しても問題ありません。社内では「お疲れ様です」、社外・取引先では「いつもお世話になっております」から始めるのが一般的です。改まった案内状や季節の挨拶を添えたいメールでは、短い季節の一言を加えると丁寧な印象になります。
まとめ|10月に合う時候の挨拶を選ぼう
▼ 10月の時候の挨拶まとめ ① 上旬: 「秋冷の候」「爽秋の候」。口語調「朝夕の冷え込みが感じられる頃となりました」 ② 中旬: 「秋晴の候」「秋冷の候」。口語調「木々が色づき始めた頃となりました」 ③ 下旬: 「深秋の候」「晩秋の候」。口語調「日ごとに秋が深まってまいりました」 ④ ビジネス・改まった手紙: 漢語調+「拝啓〜敬具」。法人宛ては「ご清栄」が定番、個人宛ては「ご清祥・ご健勝」 ⑤ 友人・知人: 「すっかり秋らしくなってきたね」など自然な口語調でOK ⑥ 時期は目安: 実際の気候や地域に合わせて選ぶのが自然。「錦秋の候」は紅葉の見頃に合わせて
※時候の挨拶の使用時期はいずれも目安です。資料によって幅があります。実際の気候や相手との関係に合わせてご判断ください。
参考:寒露(例年10月8日頃)・霜降(例年10月23日頃)の日付は国立天文台「暦要項」をもとにしています。各節気の日付は年によって前後します。