「引越し挨拶はしたほうがいい?」「どこまで行けばいい?」という方へ。
引越し挨拶は義務ではありませんが、今後の近所付き合いを考えれば、可能な範囲で行っておくのがおすすめです。
この記事では、タイミング・範囲・例文・粗品・のし・不在時の対応まで、引越し挨拶に必要な情報をまとめました。
🏠 範囲:戸建ては向こう三軒両隣、マンションは両隣と上下階
🎁 粗品:500〜1,000円程度の日用品(消耗品)が無難
🕐 時間帯:日中の明るい時間帯が基本(10〜12時、14〜17時頃などを目安に食事時を避ける)
・引越し挨拶が必要かどうか、しない場合の考え方
・いつ・どこまで挨拶するか
・そのまま使える挨拶の例文(旧居・新居・不在時の手紙)
・粗品の選び方・のしのマナー・不在時の対応
この記事の目次
引越し挨拶は必要?しない場合も解説
引越し挨拶は義務ではない
引越し挨拶に法的な義務はありません。近年は一人暮らしや防犯上の理由から挨拶しない人も増えています。
特に都市部の集合住宅では挨拶なしのケースも珍しくありません。
挨拶しておくメリット
挨拶をしておくと、顔を知っているだけで騒音・ゴミ出し・駐車などのトラブルが起きたときに話しやすくなります。
また、地域のルールを教えてもらいやすくなり、緊急時にも声をかけ合いやすくなります。
| 場面 | 挨拶しておくと… |
|---|---|
| 騒音・生活音 | 「引越したばかりで…」と話しかけやすい |
| ゴミ出し・駐車 | ルールをやさしく教えてもらいやすい |
| 地域・自治会情報 | 自治会の集まりや地域ならではのルールを聞きやすくなる |
| 緊急時 | 助けを求めやすい・声をかけてもらいやすい |
一人暮らしは無理にしなくてもよい
単身者で防犯上の不安がある場合は、無理に対面で挨拶しない選択肢もあります。
オートロック式の集合住宅や、管理会社から挨拶を控えるよう案内されている場合は建物のルールを優先してください。
必要に応じて、管理人や大家さんに挨拶しておくと安心です。
引越し挨拶はいつする?タイミングと時間帯
| 場所 | タイミング | ポイント |
|---|---|---|
| 旧居 | 引越し当日の前日まで | 荷物搬出の前に済ませるのが理想 |
| 新居 | 引越し前日〜当日 | 荷物搬入の騒音に対するお詫びも兼ねる |
| 翌日以降 | 遅れた場合でも1週間以内 | 遅れた場合は「ご挨拶が遅くなり…」と一言添える |
旧居では引越し前に挨拶する
旧居の近隣には、荷物の搬出や引越し車両の駐停車などで近隣に影響が出る可能性があるため、引越し前日までに声をかけておくのが丁寧です。
「お世話になりました」とお礼を伝えるよい機会でもあります。
新居では前日から当日が目安
新居への挨拶は引越し前日〜当日が理想的です。
荷物搬入の音や業者の往来について「ご迷惑をおかけするかもしれません」と先に伝えておくと印象が良くなります。
当日に挨拶できなかった場合は、落ち着いてから1週間以内を目安に行いましょう。
早朝や食事時・夜遅くは避ける
訪問する時間帯は、日中の明るい時間帯を基本にしましょう。
早朝・食事時(正午前後・夕方の食事時間帯)・夜遅くは避けるのが無難です。
休日に訪問する場合も、早すぎる時間は避け、相手の生活リズムに配慮してください。
✅ 午前10〜12時頃
✅ 午後14〜17時頃(食事時を避けた時間帯)
❌ 早朝や夜間(暗くなってからは避けると無難)
❌ 正午前後・夕方の食事時間帯
引越し挨拶はどこまで?住居別の範囲
戸建ては向こう三軒両隣が基本
戸建て住宅では、向かいの3軒・左右の2軒の計5軒が挨拶の基本範囲です。
裏に接する家がある場合はそちらへも行くと丁寧です。
地域によっては自治会や町内会への挨拶も求められる場合があります。
| 場所 | 挨拶の優先度 |
|---|---|
| 向かい3軒 | ✅ 基本範囲 |
| 左右の隣家 | ✅ 基本範囲 |
| 裏の家 | ◯ 接している場合は行くと丁寧 |
| 自治会・町内会 | ◯ 地域の慣習に合わせて |
マンションは両隣と上下階が目安
集合住宅では、両隣(同じ階の左右)・真上の部屋・真下の部屋が一般的な目安です。
騒音の影響を受けやすい範囲に優先して挨拶します。住宅の配置や管理会社の方針によって異なる場合もあります。
大家さんや管理人にも挨拶する?
大家さんや管理人への挨拶は必須ではありませんが、行っておくと後々の相談がしやすくなります。
特に設備トラブルや騒音問題などが起きた際に、顔を知っている関係の方が話がスムーズです。
挨拶する場合は、引越し当日やその前後など、無理のないタイミングで構いません。
引越し挨拶で使える例文
引越し挨拶は長く話す必要はありません。
名前と自己紹介・お詫びや感謝・一言の気遣いで十分です。
旧居のご近所への挨拶例文
新居のご近所への挨拶例文
子どもやペットがいる場合の例文
引越し挨拶の粗品は何がいい?
粗品・手土産の金額相場
粗品の金額は500〜1,000円程度を一つの目安にする方が多いです。
相手がお返しを気にしない価格帯が理想で、高すぎず安すぎない「気持ち程度」の価格帯で、包装をきちんとしたものを選ぶと無難です。
| 相手 | 金額の目安 |
|---|---|
| 一般的な近隣住民 | 500〜1,000円程度 |
| 大家さん・管理人 | 1,000〜2,000円程度(必ずしも高額は不要) |
| 特にお世話になった方 | 2,000〜3,000円程度 |
喜ばれやすい定番の粗品
✅ タオル・ふきん:場所を取らず、誰でも使える消耗品
✅ ラップ・キッチン消耗品:使い切りで処分に困らない
✅ 入浴剤のセット:かさばりにくい。香りの好みが分かれるため、選ぶ場合はクセの強くないものを
✅ 洗剤・石けん:定番。香りや好みが分かれにくいものを選ぶと無難
✅ 日持ちするお菓子(個包装・常温保存):相手のアレルギーや好みがわからない場合は、日用品の方が選びやすい
避けたほうがよい粗品
❌ 生もの・要冷蔵品:保存に困る。受け取り後の管理が難しい
❌ 賞味期限が極端に短いもの・好みが強く分かれる食品:相手の事情によって使えない場合がある
❌ ハンカチ・スリッパ:趣味が分かれる。スリッパは「下」に関係する贈り物とされる場合も
❌ 日本酒・ビールなどのお酒:飲まない人もいる
引越し挨拶の粗品につける「のし」のマナー
紅白の蝶結びを選ぶ
引越し挨拶の粗品ののし紙には紅白の蝶結び(花結び)が一般的です。
結び切りは結婚など別の用途で使われるため、引越し挨拶では蝶結びを選びましょう。
黒白の水引は弔事用なので使用しません。
表書きは「御挨拶」または「ご挨拶」
のし紙の上部(表書き)には「御挨拶」と書くのが一般的です。
「粗品」と書くこともあります。ひらがなで「ご挨拶」としても問題ありません。
名前は名字を書く
のし紙の下部には自分の名字を書きます。
夫婦や家族で越してきた場合も、名字のみで構いません。
名前を見て相手が覚えやすいよう、読みやすい字で書きましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水引の種類 | 紅白の蝶結び(花結び) |
| 表書き | 「御挨拶」「ご挨拶」「粗品」 |
| 名前 | 名字のみで可 |
| 包み方 | 名前が見えやすい外のしがよく使われる(地域の慣習によって異なる場合も) |
引越し挨拶で不在だった場合はどうする?
時間や曜日を変えて再訪問する
1回目で不在だった場合は、時間帯や曜日を変えて1〜2回程度再訪してみましょう。
平日に会えなければ、別の曜日や時間帯に改めてみましょう。
会えない場合は手紙で挨拶する
会えない場合は、手紙やメッセージカードで挨拶する方法があります。
無理に何度も訪問せず、手紙で気持ちを伝えた方が相手にも負担がかかりません。
郵便受けに入れる場合は、郵便受けに無理なく入るもの・食品や液体は避けること・集合住宅では管理規約に反しないか確認してから行いましょう。
不在時に使える手紙の例文
引越し挨拶で注意したいマナー
清潔感のある服装で訪問する
フォーマルな服装は不要ですが、汚れがひどい状態は避け、清潔感のある身だしなみで訪問しましょう。
第一印象はその後の近所付き合いにも影響します。
挨拶は短く簡潔に済ませる
長話を避け、1〜2分程度を目安に簡潔に済ませるのが理想です。
相手が忙しい場合や話好きでない場合もあるため、長々と話し込まないよう注意します。
「ご挨拶にまいりました」→「名前の紹介」→「粗品を渡す」→「よろしくお願いします」の流れで十分です。
騒音などの心配事は先に伝える
子どもやペット、楽器など、生活音に関して事前に伝えておきたいことがある場合は、必要な範囲で一言添えるとトラブルを防ぎやすくなります。
在宅時間や勤務時間など、詳しい個人情報を伝える必要はありません。
引越し挨拶で、よくある質問
まとめ|引越し挨拶で気持ちよく新生活を始めよう
① 義務ではないが、可能な範囲で行うのがおすすめ
② タイミング:新居は前日〜当日、旧居は引越し前日まで
③ 範囲:戸建ては向こう三軒両隣、マンションは両隣・上下階
④ 粗品:500〜1,000円程度の日用品・消耗品。のしは紅白蝶結び・御挨拶
⑤ 不在時:時間帯を変えて再訪し、会えなければ手紙・メッセージカードで挨拶
⑥ 訪問時間:日中の明るい時間帯が基本。食事時・早朝・夜間は避ける
引越し挨拶は短い時間で済みますが、その後の近所付き合いを円滑にするきっかけになります。
気持ちよく新生活をスタートするためにも、可能な範囲で丁寧に挨拶しておきましょう。
※本記事の情報は一般的な慣習に基づいています。地域や集合住宅のルールによって異なる場合があります。