- お客様宛てに暑中見舞いを出したいけど、時期や文例に自信がない
- ビジネスらしい敬語や構成のマナーも押さえた文面に仕上げたい
- せっかく出すなら、印象に残って信頼される挨拶にしたい
この記事でわかること
- 暑中見舞いと残暑見舞いの違いと出すタイミング
- お客様に伝わる例文テンプレート
- 敬語や構成のビジネスマナー、句読点の使い方
- 自社情報や営業案内をさりげなく伝える工夫
- よくある質問10個
お客様へ暑中見舞いの送る時期や言葉選びに迷うのは自然です。
形式にとらわれる過ぎると、気持ちが伝わらない印象になることもあります。
本記事では、暑中見舞いと残暑見舞いの違いから、時候の挨拶・結びの例文、敬語のマナー、自社紹介や営業案内の自然な伝え方までを網羅しています。
失礼なく印象に残る暑中見舞いが書けます。
暑中見舞いとは?
暑中見舞いと残暑見舞いの違い
暑中見舞いと残暑見舞いは、日本の季節感を大切にした挨拶です。
違いは、送るタイミングと用いる言葉にあります。
- 暑中見舞い:梅雨明け〜立秋の前日(8月6日ごろまで)
- 残暑見舞い:立秋以降(8月7日〜8月末ごろ)
暑中見舞いは、夏の盛りに相手の健康を気づかう手紙として送られます。
残暑見舞いは、暦のうえで秋に入ってからも暑さが続くなかで出す挨拶です。
たとえば、「8月10日は暑いから暑中見舞い?」と思いがちですが、立秋を過ぎていれば残暑見舞いです。
違いを理解して使い分けることで、誠実な印象を与えられます。
送る時期と盛夏・晩夏の表現
暑中見舞いを出すなら、8月6日ごろまでに「盛夏の候」などの表現がふさわしいです。
文章の冒頭で季節感と丁寧さを伝える役割があります。
- 〜8月6日:盛夏の候、猛暑の候(夏本番を表現)
- 8月7日以降:残暑の候、晩夏の候(秋の始まりを意識)
たとえば、8月5日に送る場合は「盛夏の候」、8月15日であれば「残暑の候」を使います。
時期に合った言葉選びは、手紙全体の印象を左右します。
お客様向け例文テンプレート3選
1.基本の挨拶文例
お客様への暑中見舞いでは、冒頭のひと言が印象を左右します。
形式を守りつつも、温かさが伝わる表現を選ぶことが大切です。
たとえば、以下の文例があります。
- 盛夏の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます(定番の丁寧表現)
- 暑さ厳しき折、皆様のご健康をお祈り申し上げます(やわらかな印象)
かしこまりすぎず、親しみを持って読まれる工夫が込められている表現です。
2.顧客向け近況報告パターン
一方通行の挨拶だけでなく、近況を添えると印象が変わります。
お客様とのつながりを意識しながら、次の文例が自然です。
- おかげさまで、新商品〇〇も多くのご支持をいただいております(感謝の気持ちを伝える)
- 暑さに負けず、スタッフ一同元気に業務に励んでおります(元気な印象を与える)
- 夏季期間中も、平常通り営業しております(お知らせをさりげなく伝える)
信頼や安心感を生み出すきっかけになります。
3.締めの文と日付表記例
最後のひと言で、文章の印象が決まります。
健康や気遣いを忘れない締め方が好まれます。
- 酷暑の折、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます(丁寧で安定感のある表現)
- 暑さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます(やさしさのある印象)
日付には季節語を加え、落ち着いた印象を添えます。
- 令和六年 盛夏
- 2024年 盛夏
形式美と心遣いの両立として重宝されている締め方です。
ビジネスマナーと敬語のポイント
適切な敬語表現
暑中見舞いでの敬語の使い方は、印象を左右します。
使い慣れているつもりでも、間違いやすい表現があるため注意が必要です。
以下、よく使われる敬語です。
- ご健勝のこととお慶び申し上げます(定番の冒頭)
- ご自愛のほどお願い申し上げます(締めくくりの敬語)
- ますますのご発展をお祈り申し上げます(企業宛てに適した文)
たとえば「ご苦労さまです」は目上の人に使うのは失礼とされるため、「お疲れ様です」に言い換えるなど配慮が必要です。
文面の構成と順序
文の順序が乱れると、伝わりにくくなります。
伝えたい内容をスムーズに届けるには、定番の構成に沿います。
- 1. 時候の挨拶(例:盛夏の候)
- 2. 健康や繁栄への気づかい
- 3. 近況報告やお礼
- 4. 締めの言葉と日付
逆に、いきなり営業案内から始めると、唐突に感じられてしまうこともあります。
誤字・句読点ルール
細部にマナーが表れます。
「初中見舞い」と書いてしまうミスは、変換ミスで起こりやすいので注意が必要です。
句読点にも文化的な意味があります。
- 横書き:読みやすさのため「、」「。」を適度に使う
- 縦書き:伝統的文体では句読点をあえて省くこともある
文章のリズムと見た目のバランスを整えることが好印象です。
自社情報を自然に盛り込む方法
店舗やサービス紹介の書き方
暑中見舞いでは、宣伝よりも「共有する感覚」が大切です。
価値のある情報として伝えることで、信頼と親近感が深まります。
たとえば、次の表現です。
- おかげさまで、当店の〇〇も多くのお客様にご利用いただいております(感謝ベース)
- 今夏より〇〇サービスを開始いたしました(お知らせとして自然)
- みなさまのおかげで〇〇周年を迎えることができました(節目の報告)
一文があるだけで「応援したい」という気持ちを引き出す効果もあります。
セール・休業案内のテンプレ例
案内文も、さりげない気遣いが信頼感につながります。
一方的なお知らせにならないよう、文脈のなかに優しく溶け込ませます。
たとえば、以下を使うと自然です。
- 誠に勝手ながら、〇月〇日〜〇月〇日まで夏季休業を頂戴いたします(丁寧な定番表現)
- 日頃のご愛顧に感謝を込めて、夏の感謝セールを開催しております(気持ちのこもった案内)
- お盆期間中も、通常営業しておりますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください(やわらかい誘導)
心地よく受け取れるように言葉を選ぶことが、好印象の鍵です。
お客様向けの暑中見舞い例文で、よくある質問10
1.暑中見舞いの返事はどう書く?
「返事を出すほどのこと?」と思いがちですが、返すだけで印象は変わります。
お礼と近況をひと言でも添えると、丁寧さが伝わります。
- 暑中お見舞いありがとうございました。おかげさまで元気に過ごしております
- ご丁寧なご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます
忙しい時期でも、形式ばらない返信が思いやりです。
» 暑中見舞いの返事例文3選+書き方の基本構成【遅れた場合の対処法】
»【暑中見舞いのお礼例文3選】友人・上司に好印象を残すコツ
2.手書き vs 印刷、どちらが喜ばれる?
「手書きの方がいい」と思いつつ、すべて手書きにするのは大変なこともあります。
おすすめは「印刷+一言手書き」のハイブリッド方式です。
- 手書き:気持ちが伝わりやすい(個別対応向き)
- 印刷:効率的(法人・多数向き)
たとえば、宛名や最後のひと言だけ手書きにすると誠意が伝わります。
3.残暑見舞いに切り替えるタイミングは?
「8月でもまだ暑いのに、残暑?」と思う方もいます。
しかし、暦の上では立秋以降=秋とされるため、「暑中見舞い」ではなくなります。
- 残暑お見舞い申し上げます。連日の暑さが続いておりますが、お変わりありませんか
小さな表現の違いが、礼儀をわきまえた印象につながります。
4.暑中見舞いをおしゃれにしたい時はどうすればいい?
シンプルで上品な言葉選びを意識すると、おしゃれな印象になります。
文中に季節の花や風物詩をさりげなく取り入れることで、視覚的にも涼しげな表現ができるでしょう。
余白のあるデザインや淡い色合いのハガキもおすすめです。
» 暑中見舞いをおしゃれに伝えるポイント【相手別の例文3選+書き方】
5.ビジネス相手へ暑中見舞いを送るときの例文のコツは?
ビジネスでは、丁寧な敬語と季節の挨拶に加えて、取引への感謝を必ず含めるのが基本です。
簡潔に近況を添え、今後の関係継続を願う一文を入れると好印象を持たれやすいです。
文末には健康を気づかう言葉を添えます。
»【暑中見舞いのビジネス例文3選】信頼を育てる書き方+テンプレート
6.短い暑中見舞いでも気持ちは伝わる?
伝わります。
大切なのは文章の長さではなく、相手を思う気持ちがあるかどうかです。
「暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください」の一文でも心遣いが伝わります。
»【暑中見舞いの相手別の短い例文】3行でも丁寧に伝える書き方+マナー
7.友人向けの暑中見舞いでおすすめの言葉は?
友人には少しくだけた言葉や共通の話題を入れると、親しみが伝わります。
「また会いたいね」「今年の夏は何する?」など、軽やかなトーンが喜ばれる傾向にあります。
絵葉書などを使うのもおすすめです。
»【友人への暑中見舞い】堅すぎない気軽な例文3選【笑顔になるかも】
8.カジュアルな暑中見舞いは失礼にならない?
相手との関係性によりますが、親しい相手にはカジュアルな表現でも問題ありません。
ただし、目上の方や取引先には避けた方が無難です。
文体に迷うときは、敬語を基調にすると安心です。
» 暑中見舞いで使えるカジュアル例文3選【友人宛に送る気軽な一言】
9.冬に暑中見舞いを送るのは間違い?
間違いです。
暑中見舞いは夏の季節行事ですので、冬に送るのは適切ではありません。
冬に季節の挨拶をする場合は「寒中見舞い」が一般的ですので、表現を切り替えます。
10.暑中見舞いから残暑見舞いに切り替えるタイミングは?
一般的には「立秋(8月7日頃)」を境に切り替えます。
以降に送る場合は「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」と表記しましょう。
立秋を過ぎても暑さが続く時期に、気づかう文面が大切です。
まとめ
本記事では、ビジネスで使える例文から、気遣いを伝える構成・敬語の工夫まで解説しました。
暑中見舞いは「形式よりも気持ち」です。
挨拶文は、信頼と印象を左右します。
要点
- 暑中見舞いと残暑見舞いは時期で表現を使い分ける
- 冒頭・近況・締めの基本構成を守ると自然な文になる
- ビジネスでは敬語表現と句読点のマナーが好印象に直結
- 自社の情報や休業案内は押しつけず自然に織り込む
- 返信や文体、送る時期に迷ったときの判断基準をQ&Aで補完
暑中見舞いは、ひとことの挨拶で人とのつながりを深める、ささやかな心づかいです。
形式だけでなく「気にかけています」という気持ちが、心に残ります。
以上です。
P.S. 忙しい時期こそ、手紙が印象に残ります。
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