「10月の挨拶で『秋冷の候』のような堅い表現は使いたくない」という方へ。
10月の時候の挨拶をやわらかくするなら、口語調(自然な文章形式)を使うのが基本です。
上旬・中旬・下旬の季節感と相手に合わせて選べる書き出しと結びの例文をまとめました。
⏱ 30秒でわかるやわらかい時候の挨拶の選び方 📅 上旬: 「秋晴れが心地よい季節となりました」「朝夕に秋の冷え込みを感じる頃となりました」 📅 中旬: 「日ごとに秋の深まりを感じる頃となりました」「朝夕の冷え込みが増してまいりました」 📅 下旬: 「日ごとに秋が深まってまいりました」「朝晩の冷え込みが一段と増してまいりました」 💬 ポイント: 「〜となりました」「〜てまいりました」の形が丁寧でやわらかい ✅ 結び: 「どうかご自愛ください」「体に気をつけてね」など季節への気遣いを添えて
▼ この記事でわかること ・漢語調との違いとやわらかい表現の特徴 ・10月上旬・中旬・下旬の書き出し例文 ・ビジネス・カジュアル別の使い分け ・書き出しと合わせて使える結びの言葉
10月の時候の挨拶|やわらかい表現とは 漢語調とやわらかい表現の違い ▼ 漢語調と口語調(やわらかい表現)の比較 種類 特徴 例 向いている場面 漢語調 「〜の候」の形。改まった印象 「秋冷の候」「清秋の候」 正式な手紙・挨拶状・改まったビジネス文書 口語調 (やわらかい)自然な文章形式。親しみやすい印象 「秋晴れが心地よい季節となりました」 目上の方への手紙・ビジネスメール・親しい取引先・友人
漢語調(「〜の候」)は正式な文書に適していますが、堅くなりすぎることがあります。
口語調のやわらかい表現は、目上の方への手紙・ビジネスメール・友人へのメッセージなど幅広い場面で使えます。
ただし、特に改まった挨拶状では漢語調の方が適切な場合もあります。 場面に合わせて選ぶとよいでしょう。
「清秋の候」「秋冷の候」などの漢語調も含めて確認したい方は「10月の時候の挨拶例文 」も参考にしてください。 上旬・中旬・下旬の使い分けを紹介しています。
相手や場面に合わせた選び方 ▼ 相手・場面別の目安 ・正式な手紙・挨拶状: 漢語調(〜の候)または丁寧な口語調 ・ビジネスメール: 「いつもお世話になっております」から始め、必要なら短い季節の一言を添える ・目上の方・上司: 丁寧な口語調「〜となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」 ・親しい取引先・知人: 「秋らしい季節になってまいりましたね」などやや柔らかく ・友人・家族: 「すっかり秋らしくなってきたね」など自由な口語調
10月上旬のやわらかい時候の挨拶 10月上旬の書き出し例文 目上の方・取引先向け(丁寧)
秋晴れが心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
目上の方・取引先向け(丁寧②)
朝夕に秋の冷え込みを感じる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
知人・親しい相手向け
秋晴れの気持ちいい季節になってきましたね。お元気でお過ごしですか?
友人向け(カジュアル)
朝晩は冷えてきたね。お元気にしてる?
社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 秋晴れが続く気持ちのいい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
手紙の書き出し(目上の方へ)
拝啓 平素より大変お世話になっております。 朝夕に秋の涼しさを感じる頃となりましたが、○○様にはいかがお過ごしでしょうか。
10月上旬の結び例文 ビジネス向けの結び
朝夕の冷え込みが増す折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。
カジュアルな結び
朝晩は冷えてきたから、体に気をつけてね。 また連絡するね!
10月中旬のやわらかい時候の挨拶
10月中旬の書き出し例文 目上の方・取引先向け(丁寧)
日ごとに秋の深まりを感じる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
目上の方・取引先向け(丁寧②)
朝夕の冷え込みが増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
知人・親しい相手向け
秋らしい季節になってきましたね。最近いかがお過ごしですか?
友人向け(カジュアル)
すっかり秋らしくなってきたね。最近どうしてる?
社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 朝夕の冷え込みが増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
手紙の書き出し(目上の方へ)
拝啓 平素より大変お世話になっております。 日ごとに秋の深まりを感じる頃となりましたが、○○様にはいかがお過ごしでしょうか。
10月中旬の結び例文 ビジネス向けの結び
秋の深まりとともに、どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。
カジュアルな結び
朝晩は少し冷えてきたね。体に気をつけてね。 また話しましょう!
10月下旬のやわらかい時候の挨拶 10月下旬の書き出し例文 目上の方・取引先向け(丁寧)
日ごとに秋が深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
目上の方・取引先向け(丁寧②)
朝晩の冷え込みが一段と増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
知人・親しい相手向け
秋も深まってきましたね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
友人向け(カジュアル)
朝晩はだいぶ冷えてきたね。元気にしてる?
社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 日ごとに秋が深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
手紙の書き出し(目上の方へ)
拝啓 平素より大変お世話になっております。 朝晩の冷え込みが増してまいりましたが、○○様にはいかがお過ごしでしょうか。
10月下旬の結び例文 ビジネス向けの結び
朝晩の冷え込みが増す折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。
カジュアルな結び
秋も深まってきたね。体に気をつけて元気でいてね。 また会いましょう。
ビジネスで使えるやわらかい例文 手紙・挨拶状に使える例文 取引先への挨拶状(口語調・完成形)
拝啓 平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 秋晴れが心地よい季節となりました。 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 このたびは〜についてご連絡申し上げます。 〔本文〕 朝夕の冷え込みが増す折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 敬具
▼ 口語調を使った手紙の書き方のポイント ・口語調でも「拝啓〜敬具」の頭語・結語の組み合わせはそのまま使える ・「〜となりましたが」「〜てまいりましたが」と続けると丁寧に聞こえる ・「いかがお過ごしでしょうか」「○○様にはいかがお過ごしでしょうか」で自然につながる
メールに使える例文 通常の業務メールでは時候の挨拶を必須とする慣習はありません。季節感を添えたいメールでは「いつもお世話になっております」の後に短い一文を加えると丁寧です。
社外メール・上旬(やわらかい表現)
いつもお世話になっております。 秋晴れの気持ちのよい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
社外メール・下旬(やわらかい表現)
いつもお世話になっております。 秋も深まり、朝晩は冷えてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
取引先への正式な挨拶状やビジネス文書を作成したい方は「10月の時候の挨拶【ビジネス例文】 」もご覧ください。
上旬・中旬・下旬の使い分けや文例を紹介しています。
カジュアルに使えるやわらかい例文 親しい人への手紙の例文 友人への手紙・書き出し(上旬)
秋晴れが続いて、気持ちのいい季節になってきたね。 お元気にしてる?
友人への手紙・書き出し(下旬)
朝晩はだいぶ冷えてきたね。 こちらは家族みんな元気に過ごしているよ。
メール・メッセージの例文 LINEやメッセージ(一言)
すっかり秋らしくなってきたね。体に気をつけてね!
知人へのメール(少し丁寧)
秋らしい季節になってまいりましたね。 いかがお過ごしですか? こちらは変わらず元気に過ごしております。
友人や知人に送る、もっと気軽な挨拶を探している方は「10月のカジュアルな挨拶例文 」も参考にしてください。
LINE・メール・手紙で使える表現を紹介しています。
10月のやわらかい表現を選ぶポイント 実際の気候に合わせて選ぶ 口語調のやわらかい表現は、実際の気候に合わせやすいのが特徴です。
「朝夕に冷え込みを感じる」という表現は実際に涼しくなっている頃に使うと自然です。
10月上旬でも暖かければ「秋晴れが心地よい季節となりました」など気温より気候全体を表した表現を選びましょう。
紅葉など地域差のある表現に注意 「木々が色づき始め〜」「紅葉が美しい〜」など紅葉を表す表現は、地域によって時期が大きく異なります。
北海道や東北では10月上旬頃から、関東では11月頃が見頃になることが多いです。
送る相手の地域の季節感に合わせて使うと自然です。
▼ やわらかい表現を選ぶときのまとめ ・「〜となりました」「〜てまいりました」 →丁寧でやわらかい ・「〜ですね」「〜だね」 →親しい相手向けのカジュアルな表現 ・「いかがお過ごしでしょうか」 →相手への気遣いを自然に伝えられる ・紅葉の表現 →相手の地域の季節感に合わせて選ぶ
10月のやわらかい時候の挨拶で、よくある質問 漢語調(〜の候)を使わなくてもいい?
問題ありません。正式な挨拶状などでは漢語調が一般的ですが、ビジネスメールや目上の方への手紙でも、口語調(「秋晴れが心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」など)は失礼にあたりません。相手や場面に合わせて選んでください。
やわらかい表現でも「拝啓〜敬具」は使う?
改まった手紙であれば、口語調の季節の挨拶を使いながら「拝啓〜敬具」の頭語・結語を組み合わせることができます。ビジネスメールでは「拝啓〜敬具」は使わず、「いつもお世話になっております」から始めるのが一般的です。
10月の挨拶で「残暑の候」は使える?
10月に「残暑の候」を使うのは通常適切ではありません。「残暑の候」は一般的に立秋以降〜9月頃までを目安に紹介されることが多い表現です。10月には「秋晴れが心地よい季節となりました」など実際の気候に合った表現を選びましょう。
まとめ|10月はやわらかい時候の挨拶を使おう
▼ 10月のやわらかい時候の挨拶まとめ ① 上旬: 「秋晴れが心地よい季節となりました」「朝夕に秋の冷え込みを感じる頃となりました」 ② 中旬: 「日ごとに秋の深まりを感じる頃となりました」「朝夕の冷え込みが増してまいりました」 ③ 下旬: 「日ごとに秋が深まってまいりました」「朝晩の冷え込みが一段と増してまいりました」 ④ ビジネス: 「〜となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」の形が丁寧でやわらかい ⑤ カジュアル: 「すっかり秋らしくなってきたね」「朝晩は冷えてきたね」などOK ⑥ 地域差: 紅葉の表現は相手の地域の季節感に合わせて選ぶ
※口語調の表現も暦ではなく実際の気候に合わせて選ぶのが自然です。 相手の地域や関係性に合わせてご判断ください。