想定読者
- 新生活を始める20代〜30代の単身者
- 子どもが騒いでしまうのが心配な家庭
- 60代以上のシニア層、無礼は避けたい
悩み、問題
- インターホン越しでの挨拶が初めてで、失礼にならない方法を知りたい
- 近所との関係をスムーズに築きたいが、インターホンでの挨拶マナーに不安
- ご近所付き合いを大切にしていて、新しい場所での第一印象を重視している
引越しでは、これからの新生活にワクワクします。
しかし、悩ましいのが「近所への引越し挨拶」です。
初対面の相手にどのように挨拶すれば良いか、特に「インターホン越しのやり取り」では苦悩します。
本記事では「インターホン越しの引越し挨拶」で使える例文や、NG行動を解説します。
この記事を読むことで、インターホンでの引越し挨拶で使える言葉がわかり、不安が霧散します。
インターホンを使った挨拶は、対面せずに済むため気軽です。
しかし「基本的なマナー」が浮き彫りになるので、注意です。
なお一般的な引越し挨拶は「【初めてでも安心】引越しの挨拶例文6選+押さえておきたいマナー5つ」で解説しています。
Contents
インターホン越しの引越し挨拶例文5選
インターホン越しの挨拶では、短くても気持ちが伝わるような「丁寧な言葉」が必要です。
初対面の挨拶が苦手でも、例文で挨拶ができます。
1.シンプルかつ丁寧なあいさつ(単身者向け)
こんにちは。
突然おうかがいして申し訳ありません。
〇〇号室に引越してきました〇〇と申します。
引越しのときに少し騒がしくしてしまい、ご迷惑をおかけしていないか気になっております。
これからこちらでお世話になりますので、何かございましたらお気軽にお声がけいただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
- 自己紹介
- 引越しで迷惑をかけたお詫び
- 今後ともよろしくお願いします、の気持ち
短いながらも、良い印象です。
お詫びで安心感が与えられるからです。
2.ファミリー層向けのあいさつ(子どもがいる場合)
こんにちは。お忙しいところ、突然のご挨拶で失礼いたします。
〇〇号室に引越してきました〇〇と申します。
私ども家族には小さい子どももおり、時にはご迷惑をおかけするかもしれません。
その際はどうかご遠慮なくお知らせください。
これから長いお付き合いになるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
- 家族の紹介
- 子どもがいることも伝える
- おねがいします、の気持ち
子どもについての配慮を先に伝えると良いです。
- 親近感が湧く
- 安心感を与えられる
3.シニア層向けの丁寧で落ち着いたあいさつ
こんにちは。
お忙しいところ失礼いたします。
〇〇号室に引越してまいりました〇〇と申します。
引越しの際は、少しお騒がせしたかもしれませんが、ご迷惑をおかけしていませんでしょうか?。
これからご近所としてお世話になりますが、何かございましたらぜひお声がけいただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
- シニアらしい丁寧で落ち着いた挨拶
- 今後の関係性を大切にしていく気持ち
少し長めですが、誠意が伝わります。
4.挨拶と一緒に手土産を伝える
こんばんは。
〇〇号室に引越してきました◯◯です。
ささやかですが、こちらをお持ちしました。
お騒がせして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
まずは言葉で手土産のことを伝え、ドアを開けてもらうことを待ちます。
補足:手土産は相手に気を遣わせない範囲で
手土産は、必ずしも必要ではありません。
しかし、渡すとより丁寧な印象を与えられます。
相手に気を遣わせないよう、安い「引越しギフト」でOKです。
たとえば、以下など実用的なものです。
- 洗剤
- タオル
- お菓子
高価なものは相手に気を遣わせるので避けます。
手土産を渡すときの言葉は「ささやかですが、どうぞお使いください」でOKです。
謙虚な言葉を使うことで、相手に気を遣わせず、受け取ってもらいやすくなります。
5.応答がなかったときはメモ対応
不在の場合は、後で再度挨拶します。
ムリに何度も訪問するのではなく、メモを残すと良いです。
こんばんは。
◯◯月◯◯日に〇〇号室に引越してきました◯◯です。
ご不在のようでしたので、また改めてお伺いします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
メモのポイント
- 名前
- ◯◯号室
- いつ引越してきたか
- よろしくお願いしますの気持ち
シンプルで失礼のない簡潔メモで、好印象を与えられます。
インターホン越しの引越し挨拶で、失礼にならないマナー3つ
- 避ける時間帯:早朝、深夜、食事どき
- インターホンは1回だけ短く押す
- インターホン挨拶に適した服装
1.避ける時間帯:早朝、深夜、食事どき
非常識な時間帯だからです。
たとえば、朝7時や夜22時以降は、多くの人のリラックス時間です。
この時間帯の訪問は、不快感を与えます。
「相手が在宅している」かつ「迷惑にならない時間」を考えます。
ライフスタイルは人それぞれなので、正解はありません。
あくまで「NG行動は避ける」という趣旨です。
18〜20時の時間帯は、多くの人が家にいる可能性が高いです。
ただ、訪問しても迷惑じゃないかどうか、その人のライフスタイルによります。
引越ししたばかりでは、状況はわかりません。
仮説を立てることさえ難しいです。
「早すぎず、遅すぎず」がベターです。
無難なのは「早朝、深夜、食事」どきは避けるが吉です。
相手が落ち着いている時間帯だからです。
2.インターホンは1回だけ短く鳴らす
インターホンは、1回だけ短く押すのがマナーです。
長押しや何度も鳴らすと、プレッシャーを感じさせます。
「短く押して、待つ」が配慮です。
返事がなければ、あきらめて、別タイミングで再訪問します。
相手が対応を拒んでいるかもしれません。
ムリに会おうとするのはNGです。
何度も訪問したり、長時間インターホンを押すのは、逆効果です。
気持ち悪いストーカーです。
後日改めるか「手紙やメモを置く」のが誠意です。
3.インターホン挨拶に適した服装
インターホン越しであっても、服装には気を配るべきです。
引越し作業中であっても、清潔感のある服装を心がけます。
普段着でも構いません。
しかし、部屋着やカジュアルすぎる格好は避けたほうが良いでしょう。
タンクトップにビーチサンダルなどはNGです。
初対面では気になりすぎる服装です。
引越し最中に作業着ならまだしも「ちょっとコンビニに行ってくる」ような服装では常識を疑われます。
服装は自己表現ですが、挨拶では「相手への敬意表現」です。
まとめ
インターホンでの挨拶は、引越し後のご近所付き合いを始める大切な第一歩です。
相手の時間を尊重し、適切なタイミングと言葉を選ぶことで、良い関係性を築けます。
挨拶をするとき、以下を伝えます。
- 自己紹介
- いつ引越してきたか
- 引越しでの迷惑を謝る言葉
- よろしくお願いしますの気持ち
相手が不在の場合は「メモやメッセージカード」を残します。
引越し後の生活が円滑にスタートするためにも、今回紹介したポイントを参考に、気持ちの良い挨拶を心がけてください。
以上です。
P.S. 新しい生活のスタートは、引越しの挨拶から始まります。
参考図書
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