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【2月上旬の時候の挨拶】立春前後の使い分けと例文一覧

2026年2月8日

【2月上旬の時候の挨拶】立春前後の使い分けと例文一覧

2月上旬の時候の挨拶、「厳寒の候でいいのか」「立春を過ぎたら変えるべきか」と迷いやすい時期です。
2月上旬は、冬と春が入り混じるため、季語選びがもっともややこしくなります。

結論はシンプルで、「立春前後」と「相手が読む日」で判断するだけです。
この基準を押さえれば、毎年の迷いはなくなります。

本記事では、立春前後の使い分けから書き出し・結びの例文まで、すぐ使える形で整理しました。

2月上旬の時候の挨拶はいつ使う

「上旬」は2月1日〜10日を指します。ただし時候の挨拶では、カレンダーの日付だけでなく「節気」も重要な判断基準になります。

上旬の目安と送付日・到着日の考え方

「上旬」は2月1日〜10日を指します。ただし時候の挨拶では、カレンダーの日付だけでなく「節気」も重要な判断基準になります。

もう一つ大切なのが「送る日」と「相手が読む日」のズレです。手紙は投函から到着まで1〜3日かかります。2月3日(節分)に投函した手紙が相手に届くのは、立春(2/4頃)以降になることもあります。

✅ 基準は「送る日」ではなく「相手が読む日」 例:2月3日(節分)に投函 → 2月5日(立春後)頃に到着する場合
→ 「厳寒の候」より「余寒の候」の方が、相手が読む日の季節感に合う。
手紙を書く前に「これが届く日はいつ頃か」を一度考えると、季語選びの迷いが減ります。
📌 2月上旬の主な節気と行事 2月3日:節分(豆まき・冬と春の境目とされる)
2月4日頃:立春(暦の上で春が始まる)
※立春は年によって2月3日・4日・5日と前後することがあります

節分前と立春後で言葉を切り替える基準

上旬の中でも、節分・立春を境に使える言葉が変わります。ここで毎年つまずく人が多いです。

時期気候・特徴使いやすい言葉
節分前
(2/1〜2/2頃)
一年でもっとも寒い時期。春の気配はまだない厳寒・寒冷・大寒の名残・節分を前に
節分〜立春
(2/3〜2/4頃)
冬と春の境目。「今日から春」の節目感がある節分・立春・冬から春へ・厳寒
立春後
(2/5〜2/10)
暦の上では春。体感はまだ冬余寒・春寒・立春とはいえ・立春を過ぎても
✅ 上旬の切り替えポイントは立春(2/4頃) 立春前:「厳寒の候」「寒冷の候」など、冬の表現を使う。
立春後:「余寒の候」「春寒の候」など、春を意識しながらも寒さを残す表現に切り替える。
「余寒の候」は立春前には使えません。立春後に使う言葉です。

間違いやすい季語とNG例

2月上旬に使うと季節感がずれてしまう表現があります。事前に確認しておきましょう。

NG表現問題点正しい言い換え
初春の候・新春の候1月の表現。2月に使うと時期がずれる厳寒の候・寒冷の候
余寒の候(立春前に使用)余寒は立春後に残る寒さ。立春前には使えない厳寒の候・寒冷の候
梅花の候(上旬に使用)梅の花が咲く頃。上旬はまだ早い厳寒の候・余寒の候(立春後)
向春の候(上旬に使用)下旬の表現。上旬に使うと春を先取りしすぎ立春後なら「余寒の候」まで

2月上旬の書き出し例文

ビジネス向け(漢語調)例文一覧

改まった手紙や挨拶状には漢語調(〜の候)が適しています。立春の前後で使い分けましょう。

手紙① 厳寒の候(立春前)
拝啓 厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
手紙② 寒冷の候(立春前)
拝啓 寒冷の候、皆さまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。平素より大変お世話になっております。
手紙③ 節分を絡めて
拝啓 節分を前に寒さもひとしお厳しい折、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
手紙④ 余寒の候(立春後)
拝啓 余寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
メール① 立春前・口語調
いつもお世話になっております。寒さが厳しい日が続いておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。
メール② 立春後・口語調
いつもお世話になっております。立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。
メール③ 節分を絡めて
いつもお世話になっております。節分を前に、まだまだ寒さの厳しい折、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
メール④ 立春の節目感
いつもお世話になっております。立春を迎えましたが、まだまだ寒さの続く日々ですね。いかがお過ごしでしょうか。

送付状・添え状向け例文

送付状の時候の挨拶は1〜2行に収めるのが基本です。本題をすぐ後に続けることを意識しましょう。

請求書送付状テンプレ(立春前)
拝啓 厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、◯◯年◯月分の請求書をお送りいたします。 ご査収のほど、よろしくお願いいたします。 ご不明な点がございましたら、お気軽にお申しつけください。 末筆ながら、寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。 敬具
請求書送付状テンプレ(立春後)
拝啓 余寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、◯◯年◯月分の請求書をお送りいたします。 ご査収のほど、よろしくお願いいたします。 ご不明な点がございましたら、お気軽にお申しつけください。 末筆ながら、余寒の続く折、くれぐれもご自愛くださいませ。 敬具

親しい相手向け(口語調)例文

友人や知人、近い関係の相手には、漢語調より口語調の方が自然に伝わります。「ですます調」で短くまとめるのがコツです。

親しい相手① 寒さ共感
2月に入り、寒さがいっそう厳しくなりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。
親しい相手② 節分
節分も近づいてきましたね。冬もいよいよ大詰めです。そちらはいかがお過ごしでしょうか。
親しい相手③ 立春
暦の上では今日から春だそうですね。でもまだまだ寒いですね。お体は大丈夫ですか。
親しい相手④ 立春後
立春を過ぎてもまだ寒い日が続いていますね。体調を崩していませんか。

2月上旬の結びの言葉例文

結びは書き出しと対応させると、文章全体が自然にまとまります。書き出しで「寒さ」に触れたなら、結びも寒さへの気遣いで締めるのが基本の流れです。

ビジネス向け(相手の繁栄を祈る)

結び① 標準
貴社のますますのご発展と皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。敬具
結び② 自愛と発展の組み合わせ
厳寒の折、皆さまのご健勝と貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。敬具
結び③ 立春後・余寒を絡めて
余寒なお厳しき折、皆さまのご健勝と貴社のご発展をお祈り申し上げます。敬具
結び④ 継続のお願い
寒さの続く折、どうぞご自愛ください。引き続きよろしくお願い申し上げます。

体調を気遣う結び(寒さ・余寒)

2月上旬は一年でもっとも寒い時期です。「ご自愛ください」の一言がもっとも自然に響く季節でもあります。

結び⑤ フォーマル(立春前)
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。敬具
結び⑥ フォーマル(立春後)
余寒なお厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。敬具
結び⑦ やわらかめ
まだまだ寒い日が続きます。どうぞご自愛のうえお過ごしくださいませ。
結び⑧ おたより向け
まだまだ寒い日が続きます。ご家族皆さまどうぞご自愛ください。

カジュアルな結び(親しい相手)

結び⑨ シンプル
まだまだ寒いね。体調に気をつけてね。
結び⑩ 春を待つ気持ち
春はもうすぐだね。それまで体に気をつけて過ごしてください。
結び⑪ また会う約束
寒さも少しずつゆるんできたら、またゆっくり会いましょう。
結び⑫ 近況を促す
寒い日が続くけれど、近況聞かせてね。お返事待っています。

2月上旬の時候の挨拶を整えるコツ

2月上旬の時候の挨拶を整えるコツ

書き出しと結びの重複を避ける

書き出しで「寒さ厳しき折」と書いたのに、結びでも「寒さ厳しき折、ご自愛ください」と繰り返すと、文章にメリハリがなくなります。同じ言葉を使わないように意識しましょう。

❌ 重複している例
(書き出し)寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
(結び)寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
✅ 言葉を変えた例
(書き出し)寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
(結び)余寒なお続く折、くれぐれもご自愛くださいませ。

相手別(社外・社内・個人)でテンプレ化する

毎年同じように迷わないために、相手別にテンプレを1つ決めておくのがおすすめです。

📌 相手別・すぐ使えるテンプレ(立春前) 社外・取引先(手紙):「厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」
社外・取引先(メール):「寒さが厳しい日が続いておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか」
社内・近い相手:「寒い日が続きますね。お体にお気をつけください」
個人・友人:「2月に入り、寒さがいっそう厳しくなりましたね。お元気ですか」
📌 相手別・すぐ使えるテンプレ(立春後) 社外・取引先(手紙):「余寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」
社外・取引先(メール):「立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか」
社内・近い相手:「立春を過ぎてもまだ寒いですね。体調に気をつけて過ごしましょう」
個人・友人:「暦の上では春だそうですが、まだまだ寒いですね。お元気ですか」

使える季語の早見表(厳寒・晩冬・立春・余寒など)

言葉読み方使える時期ひとこと
厳寒の候げんかんのこう1月〜2月上旬(立春前)もっとも寒い時期の定番
寒冷の候かんれいのこう1月〜2月上旬(立春前)寒く冷たい時期を表す
晩冬の候ばんとうのこう1月下旬〜2月上旬冬の終わりに近いニュアンス
立春の候りっしゅんのこう立春前後(2/3〜2/5頃)使用期間が短い点に注意
余寒の候よかんのこう立春後(2/4頃〜2月末)立春前には使えない
春寒の候しゅんかんのこう立春後〜2月末春になっても続く寒さ

よくある質問

立春前と立春後で時候の挨拶を変えないといけませんか?
厳密に変える必要はありませんが、変えた方が季節感の正確な文章になります。特に「余寒の候」は立春前には使えない言葉なので、立春後かどうかだけは確認することをおすすめします。迷う場合は「寒さが続いておりますが……」という口語調にすると、立春の前後を問わず使えます。
2月1日に「余寒の候」を使ってしまいました。問題ありますか?
厳密には立春前の使用なので、意味がずれています。ただし受け取った相手が気づかないことも多く、大きな失礼にはなりません。次回から立春後に使うよう意識しておけば十分です。
節分(2/3)に送る手紙は何の候を使えばいいですか?
「厳寒の候」が無難です。または「節分を前に……」「節分を迎え……」という口語調で直接節分に触れる表現も自然です。節分当日に投函して立春(翌日)以降に届く場合は、「厳寒の候」でも「余寒の候」でも大きな問題はありません。
2月上旬のおたよりに「立春の候」は使えますか?
使えますが、立春(2/4頃)の前後数日以外に使うと季節感がずれます。おたよりには口語調の「立春を迎えましたが、まだ寒い日が続いています」のような表現の方が読みやすく、時期もずれにくいのでおすすめです。
ビジネスメールに漢語調(〜の候)は堅すぎますか?
初めての相手や改まった内容なら問題ありません。日常的にやり取りがある相手には「寒さが厳しい日が続いておりますが……」という口語調の方が自然に読めます。相手との関係性で使い分けてください。

2月中旬・下旬の時候の挨拶や、2月全体の使い分けを整理したい方は「2月中旬の時候の挨拶」「2月下旬の時候の挨拶」「2月の時候の挨拶まとめ」も参考にしてください。季節の流れを一度に確認できます。

まとめ(すぐ使える最短結論)

まとめ

2月上旬の時候の挨拶は、立春(2/4頃)の前か後かだけ確認すれば、ほぼ迷いません。

時期手紙(漢語調)メール・おたより(口語調)
立春前
(2/1〜3頃)
厳寒の候
寒冷の候
晩冬の候
寒さが厳しい日が続いておりますが……
節分を前に寒さも厳しく……
立春前後
(2/3〜5頃)
立春の候
(使用期間が短い)
立春を迎えましたが、まだ寒い日が……
節分を過ぎ、暦の上では春となりました……
立春後
(2/5〜10)
余寒の候
春寒の候
立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが……
暦の上では春ですが、まだ寒さが続き……
✅ 最短まとめ 立春前:「厳寒の候」か「寒さが厳しい日が続いておりますが……」
立春後:「余寒の候」か「立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが……」
この2パターンを覚えるだけで、2月上旬の挨拶は整います。

以上です。

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