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【11月の時候の挨拶】上旬・中旬・下旬の例文と書き出し・結び

【11月の時候の挨拶】上旬・中旬・下旬の例文と書き出し・結び

「11月の手紙やメールに使う時候の挨拶を、すぐに選びたい」という方へ。

11月の時候の挨拶は、上旬・中旬・下旬の季節の移り変わりと、相手との関係に合わせて選ぶのがポイントです。

ビジネス・お礼状・友人への手紙まで、そのまま使える書き出しと結びの例文を時期別にまとめました。

⏱ 30秒でわかる11月の時候の挨拶の選び方

📅 上旬:「晩秋の候」。立冬を迎えたら「立冬の候」。紅葉の頃なら「錦秋の候」も(地域差あり)
📅 中旬:「初冬の候」「立冬の候」(立冬以降)
📅 下旬:「小雪の候」「向寒の候」
📝 口語調:「朝晩の冷え込みが増してまいりました」「冬の足音が聞こえる頃となりました」
🏢 正式な文書:漢語調(〜の候)+「拝啓〜敬具」。法人宛ては「ご清栄」など、個人宛ては「ご清祥・ご健勝」など
📧 ビジネスメール:「いつもお世話になっております」から始め、必要なら季節の一言を添える
⚠️ 注意:使用時期はいずれも目安。実際の気候や相手の地域に合わせて選びましょう

まずは、立冬以降の手紙で使いやすい書き出しと結びを1組ご紹介します。

書き出し(立冬以降の取引先宛て)
初冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
結び(立冬以降の取引先宛て)
寒さに向かう折柄、皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
▼ この記事でわかること

  • 11月上旬・中旬・下旬に使える時候の挨拶と読み方
  • ビジネス・お礼状・友人向けの例文
  • 書き出しと結びの例文
  • 立冬・小雪など季語の使用時期と頭語・結語のマナー

11月の時候の挨拶一覧【早見表】

11月上旬・中旬・下旬の季語一覧

▼ 11月に使いやすい漢語調の時候の挨拶(使用時期はいずれも目安)

時候の挨拶読み方意味と使いやすい時期の目安
晩秋の候ばんしゅうのこう秋の終わりを感じる頃。11月上旬頃(立冬の前)に使いやすい
錦秋の候きんしゅうのこう紅葉が美しい頃。地域や標高、その年の気候によって時期が大きく異なる
立冬の候りっとうのこう二十四節気の立冬(11月上旬頃)を迎えた頃から。小雪の前頃までが目安
初冬の候しょとうのこう冬の初めの頃。立冬以降の11月中旬頃から使いやすい
向寒の候こうかんのこう寒さに向かう頃。朝晩の冷え込みを感じる頃に使いやすい
小雪の候しょうせつのこう二十四節気の小雪(11月下旬頃)を迎えた頃から。大雪の前頃までが目安

※立冬・小雪に基づく時候の挨拶は、それぞれの節気を迎えてから使うのが基本です。
晩秋・錦秋・初冬・向寒などの表現は、季節の移り変わりや相手の地域の気候も考慮して選びましょう。

ビジネスとカジュアルの使い分け

▼ 相手・場面別の選び方の目安

  • 取引先への挨拶状・案内状:漢語調(「立冬の候」など)+「拝啓〜敬具」
  • ビジネスメール:「いつもお世話になっております」から始め、必要なら短い季節の一言を添える
  • 目上の方・お世話になった方:丁寧な口語調(「冷え込みが増してまいりましたが」など)
  • 友人・知人:「すっかり寒くなってきたね」など自然な口語調

11月上旬の時候の挨拶と例文

11月上旬は、秋の終わりと冬の始まりが重なる頃です。

立冬(11月上旬頃)を迎える前は「晩秋の候」、迎えてからは「立冬の候」と切り替えると、季節の流れに合った挨拶になります。
なお、暦の上での季節と実際の気候には差があります。 相手の地域の様子にも合わせて選びましょう。

10月下旬から続けて挨拶を送る場合は、季節の切り替わりを意識すると自然です。

晩秋の候を使った例文

「晩秋の候」は、秋の終わりを感じる頃を表します。 立冬を迎える前の、11月に入ってすぐの時期に使いやすい表現です。

晩秋の候・法人宛て
晩秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
晩秋の候・個人宛て
晩秋の候、○○様にはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

錦秋の候を使った例文

「錦秋の候」は、紅葉が美しく色づく頃を表します。
紅葉の時期は地域や標高、その年の気候によって大きく異なります。

相手の地域で実際に木々が色づいている頃に使うのが自然です。

錦秋の候・法人宛て
錦秋の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
錦秋の候・個人宛て
錦秋の候、○○様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

立冬の候を使った例文

「立冬の候」は、二十四節気の立冬を迎えた頃から使うのが基本です。

立冬は11月上旬頃で、年によって日付が前後します。

立冬の候・法人宛て
立冬の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
立冬の候・個人宛て
立冬の候、○○様にはご清祥のこととお慶び申し上げます。

上旬の使い分けをさらに詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

11月中旬の時候の挨拶と例文

11月中旬の時候の挨拶と例文

11月中旬は、朝晩の冷え込みがはっきりしてくる頃です。

立冬以降は「立冬の候」が引き続き使え、寒さに向かう頃を表す「向寒の候」も選べます。

立冬の候を使った例文

中旬は立冬を過ぎているため、「立冬の候」を安心して使える時期です。

立冬は11月7日頃ですが、年によって前後するため、使う年の暦で確認すると確実です。
ここでは、安否をやわらかく尋ねる形の例文を紹介します。

立冬の候・法人宛て(安否をやわらかく)
立冬の候、貴社の皆さまにはお変わりなくお過ごしのことと拝察いたします。
立冬の候・個人宛て(問いかけの形)
立冬の候、○○様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。

向寒の候を使った例文

「向寒の候」は、寒さに向かう頃を表す時候の挨拶です。

朝晩の冷え込みを感じ始めた頃に使うと自然で、資料によって使用時期に幅があります。

向寒の候・法人宛て
向寒の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
向寒の候・個人宛て
向寒の候、○○様にはご壮健のこととお慶び申し上げます。

紅葉を取り入れた挨拶の例文

目上の方・取引先(丁寧な口語調)
木々の紅葉が美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
友人・知人
紅葉がきれいな季節になったね。お元気にしてる?
▼ 紅葉を使うときの注意
紅葉の見頃は地域や標高、その年の気候によって大きく異なります。 相手の地域で実際に木々が色づいている頃に使うのが自然です。 まだ色づいていない地域の相手には、朝晩の冷え込みを取り入れた表現がおすすめです。

中旬の例文をほかにも探している方は、あわせてご覧ください。

11月下旬の時候の挨拶と例文

11月下旬は、冬の気配がぐっと近づく頃です。

二十四節気の小雪(11月下旬頃)を迎えたら「小雪の候」、寒さに向かう頃を表す「向寒の候」も使いやすい時期です。

小雪の候を使った例文

「小雪の候」は、二十四節気の小雪を迎えた頃から使うのが基本です。

小雪は11月下旬頃で、年によって日付が前後します。 大雪(12月上旬頃)の前頃までが目安です。

小雪の候・法人宛て
小雪の候、貴社におかれましてはご隆昌のこととお慶び申し上げます。
小雪の候・個人宛て(ご家族を気づかう形)
小雪の候、○○様にはご家族おそろいでお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

向寒の候を使った例文

下旬の「向寒の候」は、冷え込みが本格的になってきた頃に使いやすい表現です。 年末に向けて忙しくなる時期でもあるため、相手の多忙をねぎらう形の例文を紹介します。

向寒の候・法人宛て(年末前の繁忙期)
向寒の候、貴社におかれましては、ご多忙の日々をお過ごしのことと拝察いたします。
向寒の候・個人宛て(問いかけの形)
向寒の候、○○様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。

初冬の候を使った例文

「初冬の候」は、冬の初めの頃を表す時候の挨拶です。 立冬を過ぎた頃から使いやすく、11月下旬にも使えます。 資料によっては12月上旬頃まで使われます。

初冬の候・法人宛て(感謝を先に述べる形)
初冬の候、日頃より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
初冬の候・個人宛て
初冬の候、○○様にはご活躍のこととお慶び申し上げます。

12月に入ってからの挨拶は、季語が切り替わります。 次の月の準備として、あわせてご確認ください。

11月の時候の挨拶【ビジネス例文】

取引先への手紙に使える例文

ここでは「完成形の手紙」「書き出しだけの例文」「結びだけの例文」に分けて紹介します。 完成形は、頭語・時候の挨拶・安否の挨拶・感謝・本文・結びの挨拶・結語の順に並びます。

▼ 手紙のテンプレート

取引先への挨拶状(本文を差し替えて使えるテンプレート)
拝啓 立冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 さて、このたびは〜についてご連絡申し上げます。 〔本文〕 寒さに向かう折柄、貴社の皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。 敬具

▼ 書き出しだけの例文

書き出しだけ(個人宛て・下旬)
拝啓 小雪の候、○○様にはご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。
書き出しだけ(法人宛て・上旬)
拝啓 晩秋の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

▼ 結びだけの例文

結びだけ(取引先・法人宛て)
寒さが増す折、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
結びだけ(取引先担当者・個人宛て)
朝晩は冷え込みますので、どうかご無理なさいませんようお願い申し上げます。

ビジネスメールに使える例文

通常の業務メールでは時候の挨拶を必須とする慣習はありません。 季節感を添えたい場合は、「いつもお世話になっております」の後に短い一文を加えると丁寧な印象になります。

社外メール(季節の一言を添えて)
いつもお世話になっております。 朝晩の冷え込みが増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。
継続的な取引先へ(やや柔らかい表現)
いつもお世話になっております。 冬の気配が感じられる季節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。 さて、〜の件についてご連絡いたします。

上司や目上の人に使える例文

目上の方・上司(漢語調)
拝啓 初冬の候、○○様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 平素より大変お世話になっております。
目上の方・上司(口語調・丁寧)
拝啓 日ごとに寒さが増してまいりましたが、○○様にはいかがお過ごしでしょうか。 平素より大変お世話になっております。

11月の時候の挨拶【手紙・カジュアル】

▼ ビジネスとカジュアルの違い

  • ビジネスの正式な手紙:頭語・結語と漢語調(「〜の候」)を使うことが多い
  • ビジネスメール:頭語・結語は通常不要で、簡潔な挨拶を使う
  • カジュアルな手紙:親しみやすい口語調を使う

友人・知人に送る例文

友人への手紙
すっかり寒くなってきましたね。お元気にしていますか。 こちらは家族みんな変わりなく過ごしています。 近いうちに、またゆっくり話せたらうれしいです。
親しい知人への近況報告
冬の気配を感じる季節になってきましたね。 最近は新しい生活にも少しずつ慣れてきました。 そちらの近況も聞かせてもらえるとうれしいです。

お礼状に使える例文

お世話になった方へ(拝啓で始めた手紙)
拝啓 初冬の候、○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 このたびは結構なお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 心より御礼申し上げます。 寒さに向かう折柄、どうぞご自愛ください。 敬具
お礼のはがき・親しい方へ
朝晩の冷え込みが増してきましたが、お元気でお過ごしですか。 先日はおいしいお菓子をありがとうございました。 家族みんなでいただきました。

やわらかい短い挨拶の例文

短く(目上・取引先)
冬の足音が聞こえる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
短く(友人・LINEやメール)
寒くなってきたね。あったかくして過ごしてね。

11月の時候の挨拶【書き出しと結び】

書き出しに使える例文

書き出しだけをすぐに選びたい方向けの一覧です。 漢語調の例文は、そのままお使いいただけます。

▼ 11月の書き出し一覧(使用時期はいずれも目安)

時期の目安漢語調口語調
上旬「拝啓 晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」「秋の深まりを感じる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。」
上旬〜中旬「拝啓 立冬の候、皆さまにはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」「朝晩の冷え込みを感じる頃となりましたが、お変わりございませんか。」
中旬「拝啓 初冬の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。」「木々の紅葉が美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。」
下旬「拝啓 小雪の候、皆さまにはご清祥のこととお慶び申し上げます。」「いよいよ冬支度の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。」
下旬「拝啓 向寒の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」「寒さが身にしみる頃となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。」

結びに使える例文

個人宛ての結び(拝啓で始めた手紙)
寒さに向かう折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 敬具
ビジネスメールの結び
冷え込む日が続きますので、どうぞご自愛ください。 引き続きよろしくお願いいたします。

相手の健康を気遣う結びの言葉

目上の方へ
寒さが本格的になってまいります。 どうかお体を大切にお過ごしください。
取引先へ
本格的な寒さを前に、皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
知人へ(やや丁寧)
寒い日が続きますので、風邪など召されませんようお過ごしください。
友人へ
これから寒くなるから、あったかくして過ごしてね。 また連絡するね!

11月の時候の挨拶で注意したいマナー

立冬・小雪など季語の使用時期

「立冬の候」「小雪の候」は二十四節気にちなんだ表現で、その節気に入った頃から使うのが基本です。 立冬は11月上旬頃、小雪は11月下旬頃ですが、日付は年によって前後します。 使う年の暦を確認すると確実です。

立冬・小雪は暦で日付が決まる節気です。 一方、「晩秋」「初冬」「向寒」「錦秋」は、実際の気候に応じて選ぶ季節表現です。

「晩秋の候」「初冬の候」「向寒の候」なども、資料によって使用時期に幅があります。 また、暦の上での季節と実際の気候には違いがあります。 立冬を過ぎても紅葉の見頃が続く地域もあれば、すでに冷え込みが厳しい地域もあります。 相手の地域の様子に合わせて選びましょう。

漢語調と口語調の選び方

漢語調(「〜の候」)は、挨拶状や案内状など改まった文書に適しています。 ビジネスメールや目上の方への手紙では、丁寧な口語調も失礼にあたりません。 なお、法人宛てには「貴社ますますご清栄」など、個人宛てには「ご清祥」「ご健勝」などを使い分けます。

拝啓と敬具の正しい使い方

▼ 主な頭語と結語の組み合わせ

頭語対応する結語使う場面
拝啓敬具一般的な手紙・改まった文書
謹啓謹白(敬白)特に改まった場面・目上の方へ
前略草々時候の挨拶を省略する略式の手紙

※「拝啓」に対応する代表的な結語は「敬具」です。頭語と結語は組み合わせて使うのが基本です。「前略」は時候の挨拶を省略するときの頭語なので、時候の挨拶とは併用しません。ビジネスメールでは「拝啓〜敬具」は使わず、「いつもお世話になっております」から始めるのが一般的です。

11月の時候の挨拶で、よくある質問

「立冬の候」はいつから使える?

二十四節気の立冬を迎えた頃からが基本です。立冬は11月上旬頃ですが、年によって日付が前後します。使う年の暦で確認すると確実です。

11月のビジネスメールに時候の挨拶は必要?

必須ではありません。「いつもお世話になっております」から始め、季節感を添えたいときは短い一文で十分です。

「錦秋の候」は11月に使える?

相手の地域次第で使えます。紅葉の時期は地域や標高、その年の気候で大きく異なります。木々が色づいている地域の相手に使い、迷うときは「晩秋の候」や「立冬の候」が無難です。

まとめ|11月の時候の挨拶を使い分けよう

まとめ|11月の時候の挨拶を使い分けよう

▼ 押さえておきたい3つのポイント

  • 上旬・中旬・下旬で季語を使い分ける
  • ビジネスとカジュアルで文体を選ぶ
  • 相手の地域や実際の気候にも配慮する

※時候の挨拶の使用時期はいずれも目安です。実際の気候や相手との関係に合わせてご判断ください。

参考:国立天文台暦計算室「令和8年(2026)暦要項 二十四節気および雑節」(2026年の立冬は11月7日、小雪は11月22日)。日付は年によって前後します。

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