2月のおたより、書き出しの一行でいつも迷っていませんか?
「寒さ」「立春」「節分」「年度末」——2月には使えるネタが意外と多い。
この記事では、立春前後の使い分けから締めの言葉まで、そのまま使える文例を10個以上まとめました。
2月の時候の挨拶の基本
2月のおたよりの書き出しは、保護者が最初に読む部分です。難しい表現は必要ありません。「季節感」と「温かさ」が伝わればそれで十分です。
立春と寒さの書き方
2月4日頃に「立春」を迎えます。暦の上では春が始まる日ですが、実際の気温はまだ冬のまま。この「暦と体感のズレ」を逆手にとると、自然な書き出しができます。
立春より後:「暦の上では春ですが、まだ寒い日が続いています」という対比表現が使いやすい
「立春とはいえ、まだまだ寒い日が続いていますね」という一文は、保護者が読んでも「そうそう」とうなずける等身大の表現です。
如月など季節語の使い方
2月の和名は「如月(きさらぎ)」。おたよりに一言添えると季節感が出ます。ただし使いすぎると堅い印象になるので、書き出しの一箇所だけに使うのがコツです。
| 季節語 | 読み方 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 如月 | きさらぎ | 「如月を迎え……」と書き出しに |
| 余寒 | よかん | 立春後の寒さ。「余寒の候」 |
| 梅花 | ばいか | 下旬以降。「梅の花がほころぶ頃」 |
| 三寒四温 | さんかんしおん | 下旬の寒暖差を表すのに便利 |
| 春隣 | はるとなり | 「春がすぐそこまで来ているような」 |
硬さを和らげる言い回し
おたよりは「保護者への手紙」です。公文書のような硬い文体より、少し温かみのある言葉の方が読まれます。
「余寒の候、皆様にはご健勝……」→「立春を過ぎてもまだ寒いですね。体調はいかがでしょうか」
「三寒四温の候……」→「暖かい日と寒い日が交互にやってきますね」
おたより向け書き出し文例

保護者が読んで「温かい先生だな」と感じる書き出しには共通点があります。季節の描写+子どもや園への一言、この組み合わせが自然な流れをつくります。
短めの書き出しテンプレ
忙しい保護者に読まれるおたよりは、短くてリズムのある書き出しが向いています。2〜3文でまとめましょう。
少し長めの書き出しテンプレ
子どもの具体的な姿を入れると、保護者が「うちの子のことだ」と感じて読み進めてくれます。
年度末を意識した書き出し
2月下旬は「今年度のまとめ」という意識が保護者にも芽生える時期です。年度末への言及を自然に入れると、おたよりが一段と引き締まります。
2月のおたよりの行事ネタの入れ方
2月のおたよりは行事ネタが豊富です。ただし「行事の説明」になってしまうと読みにくくなります。子どもの姿や気持ちを主役にすることがポイントです。
節分を自然に入れる一文
節分(2月3日)は子どもたちが楽しみにしている行事です。おたよりへの入れ方は、書き出しに一行添えるパターンと、本文中に組み込むパターンの2つがあります。
発表会や行事の伝え方
生活発表会や作品展など、2月に行事がある園も多いです。行事の「告知」だけで終わらず、子どもたちの準備の様子を一言添えると読みごたえが増します。
子どもの姿を添えるコツ
行事の説明文と、子どもの姿を描いた文章では、保護者の反応がまったく違います。具体的な言葉・行動・表情を一言入れるだけで、おたよりが生き生きとします。
② 行動を描写する:「霜柱を見つけると、みんなで踏みに行くのが最近のブームです」
③ 表情・様子を伝える:「練習を重ねるたびに、子どもたちの顔つきが変わってきました」
体調配慮と保護者への一言
2月はインフルエンザや感染性胃腸炎が流行しやすい時期です。おたよりの中で体調管理への協力をお願いするのは大切ですが、書き方を間違えると一方的な印象になります。
乾燥と感染症の触れ方
「感染症に注意してください」だけでは保護者に伝わりにくいです。なぜ気をつけてほしいのか、園でどんな対策をしているかを一言添えると、信頼感が増します。
家庭でのお願いの書き方
「〜してください」という命令形は、保護者にとって圧迫感を感じることがあります。「一緒に」「ご協力をお願いします」という言葉を使うと、パートナーとして伝わります。
「必ず〜してください」→「できる範囲で〜をお願いできますか」
「〜は禁止です」→「安全のため、〜のご協力をお願いしています」
NGになりやすい表現例
善意で書いた一言が、保護者に誤解されることがあります。以下の表現は意識して避けましょう。
| 避けたい表現 | 理由 | 言い換え例 |
|---|---|---|
| 「体調管理は家庭の責任です」 | 責任を押しつける印象になる | 「ご家庭と園で一緒に体調を見守っていきます」 |
| 「熱がある場合は必ず休ませてください」 | 「必ず」が強制的に聞こえる | 「発熱の際はお休みのご協力をお願いしています」 |
| 「ご理解とご協力をお願いします」(多用) | 形式的で温かみがなくなる | 具体的なお願いの後に一度だけ使う |
| 「きちんと〜してください」 | 上から目線に聞こえる | 「〜していただけると、子どもたちも安心です」 |
よくある質問
まとめ:迷わず書ける型

2月の時候挨拶のおたよりは、4つの要素を組み合わせるだけで整います。
② 子どもの姿:セリフ・行動・表情を一言入れる
③ 行事ネタ:節分・発表会など旬のネタを自然に添える
④ 体調配慮:「ご自愛ください」「一緒に見守りましょう」で締める
この4点を意識するだけで、毎月悩んでいた書き出しがスムーズに書けるようになります。
4点セットは、来年以降もそのまま使えます。
完璧な文章を目指す必要はありません。保護者が読んで「温かい」と感じる一言があれば、十分です。
| 時期 | 使いやすい表現 | 行事・トピック |
|---|---|---|
| 上旬 | 寒さ厳しき折・厳しい寒さが続く | 節分(2/3)・豆まき |
| 中旬 | 立春とはいえ・余寒・春の気配 | 立春(2/4)・発表会・作品展 |
| 下旬 | 三寒四温・梅のつぼみ・年度末 | 雨水(2/19)・今年度のまとめ |
以上です。
