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【2月の時候の挨拶の例文】上旬・中旬・下旬の使い分け

2026年2月6日

【2月の時候の挨拶の例文】上旬・中旬・下旬の使い分け

「厳寒の候?余寒の候?立春後は何を使う?」

毎年2月になると、書き出しの一行で手が止まる方は少なくありません。
2月の時候の挨拶は、立春を境に言葉が切り替わるため、判断が難しい月です。

しかし、迷いをなくす基準は2つしかありません。

  • 上旬・中旬・下旬のどの時期か
  • 相手との関係性

この2軸で考えれば、例文は自然に決まります。
本記事では、2月の時候の挨拶の例文を上旬から下旬まで一覧で整理しました。

2月の時候の挨拶とは

2月の時候の挨拶とは

時候の挨拶とは、手紙やメールの書き出しに添える「季節の一言」のことです。形式として必要なだけでなく、相手への気遣いを自然に伝えられる部分でもあります。

時候の挨拶の基本の型

時候の挨拶は、以下の3つのパーツで構成されます。この型を知っておくと、毎回ゼロから考えなくてすみます。

📌 書き出しの基本の型 ① 季節の一言(時候の挨拶)
② 相手の健康・繁栄を喜ぶ一言
③ 「さて、」「つきましては、」で用件へつなぐ
手紙の基本パターン
拝啓 余寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。さて、このたびは〜の件でご連絡いたします。
メールの基本パターン
いつもお世話になっております。立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。さて、〜の件でご連絡いたしました。

漢語調と口語調の違い

時候の挨拶には「漢語調」と「口語調」の2種類があります。どちらを使うかは、媒体と相手との関係性で決まります。

種類形式向いている場面
漢語調〜の候改まった手紙・挨拶状・送付状余寒の候、厳寒の候
口語調〜ですが、〜ですねメール・おたより・親しい相手への手紙立春を過ぎてもまだ寒い日が続いておりますが……

用途ごとに例文をまとめて確認したい方は「2月の時候の挨拶(ビジネス)」や「2月の時候の挨拶(おたより)」も参考にしてください。 用途に合う言い回しだけを整理しています。

やわらかい言い回しを中心に探している方は「2月の時候の挨拶(やわらかい表現)」も参考になります。 口語調を中心にまとめています。

2月に多い季節語の考え方

2月は「冬の終わり」と「春の始まり」が混在する特殊な月です。使える言葉は時期によって変わります。

時期気候の特徴漢語調口語調のキーワード
上旬
(〜2/10)
一年で最も寒い
節分・立春あり
厳寒の候
余寒の候(立春後)
寒さ厳しき折
節分を前に
立春を過ぎてもなお
中旬
(2/11〜20)
立春後・暦は春
体感はまだ冬
余寒の候
春寒の候
残寒の候
立春とはいえ
暦では春ですが
余寒なお厳しく
下旬
(2/21〜末)
雨水(2/19頃)後
梅が咲き始める
向春の候
梅花の候
三寒四温の候
春の足音
三寒四温
梅の花がほころぶ
✅ 迷ったときの一言判断 立春(2/4頃)の前か後かを確認するだけで、使う言葉の方向性が決まります。前なら「厳寒」系、後なら「余寒・春寒」系へ切り替えましょう。

2月上旬の時候の挨拶例文

2月の時候の挨拶の例文は、上旬・中旬・下旬で使い分けるのが基本です。

立春前後で使える書き出し

2月上旬は節分(2/3)と立春(2/4頃)を境に、使える言葉が入れ替わります。
基準は送る日より、相手が読む日を想定して選ぶほうが自然です。
わたしは2月上旬に余寒の候を使い、立春前で早かったと後から気づきました。
2/3に投函して2/5に届くなら、立春後の表現へ寄せると季節感が合います。

立春前・漢語調
厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
立春後・漢語調
余寒の候、皆さまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。
立春前・口語調
寒さが厳しい日が続いておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。
立春後・口語調
立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

ビジネス向けの例文

取引先や目上の相手には、格式と温かみのバランスが大切です。手紙には漢語調、メールには口語調が読みやすいです。

手紙① 厳寒の候(立春前)
拝啓 厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
手紙② 余寒の候(立春後)
拝啓 余寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より大変お世話になっております。
メール① 節分を絡めて
いつもお世話になっております。節分を前に、まだまだ寒さの厳しい折、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
メール② 立春後・口語調
いつもお世話になっております。立春を迎えましたが、まだまだ寒さの続く日々ですね。いかがお過ごしでしょうか。

個人向けのやわらかい例文

友人や知人への手紙・メールには、口語調で短くまとめると自然です。

個人① 寒さ共感
2月に入り、寒さがいっそう厳しくなりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。
個人② 節分
節分も近づいてきましたね。冬もいよいよ大詰めです。そちらはいかがお過ごしでしょうか。
個人③ 立春
暦の上では今日から春だそうですね。でもまだまだ寒いですね。お体は大丈夫ですか。
個人④ おたより向け
立春を迎え、日差しに少しずつ春の気配を感じるころとなりました。寒い中でも子どもたちは元気いっぱいです。

2月中旬の時候の挨拶例文

余寒・春寒・梅花の使い分け

中旬(2/11〜20)は立春後の時期です。「春を言い切らず、寒さへの配慮を残す」のが中旬らしい表現のコツです。中旬前半(〜2/18)は余寒・春寒系、中旬後半(2/19〜)は雨水以降なので梅花・向春系も使えます。

言葉読み方ニュアンス使いやすい時期
余寒の候よかんのこう立春後に残る寒さ。中旬の定番中旬全般・迷ったらこれ
春寒の候しゅんかんのこう春になっても続く寒さ中旬前半・文学的な印象
残寒の候ざんかんのこう冬の寒さが残っている状態中旬前半・まだ冬らしいとき
梅花の候ばいかのこう梅の花が咲く頃中旬後半(雨水以降)

ビジネス向けの例文

手紙① 余寒の候
拝啓 余寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
手紙② 春寒の候
拝啓 春寒の候、皆さまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。平素より大変お世話になっております。
メール① 立春とはいえ
いつもお世話になっております。立春を過ぎてもなお寒さが続いておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。
メール② 春の気配入り
いつもお世話になっております。立春とはいえまだ寒い日が続いておりますが、日差しの中に少しずつ春の気配を感じるころとなりました。

個人向けのやわらかい例文

個人① 暦と体感のズレ
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。体調はいかがでしょうか。
個人② 梅を絡めて
梅の便りも聞かれるころとなりましたね。春の訪れが待ち遠しいですね。
個人③ おたより向け
暦の上では春となりましたが、まだまだ寒い日が続いています。体調管理に気をつけながら過ごしていきましょう。
個人④ デイサービス・施設向け
立春を過ぎてもまだ寒い日が続いておりますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。日差しに少しずつ春を感じるようになりました。

2月下旬の時候の挨拶例文

雨水以降の季節感の出し方

雨水(2/19頃)を過ぎると、梅の花が咲き始める地域が増えてきます。「春の気配」を前面に出せる時期ですが、まだ寒い日もあります。「三寒四温」という言葉が下旬の気候をよく表しています。

✅ 下旬の表現選びの目安 地域を問わず使いやすい:三寒四温の候・向春の候
温暖地の相手に向いている:梅花の候・春隣の候
寒冷地の相手には慎重に:梅花の候(まだ梅が咲いていない場合がある)

ビジネス向けの例文

手紙① 向春の候
拝啓 向春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
手紙② 梅花の候
拝啓 梅花の候、皆さまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。平素より大変お世話になっております。
メール① 三寒四温
いつもお世話になっております。三寒四温の折、寒暖を繰り返しながら春へと向かっておりますが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。
メール② 年度末を絡めて
いつもお世話になっております。今年度も残りわずかとなりましたが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。

個人向けのやわらかい例文

個人① 春の足音
寒さもようやくゆるみ始め、春の足音が聞こえてくるころとなりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。
個人② 梅を絡めて
梅の花がほころぶ季節になりましたね。春の訪れが待ち遠しい今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。
個人③ 三寒四温
三寒四温って感じの季節になってきましたね。体調管理が難しいけれど、お元気ですか。
個人④ おたより向け
梅の花がほころぶ季節となりました。今年度も残りひと月あまり。子どもたちの成長をあらためて感じる毎日です。

時期ごとの詳しい判断基準や注意点を確認したい方は「2月上旬の時候の挨拶」「2月中旬の時候の挨拶」「2月下旬の時候の挨拶」も参考にしてください。 立春前後の使い分けや季節語の選び方をより詳しく解説しています。

結びの挨拶 例文

結びの挨拶例文

結びは書き出しと対応させるのが基本です。書き出しで「寒さ」に触れたなら、結びも寒さへの気遣いで締めると文章全体が自然にまとまります。

ビジネスで使える結び

発展祈念① 標準
貴社のますますのご発展と皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。敬具
発展祈念② 年度末
今年度の締めくくりにあたり、貴社のご発展と皆さまのご活躍をお祈り申し上げます。敬具
発展祈念③ 自愛と組み合わせ
余寒なお厳しき折、皆さまのご健勝と貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。敬具
発展祈念④ 春を絡めて
春暖の候に向けて、皆さまのご健勝と貴社のご発展をお祈り申し上げます。敬具

体調を気遣う結び

自愛① 上旬・中旬向け
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。敬具
自愛② 余寒を絡めて
余寒なお厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。敬具
自愛③ 下旬・三寒四温
三寒四温の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
自愛④ おたより・やわらかめ
寒暖差の大きい時期が続きます。ご家族皆さまどうぞご自愛ください。

次につながる結びの型

継続のお願い
寒さの続く折、どうぞご自愛ください。引き続きよろしくお願い申し上げます。
ご検討のお願い
ご多忙のことと存じますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
近況を促す(個人向け)
寒い日が続くけれど、近況聞かせてね。お返事待っています。
また会う約束(個人向け)
春になったらまたゆっくり会いましょう。体に気をつけてね。

失礼を避ける注意点

時期ズレしやすい表現

NG表現問題点正しい言い換え
初春の候・新春の候(2月に使用)1月の表現。2月に使うと時期がずれる厳寒の候・余寒の候(時期による)
余寒の候(立春前に使用)余寒は立春後に使う言葉立春前は厳寒の候・寒冷の候
梅花の候(2月上旬・中旬前半に使用)下旬(雨水以降)が自然。早すぎる上旬なら厳寒の候、中旬なら余寒の候
春暖の候(2月に使用)3月の表現。2月に使うと先取りしすぎ向春の候(2月下旬向け)

硬さが合わない例

メールやおたよりに漢語調(〜の候)を使うと、相手が構えてしまうことがあります。媒体に合わせて口語調に変えましょう。

❌ メールには堅すぎる
余寒の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
✅ メール向けに言い換え
立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
❌ おたよりには堅すぎる
春寒の候、皆さまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。
✅ おたより向けに言い換え
立春を迎え、日差しに少しずつ春の気配を感じるころとなりました。

同語反復を避けるコツ

書き出しと結びで同じ言葉を繰り返すと、文章にメリハリがなくなります。意識して言葉を変えましょう。

❌ 同語反復の例
(書き出し)寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
(結び)寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
✅ 言葉を変えた例
(書き出し)寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
(結び)余寒なお続く折、くれぐれもご自愛くださいませ。

まとめ

まとめ

2月の時候の挨拶は、2つを先に決めるだけで迷いがなくなります。

📌 2軸で選ぶ:時期 × 相手との関係性 ① 時期を確認する:上旬・中旬・下旬のどれか(さらに立春前か後かを確認)
② 相手と媒体を確認する:手紙か、メールか、おたよりか、個人か法人か
この2軸を先に決めれば、あとはこの記事の例文をそのまま使えます。
時期手紙(漢語調)メール・おたより(口語調)
上旬(立春前)厳寒の候・寒冷の候寒さが厳しい日が続いておりますが……
上旬(立春後)余寒の候・春寒の候立春を過ぎてもなお寒い日が続いておりますが……
中旬余寒の候・春寒の候・残寒の候立春とはいえまだ寒い日が続いておりますが……
下旬向春の候・梅花の候・三寒四温の候三寒四温の折、春の気配が感じられるころとなりました……

以上です。

-2月