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【シャーラップ】うるさい添乗員の3つの具体例【3つの大事な案内】

2020年9月18日

【シャーラップ】うるさい添乗員の3つの具体例【3つの大事な案内】
  • 「『こんなうるさい添乗員がいました』という体験談が知りたい」
  • 「添乗員がうるさいほど案内する理由はなんだろう?」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • うるさい添乗員の3つの具体例
  • 添乗員がうるさいほど案内する3つのこと

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し、手配・営業・添乗19年8ヶ月
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

本記事を書いている私の添乗経験は、国内・海外問わず計100本ほど。
おもに社員旅行・視察旅行の添乗をしてきました。

うるさい添乗員はいるものです。
たいていの場合、そんな添乗員は何か勘違いしています。

本記事では、過去の添乗経験からうるさい添乗員について解説します。
この記事を読むことで、うるさい添乗員の特徴がわかります。

記事後半では、うるさいほど案内する理由についても解説します。

【シャーラップ】うるさい添乗員の3つの具体例

うるさい添乗員

 うるさい添乗員の3つの具体例

  1. 自分の話ばかりする添乗員
  2. バスガイドより話す添乗員
  3. 時間厳守と連呼する添乗員

1.自分の話ばかりする添乗員

  • バス車内でマイクを持ったかと思えば、意気揚々と喋りまくる添乗員
  • 「俺はガイド並みに話せるんだ」と言わんばかりのマシンガントーク
  • お客さまの反応を無視したトーク内容、ほとんどは自慢話かつ自分語り

過去に一緒に仕事をした添乗員がこんな感じでした。

正直なところ「うるさい」だけです。

「消えてなくなれ」
「はじけてまざれ」
「マダンテ&メテオ」

そんな言葉が思い浮かびます。

思い浮かぶだけです。
直接言う勇気はありません。

添乗員付きツアーで、こんな添乗員にあたってしまったらどうする?

解決策は3つです。

  1. 直接本人に伝える
  2. アンケートに書く
  3. 旅行会社にクレームをあげる

傷つけずに本人に伝えるのは難しいです。

やんわりとそれとなく諭す感じが理想ですが、うまくいくものではありません。

直接伝えるより、ガイドさん・ドライバーさん経由がいいかもしれませんね。

あるいは「ちょっと車内では眠りたいので、この区間だけはガイディングを控えてもらえると嬉しいです」と伝えてみるなど。

他のお客さまとの兼ね合いもあるので微妙です。
「全員で眠る」などもありですね。

アンケートやクレームは最後の手段なので、いったん改善策を試してみてからが良いです。

2.バスガイドより話す添乗員

添乗員はバスガイドの仕事を取ってはいけません。

バスガイドの意味がなくなります。

たとえば、添乗員がマイクを離さなかったらガイドさんはどう思うか。

「ラクができていい」と思うかもしれません。
「私の仕事がない」と思うかもしれません。
「他のお客さまにどう思われるか不安」と思うかもしれません。

無難なのは仕事の線引きです。

「逆の立場だったらどう思うか」を考えればわかる

ガイドさんが「旅程管理」をグイグイ進めていったら添乗員はどう思うか。

  • 朝の挨拶をガイドさんから始める
  • 帰りの挨拶をガイドさんから始める
  • 出発・集合時間をガイドさんが勝手に決める

添乗員は面白いわけがないのです。

ゆえに添乗員はガイドさんの「車内での案内」の仕事を取らないことです。

「うるさい」から「うざい」に変わってしまいます。

3.時間厳守と連呼する添乗員

添乗初期のころの私です。

観光地のたびに「時間厳守でお願いします」と言っていました。
お客さまはそんなことを言われなくてもわかっています。

とはいえ時間を守らないといけない場面もあります。

  • 次のショーなど開始時間が決まっている
  • 列車や飛行機、船などの乗り物に乗るとき
  • 開始時間に間に合わなければ、旅程管理の義務から外れます
  • 時間を守らなければ乗り物に乗れず、大変なことになります

旅程管理は時間管理です。

ただあまりに毎回続くと窮屈な思いをするのはお客さま。

適度に状況を見つつ、スパイス程度に散りばめるのが吉ですよね。

添乗員がうるさいほど案内する3つのこと

うるさい添乗員

 添乗員がうるさいほど案内する3つこと

  1. パスポート
  2. 集合時間・場所
  3. 貴重品の管理

大事なので、うるさいほど案内するのです。

1.パスポート

「1番大事なのはお客さまの命。2番目に大切なものはパスポート」

添乗員の決まり文句です。
「命の次に大切なもの」と言うこともあります。

なぜ、そこまでパスポートが大事なのか?

パスポートをなくしたり、盗まれたりすると、下記になるからです。

  • 飛行機に乗れない
  • 再発行手続きなど面倒
  • お客さまが旅行を楽しめない

パスポートがないと飛行機に乗れません。
再発行には1週間〜10日間の時間がかかります。

時間がない場合は、パスポートの再発行ではなく「帰国のための渡航書」の発行が良いです。

「帰国のための渡航書」は、仮パスポートのようなもの。
早ければ当日発行してもらえ、帰国できます。

パスポートの再発行または帰国のための渡航書の発行、どちらにせよ手続きに必要な書類を準備します。
詳しくは「海外でパスポートをなくした場合の対処法【日本国内で紛失した場合】」で解説していますが、添乗員にはひと仕事なのです。

お客さまも以降の旅行を楽しみにくくなります。

  • ちゃんと発行されるか、という心配
  • まわりに迷惑をかけた、という自責

お客さまをかわいそうな気持ちにさせないためにも、添乗員はうるさくなるのです。

2.集合時間・場所

お客さまからの多い質問の1つに「集合時間」があります。

「集合時間は何時でしたっけ?」と聞かれるのは良いです。
教えたお客さまはちゃんと集合時間に来てくれるからです。

問題なのは集合時間を勘違いしているお客さま

勘違いしたお客さまの行動パターンは以下です。

  • A:周りのお客さまが集合し始めるので、勘違いに気づく
  • B:集合時間を早めに勘違いしてしまい、早めに集合する
  • C:集合時間を遅めに勘違いしてしまい、集合時間に現れない

A、Bは問題にはなりません。

問題はCです。
お客さまが現れない限り、出発できないからです。

たとえば、集合時間を1時間勘違いしていたら最悪です。

添乗員は以下の行動手順をとらなければならないからです。

  1. 周辺を探す
  2. お客さまの携帯がわかれば連絡する
  3. 携帯がわからなければ放送を流す(観光地などの場合)
  4. 待たせているお客さまに状況を説明してお詫びする
  5. 次の立ち寄り先に遅れる旨を連絡する
  6. 主催旅行会社に報告、相談をする
  7. 場合により添乗員は残り、ガイド・ドライバーに託して先に行ってもらう
  8. 観光地などの場合は案内所に事情を説明し、見つかったら添乗員に連絡してもらうようにお願いする
  9. 次の立ち寄り先に、添乗員なしで向かっている旨を連絡してフォローをお願いする
  10. 添乗員はある程度で見切りをつけ、タクシーで本体を追いかける(車中では必要箇所へ連絡をする)

上記の行動が必要になるのです。
なおこの場合も待ち時間は「30分が限度」と思われます。

集合場所の勘違いも考えられます。
ゆえに添乗員は集合時間・場所の案内にはうるさくなるのです。

3.貴重品の管理

貴重品の管理も、うるさいくらい徹底します。

貴重品をなくしたり、盗まれたりすると、お客さまが悲しむからです。
もっといえば添乗員の仕事が増えるから。

 具体例

  • 財布をなくす、盗まれる
  • スーツケースの貴重品が被害

海外では盗難はよくあることです。
そのため出発前に添乗員は「貴重品の管理」について、口酸っぱく案内するはず。

実際にあった事例が以下です。

  • スーツケースに高価な時計を入れておいて盗まれる
  • スーツケースにノートパソコンを入れておいて破損
  • 大浴場に現金を持ち込み、お風呂から出てたらない

「スーツケースには貴重品は入れないでください」と案内しても、入れるお客さまはいるのです。

その気持ちは「自分だけは大丈夫だろう」です。

盗難にあえば、警察に届け出が必要かもしれません。
破損や紛失で、保険加入の状況を確認しなければなりません。

添乗員の仕事は増えます。
お客さまの悲しみも増えます。

貴重品に注意するだけで、スムーズで安全な旅行ができるのです。
貴重品の管理は徹底したほうがいいのです。

安全を徹底する理由も、同じです。

まとめ:うるさい添乗員から学ぼう

うるさい添乗員

添乗員の方は「うるさい添乗員」を反面教師にしましょう。

  1. 自分の話ばかりしない
  2. バスガイドより話さない
  3. 時間厳守と連呼しない

旅行者の方は「うるさい添乗員」がうるさいほど案内する理由を知り、気をつけましょう。

  1. パスポートの管理
  2. 集合時間・場所の理解
  3. 貴重品の管理

うるさい添乗員は快適な旅行にするには、どうすればいいのか教えてくれるのです。

以上です。

P.S. うるさいだけじゃないのです。

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