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海外添乗員の実体験を書籍『ツアーコンダクターになろう』から学ぶ【イタリア8日間】

2020年2月3日

海外添乗員実体験イタリア8日間

親愛なる君へ

  • 「海外添乗員の実体験を知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

本記事では、書籍『ツアーコンダクターになろう』から海外添乗員の実体験(イタリア8日間)を引用して解説します。

この記事を読むことで、海外添乗員の実体験をまとめたレポートを知ることができます。

 本記事から得られること

・実際の細かい業務
・やりがいを生む楽しさ
・お客さまとの交流の様子
・長いキャリアで得た仕事の秘訣

海外添乗員を目指す人の教科書になります。

 本記事の信頼性

本記事を書いている私は新卒で旅行会社に入社し、18年間、法人営業を担当。
添乗回数は国内・海外合わせて100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行の添乗経験があります。

海外添乗員の仕事については、下記記事で詳しく解説しています。

Koichi
長文になりますので、興味のある部分だけでもご参考ください。

海外添乗員の実体験を書籍『ツアーコンダクターになろう』から学ぶ【イタリア8日間】

海外添乗員実体験イタリア8日間

 日程表『イタリア8日間』

日時内容
1日目AZ便 関西11:00→イタリア・ミラノ17:10 ホテル着
2日目ミラノ観光〜ベローナ観光〜ベネツィア泊
3日目ベネツィア観光〜フィレンツェ泊
4日目フィレンツェ観光〜ピサ観光〜フィレンツェ連泊
5日目アッシジ観光〜ローマ観光〜ローマ泊
6日目自由行動。ローマ泊
7日目帰国。ローマ〜ミラノ乗り継ぎ〜関西空港
8日目関西空港着

引用して、解説します。
なお引用文には略した部分があります。

今回のツアーは「募集型企画旅行」です。

海外添乗員の実体験:担当ツアー決定

出発約1ヶ月前にアサイナーから担当ツアーが伝えられます。以前添乗したことがある国ならあまり問題はありませんが、初めての国なら、あらかじめ会社がツアーコンダクター(以下TC)の希望を聞いて事前のレクチャーを設けてくれる場合もあります。
ヨーロッパ方面のツアーは、現地ガイドがつかない小さな街や、JSGではなくESGがつく場合が多く、TCが通訳業務をこなすことになるので率先して受けておきます。

初めての国はレクチャーを受けたほうが良いです。
知識や擬似体験が増えると、気持ちの余裕が違うからです。

私は旅行会社の社員なので受注型企画旅行がほとんどでしたが、添乗が決まると実際に行った先輩社員の話を聞くようにしていました。

実体験は説得力が違います。
初めての国でも、お客さまに良い印象を与えることができます。

海外添乗員の実体験:事前の勉強と資料づくり

今回のツアーでESGになるのはベローナ、ピサ、アッシジの3カ所。これがわかれば、円滑にガイド業務が行えるよう情報を集め、資料づくりにとりかかります。図書館やインターネットで情報を入手。これらを有効利用して、自分だけのオリジナリティあふれる資料をつくるのです。でも、最初から完璧なものを望むのはムリ。経験を積み重ねながら、書き直しや付け足しをしていけば、資料はどんどんよくなっていきます。
この時期につかめるツアーの内容は、パンフレットに記載されている程度。細かい手配の内容、ホテルやエアー、レストラン、ガイド名などは、通常、出発2〜3日前に行われる打ち合わせまでわかりません。初めて行く国の場合など、早くいろいろ知っておきたいもの。旅行会社で、以前同じツアーに添乗したTCのレポートを見せてもらいます。こうした事前の勉強は、ベテランでも新人でも初めての国に添乗する場合はまったく同じ。多くの時間と労力を費やして作成した資料は、必ず次回の添乗にも役立つはずです。

添乗員が事前に勉強すべきことは、以下のとおり。

・ツアーパンフレットの内容
・現地の歴史・地理・政治・文化・人口・人種
・生活習慣・食事・お土産・服装・気温・時差・通貨・飲み水
・観光コースの自然・美術・建築
・スリ・盗難・事故発生の危険や対日感情
・出入国手続きの実際
・フライトや空港の情報
・現地の祝日と観光地の休みの日や時間の確認
・免税の仕方
・ブランド店やデパート、有名レストランの場所
・訪れる国の料理(イタリアならパスタの歴史、名物料理、チーズ、ワインの話など)

添乗レポートも参考にします。

会社で添乗レポートを共有していたときがありました。
メリットは以下のとおり。

・実体験が次に行く人に役立つ
・添乗に行った本人の復習になる
・モデルコースを作成しやすくなる
・添乗が決まると誰に聞けばいいかが分かる

添乗後に添乗レポートを作成するのは大変です。

Koichi
添乗中に少しずつでも、気づきをメモしておくことが大事ですね。

海外添乗員の実体験:主催旅行会社でツアーの打ち合わせ

打ち合わせの日時は所属会社から事前に知らせれているので、その時間に旅行会社に出向き、参加人数分の航空券、名簿、ツアーの注意事項、予備のパンフレットや日程表、緊急先一覧などを受け取ります。
確認を終えたら手配内容の打ち合わせ。ヨーロッパの場合、主催旅行会社ではなく、現地のホテルやガイドなどを手配しているランドオペレーターと直接打ち合わせるケースがほとんど。
主催旅行会社が募集パンフレットに記載した事項を手配ミスで提供できなかった場合、旅程保証という返金対象になってしまいます。パンフレットとアイテナリーとを照合し、手配もれがないように確認します。
すべての打ち合わせが終わったら、ツアーを主催している旅行会社の担当者と会い、添乗金を受け取ります。このとき、担当者からはツアーでの注意点、こちらからは参加者名簿などで確認しておきたいことなどを、忘れずに伝え合い、その場で回答をもらっておきます。すんだら、ツアーの参加者全員に、参加のお礼とご挨拶の電話をかけます。

担当者との打ち合わせでは、6つのポイントを確認します。

① 最終旅程表
② バウチャーとチケット
③ ホテル
④ 携行金
⑤ 渡航手続き
⑥ 出発当日の手順

地図での確認は必須です。

注意ポイント

イタリアでは観光ばすは決められた場所でしか乗降できません。
ガイドなしでレストランにお客さまをお連れするケースではお店の場所を把握していないと迷子になります。

お客様への電話で心がけることは以下の通り。

・集合場所、時間を伝える
・遠方からのお客さまんは間に合うかどうか、乗り継ぎ便などの案内
・現地の気候や服装、持ち物の案内
・質問の有無

他にも想定される質問(両替場所、ホテルの客室設備など)に対して、事前に確認して回答できるようにします。

海外添乗員の実体験:第1日 出発当日。関西空港集合

08:30 関西空港4階にある北団体受付カウンターへ
お客様の集合時間は、出発便の2時間前が原則。その約1時間前には、集合場所に到着しておきます。

受付開始前の業務は以下のとおり。

・航空券の引き取り、確認
・ツアーバッジ、海外旅行傷害保険証、タッグの予備などの確認
・シートアサイン
・フライトの出発時間や搭乗ゲートの確認
・現地通貨のレート

09:00 受付開始
好印象を持っていただけるよう、服装や言葉遣いには注意します。いずれにせよ、受付業務は丁寧に行うに越したことはありません。とはいえ、参加人数が多い場合は、後ろに並んでいる方をお待たせしないよう臨機応変、スピーディな対応を心がけます。

受付業務の流れは、以下のとおり。

① 挨拶
② パスポートと名簿に記載されている内容を確認
③ 空港で集金や返金がある場合は行う
④ 再集合場所と時間の案内(集合時間より20分後が理想)
⑤ 再集合までの時間を利用し、タッグのついたスーツケースなどを航空会社に預けてもらう

集合時間の30分前に来るお客様もいますので、30分前からスタンバイできるのがベストです。

センダーはお客さまのスーツケースに旅行会社名が明記されたタッグをつけます。
中に貴重品が含まれていないか確認し、数を数えます。

09:55 ブリーフィング開始
再集合時間です。まず全員の方が集合したか、名簿のお名前をお呼びし、人数を確認します。ところが、何度お呼びしても返事のないお客様が1組いることが判明。すかさず「すぐに確認して戻ってまいりますので、後方の椅子で少々お待ちください」と言い残し、捜索に。ようやくこちらにダッシュしてくるカップルが視界に飛び込んできました。捜していたお客様とわかり、安堵の気持ちでいっぱいに。
こんなときは、なぜ集合時間に遅れたのかと追及してはダメ。受付のトラブルなど、予期せぬ事情で遅れたかもしれないからです。再集合時間が何時だったかご本人に確認し、勘違いであれば、やんわりと訂正しつつ、他のお客様がお待ちである旨伝えます。

再集合時に案内する事項は、以下のとおり。

・挨拶と人数確認
・パスポートの重要性
・現地の治安、貴重品の管理、
・傘(不安定な気候のとき)
・両替
・オプショナルツアーの参加の有無
・フライトの出発時間、到着時間、搭乗ゲート、機内の説明、時差
・出入国カード
・出国手続きの流れ
・現地に到着後の流れ

10:15 フリーフィング終了
受付カウンターに戻り、以下の処理を行う。
1)施設利用券の販売後の精算。
2)お客様が預けた荷物の個数。
3)航空会社から事前に人数分まとめて渡されていた「ファイナル・ディスティネーション」の空港が明記された荷物のタグの半券を受け取る。
11:00 搭乗開始
自分の席を確認したら、すぐにお客さまのお席に向かい、人数と指定された席に着席されたかどうかを確かめます。
17:10 予定より少し早くミラノに到着

注意ポイント

添乗員はお客さまより先に降りたほうがいいです。
先に降りることで、出口でお客さまの目印になり、先導できるからです。

入国のときの流れは以下のとおり。

① 人数確認
② 忘れ物確認
③ 必要書類の案内をして、入国審査に向かう
④ ターンテーブルで荷物を引き取り、税関を通過
⑤ 出口でガイドとミートし、両替の案内

18:05 ミラノ・マルペンサ空港を出発
お客様全員が両替をすませたところで、バスへご案内します。イタリアでは通常ESGのアシスタントがつくため、自らマイクを持ち、現地の情報のご案内をすることになります。

空港出発後の車中で案内する内容は、以下のとおり。

① 忘れ物の確認
② アシスタントとドライバーの紹介
③ 時計を現地時間に合わせてもらう
④ 現地通貨と日本円換算レート
⑤ 食事時の飲み物が各自負担であるかどうか
⑥ 朝食のスタイルについて
⑦ チップの案内
⑧ 郵便ハガキの切手代と購入場所や書き方
⑨ 飲み水
⑩ 電圧
11 貴重品の管理と治安

18:55 ミラノ市内のホテルに到着
忘れものがないよう注意を促し、ロビーでチェックインする間、お客様にお待ちいただくようご案内。スーツケースはアシスタントがケアをし、自分も盗難などに十分配慮。

ホテルチェックイン業務は以下のとおり。

・必要書類の提出
・ホテル側のルーミングリストの確認
・バスタブ付またはシャワーのみか。ダブルルームはないか。
・トリプルの部屋にちゃんとエキストラベッドが用意されているか。
・グループは同じ階の近い部屋になっているか。
・ホテル情報(ドアの開け方、電話のかけ方、金庫、ミニバー、有料テレビの使い方)
・モーニングコールやバゲージダウン、出発時間、朝食時間を伝える

お客様への案内の流れは、以下のとおり。

① 部屋番号と階数を伝える
② 添乗員の部屋番号と、部屋から部屋への電話のかけ方
③ 国際電話のかけ方
④ ドアの開け方、閉め方、オートロックかどうか
⑤ 金庫の場所と使い方
⑥ 有料テレビとミニバーの利用方法
⑦ エレベーターの表示の説明
⑧ ハガキをフロントが扱うかどうか
⑨ 明日の案内(モーニングコール、バゲージダウン、朝食場所・時間、出発時間
⑩ 入室後の部屋のチェック

海外添乗員の実体験:第2日 ミラノ観光〜ベローナ観光〜ベネツィア泊

07:30 モーニングコール
08:15 バゲッジダウンの後、朝食(グループ一緒に2階のレストランで食べる)
09:00 出発。チェックアウトは各自で

チェックアウトのポイントは、以下のとおり。

・各自フロントに鍵を返却し、精算
・ポーターが集めてきたスーツケースを各自確認
・鍵がすべて返却されているか、支払いが残っていないかを確認
・バスのトランクに詰め込まれた荷物の数と、車内人数確認

イタリアには独自の規則が多くあり、観光グループには必ず正規のライセンスを持ったガイドがつかなくてはなりません。けれど、彼らの多くは日本語が話せないため、日本人またはイタリア人の通訳がつくのです。これが2人組ガイド制。説明しておかないと、「あの人誰?」とお客様に不安がられることも。
現れた2人組のガイドとは、早速、観光場所について打ち合わせ。現地では大きな工事や交通の渋滞など観光を妨げる要因が目白押し。
さらに注意しなければいけないのが、募集パンフレットに記載されている観光箇所には、必ず行かなくてはならないこと。これは主催旅行会社とお客様との間の契約ですから、念入りにチェックし、現地ガイドにその旨を伝えます。
いよいよバスでミラノ観光。車内でまず行うのは、ガイドとドライバーの紹介。
ところが、順調に走っていたバスにトラブルが発生。予期せぬ道路工事で、大渋滞に巻き込まれたのです。ガイドが指示する細い抜け道を、見事に抜けていくドライバーの腕に脱帽!それでも30分ほどロスが出たため、乗車ポイントを変更して観光時間に回すようにします。どんな手段を講じても、観光箇所を最優先する。これを常に頭の中に!
10:00 スカラ座横の下車ポイントに到着
乗車数r場所がここと違う旨、貴重品やカメラ、予備フィルムを必ずお持ちいただくようご案内。1時間後にミートする旨をドライバーに伝えますが、念のため彼の携帯電話の番号も聞いておきます。
やっとミラノ座に到着。入場はしませんが、伝統と格式が伝わる建物は見応え十分。
10:55 約束の5分前にアントニオが乗車ポイントに到着
11:00 出発
観光を無事すませたら、トイレ休憩を兼ねて会社が指定する「総合免税店」へご案内します。またショッピングをする場合、是きんの払い戻し制度、「タックス・フリー」についても詳しくご説明します。
11:55 レストランに向け出発
12:15 レストラン到着
ここで2人組のガイドとはお別れ。チップを手渡して別れます。チップの額はあらかじめランドオペレーターが定めた表があるので、それを参考にします。

募集パンフレットはお客さまとの契約書

添乗員は募集パンフレットに掲載されているとおりに行程を進めなくてはいけません。
勝手に行程を変えることは許されないのです。
募集パンフレットは大切ですので、忘れてはいけません。

 レストランでの業務は、以下のとおり。

・レストランの担当者に席の確認をする。
・友達やグループの方が別々の席にならないよう配慮する。
・飲み物の種類と案内
・トイレと喫煙場所の案内
・出発予定時間と次のトイレ休憩の案内

13:30 予定より15分遅れでレストランを出発
渋滞がなければ、ベローナまでトイレ休憩を入れて約2時間20分。次のトイレ休憩まで、どれくらいあるのかは大切な情報。さらにベローナまでの車中で、今回のツアーのポイントや注意点などもお話しします。

注意ポイント

イタリアではどのレストランもトイレの数が少なく、デザートの後や出発間際に全員がトイレに行くと、出発が遅れてしまいます。
事前の出発予定時間や次の見学先にガイドが待っていることなどを説明し、早めにトイレに行ってもらうよう働きかけます。

15:40 ベローナにようやく到着
大ベテランのESGで、わかりやすい英語でポイントを押さえ、通訳しやすいように配慮してくれます。あらかじめどういう順序で案内するのかレクチャーを受け、自分なりに筋道を立て資料をつくっておくべきです。
初めに訪れるのは『ロミオとジュリエット』のロミオの家とされている館。でもここは狭い一般道で地元の車が行き交うため、「車に注意してください」と連呼。次はすぐ近くのスカラ家の墓廟。その横にあるシニョーリ広場からエルベ広場へ。
その後、一番の繁華街にある「ジュリエットの家」へ。中庭には、物語にも登場するバルコニーやジュリエットの銅像まであって、この像と一緒に記念撮影するのがお決まりです。夏場はここから最後の見学場所のアレーナへ移動するとき、お客様の迷子が発生しやすいのです。

注意ポイント

迷子のお客さまがいれば時間のロスが発生し、他のお客さまにも迷惑がかかります。
行程も狂ってきますので、迷子になった場合の対応を案内しておくのも大事です。

17:00 ベローナを出発し、ベネツィアへ
18:20 ホテル到着
到着前に、車内で明日の予定をご案内します。お客様に必ずご理解いただきたいポイントは特に強調。
ホテルに到着したら、チェックイン業務を行います。
夕食はホテル内のレストランで、それまでお客様にはお部屋でお休みいただきます。この間、スーツケースを少しでも早くポーターに運んでもらうべく、部屋番号の確認作業を手伝います。
部屋に入ったとたん、お客様から電話が。ツインのはずのお部屋にベッドがひとつしかないというのです。お客様に、ベッドカバーを取り除いていただくようお願いします。「あっ、ベッドがふたつありました!」とのお答え。イタリアではツインベッドをひとつの大きなカバーでくるむホテルも少なくありません。
夕食の時間。お飲み物は各自負担が原則なので、ドリンクの種類や値段をご案内し、注文のお手伝いをします。「おすすめのワインは?」などと質問される方もいるので、10分ぐらい前にレストランに行って、座席の場所やメニューを下見しておきます。

レストランでの飲み物の注文は大事です。

 個人精算の場合でも支払い方法

・各自、飲み物と引き換えに支払う。
・添乗員がまとめて支払う。

各自、飲み物と引き換えで支払うのがラクです。

注文を取るときは各テーブルごとに、メモを置いて確認するのが早いです。

海外添乗員の実体験:第3日 ベネツィア観光〜フィレンツェ観光

06:30 モーニングコール
07:15 バゲッジダウンの後、朝食
08:00 ホテルを出発
ドライバーであるアントニオの紹介から朝の挨拶は始まります。
「おはようございます。お忘れ物はございませんでしょうか?今一度パスポート、カメラなど身の周りのお品のご確認をお願いいたします。では、昨日に引き続き皆様とご一緒します運転手さんをご紹介させていただきます。アントニオさんで〜す」
今日の予定をご案内しているうちに、バスは自由の橋を渡り本島の下車ポイント、トロンケットへ。ESGのガイドと合流し、予約してある貸切りの舟に乗り換え、サンマルコ広場へ。25分で、広場近くの桟橋に到着。ガイドとの合流場所であるドゥカーレ宮殿前まで歩いて移動します。
2人組のガイドと合流し、観光スタート。
その後、トイレ休憩を兼ね、ベネツィアングラスの工房へ。ゴンドラの乗船時間まで、ショッピングなどをしていただきます。
11:45 サンマルコ広場に再集合。
全員をゴンドラ乗り場までご案内。すみやかに乗船していただけるよう、前もってお客様をグループに分けておきます。乗船時間は約30分間。天候によっては欠航になる場合もあるので注意が必要。全員戻ったところで昼食のレストランへ。

注意ポイント

お客さまがゴンドラに乗船している時間を利用して、レストランの場所の確認を兼ねた下見をするのが良いです。

14:20 フィレンツェに向けて出発
渋滞がなければトイレ休憩を入れても約3時間40分で到着する予定。
18:05 フィレンツェ到着
スムーズに到着できたため、観光場所のひとつ、ミケランジェロ広場の観光を検討。この丘はフィレンツェが一望できる、絶好の写真スポット。

基本的にはパンフレットどおりに行程を進めるのが一番ですが、さまざまな事情で難しい場合があります。
そんなときは、以下を検討すると良いです。

・観光の順番を入れ替える
・見学方法を変える
・見学日時を変える

臨機応変に対応してできるだけスムーズに時間のムダなく、行程を進められるよう心がける必要があります。

海外添乗員の実体験:第4日 フィレンツェ観光〜ピサ観光〜フィレンツェ連泊

06:30 モーニングコール
07:00 朝食
07:45 出発
今日のスケジュールをお話ししながら、8時5分に下車ポイントに到着。真っ先にウフィツィ美術館に向かいます。
美術館を出たら、ベッキオ橋へ。シニョーリア広場からドォーモへと進み、昼食まで少し時間があるので自由行動。
11:45 ドォーモ広場に再集合。12時より昼食。
徒歩にてサンタマリアノベッラ教会近くのレストランへご案内。
13:45 フィレンツェを出発してピサへ
所要時間は約1時間15分。
15:05 ピサに到着
見どころは、ピサの斜塔。写真撮影の時間はあとでとるとご説明し、ガイドと合流して説明に入ります。観光後、集合時間まで自由行動。
16:20 再集合。いきなりトラブル発生!
市バスで移動し、アントニオのバスを待っていたところに、スリと見られる集団が出没。「お客様!後ろにスリのグループがいます。バッグを抱えてください!」と叫ぶ。お客様がバッグを抱えた姿を見て、彼らは退散。

スリ対策は、下記のとおり。

注意ポイント

・バッグは斜めがけ
・バッグは必ず体の前にする
・冬はコートの下にバッグを隠す
・バッグのファスナーやフタに手をそえる
・バッグの開け口に鍵などをつけ、簡単に開けられないようにする

買い物やホテル、レストランに入り、気が緩んだときは要注意です。

16:45 予定より15分遅れでピサを出発
フィレンツェに戻る途中、トイレ休憩を兼ねて、革製品の工場直営のお店にご案内。
19:15 フィレンツェのホテルに到着
20時よりホテルのレストランで夕食。

海外添乗員の実体験:第5日 アッシジ観光〜ローマ観光〜ローマ泊

05:00 モーニングコール
06:00 出発
早朝の出発なのでバゲッジダウンはなく、各自お運びいただきます。朝食もバスの中で取っていただけるよう箱入りを配布。本来バスでの食事は禁止なのですが、今日は特別。
バスは一路、ウンブリア州のアッシジへ。
08:40 アッシジに到着
この町での観光は、サン・フランチェスコ教会コムーネ広場サンタ・キアーラ教会
10:15 予定どおりバスに乗車し、最後の目的地ローマへと出発
途中トイレ休憩をはさんで、約2時間40分でローマに到着。
昼食のメニューは、ハムとサラミのサラダ、ミックスピザ、アイスクリーム。
ふたりのガイドと観光の打ち合わせ。スムーズに進行するよう、観光の順番はコロッセオフォロロマーナ(車窓)、ベネツィア広場(車窓)、トレビの泉
バスに乗車した時点で18時になってしまったので、急いでホテルに移動。19時15分にはホテルを出発し、ローマ郊外のカンツォーネレストランへと向かいます。
20:20 夕食
ここの歌手は、日本語の歌も歌えると事前にお伝えしておいたので、みなさんリクエストをなさっていました。
22:15 ホテル到着
明日のローマは自由行動です。

自由行動にあたり、想定されるお客さまからの質問は下記のとおり。

・ブランド店の場所
・営業時間と閉店時間、休業日
・おすすめレストラン
・美術館・博物館について
・移動手段
・おすすめの観光場所

前日のバスの中でポイントを押さえて案内します。
情報を整理した紙を配るのも方法です。

Koichi
実際に行ったあ体験談も貴重です。

海外添乗員の実体験:第6日 自由行動。ローマ泊

モーニングコールはご希望の方のみ。朝食は各自でおとりいただきます。今日は観光に含まれていないところに出かける方やショッピングを楽しまれる方がほとんど。アッシジからローマへの車中で、自由行動の過ごし方や昼食、夕食でのレストランの利用法などをご案内してあります。

初めての街であれば、次回の添乗に役立つよう下見をします。

・観光の所要時間
・ショッピング
・レストランの味、雰囲気

実際に経験して、引き出しを増やしておくことが重要です。
お客さまに説明する際に、説得力を持つからです。

海外添乗員の実体験:第7日〜第8日 帰国。ローマ〜ミラノ乗り継ぎ〜関西空港

07:00 モーニングコール
07:45 バゲッジダウン。朝食
08:30 出発
帰国便 AZ1026便 FCO11:25発→MXP12:40着
乗り継ぎ便 AZ794便 MXP14:30発→KIX09:15着
ヨーロッパから帰国する場合、最後のひと仕事が免税の手続き。この税金の払い戻しは、あくまでもお客様個人が行うものですが、そのお手伝いをするのです。早めに空港に到着し、余裕をもって手続きが行えるよう心がけます。ローマ空港ではよくゲート番号が変更になるので、最後まで油断はできません。お客様にもその旨をお伝えしておきます。ミラノまでは国内線で約1時間のフライト。機内では飲み物しか出ないこともお伝えします。
ミラノのマルペンサ空港に到着。
今回は同じアリタリア航空の国内線から国際線への乗り継ぎなので、同じ空港の違うターミナルに移動してから出発。イタリア出国は、このミラノで行うのですが、PPTとボーディングパスのみでOK。この先はもう再集合することなく、ツアーは流れ解散となるため、全員がおそろいになる機会はこれが最後。そのため、ご参加のお礼と最後のご挨拶をしておきます。
関西空港に向かう機内で、ツアーの総仕上げであるアンケートをお配りし、今回の旅行についての意見をいただきます。関空到着直前にお客様の席を回り、改めて参加のお礼を申し上げながら、アンケートを回収。国内線乗り継ぎの方には、そのご案内も必要です。

日本の入国の流れは、下記のとおり。

① 入国審査
② ターンテーブルでスーツケース引き取り
③ 税関通過
④ 出口

TCは、ターンテーブルでお客様のスーツケースの破損やロスバゲなどが発生した場合、そのケアを行います。航空会社へ申告する際、航空券の控えとクレームタグが必要になります。航空会社がそれを認めたら、後日破損部分を無料で直し返却してくれるのです。

添乗員に求められるものは、以下のとおり。

・誠意
・サービス精神
・向上心
・思いやり
・リーダーシップ
・平等の精神
・ユーモア
・バイタリティ

詳しくは下記記事で解説しています。

【まとめ】海外添乗員の実体験から添乗のイメージをつかもう

海外添乗員実体験イタリア8日間

本記事は、海外添乗員の実体験『イタリア8日間』について解説しました。

実体験を読むことで添乗のイメージがつかめます。
下記記事でも解説していますので、参考にしてみてください。


シリア・ヨルダン
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以上、『海外添乗員の実体験を書籍『ツアーコンダクターになろう』から学ぶ【イタリア8日間】』の記事でした。

Koichiより

P.S. 海外添乗員の実体験を学ぼう。 


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