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【公開】添乗員のあるある話まとめ【国内添乗22選、海外添乗12選】

2019年6月28日

添乗員あるある話
  • 「添乗員のあるある話について知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 国内添乗のあるある話22選
  • 海外添乗のあるある話12選

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

本記事を書いている私の添乗経験は、国内・海外合わせて100本ほど。
主に一般団体・教育旅行・視察旅行の添乗を経験しました。

本記事では、そんな私が添乗員のあるある話の国内編、海外編を解説します。
この記事を読むことで、添乗員のあるある話を知り、体験談の引き出しを増やせます。

添乗員のあるある話は、今までの経験を振り返ればたくさん出てきます。

Contents

添乗員のあるある話【国内添乗22選】

添乗員あるある話

 添乗員のあるある話【国内添乗22選】

  1. お客さまが集合場所に遅れてくる
  2. 社員バッジを忘れる
  3. 集合場所にバスが来ない
  4. 寸志を渡すタイミングがわからない
  5. ドライバーさんと仲良くなりたくて話しかけたら、話好きで話が長かった
  6. バス車内で挨拶する勇気が出ない
  7. バス車内の挨拶で言葉を噛みまくる
  8. バス車内の挨拶で、カーブのときに倒れそうになる
  9. 高速道路の渋滞で焦る
  10. 他のお客さまがバスを間違えて乗り込んでくる
  11. バス車内の人数が足りなくて焦る
  12. バス移動中は冷蔵庫の整理で時間をつぶす
  13. バス車内で睡魔と戦う
  14. 観光地でお客さまからソフトクリームをもらったのは嬉しいが、バス出発間際である
  15. 高速道路のサービスエリアでタバコを吸いたい
  16. 空港での受け入れ時、お客さまが到着ロビーに出てこなくて不安になる
  17. ホテルの従業員と間違えられる
  18. 宴会時のコンパニオンのノリが良くて、つい飲みすぎる
  19. 飲み過ぎた翌日は、朝食は食べない
  20. バス車内のDVD操作がわからずパニックになる
  21. 領収証がぐちゃぐちゃになっている
  22. 添乗中に他のお客さまから電話がかかってくる

1.お客さまが集合場所に遅れてくる

国内旅行の安心感から、集合時間に遅れてくるお客さまもいます。
幹事さまが最後に戻ってくることもあります。

 理由はさまざま

  • 迷子になった
  • 体調が悪くトイレが長引いた
  • 集合時間の勘違いをしていた
  • 見学地の時間配分が適切ではなかった
  • 見学地で買い物のレジの時間がかかった

仕方のない理由もありますので、問い詰めないことです。
「集合時間なんて気にしていない」というお客さまには対処が必要ですが。

集合時間は何回も質問されます。

遅刻するよりは、質問をしてくれるだけ良いのです。

2.社員バッジを忘れる

添乗員の社員証や名札を忘れることがたまにあります。

気を取り直すのに、少し時間がかかります。

自分を励ます言葉は「シンプルになった」です。

3.集合場所にバスが来ない

添乗員の心配事のひとつです。

配車時間の15分前にバスが到着していると安心です。

 バスが来ていない理由

  • 渋滞で遅れている
  • ドライバーさんが配車場所を勘違いしている
  • 配車地図の印刷がズレていて、配車場所が違っている
  • 配車場所が混み合っていて、別の場所にバスが停まっている

配車時間になっても来ていないと焦ります。
バス会社やドライバーさんの携帯に連絡してしまいます。

今までバスが来なかったことはないので、落ち着いて対応です。

4.寸志を渡すタイミングがわからない

添乗員になったばかりの頃は、わかりませんでした。

ドライバーさん、ガイドさん、仲居さん、いつ渡していいものか迷い出すと答えは出ません。

  • 寸志をいつ渡していいかわからない
  • 迷っているうちに寸志を渡すのを忘れてしまう

気づいたときに渡してしまうことです。

最初の打ち合わせの時に渡すのがベストです。

5.ドライバーさんと仲良くなりたくて話しかけたら、話好きで話が長かった

ドライバーさんはあまり喋らない人もいますが、中には話好きな人もいます。
タクシーの運転手さんと同様、体験談が豊富です。

積極的に話かけて、ドライバーさんを味方につけることです。

6.バス車内で朝の挨拶をする勇気が出ない

緊張で勇気が出ません。
バスが出発して、お客さんが落ち着いてくる10分後くらいには挨拶したいところ。

ガイドさんからいきなりマイクを振られると、心の準備ができていなくてオドオドします。

顔の準備もできていません。
» 参考:行動する勇気が出る7つの名言【死ぬわけじゃないから大丈夫】

7.バス車内の挨拶で言葉を噛みまくる

「自分の名前」さえ噛んでしまいます。
噛んでも焦らないことです。

 挨拶のポイント

  • 元気よく感じよく
  • 短く簡潔にハッキリと
  • ゆっくりと分かりやすく

最初の「おはようございます」を明るく、大きな声で言えれば勢いに乗れます。

マイクの音量が大きすぎたり、小さすぎることもあるあるです。

8.バス車内の挨拶で、カーブのときに倒れそうになる

直線道路になったら挨拶するように心がけています。
ただ挨拶中に急カーブに差し掛かることもあります。

マイクを持ちながら、揺られて倒れそうになります。

挨拶もすべります。

笑いに変えるチャンスです。

9.高速道路の渋滞で焦る

責任を感じて焦ります。
添乗員のせいではありません。

何もできないときこそ、お客さまに一言でも案内します。

  • 渋滞の状況
  • 渋滞の理由
  • 目的地までのおおよその所要時間

大体で構いません。
状況を伝えると、お客さまも安心するからです。

1番安心するのは自分です。

10.他のお客さまがバスを間違えて乗り込んでくる

高速道路のサービスエリアや観光地で、似た色のバスが並ぶとよくあります。

添乗員も間違えることがあります。
微笑ましい瞬間です。

自分のお客さまが他のバスへ乗ってしまうこともあります。

気がつきますので大丈夫です。

11.バス車内の人数が足りなくて焦る

人数確認は添乗員の基本ですが、大事な仕事。
お客さまの積み残しは許されません。

 失うものが大きいからです。

  • 信頼を失います
  • 時間を失います

人数確認は納得するまで何回でも数えることです。
積み残したら取り返しがつかないからです。

何回数えても恥ずかしくありません。

堂々と何回も数えましょう。

»添乗員の失敗談:お客さまの積み残し3回【人数確認のコツは1人1人】

12.バス移動中は冷蔵庫の整理で時間をつぶす

長距離移動で落ち着いてくると暇です。

添乗員は最前列の冷蔵庫の前に座ることがあります。
バスに揺られて冷蔵庫の中身(缶ビールや缶コーヒーなど)も揺られて、カラカラと音を立てます。

気になるので、冷蔵庫を整理します。

意外と仕事をしているように見えるものです。

13.バス車内で睡魔と戦う

復路のバス車中は眠くなります。
バス車内で前方を見ているふりをして、そっと目を閉じます。

気づいたら、頭をゆらゆらと揺らしてウトウト。

30秒でも目を閉じると疲労回復します。

14.観光地でお客さまからソフトクリームをもらったのは嬉しいが、バス出発間際である

急いで食べないとマイクが持てません。
イカ焼きや串系の食べ物をいただくことも、あるあるです。

15.高速道路のサービスエリアでタバコを吸いたい

吸いたいですが、お客さまに隠れて吸える場所がバスの裏しかありません。

ドライバーさんもバスの裏で吸っていることが多いです。

吸っているときは便乗します。

16.空港での受け入れ時、お客さまが到着ロビーに出てこなくて不安になる

なかなか出てこないため、待ち時間は長く感じるもの。
最終的には出てきますが、待っている間は不安です。

いつお客さまが出てきてもいいように、ツアーボードをしっかりと持ち、笑顔で待ちます。

17.ホテルの従業員と間違えられる

少し嬉しい気持ちです。
ホテルの従業員になりきり案内をしてしまいます。

食事会場でもスタッフと間違えられ、他のお客さまから注文をされることもあります。

注文は受けられないので、お店のスタッフにバトンタッチします。

18.宴会時のコンパニオンのノリが良くて、つい飲みすぎる

コンパニオン同席の宴会は注意。
お酒を注がれるとつい飲んでしまうから。

解決策は、水のガブ飲みです。

宴会はとにかく水を飲むこと。
寝る前も、水をたくさん飲むこと。
これにつきます。

そうは言ってもお客さまが楽しそうにしていると、嬉しくてつい飲んでしまうんですよね。

19.飲み過ぎた翌日は、ホテルの朝食を食べない

完全に二日酔いです。
食べる気になりません。

部屋に何かつまむものがないか探すくらい。
旅館の饅頭を朝食がわりにつまんだことも何度もあります。

飲みすぎた2日目の添乗はキツいですね。

睡眠不足のしんどさもあり、ボロボロです。

踏ん張りどきです。

20.バス車内のDVD操作がわからずパニックになる

DVD操作は、バスガイドが同乗しない添乗の不安事項です。
運転中のドライバーに操作を聞けないからです。

 ガイドさんのありがたみがわかる瞬間

  • 気づいたら早送りになっている
  • 音量の調整がうまくできない
  • ドライバーさんもイラついている

初めて触るDVDは慣れないと難しいです。

21.領収証がぐちゃぐちゃになっている

見学地や食事場所、ホテルの領収証はぐちゃぐちゃです。
支払い中はバタバタして整理ができないからです。

領収証がぐちゃぐちゃになると精算のミスにつながります。

精算が合わないと時間を失います。

ちょっとした時間にこまめに整理しておくことですね。

22.添乗中に他のお客さまから電話がかかってくる

辛いことの1つです。
萎えます。

法人営業であれば、別の仕事も抱えています。
添乗中でも関係なく、お客さまから携帯に電話がかかってくるのです。

事前の引き継ぎが大事です。

添乗員のあるある話【海外添乗12選】

添乗員あるある話

 添乗員のあるある話【海外添乗12選】

  1. バスが遅れてくる
  2. 入国審査が長蛇の列
  3. 入国審査でお客さまが捕まっている
  4. 空港のターンテーブルで、自分のスーツケースが出てくるのがお客さまより遅い
  5. ツアー初日の現地空港到着のとき、ガイドさんが到着ロビーで待っているかどうか不安になる
  6. ツアー初日に現地空港到着のとき、すぐにでもタバコを吸いたい
  7. バスがボロボロでテンションが下がる
  8. バスのマイクの調子が悪い
  9. ガイドさんの日本語が聞き取りにくい
  10. ガイドさんがのんびりしている
  11. 睡眠不足でしんどい
  12. タイのホテルで、朝食が意外とおいしい

1.バスが遅れてくる

海外添乗は緊張感から集合時間に遅れてくるお客さまは少ないです。
しかし国柄のせいかバスが遅れることがあります。

アジアで経験したことがあります。

泣きたくなりますが、踏ん張ります。

トラブルがトラブルを呼ぶので気を引き締めます。

2.入国審査が長蛇の列

到着の飛行機が重なる時間帯だと、長くて1時間くらい並びます。

ディズニーランドのアトラクション並みです。

並んでいる間にレンタルのWi-Fi設定や、携帯の設定をすると時間を有効に使えます。

ガイドにも到着の連絡をします。

3.入国審査でお客さまが捕まっている

アメリカ・サンフランシスコ空港で経験したことです。

到着ロビーで人数確認をすると1人足りません。

フロアのいたるところを探してもお客さまがいないのです。
現地ガイドさんもお客さまも見ていないと言っています。

20分ほどしてお客さまが到着ロビーに現れました。

「今まで入国審査で取り調べを受けていた」とのことです。

こんなことが実際にあるのです。

お客さまの服装はスーツで、入国時に「観光」で通ろうとしたのが良くなかったのかも。

4.空港のターンテーブルで、自分のスーツケースが出てくるのがお客さまより遅い

お客さまのスーツケースは全て出てきています。
自分のスーツケースだけ出てきません。

仕方ないですが、申し訳ない気持ちです。

ターンテーブルではお客さまのスーツケースを取ってあげます。

小さなことですが大事です。

5.ツアー初日の現地空港到着のとき、ガイドさんが到着ロビーで待っているかどうか不安になる

ガイドさんが日にちを間違えていたら、トラブルです。

最初から旅程がすべて狂います。
そう考えると不安に襲われます。

事前にチェックをしておくと、余計な心配をしなくて済みます。

6.ツアー初日に現地空港到着のとき、すぐにでもタバコが吸いたい

喫煙していた頃、長時間のフライト後は、タバコが吸いたくてしょうがないです。
お客さまの前だから我慢するか、思い切って一緒に吸うかの2択。

もちろん、我慢です。

お客さまの中にはタバコを吸うことをよく思わない人もいらっしゃいます。

「一緒に吸おうよ」の言葉に甘えないことですね。

7.バスがボロボロでテンションが下がる

海外のバスは古い車両があります。
リクエストができるならダメ元で「できるだけ良いバス」をお願いしておきましょう。

ときどき、革張りの良いシートのバスがあります。

長い時間座るバスなので、良いバスに越したことはありません。

8.バスのマイクの調子が悪い

音が出ない時があります。
その場合は、声を張るしかないです。

マイクは後で修理してもらいます。
臨機応変に対応です。

9.ガイドさんの日本語が聞き取りにくい

現地の言葉の訛りが混じると、よく聞き取れません。
聞き間違いはトラブルの元。

わからない言葉は何度でも聞き返し、確認します。

10.ガイドさんがのんびりしている

タイのガイドさんで、とにかくのんびりした女性ガイドさんがいました。
何があっても焦らないのです。

急ぐシーンでもゆっくりと歩きます。

ちょっとイライラしました。

11.睡眠不足でしんどい

海外添乗でもお客さまに付き合いすぎると、睡眠不足になります。

上手に休むこともスキルのうちです。

付き合い過ぎず、時には断りましょう。
他のお客さまに迷惑をかけるわけにはいかないのです。

慣れないうちは力の抜きどころが分からず、消耗しました。

メリハリのある添乗を心がけましょう。

常に全力投球はすばらしいですが、途中で燃え尽きます。

12.タイのホテルで、朝食が意外とおいしい

タイは朝食がおいしいホテルが多い印象です。
宿泊ホテルがクラウンプラザ・バンコクやヒルトン・パタヤだったせいもあります。

両ホテルとも朝食はおすすめです。
毎日食べたいくらいでした。

タイではお腹を壊すこともあるあるです。

ちなみにタイ・パタヤの売春の闇を知りたい方は「ブラックアジア」がおすすめです。
灼熱の太陽、知性を奪い取るアルコール、最後は売春ですべてを略奪するのがパタヤです。

詳しくは下記記事で解説しています。
»【闇】タイ・パタヤの売春がわかる本『ブラックアジア』の感想・評判

まとめ:添乗員のあるある話で、引き出しを増やそう

添乗員あるある話

思い出せばあるある話と出てくるものです。
他人のあるある話の中に、解決策のヒントがあることも。

自分ごとに置き換えて、引き出しを増やしていきましょう。

失敗も成功も、良い思い出です。

以上です。

P.S. あるある話を読んで、添乗をイメージしよう。

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