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【添乗員の英会話】ホテルチェックイン時について解説【備忘録】

2019年10月23日

添乗員の英会話
  • 「ホテルチェックイン時の英会話について知りたい」
  • 「添乗員として英語を使うシーンを知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

本記事では、添乗員のための英会話として、ホテルチェックインのシーンを解説します。
この記事を読むことでホテルチェックインの英会話がわかります。

なお英文は「ツアーコンダクターの英会話」のまとめです。

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、営業×手配×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、英検2級、TOEIC540点
  • 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行

上記の英語力でもなんとかなります。
英文を20回音読したものです。

【添乗員の英会話】ホテルチェックイン時について解説

添乗員の英会話

ホテルに到着したら、添乗員はお客さまロビーの椅子のあるところへ案内し、チェックインが済むまでお待ちいただきます。

1.ホテルチェックイン

確認事項が多いので、添乗員には忙しい時間です。

R=Reception

T:Good afternoon, I'm the tour conductor of ABV Travel Agency from Japan. We have room reservations here made by Anglo World Travel. I'd like to check in my group, please.
R:What's the name of your group, sir?
T:ABC Travel Agency with 30 people.
R:One moment, please, sir. Let me check our records. Here it is. We've reserved 13 twins, 1 triple and 1 single each with bath.
T:Yes, that's our group. Here is the final rooming list.
R:Are there any changes in the rooming list?
T:Yes. Mr. and Mrs.Yamada cancelled. Miss Okada will share a twin room with Miss Nomura.
R:I see. You are staying at our hotel for 3 nights.
T:Yes, madam.

① have room reservations here made by〜=当ホテルの部屋の予約は〜によって済まされている。予約が済んでいる場合は、your room have been reserved by〜といいます。
② check our records=記録を調べる、つまり台帳を調べる。
③ twin=twin(ーbedded)room。シングル・ベッドが2台入っている部屋。浴室付きの2人部屋は、twin with bath(業界の略称はTWB)。欧州では、シャワーのみでもwith bathということがあるので注意。with bathtub(浴槽付き)かどうか念を押してみて、そうでなければ直ちに変えるよう交渉すること。
④ triple=3人部屋。家族旅行や、格安のツアーで利用されることがある。3台目のベッドは、臨時に入れることが多く、なかなか入らず苦情のもとになるので要注意。
⑤ single=single(ーbedded)room。1人部屋
⑥ final rooming list=最終的な部屋割表。ホテルに着いてみると、修正される以前の、古いrooming listのまま部屋割りがされていたりする。このようなミスを避けるため、現地に着いてから、順次、行く先のホテルにfinal rooming listの内容を電話しておくと安心。
⑦ share a twin room with〜=ツインの部屋を〜と分けあう。つまり同室になること。double up with〜, shareともいいます。

【訳】
T:こんばんは。日本から来たABCトラベルのエージェンシーのツアコンです。このホテルの部屋の予約は、アングロ・ワールドで済ましてあります。私のグループのチェックインをお願いします。
R:グループ名は何ですか?
T:ABCトラベル・エージェンシー30名の団体です。
R:少々お待ちください。台帳を調べてみます。ありました。ツイン13室、トリプル1室とシングル1室で、それぞれバス付きの予約を受けたまわっています。
T:はい、そのグループです。これが最終的な部屋割表です。
R:部屋割表に変更がありますか?
T:山田夫妻がキャンセルしました。岡田さんと野村さんが同室になります。
R:わかりました。私どものホテルに3泊することになります。
T:はい。そのとおりです。

現地ガイドがいれば、チェックイン業務はガイドがやってくれます。
ホテル到着前に時間があれば、ホテルに部屋割や禁煙・喫煙などが希望通り手配されているかどうか確認しておきましょう。
ヨーロッパではtwinでもdoubleと言うことがありますので注意です。

2.ルームキーと食事クーポンをホテルフロントから受け取る

R:All the room keys and meal coupons are in these envelopes for each member. These are hotel cards showing the room number. Could you tell your people to get their room key at the Front Desk by showing this card?
T:I see. And where can we have dinner tonight?
R:Your dinner has been arranged at the Ravenda on the 2nd floor.
T:I'd like to confirm the menu for my group.
R:OK. Mr.Albert, the restaurant manager, will meet you there.

① meal coupons=食券。大きなホテルではミール・クーポンを出すことが多い。
② hotel card=ホテルの名前、部屋番号が載っているカード。外出するとき携行するようにお客さまへ勧めましょう。
③ the Ravenda on the 2nd floor=2階のレストラン・ラベンダ。大きなホテルには、いくつものレストランがあるので名称と階数に注意。またmezzanine(メザニン、中2階)のあるホテルもあります。
④ restaurant manager=レストランの責任者。またhead waiter, captain, maitred'(メートル・デイ)などと呼ばれることもあります。

【訳】
R:封筒の中に、団員各人宛ての部屋の鍵と食券が入っています。これは部屋番号が書いてあるホテルの名刺です。それをフロントに示して部屋の鍵をもらうようにお客さまに伝えてください。
T:わかりました。今夜の夕食はどこで食べるのですか?
R:みなさんの夕食は、2階のラベンダに用意されています。
T:メニューを確認したいのですが。
R:レストラン・マネージャーのアルバートさんが会ってくれますよ。

日本出発前にレストランの名称や回数を確認していたとしても、当日変更になっているケースもあります。
当日の確認は大事です。

3.レストランでのメニューや飲み物の確認

R=Restaurant manager

T:I'd like to confirm tonight's dinner menu for my group.
R:We'll serve shrimp cocktails for appetizers, then Bouillabaisse for soup and Tournedos steak for entree.
T:Sounds great.
R:Then, strawberry shortcakes for dessert, and tea or coffee.
T:Can I look at the wine list?
R:Certainly? Here you are. Will you pay for the drink bill or will the guests pay them individually?
T:they'll pay them individually.
R:All right, sir.

① shrimp cocktails=小さいエビのカクテル。カクテルという文字がありますが、酒のカクテルではなく、小エビにソースなどをかけた前菜料理で、アルコールは入っていません。
② Bouillabaisse=ブイアベース。海、山の幸を合わせた南仏プロバンスの名物料理。スープの一種。
③ Tournedos steak=トルネード・ステーキ。ビーフ・ステーキは料理する牛の体の部分によって名称がつけられています。
Sirloin steak(サーロイン・ステーキ)…腰肉の下ロースといわれる部分のステーキ。
Filet Steak(フィレ・ステーキ)…部分によってTournedos(トルネード)、Chateaubriand(シャトーブリアン)、Filet Mignon(フィレ・ミニヨン)の3種類に分かれます。
④ wine list=ワインリスト。ワインに限らずいろいろな飲み物のリストのことをいう。
⑤ individually=個人で。飲み物の注文は、注文間違いや精算時のトラブルを避けるため、お客さまから直接とるようにしましょう。

【訳】
T:私の団体の夕食の確認をしたいのですが。
R:前菜として、小エビのカクテル、スープはブイアベース、そしてアントレそしてトルネード・ステーキです。
T:すごいご馳走ですね。
R:それからデザートとしてストロベリーケーキと紅茶かコーヒーです。
T:ワイン・リストを見せていただけませんか?
R:はい、どうぞ。飲み物代は、あなたが支払ってくださるのですか、それともお客さま各自からお支払いいただけるのですか?
T:お客さま各自がお支払いいたします。
R:わかりました。

事前に書面でセットメニューの内容がわかっていればベストですが、そうでない場合は現地で直接確認します。
私は現地で時間があれば、直接レストランに下見することもありました。
レストランに限らず下見をする時間があれば、事前に見ておくと安心です。

水について

  • mineral water(瓶詰めの有料の水)
  • mineral water with gas(炭酸ガス入りの水)
  • mineral water without gas(炭酸ガスなしの水)
  • plain water or iced water(普通の水)

4.朝食の場所、時間の確認

R=Restaurant manager

T:Where can we have breakfast tomorrow morning?
R:Your breakfast will be served in the coffee shop 'Rose' from 6 to 10 o'clock.

① coffee shop 'Rose'=coffee shopでも朝食や軽食はとれます。

【訳】
T:明日の朝食は、どこでとるのですか。
R:コーヒーショップ「ローズ」で6時から10時までの間とれます。

確認したらお客さまへ案内です。

5.モーニングコールの依頼

O=Operator

T:I'd like you to have a wake up call at 6:30 tomorrow morning?
O:OK, sir. I'll wake you up at 6:30 tomorrow morning.

① have a wake up call=目覚ましの電話。一般にmorning callといわれているもの。早朝出発のオプショナル・ツアーや、チェックアウトの際は、忘れずにかけること。

【訳】
T:明朝6時30分にモーニングコールをかけてもらいたいのですが?
O:はい。明朝6時30分にみなさんをお起こします。

ルーミングリストに「wake up call, please」と記載して、ホテルフロントにお願いしてもOKです。

まとめ:添乗員のホテルチェックイン時の英会話

添乗員の英会話

お客さまを待たせながら、ホテルのチェックイン業務をするのは焦ります。
チェックイン業務をできるだけスムーズに行えるとお客さまもストレスがありません。

逆にチェックインで手間取ってしまうと、お客さまはイライラします。
早く部屋に入りたいからです。

事前のチェックやガイドをうまく使って、なるべく早くチェックインを終え、お客さまへルームキーをお渡しできるよう努めましょう。

 はとバス名物ガイド

はとバスの英語ツアー、72歳の「使える! 通じる! おやじギャグ英語術」がおもしろいです。書かれていることを抽象化すれば「初対面の人と打ち解ける方法」です。英語だけでなく仕事でも使えます。外国人の質問に「Top Seacret」で返すさまは最高です。

以上です。

P.S. 1日の添乗で疲れもピークですが、踏ん張りどきです。

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