- 「添乗員派遣会社「旅行綜研」の強み、評判・口コミについて知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
添乗員派遣会社の大手「旅行綜研」の強みや評判は気になります。
本記事では、添乗員(ツアーコンダクター)派遣会社「旅行綜研」の強み、口コミについて解説します。
この記事を読むことで、添乗員(ツアーコンダクター)派遣会社「旅行綜研」の5つの強み、評判・口コミ11個、派遣添乗員のデメリットとメリット、添乗員デビューまでの流れがわかります。
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
- 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗経験:国内・海外計100本で一般団体・教育旅行・視察旅行
2019年に「旅行綜研の説明会」に参加して、得た情報です。
Contents
添乗員派遣会社「旅行綜研」の5つの強みと評判・口コミ11個【旅行会社18年の私が解説】
「株式会社旅行綜研」は、旅行・航空業界で長い歴史をもつ、最大手の独立系・添乗員派遣会社です。
ツアーコンダクター登録者数は全国で約1,300名。
未経験からはじめた19歳~50代の男女のツアーコンダクターが、国内・海外でお客さまに同行しています。
会社概要
会社名 | 株式会社旅行綜研 | 代表者名 | 石井 光彦 |
本社 | 東京都港区西新橋1-7-13 | 電話 | 03-3419-4411 |
資本系列 | 関連企業:ダイヤモンドシステム | FAX | 03-3519-4420 |
HP | 公式サイト | 設立年月日 | 1991年11月25日 |
求人 | » 求人の詳細を見てみる | 社員数 | 125名(2011年) |
支店 | 関東:東京都(港区) 関西:大阪府(大阪市中央区) 東海:愛知県(名古屋市) 北海道・東北:北海道(札幌市)、宮城県(仙台市) 中国:広島県(広島市中区) 九州・沖縄:福岡県(福岡市中央区)、鹿児島県(鹿児島市山之口町)、沖縄県(那覇市) | 登録添乗員数 | 1,300名 |
主な取引先 |
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大手旅行会社の業務に専属的に携わっています。
旅行綜研の5つの強み
旅行綜研の5つの強み
- 研修参加から資格取得まで最短2週間
- 未経験者をプロに育てる独自の研修制度
- 実力にあったツアーを担当できる
- 充実した保険制度
- 添乗だけではない豊富な仕事量
① 研修参加から資格取得まで最短2週間
資格取得までの流れは後述しますが、最短で2週間で「旅程管理主任者」の資格が取れます。
国内基礎研修、国内旅程管理者研修、実地研修の流れが出来ています。
② 未経験者をプロに育てる独自の研修制度
旅行綜研には1973年からの実績と経験による独自の研修制度があります。
経験豊富なトレーナーが未経験者でも、資格取得から1人で添乗ができるプロのツアーコンダクターへと育成します。
また資格取得から添乗デビュー、デビュー後のフォローアップ研修まで「研修システム」が充実しています。
未経験者・経験者を問わず働けます。
国内添乗からスタートし、海外添乗へのステップアップもできます。
③ 豊富な仕事量で、実力にあったツアーを担当
旅行綜研は国内・海外問わずほとんどの旅行会社と契約していて、添乗できるツアーの種類もトップクラス。
力量に合わせたツアーを担当できます。
6,000人以上の添乗員(ツアーコンダクター)の仕事をサポートしてきた実績とネットワークを持っています。
全国各地で派遣登録でき、登録派遣社員も多いことからサポート体制が整っています。
またツアーごとに添乗員から提出される「添乗レポート」のノウハウは、スキルアップに貢献しています。
離職率が低いです。
添乗レポートの体験談・失敗談を、添乗に活かせます。
④ 充実した保険制度
安心して仕事をしてもらうために、各種保険に加入しています。
- 労働災害保険(業務中または通勤の際に負傷、傷害、疾病、死亡の際)
- 添乗員職業賠償責任保険(添乗員の過失責任によるお客さまへの損失を補填)
- 海外・国内旅行傷害保険(個人で加入するものと同じもの)
- マネーフレンド保険(添乗員が携行する現金や有価証券の盗難、損失を一定条件のもとに補填)
- 定期健康診断(継続勤務の方は1年に1回)
- 雇用保険(適用条件を満たす働き方をする方が加入可能)
- 社会保険(規定を満たす働き方をする方に社会保険(厚生年金、健康保険)を付保する制度)
他社と比較しても、保険は旅行綜研が1番手厚いです。
» おすすめの添乗員派遣会社3社をランキングで比較【口コミ・評判】
⑤ 添乗だけではない豊富な仕事量
旅行綜研には添乗だけでなく、短期や単発の仕事があります。
- 空港での仕事
- インバウンド事業
- 航空会社のグランドスタッフ
- 事務派遣(添乗員が違うと思った方向け)
- MICE事業(国際会議や学術会議などの受付・案内・誘導などをサポートする業務)
空き時間や閑散期に、仕事を組み込めます。
「添乗員が合わない」と感じた人は、他の仕事にトライできます。
詳しくは「添乗員派遣会社「旅行綜研」の添乗員以外の仕事5つ【MICE関連】」で解説しています。
補足
業界初、時間外、深夜割増などの添乗待遇改善に取り組んだ会社です。
東京支店を中心に、添乗労働の時間管理制度を導入し、時間外勤務手当(60時間超の場合は割増)、早朝深夜勤務手当、休日出勤手当、有給休暇付与制度を適用し、労働基準法に対応しており、さらに全取引先、当社全事業所での適用を進めています。
口コミ評判
掲載した口コミは「転職会議」と「openwork」からまとめます(2019年以降)。
- 人材教育に人が足りていません
- 社員の仕事量が多過ぎて気の毒
- 会社説明を丁寧に説明していただいた
- 責任感を持って仕事ができました
- アンケートで良い評価がもらえる、難しいトラブルをうまく切り抜けた時がうれしい
- 勤務時間が長くて不規則なことを除けば、プライベートとのバランスは調整しやすかった
- 基本的に打ち合わせ、ツアー、精算と全て自分で行うので、自己責任になる。自分次第で仕事の幅が広がり、質が高い仕事ができ、やりがいがある
- 繁忙期は一年の短い時期で、他の仕事も必要だった。冬の時期には、旅行会社で内勤のアルバイトもした
- 自由な時間はホテルの部屋に帰ってからのわずかなひとときだけ。1週間のツアーから帰ると一日は起き上がれない
- 業界では大きな会社だった
- チーム内は7割女性。上下関係も厳しくなかったので、働きやすかった。希望休は比較的取りやすい職場で、周りも頻繁に休みを取っていた
添乗員派遣会社の主要35社については「添乗員派遣会社34社の完全まとめ【基本情報や特徴、待遇を比較】」で解説しています。
添乗員派遣会社の添乗員のデメリット・デメリット
「添乗員派遣会社の添乗員」のデメリットとメリット
デメリット | メリット | |
1 | 給与が不安定 | 自分の好きなときに働ける(副業でもOK。添乗中は食費かからず) |
2 | 行きたい場所や国を選べない | 添乗だけに集中でき、添乗スキルが身につく |
3 | 自分で旅行の企画はできない | 自分で仕事を取ってこなくても添乗に行ける |
4 | お客さまと深い関係が築けない | いろんな人に会える(クレームはツアー中のみで済む) |
5 | 土日に添乗が入るケースが多い | 満員電車に乗らなくていい |
6 | 添乗が重なると体力的にハードな面もある | マイレージ加算、各地でのサービス、免税店の割引などがある |
7 | 手配内容を担当者と細かく打ち合わせする必要がある | 旅行手配をしなくていい |
デメリット
給与については日給額が基本になり、仕事内容により「別途手当」が付与されます。
懸念点
- 収入は仕事をした分だけ
- 閑散期は仕事が減る場合がある
- 世界情勢などで仕事の増減はある
しかし、旅行綜研はさまざまな旅行会社と契約がありますので、比較的安定してツアーを紹介できているほうです。
ツアーコンダクター説明会では「閑散期の2月でも卒業旅行などのシーズン案件で、割とアップダウンなく仕事を紹介できています」と伺いました。
仕事がなくて困ることはないはずです。
旅行綜研の日給の目安
- 東京:14,700〜21,740円
- 名古屋:11,750〜21,150円
- 大阪:11,750〜21,390円
- 札幌:10,120〜16,450円
- 仙台:10,230〜17,040円
- 広島:10,580〜14,100円
- 福岡:10,000〜15,040円
- 鹿児島:9,400〜14,100円
- 那覇:9,290〜13,520円
派遣先また業務内容により別途手当てがあります。
担当する旅行会社・ツアーの企画内容により異なります。
他の添乗員派遣会社と同様、給与面での魅力は低いです。
家族を養っていこうと思ったら、長く続けるのは難しい職種です。
メリット
メリットは個々のライフスタイルに合わせて仕事ができること
ライフスタイルに合わせて、添乗のスケジュールが組めるのです。
- 「体力が続く限り、ガンガン添乗したい」
- 「夏休みなどの長期休みだけ添乗したい」
- 「忙しい時期だけ添乗し、閑散期は休みたい」
「副業」として働くことも可能なのです。
他のメリットはお客さまと「広く浅い」付き合いになること
理由は、ほとんどが初めて会うお客さまと添乗に行くからです。
お客さまの中に嫌なお客さまがいても、数日間耐えれば、もう会うこともありません。
旅行会社の添乗員のように、お客さまの関係を引きずることがないのです。
1回1回の添乗で仕事が完結します。
添乗員のキャリアプランは下記記事で解説しています。
» 添乗員に必要なスキルは2つだけ【未経験から転職する手順】
添乗員派遣会社「旅行綜研」で、説明会参加〜添乗員デビューまでの流れ
大まかな流れを解説します。
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1ツアーコンダクター採用説明会へ参加
ツアーコンダクター応募資格
- 高卒以上
- 未経験者可、経験者歓迎
- 海外ツアーコンダクター業務では日本国籍を有する方
- 学生の方の場合は、国内業務で最低3日(打ち合わせ日、日帰り添乗、精算報告日)の稼働が可能で、国内旅程管理主任者資格を取得するための研修2週間程度は無遅刻無欠席で出席ができる方。なお、お仕事をするペースや時期は実務上問題ない範囲で希望を尊重します。
- 国内・海外ともに日本人の習慣に精通し、日本語の読み書き、会話が日本人レベルで行える方
- 海外ツアーコンダクター志望の方の海外在住経験や豊富な渡航経験は問いません。
旅行綜研の添乗員説明会は「公式サイト」より応募できます。
- 説明会(無料)の参加登録は1分で終わります
- 説明会の所要時間は約1時間です(質問タイムあり)
- 説明会後は面談に進むか、保留・検討にするか選べます
説明会参加の手順は、2ステップで簡単です。
① 「説明会予約へ」をクリック
② このページに必要事項を入力するだけ(1分で終わります)
説明会に参加してみて「自分には合わないな」と思ったら、面談をしなくてもOKです。
他社はそのまま面接必須のところもあります。
旅行綜研は説明会後の面接を受けずに保留にしておけます。
半年以内にまた面談を受けられるのもメリットです。
最初の1歩は「説明会参加」です。
説明会の内容の一例
- 旅行綜研について
- 添乗員の仕事内容
- 登録後の研修の流れ
- 給与
- 福利厚生
- 添乗員以外で紹介できる仕事
- 質疑応答
「就労開始時期」は相談できます。
就労開始までの過程は、各説明会でのご案内です。
» 説明会の詳細を見てみる
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2希望時期の研修参加
ツアーコンダクターに必要な旅程管理主任者資格を取得、1人で添乗ができるよう指導します。
研修の流れ
- 国内基礎研修
- 国内旅程管理指定研修
- 総合旅程管理指定研修
- 実地研修(日帰りバス研修)
- 登録、社内研修
資格については「【合格率90%】添乗員になるための資格試験・旅程管理主任者を解説」で解説しています。
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3国内ツアーコンダクターデビュー
接客・案内に慣れる段階です。
一定のスキルが身についた希望者は、海外研修に参加します。
海外研修の流れ
- 海外添乗座学研修
- 総合旅程管理指定研修
- 海外実地研修旅行
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4海外ツアーコンダクターデビュー
早ければ1ヶ月で海外添乗員になれますが、一般的には3〜4ヶ月くらいかかるそうです。
多くの国の知識をつけ、プロとして活躍できます。
まとめ:添乗員派遣会社「旅行綜研」の説明会で添乗員のイメージをつかもう
旅行綜研の5つの強み
- 研修参加から資格取得まで最短2週間
- 未経験者をプロに育てる独自の研修制度
- 実力にあったツアーを担当できる
- 充実した保険制度
- 添乗だけではない豊富な仕事量
説明会の参加で「添乗員の仕事」がわかります。
「自分の未来」がイメージできるのです。
仕事が自分に合っているか、わかることもあります。
» 説明会の詳細を見てみる
P.S. まずは無料説明会に参加してみよう。
関連記事【添乗員の完全マップ】始め方からノウハウまで50記事まとめ
関連記事添乗員派遣会社の説明会に参加するメリットとデメリット【実体験】