- 「パスポートついて質問があります」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
- 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行を経験。
本記事を書いている私は、営業をしながら、海外添乗も経験しています。
米国やアジア、ミクロネシア方面の視察旅行、一般団体、教育旅行を担当しました。
本記事では、パスポートのよくある6つの質問について回答していきます。
この記事を読むことで、パスポートについての疑問点が解決できます。
Contents
パスポートのよくある6つ質問と回答
パスポート(旅券)は生命の次に大切なもの
言葉の異なる海外にあって、自分が何者であるか(国籍、氏名、年齢など)を証明できるほぼ唯一の手段です。
世界のほとんどの国が、外国人の入国・滞在を許可する条件の1つとして、パスポートの携帯及び呈示を求めています。
また、自国民の出国・帰国の際にもパスポートの携帯及び呈示を義務付けています。
パスポートを持っていなければ、どの国にも入国できないだけでなく、日本から出国することもできません。
パスポートは外国滞在中に事件に巻き込まれた場合など、呈示を求められるもあるのです。
どんな時、パスポートが必要になるの?
次の場合です。
- 空港などで出入国審査のとき
- ビザ(査証)を申請するとき
- 海外でホテルにチェックインするとき
- 海外で日本円から外貨に両替するとき
- トラベラーズチェックを使用するとき
- 外国で警察官などから身分証明書の呈示を求められたときなど
両替については、パスポートコピーで大丈夫なときや、パスポートが不要なときもあります。
パスポートについてよくある6つの質問と回答
その1
外国に旅行しようとする人は、年齢にかかわらず必要です。
0歳の赤ちゃんでも必要なのです。
その2
申請される各都道府県の申請窓口により、多少異なります。
その3
緊急に発給してもらえる方法があれば教えてくれ。
下記の緊急に海外に渡航する必要があり、かつ人道上の理由がある場合です。
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- 海外にいるご家族が入院される
- パスポートをお持ちでない
[/st-mybox]
上記の場合、ご家族が入院していることを証明する書類などの提出によりパスポートを緊急に発行する場合があります。
詳しくはお住まいの都道府県の申請窓口へお問い合せ下さい。
なお急な出張などでは緊急発券はできません。
その4
従来の訂正申請は平成26年3月19日で廃止となり、平成26年3月20日受付分から記載事項変更申請(注1)になりました。
※記載事項変更申請ではなく、切り替え申請(注2)を選択することもできます。
注1:記載事項変更申請
現在お持ちのパスポートは返納して、新しいパスポートを発行します。
パスポートの有効期限は現在お持ちのパスポートの有効期間満了日で所持人サイン・顔写真・旅券番号・ICチップ内のデータは新しくなります。
注2:切り替え申請
有効中のパスポートの残りの有効期間(残存有効期間)は切り捨てて、旅券番号は新らしくなります。
有効中の査証(ビザ)が無効になる場合があります。
事前に各国の在日大使館等にお問い合わせください。
その5
そのページだけ破っても大丈夫かな?
パスポートは日本政府がパスポート所持者を日本人であることや氏名、年齢などを証明する国際的身分証明書であり重要な公文書です。
外国に渡航される際、入国を認めるか否かはその国の入国管理当局の判断によります。
メモ用紙のように用いて、書き込みや勝手に破損させますと入国拒否されることがあります。
従いまして、パスポートの「所持人記入欄(住所を記入するページ)」以外への記入はお控えください。
その6
飛行機の予約時にローマ字名が、1文字でも違っていると、チェックインが出来ません。
以前は、アルファベットのL(エル)を使用することが出来ませんでしたが、現在は認められていますので、たとえばリサの表記は RISAとLISAが存在します。
このLとRを間違えると、空港でチェックインが出来ず、航空券を再購入しなければなりません。
航空券の予約時は、お名前のスペルは正しいものが必要です。
慎重になりましょう。
まとめ:パスポートは命の次に大切なもの
海外に行く際にはパスポートが必要です。
パスポートは自分の身分を証明するのに必要な重要書類です。
パスポートを紛失してしまった場合は、自分の国籍を証明できません。
国境を越えられないし、非常事態発生の際は警察に拘束されるかもしれません。
もちろん帰国もできません。
パスポート(旅券)の重要性
海外添乗中、お客さまにはパスポートの重要性を下記のように繰り返しお伝えします。
「1番大事なのは皆様の命です。2番目に大事なものはパスポートです」
パスポートはそれくらい重要なものなのです。
世界のほとんどの国が、外国人の入国・滞在を許可する条件の1つとして、パスポートの携帯および呈示を求めています。
また、普通は自国民の出国・帰国の際にもパスポートの携帯及び呈示を義務付けています。
パスポートを持っていなければ、どの国にも入国できないだけでなく、日本から出国することもできません。
パスポートは外国滞在中に事件に巻き込まれた場合など、呈示を求められることもあります。
パスポートは身分証明書です。
パスポートは海外で自分が何者であるか(国籍、氏名、年齢など)を証明できる手段なのです。
また、パスポートには日本国外務大臣の名前で「日本国民である本パスポートの所持人を通路故障なく旅行させ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう関係の諸官に要請する」との、いわゆる”保護要請文”が記載されているのです。
命の次に大事なパスポートをなくしてしまうとパニックです。
その場合はじっくり構えるより仕方がないので、開き直りましょう。
本記事では、パスポートについてよくある質問と回答について解説しました。
パスポートの残存有効期間、残りページを確認しておこう
観光や出張目的などの短期間の滞在で、査証(ビザ)不要の場合でも入国の条件が残存期間が6ヶ月を切ったら入国ができない国が多く、観光や出張ができないケースが増えております。
また、ページ数が足りない場合は、査証申請や入国できないケースもあります(増補や取り直しが必要)
今一度、パスポートをご確認ください。
外に行かれる場合は、パスポートの有効期限やお名前のスペル、旅券番号について申告する際は慎重になりましょう。
お名前のスペルが、航空券の予約名と1字でも異なると搭乗できません。
海航空券予約の際は、慎重になり過ぎることはないのです。
以上です。
P.S. パスポートについての理解を深め、出張や旅を楽しもう。
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