- 「好きなことを仕事にしたい」
- 「忙しくて仕事を辞めたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
『100%、「好き!」を仕事にする人生』小澤良介【著】の書評
本記事は、『100%、「好き! 」を仕事にする人生』を読んで、グッときたところ3つを引用した書評です。
この記事を読むことで、好きなことを仕事にする方法がわかります。
ただ、「好きなこと」を「仕事」にムリに結びつけようとすると悩みます。
難しいことだからです。
「好き」を仕事にできなくても、好きなことが見つかれば幸せです。
「好きなことがわからない、好きなことが見つからない、好きかどうかわからない」という人もいるからです。
「好きなことをを仕事にしよう」が本書のメッセージですが、本記事の結論は「好きなことが見つかりさえすればいい」です。
何も考えられないくらい忙しいビジネスパーソンに本書を捧げます。
Contents
『100%好きを仕事にする人生』のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 【第1位】お金がなくても「好きなこと」はできる
- 【第2位】「好きなこと」で生きる先輩に会いに行こう
- 【第3位】背伸びして買った時計が自分を引き上げてくれる
順番に解説します。
【第1位】お金がなくても「好きなこと」はできる
「お金がない」と言い訳する人は、今の生活レベルを落としてまで、「好きなこと」を仕事にしたいとは思えないんだろう。それくらい就きたい仕事が見つかっていないということだ。
「これしかない!」という確信があれば、そんな言い訳は出てこない。「お金がない」と言い訳している人は、改めて「好きなこと」を100個書き出して、そんな言い訳が吹き飛ぶくらいの「本当に好きなこと」を探そう。
それに、お金がなくても「好きなこと」に近づく方法もある。フェイスブックなどのSNSを活用して、自分が「好きなこと」を自分なりに発信していくのだ。
たとえば盆栽が好きなら、自分が育てた盆栽の写真をどんどんアップしてもいいし、盆栽を育てる過程を丁寧に紹介してもいいだろう。普通の人は知らない世界だから、興味を持ってもらえる可能性は高い。そのネタが尽きたら、今度は「世界にはこんなすばらしい盆栽がある!」と評論家的に盆栽の魅力を語ってもいい。どんな内容でもいいから、とにかく「自分のどんなことが好き」で「今後、どんなことを仕事にして生きて生きたいのか」がわかる投稿を続けていこう。
お金がないことを言い訳にせず、自分にできることを一歩一歩やっていく。
好きなことを発信してみる。
大事なことです。
とりあえず行動しないと始まりません。
次の2つは大事です。
- 人に会う
- 行動する
「好きなこと」でうまくいっている人に会い、「好きなこと」を情報発信でしてみることです。
理由は3つあります。
- 「好きなこと」が浮き彫りになる
- 「好きなこと」の思い入れが強くなる
- 「好きなこと」の反応がもらえ、自分の気持ちがわかる
1つ目に「好きなこと」が浮き彫りになります。
「好きなこと」をしてうまくいっている人に会ったことがあります。
ブログで実際に稼いでいる人に初めて会いました。
想像していた通りですが、オーラがあるものです。
活き活きしています。
「自分もブログで稼いで、憧れのような人になりたい」と思えたことが収穫です。
「自分はやはりブログが好きなんだな」と感じた瞬間です。
2つ目に自分の「好きなこと」への気持ちが加速します。
「もっとブログに時間を費やし、試行錯誤の回数を増やそう」という気持ちになれました。
人に会っただけで、このような気持ちになれるなんてラッキーです。
たった一人に会うだけでいいのです。
自分の「好きなこと」の背中を押してくれます。
3つ目に自分の「好きなこと」の反応がもらえ、自分の気持ちがわかります。
「好きなこと」を発信して、反応をもらえた時にどう思うか。
- 嬉しい
- 何も思わない
- もっと改善しよう
- リツイートされるような投稿をしよう
- もっと「好きなこと」を掘り下げよう
色々な感情があります。
大事なことは「好きなこと」への行動につながっているかどうかです。
反応をもらえれば嬉しいです。
反応がそれだけで終わるか、また行動につながっていくのか、がポイントです。
「好きなことの発信」は、たくさんのお金がなくてもできることです。
好きであれば、まずは一歩踏み出して、行動してみましょう。
【第2位】「好きなこと」で生きる先輩に会いに行こう
不満を抱えたまま仕事をして、「好きな仕事じゃないけど、食べていけるし、安定しているから今のままでいい」と考える保守的な人たちとだけ付き合っていると、どうしても気持ちがそちらに傾いてしまう。毎日がつまらない「だけ」で、それは大きな問題じゃないとさえ思えるだろう。「しょせん仕事だから」「仕事なんて、楽しくないものだ」と、自分に言い訳する人もいるかもしれない。
でも、世の中には「好きなこと」を仕事にして、いい意味で今の自分に満足して、楽しく生きている人がたくさんいる。そういう「うらやましい実例」を目の当たりにする経験は、きっと心によい影響を与えるはずだ。
不満を抱えたまま働き続ける?それとも、好きなことを仕事にする?
悩むまでもなく、答えは出ているんじゃないだろうか。
主旨は「好きなことで生きている先輩に会って刺激をもらいなさい」です。
社内には、なかなかそんな先輩はいないものです。
毎日をワクワクして生きる人に社内で会ったことがありません。
みんな多かれ少なかれ、妥協や言い訳を繰り返しながら自分に言い聞かせて、当たり前のように会社員人生をまっとうしていました。
自分で言い訳をしだしたら、誰にも止められません。
仕事=我慢
私の所属していた会社員は、ほぼすべてこの考えです。
私は「仕事=自己実現」と考えていましたが、結局、毎日やっていたことは「仕事=我慢」でした。
いつか良くなることを信じて、疑問を持たず、今を犠牲にしていました。
仕事=我慢ですか?
疑わなくていいですか?
このまま我慢の人生を貫きますか?
不満だらけの人生で後悔しませんか?
次々と疑問が浮かんできます。
一度、足を止めて(止められるものなら)、少しでも「好きなこと」について考える時間を持つべきです。
将来について真剣に考え「可能であれば他にシフトする選択肢もあり」と感じました。
【第3位】背伸びして買った時計が自分を引き上げてくれる
時計は少し背伸びをして、自分の身の丈に合わないものを買ったほうがいいと思う。毎日身につけるものは、自分のテンションを上げてくれるからだ。いい仕事をするために、テンションを高くキープするのは大切なことだ。それにいい時計をしていると、その価値がわかる人には「素敵だな」「センスがいいな」と思ってもらえるし、休みの日にデニム&Tシャツというラフな格好をしていても、時計が自分を格上げしてくれる。「この時計をしている人だから、きっと服にもこだわりがあるんだろう」と勝手に判断してもらえるのだ。つまり、いい時計はセルフブランディングにも役立つ。
「好きなこと」を仕事にして、「好きなもの」に囲まれて生きれば、パフォーマンスは最高になります。
私のスーツ
以前は、会社に着ていくスーツは10万くらいものを着ていました。
いいスーツを着ると人と会う時に押し出しが強くなります。
勝負服を毎日着ているようなものだから当然です。
毎日着るから消耗が激しく数年でダメになってしまうのが残念ですが、だからこそ、いいスーツを着て周りに差をつけるという考えもあります。
3万円くらいでもいいスーツはあるから、それでもいいのですが、高価なスーツはそれなりの効果があります。
最後の最後では差がつくのは確かです。
机で仕事をするときは、腕時計を外して、パソコンの画面横に置いてすぐ時間を確認できるようにしています。
ふだん、毎日何回も見る時計がいい時計だったら嬉しいし、テンションも上がります。
時間を確認するだけじゃなくて、いい時計を持っている自分を確認するようなところもあります。
時計を見ることことは1日に何回もあります。
自分にとって妥協のない時計を持っておきたいです。
本書を読んで、気になる物は「自分をワクワクさせるもの」であれば、思い切って買うメリットはあると思いました。
『100%好きを仕事にする人生』の概要、おすすめの人
本書の概要
本書の概要を、思いついた順番に書きます。
- 好きなことを仕事にしよう
- 好きなことはそれだけで情熱が続くから、継続しやすいし、継続することが積み重なれば質に変化して、好きなことが得意なことに変わります
- 好きというだけで、毎日をワクワク、楽しく過ごすことができ、お客さまにも伝わるもの
- 好きなことが見つからないなら、好きなことを探そう
- 1回きりの人生、我慢するだけで終わってしまっていいのだろうか
ほぼ全ページにわたり「好きなこと」というキーワードが書かれていて、著者の熱が伝わってきます。
好きなことだけする人生に憧れている人は、グッとくるキーワードが多く見つかるはずです。
私は会社員時代、仕事ばかりで消耗していた時は「好きなことだけして生きていきたい」と強く願っていました。
今は会社から離れて好きなことをしている毎日ですが、飽きてきているのが悩みです。
「いつまでもこんな生活が続くわけがない」と心のどこかで思ってしまっています。
本書を読んだ3つの理由
理由は次のとおり
- 好きなことを仕事にしたいから
- タイトルに興味を惹かれたから
- 好きなことだけで食べていきたいから
本質は「好きなこととどう向き合えば良いか」の手がかりをつかむためです。
「今のままの生活で良いだろうか」
こんな疑問に本書が答えてくれることを期待したのです。
好きを仕事にしたい人へ
こんな方におすすめ
- 好きなことを仕事にしたい人
- 忙しすぎるビジネスパーソン
- 会社を辞めたい人
著者の小澤良介さんは「株式会社リグナ」の代表取締役社長で家具大好きな方です。
ホームページが家具通販サイトになっていて、おしゃれな家具が沢山掲載されています。
見ているだけでワクワクしてきます。
著者:小澤良介のプロフィール
リグナ株式会社代表取締役社長。1978年生まれ。愛知県出身。
明治大学在学中に個人事業主として起業し、卒業と同時にリグナの前身であるリックアンドブレインズを創業。
アートレンタル事業やインテリア事業を手がけ、2004年にはデザイナーズ家具オンラインショップ「リグナ」をオープン。現在は東京と福岡にビルや家屋を一棟リノベーションしたインテリアショップもオープンしている。
近年は、家具の販売以外に、空間プロデュースの分野でも活躍
6つの章【書籍情報】
目次
第0章.誰だって「好きなこと」を仕事にできる
第1章.なぜ、お金を稼ぐだけでは幸せになれないのか?
第2章.自分がとことん「好きなこと」を見つけよう
第3章.「好きなこと」を仕事にするとやっぱりうまくいく
第4章.さらに自由になりたいなら「好きなこと」で起業しよう
第5章.「好きなこと」を続けるのに必要なもの、不要なもの
書名 | 『100%、「好き!」を仕事にする人生』 |
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著者 | 小澤 良介 |
単行本 | 206ページ |
出版社 | 日本実業出版社 |
発売日 | 2015/3/19 |
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まとめ:人生は好きなことが見つかれば成功
人生の失敗は好きでもない仕事を続けること
納得できないまま生き続けることです。
「毎日、毎日、やりたくもない仕事に追われる日々でいいのだろうか」
会社員時代はそんな疑問を持ちながら生きていました。
ゆっくり考える時間、自分の心の声に耳を傾ける時間すらなかったです。
人生の成功は、好きなことが見つかること
好きなことが仕事にできなくてもいいのです。
なぜなら、好きなことができているだけで幸せだからです。
北野武さんもプロゲーマーの梅原大吾さんも「自分の子どもに人生のアドバイスを送るなら、好きなことを見つけろ」と言うそうです。
以上です。
P.S. 好きなことを見つけよう。
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