- 「英語多読のおすすめ本を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 英語多読のおすすめ本
本記事の信頼性
本記事を書いている私は新卒で旅行会社に入社し、独学で英語を勉強しました。
TOEICは自慢できる点数ではありませんが、340点 → 540点まで自力で上げました。
この記事を書いている私は「今日から読みます英語100万語!」で多読を開始しました。
本記事では、実際に私が使用した英語多読のおすすめ本を紹介していきます。
紹介する本はすべてこの書籍に掲載されています。
本書の基本理念は以下のとおり。
- 楽しいことを中心にやる
- とりあえず必要でないことは後まわしにする
- 100%にこだわらない
この学習法は英語だけでなく、どんな教科にも応用できます。
英語多読にあてはめると、以下のとおり。
- 面白いと思える本を選んで読む
- 英語の本を読むために必要でないことは後まわしにする
- 70%程度の理解で良しとする
SSS式多読の3原則
- 辞書は引かない、和訳しない
- 辞書を引かなくても十分わかる本を読み、わからないところは飛ばす
- つまらなくなった本は読むのをやめて、後まわしにする
1日30分の読書時間を確保できれば、誰でも1年間で100万語を達成できます。
忙しい方も1年半あれば達成できるのです。
なお、本記事で紹介している本は買わずとも、図書館で借りられます。
目標は村上春樹さんの小説を英語で読めるようになることです。
引用文献
Contents
- 【初級】英語多読のおすすめ本10選まとめ【SSS式多読の3原則】
- 【レベル0】初心者向けの英語多読おすすめ本10選
- 1.Sleeping Beauty(YL0.3、70語)
- 2.Hannah and the Hurricane(YL0.8、900語)
- 3.The Leopard and The Lighthouse(YL0.8、900語)
- 4.The Long Road(YL0.8、900語)
- 5.Lucky Break(YL0.8、900語)
- 6.Newspaper Chase(YL0.8、900語)
- 7.Tinkers Farm(YL0.8、900語)
- 8.Girl on a Motorcycle(YL0.9、1,500語)
- 9.THE FIFTEENTH CHARACTER(YL0.9、1,500語)
- 10.TINKERS ISLAND(YL0.8、900語)
- まとめ:英語多読のおすすめ本で、英語を大量に読もう
【初級】英語多読のおすすめ本10選まとめ【SSS式多読の3原則】
難易度のやさしい順番に紹介します。
読みやすさレベルを0.0〜9.0の数値で表します。
たとえば以下のとおり。
YL0.0=英語を知らなくても読める絵本です。タイトルに英単語が一つだけ載っていて、本文中に文字がない。
YL0.1=中学校で英語を1ヶ月勉強した状態で読める本です。
YL0.2=1ページに数語程度の非常に簡単な文が出てくる本です。
YL0.3=中学校1学期を終了したレベルで読める本です。
レベルの低い順に本を紹介していきます。
数値にこだわらず、楽しんで読めるかが重要です。
【レベル0】初心者向けの英語多読おすすめ本10選
中には面白くない本もあるかと思いますが、本なので人によって感じ方は様々です。
面白かった本だけ再読してみればいいのです。
1.Sleeping Beauty(YL0.3、70語)
中学1年生の教科書レベルです。
非常にやさしい英語です。
眠れる森の美女
女王さまが悪い魔法にかけられ、眠ってしまう。
王子さまが触れると魔法が解ける。
おとぎ話です。
Amazonの口コミ1個を要約
ヨーロッパの古い童話のあらすじの骨子の部分だけを非常に平易な英語でまとめた本です。
PYRのLevel 1の中でも特に簡単。
2.Hannah and the Hurricane(YL0.8、900語)
なかなかいい話です。
挿絵だけでも内容はよく理解できました。
主人公のHannahの正義感、勇気が物語を展開させます。
「お金がすべてじゃない」と良い言葉が刺さります。
悪者が改心するので、読後感もさわやか。
Amazonの口コミ
あるHPで「やさしくたくさん」という勉強法に出会い、子ども向けの簡単な本を読むことにしました。
私は英検2級と準1級の間くらいのレベルなので、それくらいの方の参考になれば幸いです。Penguin Readersの中でも一番下、Easystarts(200 Wordsの制限つき)というレベルの本です。
たった15ページ程ですし、ページの3分の2がイラストなので10分あれば余裕で読めます。
英検3級くらいの方の、洋書の読み始めにはちょうど良いのではないでしょうか。
このレベル、確かに簡単なのですが、わからない単語が1つ、2つ出てきました。推測できる範囲ですが。(あらすじ)
Hannahはボートで働いています。仕事を邪魔する奴が現れるのですが、ある時ハリケーンが来て…。
3.The Leopard and The Lighthouse(YL0.8、900語)
いい話です。
・起承転結で話がわかりやすい
・挿絵の表情だけでも物語がわかる
・ハッピーエンドで読後感も良い
物語から得られた教訓は「輝かしい目と優しい顔は女性ウケする」です。
動物を大事にする心も素敵ですね。
Amazonの口コミ
お腹をすかせた豹がシンディの街に泳ぎ着き、灯台の中に立てこもってしまいます。
なんとかしないと、村人や子どもたちが危ない。
そこで、男達が立ち上がったのですが…イラストが綺麗で、表情が豊かです。
お話そのものが短いので、展開が少し唐突のような気がしますが起承転結がしっかりしていて、最後は「めでたし、めでたし」そんな感じです。
全体的にやさしい英語で書かれていて、挿絵を通してみるだけでもストーリーの大筋はつかめますので、英語初心者でも大丈夫です。
ただ、このレベルの他の作品に比べると、若干読みづらい印象を受けました。
ですので、同レベルの別の作品を何冊か読んでみた後にこの作品を読むと、より楽しめると思います。
4.The Long Road(YL0.8、900語)
主人公テリーフォックス。
1958年7月28日に生まれたカナダの英雄です。
自分が主人公であれば、ここまで走ることはできません。
義足じゃなくても、毎日フルマラソンと同じ距離(42.195km)を走るのは無理です。
こんな人間がいることを本書で初めて知りました。
内容は1回で理解できなかったので、2回読みました。
コツコツと努力する人に背中を押してくれます。
詳しくは下記記事が参考になります。
» 義足の英雄テリー・フォックス「希望のマラソン」カナダで9月、日本(札幌)で10月に開催!
Amazonの口コミ
病気で足を失いながらも、同じようにがんで苦しむ子どもたちのために
残された片方の足で走る主人公。
その心の強さに感動。
短くても、一生懸命生きた彼のような人がいたことを知ることができてよかった。
テリーフォックスの動画
5.Lucky Break(YL0.8、900語)
読み終えた感想
確かに幸運です。
骨折は痛いですが、2つの幸運が舞い降りました。
松葉杖の単語「crutch」は、私が添乗員のときに骨折したお客さまに必要な単語で懐かしさを感じました。
英文は面白く読めます。
Amazonの口コミ
英語多読用に購入。
読みやすいです。
主人公のめげなさが好きです。
6.Newspaper Chase(YL0.8、900語)
最後までハテナマークです。
なぜなら、主人公の奥さん・ジェニーは「本当に奥さんなの?」と思ったから。
主人公に協力するどころか、泥棒の主人公を警察に突き出す結果になります。
「なぜそんなことをするのだろう?」という疑問が最後まで拭えませんでした。
2回目に読んで、オチはなんとなくつかめましたが確信が持てません。
Amazonの口コミ
語彙レベルが低いので、詰まったりせずにどんどん読み進められます。洋書講読の入門に良いと思います。
内容は、洋書だけあり、日本の習慣には無い、「ある事」によりストーリーが面白くなります。タイトルのNewspaper が物語のカギです。
星3つとしたように、特にお薦めはしませんが、読みやすいので、洋書の入門をされる方には星5つで勧めたいですね。
7.Tinkers Farm(YL0.8、900語)
ストーリーはやさしいです。
ハッピーエンドなので、読後感も悪くありません。
使われている単語も簡単なもの。
物語の内容が単純だったため、私は念のため2回読みました。
Amazonの口コミ
1800年、イギリスからアメリカに渡ってきた親子の物語。
ある農家で使われる身分となりますが、インディアンの子どもを助けたことで・・。
平易で読み易い。
開拓時代に想いをはせる本です。
8.Girl on a Motorcycle(YL0.9、1,500語)
読み終えた感想は「まんまと作者のワナに引っかかった」という感じ。
起承転結そのままにのせられました。
ただ、その分楽しめたのは事実。
わからない単語はほとんどなく、スラスラ読めます。
物語がよくできているので、終始、素直な気持ちでページをめくれました。
1,500語が短く感じます。
Amazonの口コミ
「多読・多聴最強ガイド」という本に、「途中まで」載っていました。これが面白くて、続きが読みたくなってしまいペーパーバックを購入しました。
いやぁ、意外な展開でビックリ。最後までグイグイ惹き付ける面白さがあります。
ちょっと高いのが玉に瑕ですが、読み易い文章なので多くの人にお薦めできます。
9.THE FIFTEENTH CHARACTER(YL0.9、1,500語)
内容は単純なものです。
なぜなら、絵だけ読んでもオチがわかるから。
ただ、1回読んだだけでは自分の理解に自信が持てませんでした。
2回目にゆっくり読むと理解できました。
「trousers」の意味がわかりませんでしたが、「ズボン」と予想して読み進めました。
正解です。
わからない単語を飛ばしても、何回か読むとわかることがあります。
Amazonの口コミ
将来教師を目指す学生のSallyは、Happy Hillsというテーマパークでアルバイトをしていました。そのテーマパークではしばしば人気キャラクターの着ぐるみを着て一日を過ごさなければなりませんでした。
ある日、有名歌手のZappがこのテーマパークにやってくることになりました。今後発売される最新のCDをもって、みんなの前に登場しました。まだ発売前なので大切にCDを持っていたのですが、しばらくすとそのCDが紛失してしまったのです…。
Zappはこの事態に狼狽し、立腹し、大騒ぎの事態に…。警察がテーマパークに呼ばれ、調査に乗り出すことに。もちろん、この日ネコの着ぐるみを着て過ごしていたSallyも調査の対象になります。警察が調査を進めると、あることが分かります…。
全てのページにおよそ半分が挿絵で、英文は残り半分くらいに現在形のみ使われた易しい英語で書かれている。英語での読書を始めてみたい人には、最初の一冊としていい本です。
10.TINKERS ISLAND(YL0.8、900語)
ロビンソンクルーソーのような話。
英単語は簡単なものです。
もっと困難なエピソードがあれば面白く読めたはず。
平坦な展開にちょっとオチが欲しかったところです。
Amazonの口コミを引用
14歳のJenny Tinkerとその父親Sam Tinkerは、ロンドンの市場で働いていた。ある日、見知らぬ男が2人のもとに走ってきて、Samに時計を手渡すが、その後を追いかけて来た警察官に犯人と間違って逮捕されてしまう…。
時は1798年。当時、イギリスの犯罪者はオーストラリアに送られるため、Samも船の中にいた。Jennyは何とかして同じ船に乗り込む。そしてある晩、スキを見つけて鍵を持ち出し、Samを助け出し、ボートに乗り込んで見事脱出に成功する。
数日間漂流した結果着いた先は、ある無人島だった。2人はそこでの生活を気に入り、その島を"Tinkers Island"と名付ける。しかし、ある日Samが毒蛇にかまれてしまった…。Jennyは遠くに船の影を見つけるが…。その後、2人はどうなってしまうのでしょうか…?
読みやすい平易な英語でつづられた本で、ストーリーも追っていきやすい。
英語読書を始める時、始めたばかりの時にいい一冊です。
まとめ:英語多読のおすすめ本で、英語を大量に読もう
本記事は更新型エントリです。
随時、更新していきます。
以上です。
P.S. 英語を読もう。
引用文献
関連記事英単語・英熟語のおすすめ参考書まとめ【DUO3.0がベスト】
関連記事英会話の参考書おすすめランキング【実際に使用した厳選まとめ】