- 「社畜を脱出したい」
- 「社畜脱出する方法を解説した本に興味がある」
- 「『年収150万円で僕らは自由に生きていく』の内容を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『年収150万円で僕らは自由に生きていく』イケダハヤト【著】の書評
- おすすめの人、おすすめしない人、目次、口コミ7つ
- レビュー動画3本
本記事の信頼性
- 社畜生活に消耗し、2019年2月から適応障害で2年間休職
- 2019年1月にブログ開設し、ほぼ毎日更新を1年8ヶ月継続 → 社畜脱出
「社畜を脱出したい」と思いながら、会社にしがみついている人は多いです。
本記事を書いている私は19年8ヶ月しがみつき、最後は体を壊しました。
しかし、体を壊したおかげで結果的に社畜脱出しました。
本記事では、『年収150万円で僕らは自由に生きていく』のグッときたところベスト3を引用しつつ、社畜を脱出する方法を解説します。
この記事を読むことで、社畜脱出の方法・心構えがわかります。
「飼いならされた会社という柵の外に出るにはどうすれば良いか」が、強く印象的に残る一冊です。
Contents
【書評】社畜の脱出本『年収150万円で僕らは自由に生きていく』【グッときたところベスト3】
グッときたところベスト3
【第1位】専門性や熱い思いを発信せよ
【第2位】「問題意識」に着目して働こう
【第3位】「いい会社」のたったひとつの条件
引用しつつ、解説します。
【第1位】専門性や熱い思いを発信せよ
本書で強く伝えたいことは、飼い殺しにされないために、自分の存在を会社という柵の外にも知ってもらうための努力をしたほうがよい、ということです。
ブログひとつ開設するくらいなら、お金も掛かりません。文章を書くのがどうしても苦手なら、自分で勉強会などを開催してもよいでしょう。数十名規模の集客なら、ソーシャルメディアを使えばそれほど難しくありません。
「伝えることなんてないよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、広く社会で共有できる価値ある情報は、ビジネスパーソンであれば、というか人間であれば、誰もが持っています。
〜 中略 〜
皆さんが蓄積してきた知識や、日々直面する体験の数々は、「柵の外」につながるための、生き抜いていくための重要な資産となります。知識を公開してください。意見を表明してください。想いを表現してください。そういう努力は、飼い殺しから脱出するために間違いなく求められます。
表現手段は文章でも、写真でも、絵画でも、パフォーマンスでもよいでしょう。表現すれば、世界とつながり、様々な機会を獲得できます。自力で、まずは柵の外とのつながり、外界で生きていけるだけの力を身につけていきましょう。
まずは情報を公開してみることです。
理由は3つです。
・知識や経験が他人には貴重かも
・情報発信してみないとわからない
・アウトプットで柵の外につながる
試しに知識や経験をアウトプットしてみることです。
自分には当たり前の知識や経験も、人によっては貴重な資産になることもあるのです。
「自分の常識は他人の非常識」ですね。
社畜として働き続けるのはおすすめしない
私は2001年4月から社畜として、19年8ヶ月、消耗しました。
作り笑いをしながら、自分を殺していました。
営業スキル、添乗スキルは身につきました。
しかし、心は完全なる奴隷です。
いずれ社畜を辞めるつもりであれば、小さく行動しておくのが吉です。
できることはたくさんあります。
・Twitterで情報発信を始める
・やりたかった好きなことを始める
・スキルを身につけるための勉強する
・知識や経験をアウトプットするためのブログを始める
・副業としてランサーズやクラウドワークス
、Bizseek、クラウドテック
で稼いでみる
辞めても困らないように準備を進めるのもありです。
【第2位】「問題意識」に着目して働こう
働くモチベーションを、「お金のために働く」から「問題を解決するために働く」に切り替えましょう。僕たちは死ぬまで働かなくちゃいけないんです。金のために嫌な仕事を我慢して、一生を終えるか。低年収かもしれないけれど、やりがいを感じられる、いきいきと取り組める仕事に取り組んで一生を終えるか。後者のほうが、より人間的で、自分の人生を生きた感じはすると思います。
問題意識がうまく見つからない人は、「会社」を抜け出し「社会」に出ましょう。今なら被災地でのボランティアがおすすめです。きっと皆さんのスキルの生かしどころを見つけることができるでしょう。社内では全く評価されなかったとしても、自分が素晴らしいスキルを持っていることに気付けるかもしれません。
限られた人生、お金のためだけに働くなんて、つまらないじゃないですか。年収半分かもしれないけれど、死ぬまで働くかもしれないけれど、自分が意義を感じられる仕事に取り組みましょう。
僕が提唱したいのは、仕事における「脱お金」なんです。
お金を目的にするよりも、問題解決を目的にします。
理由は、人生が楽しくなるから。
会社員時代、月収を守るために奴隷のように働いていました。
消耗して、疲弊して、ガマンして、息もできないほど忙しいブラックな環境でした。
人生が楽しいわけがありません。
著者は煽るような感じですが、いったん今の生活を見直してみるのはありです。
「著者はお金のために必死です」という意見もあるかもしれません(2020年12月現在)。
確かにそのとおりです。
炎上でPVを集め、煽って、サロンや仮想通貨に誘導しているようにも見えます。
嫌悪感を抱くのもムリはありません。
ただ、消耗しているなら「行動のきっかけ」にするのはありです。
・やりがいを見つけ、自分の人生を目指す
・知識や経験の発信、スキルの獲得をする
イケダハヤトさんの本は買わなくてもいいです。
イケダハヤトさんのサロンに入る必要もないです。
イケダハヤトさんのYouTubeは見なくてもいいです。
ただ、「ちょっと行動してみようかな」と思えれば、それでいいのです。
行動しないと何も変わらないからです。
【第3位】「いい会社」のたったひとつの条件
僕が考える「いい会社」。それは、「世の中のどういう問題を解決するために、自分たちは日々働いているのか?」という問いに対する納得できる答えが社内で共有されている会社です。
この状態においては、誰もが「働きがい」を感じることができます。皆さんはこの問いに答えられますか?皆さんは何を問題解決するために、日々働いているんですか?特に事業を長く続けていると、「問題意識」が希薄になっていく可能性があります。
たとえば僕はメディア運営や執筆を生業にしています。根底には「世の中には、伝える価値のある素晴らしい製品や、コンセプト、価値観がまだまだ埋もれている」という問題意識があります。
「どういう問題を解決するために生きているのか?」
働く場所が変わっても、生きている限り、自問自答です。
なぜなら、何のために働いているのかわからなくなるから。
本書を読んで良かったと感じます。
「どんな問題を解決するためにブログを書くのか」が、わからなくなっていたから。
ブログの根底は「読者の悩みを解決すること」です。
いつの間にか、下記の思考になっていました。
・ブログに掲載した商品を買ってもらう
・アフィリエイト案件をクリックしてもらう
改めて「読者の問題を解決するためにブログ記事を書く」ことに突き当たりました。
ブログはビジネスなので、お金を稼ぐことは否定しません。
むしろ、お金を稼がないと生活できません。
生活できないとブログが書けなくなります。
ゆえに、ブログでお金を稼ぐことは正しい行為。
ただ、お金を稼ぎたかったら読者へ価値提供が必要です。
要するに、まずは問題解決が必要なのです。
『年収150万円で僕らは自由に生きていく』は、社畜を脱出したい人におすすめの本
おすすめの人、おすすめしない人
こんな方におすすめ
- 社畜を脱出したい人
- 好きなことを仕事にしたい人
- 会社に飼い殺しにされている人
社畜から脱出するための勇気をもらえる本です。
本書を読む効果は、以下のとおり
・情報発信したくなる
・会社の悪口は言わなくなる
・一部の会社の人が羊に見えてくる
著者の「会社員は会社に行くだけでとりあえず給料がもらえるなんて飼い殺しにされている羊」という言葉に共感します。
会社員の方は勇気づけられます。
逆に、以下の人にはおすすめしません。
・ブログノウハウを知りたい人
・お金を稼ぐ方法を知りたい人
・年収150万円で生きていく方法を知りたい人
6つの章の目次
目次
第1章.お金が、ない!
第2章.金より、つながり!
第3章.さあ、柵の外へ!
第4章.仕事は、問題解決だ!
第5章.遊ぶように、社会と関われ!
第6章.所有は、ダサい!
書名:『年収150万円で僕らは自由に生きていく』
著者:イケダハヤト(» 公式ブログ)
文庫:208ページ
出版社:講談社
発売日:2012/11/22
著者:イケダ ハヤトのプロフィール
86年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、大手半導体メーカーに就職するも、入社した年に合併が決まったことに不安を覚え、わずか11ヶ月で退職。
ソーシャルメディアマーケティングのコンサルティングを行うベンチャーに転職し、新規事業を立ち上げる。
しかし、その後「お金のために働いている自分」に違和感を覚え、よりやりがいを感じられる仕事を求めて2011年3月にフリーランスになる。
現在はブログを中心とした情報発信およびNPO支援などの活動をしている。
ブロガーの方であれば、有名なのはご存知のはずです。
プロブロガー第1号の印象が強いですね。
Twitterの口コミ6つ
悪い口コミが多いです。
1.自分の低収入を正当化
イケハヤ氏はその時に思ったことを後先考えずに発信しているだけで、当時は自分の低収入を正当化するために年収150万云々と言っていただけだと思う。 / “【本感想】年収150万円で僕らは自由に生きていく 答え合わせは5年後は本当だった - ドクダミ自由帳” https://t.co/eWmiO2SqDI
— はらですぎ (@hara_desugi) February 22, 2019
2.当時は嫌われてなかった
これほんまに言えることは、多分この時の方が当人の幸福度高かったと思うんだよね。
この頃はいわゆる当時のインフルエンサー等にも注目されてたし嫌われてもなかった。【本感想】年収150万円で僕らは自由に生きていく 答え合わせは5年後は本当だった - ドクダミ自由帳 https://t.co/Pl7jGVOnZ4
— うみ(吉本ひろうみ) (@itaru1215) February 23, 2019
3.低収入で楽しく生きていく方法を模索
正直、お金は欲しい
でも、金を稼ぐために、戦闘能力を上げて、他者になめられないように、怖い顔しながら生きるのは自分には無理
すると、結局、低収入で楽しく生きて行く方法を模索するしかない
だから、最近、思う。イケハヤさんの「年収150万円で僕らは自由に生きていく」は今こそ読む本じゃないか— 浅野健太郎 (@billywilder8) March 9, 2019
4.金の話が8割
今こそイケハヤさんの「年収150万円で僕らは自由生きていく」という本が輝く世相になってきたと思うんだが肝心の著者がもう金の話が8割みたいな存在になってる
— ピンフスキー (@hideyosino) September 14, 2020
5.目的と手段が逆転
ワシも向学のために(笑)1冊くらいは読んでおこうと考えているのだが‥‥『年収150万円で僕らは自由に生きていく』とか、彼の人生観は、目的と手段が逆転しているのではないかと。
目的は「自由に生きていく」ことであって、その手段として幾ら稼ぎがあればいいか――それは、人それぞれの判断かと。
— パパぱふぅ@𝙥𝙖𝙝𝙤𝙤.𝙤𝙧𝙜 (@papa_pahoo) August 7, 2020
6.お金がなくても楽しく生きられる工夫
イケダハヤト/年収150万円で僕らは自由に生きていく
お金があれば本当に幸せか?自分の自由や時間を売るくらいなら貧乏の方がいい。お金がなくても楽しく生きられる工夫をする。
📝
・入浴は石鹸だけでいい
・知識や経験を公開し人とつながる
・なんのために働くか明確に
・生きるコストを下げる pic.twitter.com/ozZiIaonru— WASEDA STUDY PLACE/ワセスタ (@yamaguchinojuku) December 28, 2019
『年収150万円で僕らは自由に生きていく』のレビュー動画3本
1.あの頃のイケハヤ先生をもう一度!「年収150万円で僕らは自由に生きていく」は僕ら貧乏人のためのバイブルだ!
2.[ビブリオバトル in 紀伊國屋]年収150万円で僕らは自由に生きていく
3.【読書感想】自由に生きるヒントを探しています【5分トーク】
https://youtu.be/N4waWIzJ5HU
【書評まとめ】社畜脱出のためにラクをしよう
【まとめ】グッときたところベスト3
【第1位】専門性や熱い思いを発信せよ
【第2位】「問題意識」に着目して働こう
【第3位】僕の考える「いい会社」のたったひとつの条件
飼い殺しにされた社畜には戻りたくないもの。
・生きる手段が会社にしがみつくだけしかない
・気づいたら柵の外に出るだけの力が残っていない
・柵が開けっ放しになっていても、そのことに気づけない
ブラックな環境で体を壊すことだけは避けてください。
取り返しがつかなくなる前に、小さく行動するのが吉です。
私のように「眠れない、蕁麻疹、うつ」の三重苦になると悲惨です。
「みんながガマンしているから、自分も頑張らないと」と思っている方もいるかもしれません。
ただ、体を壊した私が過去の自分に伝えたいのは「もっとラクをしていい」です。
むしろ、ラクをしないとうまくいきません。
ガマンやがんばり以上の成果を出す方法は、もっとラクをすること。
正直ものはバカを見ます。
会社から搾取されるだけです。
ホワイトな企業で楽しい会社員生活を送れている人もいます。
社畜を脱出するために、ラクをするのは大いにありです。
こういちより
P.S. 社畜脱出するためにラクをしよう。
無料体験で読み放題(※ 無料期間中に解約すればお金はかかりません)
・Prime Reading | 30日間の無料体験:約1,000冊(本、マンガ、雑誌)
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