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本当に重要なことは何かを考え、いちばん大事なことから始める。【読書感想文】『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』グレッグ・マキューン【著】

投稿日:2019年3月28日 更新日:

エッセンシャル思考

親愛なる君へ

『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』グレッグ・マキューン【著】を読みました。

人気のビジネス書『エッセンシャル思考』のマンガ版です。
マンガなので、40分くらいでサクサクと読むことができました。
「マンガでよくわかるシリーズ」は楽しく読むことができるし、何よりも重い腰をあげる必要がなく読み出せるので好きです。

この本の印象を一言で言えば「選択と集中」です。

自分にとって何が大事かを見極め、捨て、一つのことに集中して成果を出す。

「あれもやらなくちゃ、これもやらなきゃ」といっぱいいっぱいになっている人は、本書でまずは「捨てる技術」を習得し、集中する段階へと入っていければ良いと感じます。
私自身、会社員時代は何もかも一人で抱えて仕事をしていたようなもので、組織に属しているメリットはほとんど感じませんでした。
全て一人で仕事をするくらいなら、組織で入っているメリットはないです。
それくらい一人で仕事を抱え、断らず、断れず、目の前の仕事を片っ端から取り組んでいたのです。

「何を捨て、何に集中するか」ということは、自分自身、今振り返っても難しいかもしれないけれど、この文章を書きながら会社員時代のことをもう一度振り返り見つめ直したい。
「自分の人生の時間を大切にしたい」

そんな気持ちにさせてくれた本でした。

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ

1.忙しい人。
2.断れない人。
3.優先順位のつけられない人。

主人公の女性と、エッセンシャル思考へ導いてくれる男性との今後が気になるマンガです。
「そこだけでも恋愛マンガにしてくれないかな。先が気になる」と思いました。
マンガと文章の組み合わせの本ですが、マンガだけでも引き込まれます。

優秀な人ほど陥りやすい『非エッセンシャル思考』とは以下です。

『非エッセンシャル思考』

優秀な人ほど自分にとって大事なことを見分けられなくなることも多い。
優秀で努力する人ほど成功のパラドックスに陥りやすい。
第1段階 目標をしっかり見定め成功へと一直線に進んでいく
第2段階 成功した結果「頼れる人」という評判を得る
第3段階 やることが増えすぎて時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。疲れるばかりですべてが中途半端になる。
第4段階 本当にやるべきことができなくなり、成功したせいで自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。
その結果、規律なき拡大路線に陥ってしまっている。
成功を求めることによって、人は失敗してしまう。
これが成功のパラドックス。

『エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方』は以下です。
見極め、捨て、1点に集中します。
見極めて、捨てることが大事です。

『エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方』

1.「選択」 
時間とエネルギーの使い道を選ぶことができる。
「やらなくては」ではなく、「やると決める」
2.「ノイズ」 
世の中の大半の者がノイズであって重要なものはほとんどない。
「どれも大事」ではなく、「大事なものはめったにない」
3.「トレードオフ」
すべてを手に入れることはできない。
「全部を終わらせよう」と考えるのをやめて「どの問題がいちばん重要か?」を考える。
「全部できる」ではなく、「なんでもできるが、全部はやらない」

自分のこころにグッときたところベスト3

第1位 90点ルールで大切なことだけを選ぶ。

ものごとを選ぶ際に迷わないコツは、基準をとことん厳しくすること。「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーだ」と考えるのです。
「絶対にやりたい!」か「やらない」かの二択にするのです。
そのための基準として、マンガ本編で取り上げた「90点ルール」が有効です。
「90点以上だ」と思えるものだけにイエスと言い、90点未満の点数はバッサリと切り捨てるのです。

私が会社員時代は断るという選択肢自体がなかった。
社内でも社外でも頼まれたことは「すべて引き受ける」、特にお客様からの依頼には「ノーはない。期待値の100%より1%でも超えて返す」を基本にしていました。

ノーと言えないのはとても苦しいことです。

お客様からは使い勝手は良いと思われていたはずです。
「お客様を選ぶ」ということもしたことがなかったので、「一緒に仕事をしたくない」と心では思っていても我慢して全て引き受けていたものです。
この「90点ルール」がいちばんグッときました。
見極める基準を持っていなかったからです。
これは仕事だけではなく、プライベートの誘いにも使えます。

「今、自分のしていることは90点ルールに当てはまっているだろうか」
この自問自答を習慣にして、時間の質を上げていきたいと思いました。

第2位 断り方を身につける。

1.とりあえず黙る。
2.代替案を出す。
3.予定を確認して折り返す。
4.自動返信メールを利用する。
5.どの仕事を後まわしにするか?
6.冗談めかして断る。
7.肯定を使って否定する。
8.別の人を紹介する。

今まで「迷ったらイエスと答える」という考えを持っていました。
誘いに迷ったら、とりあえず行ってみる。
そんなテンションで行って、良いこともあれば後悔したこともあります。
後悔したことの方が多かったかもしれません。
「もう少し考え、情報を引き出せていれば断っていただろうな」ということもたくさんありました。
飲み会も無益なものも結構あります。
自分に断る勇気がないことに気づくのに時間がかかりました。
勇気のない自分を認められなかったのです。
断れなかったために、後で「あれが人生のターニングポイントだったんだ。あのとき断っていれば」と長年悔やんでいることがあります。
それくらい「断れない」ということが、人生を狂わす一つの行動になってしまうということを胸に刻みつけておきます。

本書に書かれていた「とりあえず黙る」や「予定を確認して折り返す」といった行為は、簡単にできて効果のある方法です。

ノーと言うことは優秀な人の必須スキル。

この言葉を覚えておいて損はないです。

第3位 「今、何が重要か」を考える。

1.「今、何が重要か」を考える。
2.未来を頭の中に抱えない。
3.優先順位をつける。

どれも重要なことです。
やるべきことが多くて、やることリストを紙に書き出している人は本当に多いと思います。
私も今でも紙に書き出します。
頭に抱えていると焦りを感じてしまいますので、いったん紙に書いて外に出すことは有効な方法です。
紙に書いたリストを見て、本当に重要なことが何かを考える。
考えることに少し時間を割いても良いと感じます。

本当に重要なことは何か。

ついつい目先のことにとらわれがちになりますので、何度も繰り返し考えるようにします。
今、本当に重要なことは何か。
これがクリアできれば、他のことは流してできることもあるはずです。
他のことにとらわれ、いちばん重要なことに時間をさけなくなることだけは気をつけようと思います。

いつも一番大事なことから始める。

これにつきます。
自戒の意味も込めて、自分自身へこの言葉を捧げます。

あとがき

本書で何度も出てくる大事な1行で引用すると「99%の無駄を捨て1%に集中する」です。

私は捨てることが特に苦手であれもこれもと欲張ってしまいがちになります。
全てできそうな気がするからです。
毎日毎日「本当に重要なことは何か」と問いかけるだけで、生活の質が上がる気がします。

たった一つの言葉で人生が変わる。

エッセンシャル思考、読んでよかった本でした。

こーいちより

P.S. 本質を知り、本質を生きよう。

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こーいち

◆読書人 × ブロガー × ランナー ∞ 遊び人 × 添乗員 ◆新卒で旅行社に就職→営業職17年目に慢性蕁麻疹を発症→ガマンしながら1年6ヶ月働く→2018年12月より適応障害で休職中 ◆ふだんは朝4時からブログを書き(毎日更新)、午後は本を1冊読み(本4,333冊/漫画1,311冊)、10kmを走り(月150km/サブ4達成 )、子どもとドラクエ11で遊び、ときどき旅をしています。

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