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社畜を脱出する働き方がわかる本【読書感想文・書評】

投稿日:2019年8月30日 更新日:

脱社畜の働き方

親愛なる君へ

  • 「仕事が辛くて逃げ出したい」
  • 「我慢して仕事をすれば成長でき、報われると思っている」
  • 「会社とは距離感を持って付き合いたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

『脱社畜の働き方』日野 瑛太郎【著】を読みましたので、紹介します。
本記事を書いている私の読書量は、本日現在で一般書籍4,363冊+漫画1,320冊です。

本記事は、『脱社畜の働き方』を読んで、自分の心にグッときたところを3つ引用し、読書感想文を書いています。

この記事を読むことで、脱社畜をするための考え方がわかります。

社畜を脱出する働き方がわかる本【読書感想文・書評】

脱社畜の働き方

なぜこの本を読もうと思ったのか

会社員時代の社畜精神から抜け出したいと思ったからです。
本のタイトルを読んだ時に「社畜から脱出するヒントがこの本にあるかもしれない」と思い、購入しまいした。

本書では、まず精神的脱社畜、次に経済的脱社畜を目指すというように、段階を踏んで社畜を抜け出そうと述べられています。

精神的脱社畜…会社を絶対視しない考え方が身についた状態
経済的脱社畜…会社に頼らなくてもよいだけの経済的基盤を確立し、実際に会社との雇用関係を打ち切った状態

精神的脱社畜が本書のキモです。
社畜にならないための考え方が書かれています。
本書を読めば今までの会社の理不尽について「おかしい」と思えるようになります。

本書は5つの章で構成

目次

第1章.日本の職場は理不尽なことばかり
第2章.社畜にならないための考え方
第3章.僕が日本の仕事観に疑問を抱くようになるまで
第4章.プライベートプロジェクトのススメ
第5章.脱社畜の未来

『脱社畜の働き方』は、こんな人におすすめ

こんな方におすすめ

  • 社畜の働き方を変えたい人。
  • 会社に人生を支配されたくない人。
  • 仕事中心の思考から脱却したい人。

著者のプロフィールを引用します。

日野 瑛太郎
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。
大学院在学中、ウェブサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、失敗。就職する。

書名:『脱社畜の働き方』
著者:日野 瑛太郎
文庫:256ページ
出版社:技術評論社
発売日:2013/9/7


社畜を脱出する働き方がわかる本を読んで、自分の心にグッときたところベスト3

脱社畜の働き方

第1位 本当につらい時には、いつでも無理せずに逃げていい

本当につらい時には、いつでも無理せずに逃げていい。逃げ腰がつくとか、一人前の社会人になれないとか、そういうことを気にする必要はないと思う。
「どんなにつらくても逃げない」というのは確かに格好いいように思えなくもないけれど、そうやって自分を追い詰めてしまって、体や心を壊してしまうのは本当にもったいないことだ。
一度、体や心を壊してしまうと、再起までどうしても時間がかかるし、場合によっては元に戻れなくなることだってある。そうなるぐらいだったら、もうほかのことなど一切気にせずに、さっさと逃げてしまったほうが絶対にいい。
「逃げる」という行動を無責任だと言う人がいるけれど、僕はむしろ他人に対して「絶対に逃げるな」と言う方がよっぽど無責任だと思う。その言葉に従って自分を限界まで追い込んだ結果、その人が壊れてしまったとしたら、「絶対に逃げるな」と言った人は果たして責任が取れるのだろうか。自分に対して言うならまだしも、「逃げるな」なって絶対に他人に対して言うべきではない。
そもそも、「逃げる」ということは悪いことなんだろうか。
どんな場合でも一切逃げずに、必ず正面から立ち向かうというのが正解かというと、決してそんなことはない。軍隊だって、明らかに分が悪いと思えば撤退を考えるし、企業も採算が合わない事業があれば、その事業から撤退するという決断を下すこともある。このように軍隊や企業が合理的に「逃げる」という意思決定をしているのにも関わらず、個人レベルでは「逃げる」ことが悪いことだと言われなければならないというのはおかしいだろう。個人だって、分が悪い時は当然逃げていいし、そのことを恥じる必要もない。
生きるための手段にすぎない仕事が原因で、心や体を壊してしまう可能性があるという状況になったとしたら、それは合理的に十分「逃げる」ことを考えてよい状態だ。そういう場面で、「逃げる」という選択を下すことは、戦略的にも何ら問題はない。
逃げることを躊躇してしまう人は、真面目で責任感が強い人に多い。「ここで自分が逃げてしまったら、同僚や顧客に迷惑がかかってしまう」というように考えて、逃げられないと思ってしまう。責任感があることは立派なことだとは思うけど、体や心を壊してまで果たさなければならないような責任なんて基本的にはない。それに、体や心を壊してしまったら結局責任だって果たせない。本当にやばいと思ったら、その時は責任だとか、他人の迷惑だとか、そんなことは一切気にせず逃げてしまおう。自分の身を守れるのは、結局自分以外にはいない。

共感です。
思っていることを言葉に変えてもらった感じがします。
無駄な文章は1行もありません。

会社員時代の体験談

振り返れば、仕事は我慢、我慢の連続で八方ふさがりの状態。
担当しているお客様にいじめられ、社内ではやりたくない仕事を押し付けられ、口も聞きたくないような同僚に仕事の進め方を確認せざるを得ない状況。
仕事内容は面白くなく、我慢して、なんとかこなす。
「面白くないのは自分のやり方の問題」と自責化して考え、工夫して、ゲーム性を取り入れたりしたけれど、そんなに効果がない。
2017年6月から発症した慢性蕁麻疹は治らず、朝と夕方に薬を飲まなければ、かゆさで身体が大変なことになってしまう。
帰省するときや出張など宿泊が必要な際に、蕁麻疹の薬を忘れてしまったらこの世の終わり。
次の日は薬がないから、痒くて、痒くて、背中なんて洗濯板のようになっていて、宮崎県の観光名所『鬼の洗濯岩』が思い浮かぶ。
体は完全に壊れてしまっている。
毎日、我慢と鬱の連続。
心療内科にも通い、病院では涙が勝手に流れてくる。
抗うつ剤を処方してもらい、毎朝、薬を飲んでから会社に向かう。
会社では毎日嫌なことに出くわす。
家に帰って寝ても、夢でクレームを浴び続ける。

自分のことを「ノイローゼ状態かな」と疑ったことがありました。
何度も辞めようと思いましたが、自分の仕事を引き継いで苦しむ同僚が目に浮かぶと簡単には辞められなかったです。
逃げてしまって「会社に全く行かなくなりクビになったら、ラッキーかなぁ」と考えたこともありました。
獲得した添乗の仕事も「クレーマーと一緒に旅行に行くようなものだから、行きたくない」が本心でした。

カバンの中に辞表を入れながら、毎日「これが終わったら辞めよう」とか「これで最後だから」などのセリフを多用する日々を送っていたのです。

逃げてもいい。
逃げることも行動の一つ。
それが前に進むことにつながるかもしれない。

それだけは胸に刻み込んでおくべきです。

第2位 「成長できるか、できないか」と「厳しいこと、つらいこと」には関係がない

これは仕事における成長も同じことで、別に厳しい環境やつらい環境に自分を置かなくても、仕事の中に学習機会を見出すことができればそれだけで問題なく人間は成長できるはずだ。逆に、どんなに厳しくてつらい環境に身をおいても、学習機会が仕事の中で見いだせなければ成長することはできない。こういう事実を無視して、「仕事はつらい分だけ、人は大きく成長できる」と言ってしまうのは、仕事のつらさや厳しさを「成長」という美しい言葉で誤魔化そうとしているだけに僕には思える。
「成長できるか、できないか」と「厳しいこと、つらいこと」には関係がない。楽しみながらだって、人は成長できる。わざわざつらい思いをする必要は、全くない。どうせ成長するなら、楽しく成長したほうがいいに決まっている。

「仕事は自分を成長させるためにある」というのは、よく思っていることです。

どんなにつらい時や押し付けられた仕事を我慢してやっている時などでも、この仕事をやる自分への言い訳として「成長」というキーワードに逃げてしまうのです。
「やりたくないけれど、この仕事をやれば成長できるんだ」と。

我慢=成長ではない

成長につながらないような単調な仕事でも「成長」という言葉でごまかす。
仕事の辛さ、厳しさを「成長できるから」の言葉で誤魔化してしまう。
もっと言えば自分の正直な気持ちを誤魔化してしまっているのです。
本当はやりたくないことなのに、これは全て成長のためなのだと。

仕事を断れない自分への慰めのように聞こえてきます。

今の仕事で成長できていますか?
成長できていなくても楽しめていますか?
そもそも何のために成長したいのですか?

今一度、自分に問いたいです。

第3位 会社はあくまで取引先、ビジネスパートナーである

会社で働く自分のほかにもう一人、会社の状況を客観的に判断して、個人としての人生を舵取りする自分を常に持つように心がけよう。会社の言うことに関しては、常に裏の意図を探るようにしよう。間違っても、自分を会社の「一員」だなんて思わないことだ。会社はあくまで取引先、ビジネスパートナーである、という意識は常に忘れずにいたい。

「取引先」の言葉に共感です。

以前、会社の上司が「会社は家族のようなものなんだ」と言っていたのを思い出しました。

「みんな家族のようなもの」と何度も聞いて、その時は「確かにそう通りだなぁ。何か困ったら助けてくれる人もいるし、教えてくれるし。兄弟みたいな先輩もいるし、親のように叱る上司もいるなぁ」と思っていましたが、今では疑問です。

体を壊してももちろん会社や先輩が治してくるわけでもないし、薬代をもらえるわけでもない。
体調不良で会社を休んでしまったら、迷惑をかけたようで罪悪感が湧いてくるし、むしろ責められる可能性もある。
今となっては一緒に働いて安心感を持てるのは、ごく一部の先輩だけ。

会社に依存しすぎてもいけないし、常に対等な関係でいましょう。

こちらから関係は選べる自由さ、適度な距離感があったほうが緊張感があります。
会社のために生きているわけではありません。
このような考え方が脱社畜の第一歩です。

社畜を脱出する働き方がわかる本【読書感想文・書評】『脱社畜の働き方』日野 瑛太郎【著】まとめ

脱社畜の働き方

本記事では『脱社畜の働き方』日野 瑛太郎【著】の読書感想文を書きました。

社畜になりたい人はいない

「会社の言いなりになり、お金のためだけに自分の時間を奴隷のように捧げる生き方」
そんな社畜になりたい人はいないと思います。

会社員時代の私は完全なる社畜で、体を壊してようやく社畜から抜け出すことができました。

本書をまとめると下記です。

逃げてもいい。
自分の身は自分で守る。
成長という言葉に逃げない。
会社とはあくまで取引先。

本書を読む前と、読んだ後では、気持ちが少し楽になったのがわかります。

本書を読んだ全ての人が、目が死んだ社畜のような働き方から抜け出し、一人でも多く社畜の考え方から抜け出せることを祈ります。

以上、『社畜を脱出する働き方がわかる本【読書感想文・書評】』についての記事でした。

こーいちより

P.S. 脱社畜しよう。



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◆読書人 × ブロガー × ランナー ∞ 遊び人 × 添乗員 ◆新卒で旅行社に就職→営業職17年目に慢性蕁麻疹を発症→ガマンしながら1年6ヶ月働く→2019年2月より適応障害で休職中 ◆ふだんは朝4時からブログを書き(毎日更新/月1万PV)、午後は本を1冊読み(本4,367冊/漫画1,328冊)、10kmを走り(月100km/サブ4達成 )・プールで3,000mを泳ぎ(週に2回)・5kgのダンベルで筋トレ(週2回)、子どもとPS4(ドラクエ11、バイオハザード5)で遊び、ときどき旅をしています。

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