親愛なる君に
- 「困難にぶつかると逃げてしまう」
- 「継続できなくて悩んでいる」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
『最後までやりとげられる自分に変わる本』中谷 彰宏【著】を読みました。
本記事を書いている私の読書量は、本日現在で一般書籍4,360冊+漫画1,319冊です。
本記事は、『最後までやりとげられる自分に変わる本』を読んだ読書感想文・書評を紹介します。
この記事を読むことで、物事を継続するコツ、最後までやり遂げるコツを知ることができます。
目次
最後までやりとげるコツがわかる本【読書感想文・書評】
何について書かれた本か
「物事を継続するコツや、最後までやりとげるにはどうすれば良いか」など、持続力の達人になるための54の具体例が書かれています。
「物事を継続できる力をつけたい」という思いで、本書を手に取りました。
始めたら最後までやらないと気がすまないタイプですが、継続することは苦手意識があるからです。
ブログはなんとか毎日更新を継続していますが、水泳やランニングは毎日の継続が困難で多くて週2回にとどまっています。
印象に残ったフレーズ
下記のとおりです。
・物事を継続するには、とにかく簡単なことを毎日やる。
・休みたいときは無理せずに休む。
・結果が出ない時でも焦らずに続けることが大事。
・頑張りすぎないこと。
・通し番号をつけることでやる気を出す。
中谷彰宏さんは元博報堂のコピーライターで、文章が心に刺さります。
本書は4つの章で構成
目次
第1章.なぜ、「続ける人」が成功するのか。
第2章.楽しく続けられる人の”手の抜き方”は、ここが違う!。
第3章.「好きな人」は、君をこんなに変えてくれる。
第4章.「そんな程度でいいの?」で、面白いほど”続ける力”が目覚めだす。
文章は読みやすく、わかりやすく、131ページと少ないため、一気に読み切ることができます。
『最後までやりとげられる自分に変わる本』は、こんな人におすすめ
こんな方におすすめ
- 最後までやり通すのが苦手な人。
- 友達や恋人とのつき合いが、長続きしない人。
- 頑張っているのに、くじけそうになっている人。
著者のプロフィールを引用します。
中谷 彰宏
1959年4月14日、大阪府堺市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。
博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。
書名:『最後までやりとげられる変わる本』
著者:中谷 彰宏
文庫:131ページ
出版社:全日出版
発売日:2004/6/13
最後までやりとげるコツがわかる本を読んで、グッときたところベスト3
グッときたところをベスト3形式で引用します。
第1位 1つが持続できると、ほかのこともできる
持続力をつけようとする人は、仕事・勉強・恋愛、なんでも一気に続けようとして、失敗します。
体力にも時間にも精神力にも限りがあります。
全部は続けられません。
一気に全部のことを続けようとすると、「自分は何一つ続けられないダメな人間だ」と自分で自分に烙印を押すことになります。
なんでもいいから、一つ持続できるものを持つことです。
一つ持続できるものを持つと、ほかのものも自動的に続けられるようになります。
仕事・趣味・恋愛・勉強で、これは続けてみたいと思うもの一つにエネルギーを注いでみればいいのです。
あとのものは、エネルギーを注がなくても持続力が鍛えられて、自動的にできるようになるのです。
仕事は持続できても恋愛は持続できないという人はいません。
仕事が忙しくて恋愛が短期間で終わってしまう人は、実は仕事もちゃんと続けてられていないのです。
持続力は、難しいことを続ければつくのではありません。
一番簡単なことで達成しておけば、最後までやりとおしたという経験が自信につながるのです。
なかなか最後までやり通すことができない人は、上記の言葉がおすすめです。
まずは一つのことを続けることを中心に生活をまわしていき、持続力をつけることです。
私の場合はまずランニングすることであり、筋トレです。
筋トレはなかなか続きません。
習慣化する前にやめてしまうのです。
気がついた時にやるくらいなので、週に1回やればいいほうです。
ランニングを続けたことで得られた達成感や持続力を、筋トレにも活かしていきます。
物事の継続にはどんな簡単なことでもバカにせずに、「習慣化するためには必要な一つのこと」と心に刻みつけました。
第2位 変化のない時の努力は、3倍効果がある
メキメキ上達している時や実績が上がっている時は、誰でも続けられます。
成長は、コンスタントな右肩上がりにはなりません。
フラットなゼロ成長状態が長く続いて、一気に成長するのが、成長曲線の特徴です。
成長は、なんの変化もない時間のほうが長いのです。
やめてしまう人のほとんどは、ゼロ成長に耐えられません。
「こんなに頑張っているのに」と突き当たったままなのです。
なぜ成長しないのかと思案してしまうのです。
成長する瞬間は短いことがわかれば、ゼロ成長の時間が長くても平気になれるのです。
サボっている人は何も悩みません。
コツコツ頑張っていて、ある瞬間成績が下がると、あせります。
頑張っているのに、理由もなく成績が下がったところで、ほとんどの人はやめてしまうのです。
トレーナーや先輩は、バーンと跳ね上がる瞬間がわかります。
そのサイクルを一度経験しているからです。
トレーナーやコーチを信用できずにかえるのは、伸びる直前に、台無しにしていることになるのです。
この文章で心臓をギュッとつかまれました。
ランニングにおいて、走っても走っても速くならない、むしろ記録は落ちていく。
マラソン練習でよく感じていたのです。
練習が結果に反映されないと、モチベーションは上がりません。
伸びないときを我慢して、いずれ伸びる瞬間を信じて、練習を積み重ねる。
継続するには自分を信じることが必要です。
「信は力なり」という言葉がありますが、ただ信じるのではなく「ゼロ成長が続いても、練習すれば伸びる時期がやってくると信じれば力に変わる」と解釈できます。
いつか伸びることを信じて、途中で投げ出さないことが大事なのです。
第3位 持続力とは、頑張りすぎない力
「もっと頑張れ」とアドバイスをするのは簡単です。
もっと頑張ることは、それほど難しいことではないのです。
難しいのは、頑張りすぎている自分を抑えることです。
力を緩めるのは、頑張ることよりはるかに難しいのです。
持続力は、「もっと頑張ること」ではありません。
「頑張りすぎない力」です。
目標をいくつも抱え込むことは、欲をいくつも抱え込むのとまったく同じです。
「ほめられたい」「お金儲けをしたい」と言うと、欲深い印象があります。
「頑張りたい」というのも、実は「欲」です。
誰にほめられるかは関係なく、ただ自分のために頑張りたいということも、実はお金儲けしたい、モテたいというのと同じ「欲」なのです。
頑張っている人には「頑張りすぎないでね」と声をかけたいです。
その人が頑張り屋なのは十分知っているからです。
「無理をしないでね」と、アドバイスしたいです。
その人が限界まで自分を追い込んでしまうからです。
時には頑張りすぎず、力を抜いたほうが上手くいくこともあります。
「頑張りすぎないことで、持続することができる」という思いが、本書から伝わってきます。
最後までやりとげるコツがわかる本【読書感想文・書評】『最後までやりとげられる自分に変わる本』中谷 彰宏【著】まとめ
8割がた有益な本でした。
読み終えた時、ドッグイヤーばかりだったからです。
具体例はグッときたところベスト3に書きましたが、書き足りない印象的なフレーズはツイートしておきました。
本書を読んで「とにかく簡単なことを毎日始めよう」と決意しました。
ランニングでも読書でも、「このくらいでいいの?」と言われるくらいハードルを下げるのです。
凄いことをたまにやるよりも、簡単なことを毎日やるほうが大事。
物事を継続するのが楽しくなりそうです。
こーいちより
P.S. 簡単なことを毎日やろう。
» 中谷彰宏さんの他の著書
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